本日の記録
作業時間 09:00〜18:30
掘削記録 10cm(深度1,110cm)
開始水位 557cm(水深543cm)
作業の準備
井戸底の小石が全然浚えないので、逆流防止具を改良しました。
前回は鉢底ネットを円筒状に巻いていましたが、一枚だけ扉状に切りました。ずっこけないように、ステンレス針金で内側から支えるように結束しました。効果はどうでしょうか。
小石浚いの逆流防止具を改良しました |
道具と材料
・オーガ本体+エクステンション×2+延長パイプ×5=1,192cm
・突き棒2号+塩ビHIVP25×200×6=1,360cm
・チゼル型アースクラッシャー
掘削の状況
前回、最後に井戸底を突き棒2号で突いたら、団結層から粗砂層に変わったようでした。
今日は先ずは突き棒2号で井戸底を解して、オーガで剥ぎ取る作戦です。団結層になる前の掘削方法です。突き棒で突くと確かに井戸底が解れる感覚があります。
次いでオーガの投入ですが、ガリガリとまだ引っかかる感触があります。団結層を突破したはずなのですが…。オーガを引上げると鉢底ネットには僅かに粗砂が入っているだけです。
再度オーガを投入して回転させますが、今度は回転が止まりました。また石と衝突しています。梃子で引上げるとうまく引っかからない。うーん、団結層のときと同じです。井戸底で衝突しているのか、井戸壁で衝突しているのかわかりません。梃子がダメなのでウインチも試しましたが、やはり引っかかりが直ぐに外れてしまいます。
オーガに力を入れて頑張りましたが、進展しません。オーガを引上げると鉢底ネットが二段目で引きちぎれています。これで判りました。井戸壁で石と衝突してます。
ポンプ式井戸掘り器で浚うと、ネットリ泥水と小砂利が揚がりました。これって団結層と同じやん。アースクラッシャーの出番です。
鉢底ネットが破壊されました |
オーガ掘削後、一回目はネットリ泥水と 小砂利が揚がりました |
アースクラッシャーの投入前に、チャックその他を点検します。一番気にしてたのはチゼルの受けボルトです。ユニクロの全ネジは直ぐに曲がってしまったため、高力ボルトに変更しましたが、結果はどうでしょうか。
鉄生地なので、チョイ錆びてましたがさすが強度12.9のクロモリ鋼ボルトです。異常ありません。
ついでに、鉛ペレットを11個から5個に減量しました。約10kgの減量です。減量しないと重過ぎて、自分の体力では運用できません。減量したことで、滑車を使って手繰ることも出来るようになりました。ドッシンドッシンと井戸底に打ち込むこと30分、もちろん休憩込ですが。アースクラッシャー自体は5cmほどしか沈みませんでした。
打ち込み終了後のアースクラッシャー引上げですが、減量してもやはり大変です。途中で休憩できるように、手持ちパイプに吊りバンドで保持ロープを追加しました。手が震えていたため、ボルトを井戸穴に落してしまいました。ベニア板で井戸穴カバーはしてありましたが、隙間からスッと落下。井戸浚いすれば拾えるでしょう。
ポンプ式井戸掘り器で、浚うと粗砂がたっぷり揚りました。でも、大部分は井戸壁から崩れた粗砂でしょうね。なぜかボルトは揚がりません。
チゼルチャックを点検、高力ボルトは問題なし |
アースクラッシャー打ち込み後一回目、 粗砂が大漁です |
オーガの再投入です。
アースクラッシャーの打ち込みで、オーガを邪魔していた井戸壁の石は、とりあえず除去できたようです。でも、ガリガリ、ガシガシと小砂利がオーガに当たります。深度も全然稼げません。厳しいー。
とりあえず、補修したサイドブレードはフルパワーを掛けても問題ありません。素人溶接でしたが、そこそこ上手くいったようです。部材の肉厚も上げてため、井戸底の石を砕いても歪まなくなりました。
更にオーガで頑張ります |
オーガで頑張って掘り下げた、粗砂&小砂利です |
感想と構想
深度10mを越えてから粗砂層に突入しました。ボーリング図によれば「礫混じり粗砂」です。確かに数10cm毎に砂利混じりの層とぶつかりました。でも11mになったら、もう砂利の中を掘り進めているようです。朝から頑張っても10cmしか掘削できません。
小砂利は角が立っています。オーガが砕いたものでしょう。オーガがガリガリと悲鳴をあげるはずです。
しかし、突き棒2号で突いても石の感覚はしないんですよね。これが不思議です。小砂利が固まっていて、突き棒で突くとその塊が崩れているのでしょうか?チゼルもあまり有効ではないようです。
次回は竹槍型アースクラッシャーを投入してみましょう。
今日掘り揚げた小砂利を洗ってみました |
先週までの粗砂層です |
実際に掘り揚げた土砂を比較すると、土層の変化が判りますね。
この砂利層はあとどれ位、続くのでしょうか。1m?、3m?、10m?? それとも1cm?!
いやー、井戸掘りは楽しいですわ。汗
アルバム
2015年2月28日 |
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