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投稿日 2015年9月17日木曜日

可動式ウインチアームの見直し

道具の検討


張出しブラケットを使ったウインチのアームを作りました。これはヤグラの支柱の単管に、単管の切れ端を丁番にしてブラケットを接続しました。これで引上時と収納時にウインチを可動できるようにしました。
先日稼働させましたが、問題が3点。

問題1
ウインチの稼動時に丁番部分が捩れて、ウインチのドラムが傾き、動作不良になりました。

単管を平行に繋ぐため、自在クランプを使ったのが原因でしょうか?
それならばと「平行クランプ」をネットで探しましたが、普通は売ってないようです。42.7mmの農業用の「平行クランプ」は見つかりましたが、48.6mmを販売しているのは1社のみ。それも在庫不明で、有っても箱売です。ぐぬぬ!!
平行クランプの探索はいったん中止。

そもそも、自在クランプが原因なのでしょうか。足場単管を平行で繋ぐ用途は、世の中に普通にあるはず。平行クランプが一般に販売されていないって事は、自在クランプを使っているのでしょう。ならば、自在クランプでも問題ないはずです。なら、なぜ捩れてしまうのか? また観察です。

単管の丁番部分の写真がありました。30cmの短単管を自在クランプで支柱の単管に繋いでます。回転時に横棒を繋ぐクランプがぶつかるので干渉しないように位置を調整しています。

回転だけを考えて短単管を繋いでました
(撮影:2015/9/13)

この写真を見て原因が判りました。短単管のクランプ位置が拙い。長さ30cmの内、15cm程度しか丁番として機能していません。2個のクランプで繋いでいますが、この間が短かいため、捻れ応力に耐え切れないのでしょう。結果として締めつけたはずのクランプが滑って、アーム全体が歪むと見ました。
支柱と短単管を繋ぐクランプは、短単管の上下末端に設置し、ブラケットのクランプはその間に繋げば、捻れに対して強度が上がるはずです。これでダメなら、短単管を60cmぐらいのモノに交換すればよろし。後で配置図を描いておきます。
解決!!



問題2
ウインチの稼動時に、ブラケットに繋いだウインチの1穴クランプがズレて、ウインチのドラムが傾き、動作不良になりました。

48.6mmの単管横棒に、インパクトドライバで1穴クランプのボルトを締め付けた時は問題ありませんでした。今回はバッテリー切れで、人力で締め付けましたが、トルクが足らなかったと思われます。次回、バッテリー充電を忘れなければ大丈夫かと。

一点気になるのは、ブラケットの細い単管です。42.7mmの支柱用の単管です。1穴クランプは兼用です。人力とは言え、レンチを使って結構強く締め付けたつもりです。それでもクランプは滑ってしまいました。単管径が細いと梃子の原理で、クランプに掛かる力も強くなります。このために滑ったのかもしれません。根本原因がこれだとすると、インパクトドライバで締め付けても、同じかも知れません…。どうしたもんだか。

ピコーン、思い付きました。

ブラケットの42.7mm単管に、長さを合わせた48.6mm単管を自在クランプで平行に繋いで、ここにウインチを接続すれば良いのでは?
行けそうな気がします。インパクトドライバで締め付けてもダメなら、この作戦で行きましょう。材料の手配が別途必要になります。
解決!!



問題3
張出しブラケットの長さが足りません。

予定ではブラケットの縦パイプにオーガの保持ロープを引っ掛けようとしました。しかし、ブラケットの長さが足らないため、縦パイプがウインチの裏側になり、上手くいきません。仕方がないので、縦パイプにクランプを繋いで伸ばしました。ここに保持ロープを引っ掛けていますが、井戸穴のセンターからズレているようで、今度はアンテナマストの接続・分離が渋くて上手くいきません。

冷静になって考えると変です。よっちゃんの写真から、張出しブラケットの全長は45cmのはずです。頭の中では上手くいくはずでした。なんで問題になったのでしょうか? 実際の長さを測っておくべきでした。
写真があるので、位置関係は判ります。

上手くいった固定ウインチアーム
(撮影:2015/9/6)
可動式ウインチアームの引き上げ位置
(撮影:2015/9/13)
可動式ウインチアームの収納位置
(撮影:2015/9/13)

上手くいっていた固定式と、問題のある可動式のウインチアームの配置図を描いて比較してみます。ついでに単管丁番のクランプの配置も確認しておきましょう。

上段は固定式、下段は可動式ウインチアーム

図面を描いているうちに判りました。ウインチの取り付け位置を間違えています。
「ブラケットが短い」ということが頭にあり、ウインチをブラケットの目いっぱい先に取り付けていました。縦パイプはセンターにあるはずですが、ここにクランプを繋いでいるので、保持ロープを掛けるとセンターからズレてしまったのでしょう。
ウインチの取り付け位置を調整すれば、解決です。これでウインチの取り付け位置が、単管丁番側に移動します。梃子の原理で、単管丁番に掛かる負荷も軽減されるはずです。捩れ対策にもなり、一石二鳥です。
解決!!


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