調査と研究
揚水試験の結果から、必要深度を求めます。今回は実運用に合わせてもう少し正確に…。
井戸穴は口径75mm、深度11.8mです(撮影:2015/3/21) |
◆井戸穴の状況
径:75mm、深度:12m、出水位置:6m
→井戸壁の面積2πrh:1.4m^2
→井戸穴を150mmまで拡張:2.8m^2(面積比2倍)
※100mmのケーシングパイプ挿入のため、150mmまで拡張する想定で試算します。
◆井戸の湧水量
3/21測定:2.5L/min
→井戸穴拡張後推定:5.0L/min
◆手押しポンプ32型のスペック
揚水性能:30〜50L/min
→実揚水量:15〜25L/min
※自分の体力から、手押しポンプで切れ目なく揚水できる量の試算です。
整いました。
現在湧水している地下6〜12mの範囲の井戸穴を150mmまで拡張した想定湧水量が5L/min。手押しポンプの実揚水量が15〜25L/min。少なくとも井戸壁の面積を3倍にしなければならない事が判りました。
井戸穴の径を変えないなら、後、6m分が2個。つまり深度24mが必要深度です。
井戸穴の径を倍の300mmにすると、必要深度はプラス3mで15mです。
どちらもかなり厳しいです。
水量豊かな帯水層を掘り当てて、ジャブジャブ水が湧水してくれないかな?
今後は1m掘削する度に、揚水試験をやってみます。
感想と構想
今のままだとすると、径150mm×6mで約30Lの貯水量になります。この量だと手押しポンプで2分程で空になります。湧水量は5L/minなので6分間休むと元の貯水量に戻る計算です。
この貯水量だとエンジンポンプで揚水して、ホースで散水することはできません。しかし、手押しポンプで揚水して、ジョウロで散水する分には十分な量です。ポリタンクで自宅から水道水を運ぶのに比べたら、断然楽です。使っている内に地下の水道(みずみち)も太くなるかもしれません。
0 件のコメント:
コメントを投稿