道具の検討
先週(3/6)、井戸掘り中に深度34m付近から、井戸掘り道具の回収に失敗しました。
週末の作業に向けて、回収方法をずっと検討していました。そもそも、何故井戸底で道具が噛んでしまうのかも不明です。
砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)の回収に失敗したのは、ハンドルと持ち手パイプの問題です。複合滑車(ダブルタイフーン)を使って、ハンドルを回しながら引き上げていますが、ハンドルが高くなり過ぎました。足場が心もとないです。
ねじなし電線管の持ち手パイプを外せば良いのですが、最後に挿げたのが180cm定尺パイプのため、外すに外せません。
SD2をハンドル高さ160cmまで引き上げましたが、 限界です (撮影:2016/3/6) |
と言う事で、今週考えた対策です。どーぞー。
対策案1 持ち手パイプを切断する
最初に考えたのがこれです。180cm定尺パイプを切断して、ボルト穴を開けてハンドルを取り付けるというものです。そもそも、末端に挿げたのが定尺パイプでなければ、問題は起きなかったはず。45cmか90cmの短尺パイプだったら、取り外すだけでOKなのですから。
ただし、定尺パイプを半分の長さの90cmで切り出すか、45cmで切り出すかが問題です。今後の使い回しを考えると45cmが良いのですが、45cm分を切り出しただけで、次の接続部のボルトまで、地上に引き上げられるか微妙です。
問題がもうひとつ、ドリル穴を開けるにはインパクトドライバーが使えますが、W5/16のボルト穴を開けるには径8.5mmのドリル刃が必要です。インパクトドライバは六角シャンクのドリル刃でないと装着できません。径8.5mmで六角シャンクのドリル刃って売ってるかな?
それにねじなし電線管を切断する方法がありません。金鋸の刃も買出しに行かないと。
対策案2 単管パイプで足場を組む
これなら簡単。SD2の回収に失敗したのは、足場が悪いからです。
ヤグラを支持台にして、単管で足場を組めば、問題解決でしょう。足場さえしっかりしていれば、180cm定尺パイプを引き抜くまでハンドルを回せます。
問題は資材の買出しです。単管パイプが何本必要なんだろ。図面を描かないといけません。
対策案3 定尺パイプに長ボルトでハンドルを付ける
オーガのハンドルを外して、定尺パイプに直接ハンドルを付ける案です。長ボルトでなくても良いのですが、15AのSGP管コネクタのボルト穴に長い金属棒を差し込めば、ハンドルの代わりになるでしょう。ボルト穴は8.5mmなので、適当な材料があればハンドルになるはず。
問題は適当な材料が当地のホームセンターで見つかるかどうかです。
問題がもうひとつ。SD2は井戸穴にガッチリ噛んでいます。ハンドルをフルパワーで回さないと歯が立ちません。SGP管コネクタのボルト穴の一箇所に金属棒を差し込んで、ボルト穴が耐えられるかどうかが心配です。
できればボルト穴2個を使って力を掛けられると良いのですが…。金属棒を2本差すか?
対策案4 定尺パイプにマルチアングルでハンドルを付ける
ボルト穴2個で閃きました。定尺パイプにマルチアングルで、ハンドルを接続する台座を取り付けましょう。この台座に同じくマルチアングルを、ハンドルとして取り付ければ良いのです。
やはり、明日は買出しです。マルチアングルの仕入れと、それに寸法切りも必要です。ちと、面倒い。
待て待て、どこかにストック品があったはず。
昔、AVデッキの台をマルチアングルで組んでいましたが、引越しのときにばらした覚えがあります。明日、探してみましょう。
番外編 パワーウインチで力尽くで引き抜く
一昨年末の某事故で購入したパワーウインチがあります。最大荷重1トンまで掛けられるウインチです。これなら、井戸底で噛んでいるSD2でも引き上げられるでしょう。土砂の井戸壁に鋼鉄の道具が引っ掛かっているだけです。1トンの荷重を掛ければズルズル上がって来るはずです。
最大荷重1トンまで対応できます (撮影:2014/12/30) |
でも、失敗したら?
ねじなし電線管を連結しているボルトが破断するかもしれません。この間、幾つかボルトを交換しましたが結構痩せていました。
ボルトが破断しなくても、ねじなし電線管やSGP管のコネクタのダメージが大きいでしょう。それどころか、もし引き上げに失敗したら…、
リカバリ方法が思い付きません。
今回は止めておきます。
感想と構想
一週間の内に、井戸底のSD2の上に、ヤマ(井戸壁の崩落)で土砂が積もっていないか心配です。
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