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投稿日 2016年7月16日土曜日

砂利層、畏るべし

本日の記録


作業時間 9:00〜19:00
掘削記録 13cm(深度3,923cm) 
開始水位 588cm(水深3,322cm)

本日はお昼頃に一瞬晴れましたがほぼ一日曇りでした。気温は余り上がらなかったのですが、昨日の豪雨の影響で湿度が高く、ムシムシして辛い。

前回(7/10)の作業終盤で砂利層に突入しましたが、今日も砂利と戦う一日でした。中々掘り進められません。


道具と材料


・オーガ本体+延長パイプ×21=3,870cm
・突き棒2号+塩ビHIVP25×200×17=3,570cm ←最近、使ってません
・砂回収器3号:ブルネンファウスト(BF)


掘削の状況


砂回収器3号:ブルネンファウスト(BF)を投入します。
BFを井戸底に降ろすと、20本目の180c​m定尺パイプに90cm短尺パイプと45cm短尺パイプを挿げ足して​、パイプ頭は高さ156cmです。
持ち手パイプを上げ下げしたら、パイプ頭が高さ144cmまで下がりました。

砂収納状況:12cm残り:168cm

前回(7/10)、ハンドル高さ60cmまで掘り下げたので、高さ146cm分の土砂が溜まっていました。土砂、溜まり過ぎ。
これではハンドルを繋げても、高過ぎます。

砂回収器3号:ブルネンファウストを
投入します

BFが着底しました、
20本目の180cm定尺パイプに
90cm短尺パイプと
45cm短尺パイプを挿げ足して​、
パイプ頭は高さ156cmです

持ち手パイプを上げ下げしたら、
パイプ頭が高さ144cmまで下がりました

45cm短尺パイプを取り外して、ハンドルを繋げました。ハンドル高さは150cmです。

45cm短尺パイプを取り外して、
ハンドル高さは150cmです

BFを井戸底に押し込みます。土層の締りは中位です。砂利は感じません。
BFが下がって行きます。

BFがハンドル高さ60cmまで下がりました。ハンドルが低くなりました。持ち手パイプを延長します。ここまでの所要時間は5分間です。

砂収納状況:102cm(+90cm)残り:78cm

BFがハンドル高さ60cmまで下がりました

BFに45cm短尺パイプに挿げ足しました。ハンドル高さは110cmです。

BFに45cm短尺パイプに挿げ足しました、
ハンドル高さは110cmです

BFを更に井戸底に押し込みます。土層の締りが強くなりました。そして、ハンドル高さ65cmで砂利に当たりました。最深部まで残り5cmですが、砂利がまとまって沈下しているようです。掬い上げ作戦で、BFを押し込みます。

そして、BFがハンドル高さ60cmまで下がりました。掘り下げ済の最深部、深度39.1mに到達です。ここまでの所要時間は15分です。

砂収納状況:152cm(+50cm)残り:28cm

BFがハンドル高さ60cmまで下がりました

深度39.1m、ここから新たな掘り下げです。ハンドル高さ60cmでいきなり、石に当たりました。先週、ここまで掘り下げた時は砂利層でした。それの続きのようです。
石が固くて突破できません。押してダメなら引いてみな、ってことでハンドルを逆回転させると、ハンドルが高さ58cmまで下がって石を突破できたようです。

更にBFを井戸底に押し込みます。石は突破できましたが、ハンドル高さ55cmになると、BFが下がらなくなりました。爪部に砂が詰まったのでしょうか?
ハンドルを全力で持ち上げ、BFを井戸底に向けてエイヤッと押し込みます。ピストンのように、爪部に詰まった土砂を内部に押し込む作戦です。もう一度、エイヤッと!!

BFを持ち上げて押し込んだことで、先端の動きが良くなりました。ハンドルを回してみると、どうやら、大きな石があるようです。井戸底で突っ掛かかるようになりました。今度は浚い上げ作戦です。爪部で石を引っ掛かけて、石を引き剥がします。

石が突破できません。掬い上げ作戦を30分以上続けていますが、取り込めません。余程大きな石なのか?
石に爪を引っ掛けて、エイヤッと引き上げます。ハンドルが徐々に回転しているので、石は動いているはずです。でもハンドルを回転させると突っ掛かります。ダメです。

ハンドル高さは52cmまで下がりました。押してダメなら引いてみな。ここでハンドルを逆回転させます。何だか1回転したようです。行けたか? もう一度回転させると、また突っ掛かりました。引いてもダメです。

もう、1時間以上経過しました。暑さと湿気で、体力の消耗が激しい。
右回転(進行)に戻して、掬い上げ作戦を続行です。今度は、石に爪が突っ掛かった時点で、ハンドルを小刻みに上げ下げして、爪を石の下に潜り込ませます。これで土砂に埋もれた石が浮くはず。このタイミングでハンドルをフルパワーで回します。ズルリとハンドルが1回転しました。更にハンドルを回転させます。抵抗がなくなりました。石を取り込めたようです。ハンドル高さは50cmまで下がりました。


いやー、強敵でした。余程大きな石だったのか? 引き上げて現物を拝むのが楽しみです。石はBFの内部に取り込めましたが、逆止弁の中まで押し込まないと、こぼれ落ちてしまいます。コネクタの長さ4cm、逆止弁の直径約6cm、合わせて10cm以上は押し込まないといけません。

BFを更に井戸底に押し込みます。ところがハンドル高さ49cmでまた突っ掛かりました。石です。砂利層だから仕方ないのですが、めげそうです。(泣)
掬い上げ作戦で石を引き剥がします。今回は小物でした。BFがハンドル高さ47cmまで下がって、突破しました。

更にBFを井戸底に押し込みますが、また下がらなくなりました。爪部に土砂が詰まったようです。掘削面に給水して、ピストン作戦で詰まった土砂を内部に押し込みましょう。ハンドルを引き上げると、固くて動きません。ん? おかしいなー…。

複合滑車(ダフルタイフーン)で引き上げますが、上がりません。噛んでいます。ぐぬぬ!!
新たに井戸底を掘り下げたのは僅か13cmです。先ほど取り込んだ石も確保できていません。ここで引き上げたら、たぶん石はこぼれ落ちます。でも、計算したらBFはお腹一杯のようです。仕方ない、引き上げましょう。ここまでの所要時間は4時間です。疲れ果てましたわ。

砂収納状況:178cm(+13cm×2)残り:2cm

井戸底で噛んだBFは、複合滑車(ダブルタイフーン)で高さ124cmまで引き上げて、引き抜くことができました。これなら軽症です。

BFで新たに掘り下げ、
ハンドル高さ47cmまで下がりました、
井戸底で噛んでいて引き上げられません

BFを複合滑車(ダブルタイフーン)で
高さ124cmまで引き上げて、
引き抜くことができました

BFを引き上げました。BFの中身は土砂が溢れていました。
BFの逆止弁は砂で詰まっていました。取り込んだ石が見えます。
土砂が詰まったために、たまたまですが石を確保できました。逆止弁が正常に作動したら、こぼれ落ちたはずです。

BFを引き上げました、
BFの中身は土砂が溢れていました

BFの逆止弁は砂で詰まっていました、
取り込んだ石が見えます

BFから土砂を排出しました

BFで浚い揚げた土砂を笊で篩い分けました。丸っこい石が手を焼いた犯人です。
石のサイズは5.5×3.5×2.5cmでした。大して大きくありません。しかし、丸みがあるため、BFの爪が引っ掛らなかったようです。鋼管が擦れた銀色の筋が見えます。

BFで浚い揚げた土砂です、
丸っこい石が手を焼いた犯人です

石のサイズは5.5×3.5×2.5cmでした



2回目、BFを再度降ろして、新たに井戸底を掘り下げます。
BFを井戸底に降ろすと、21本目の180c​m定尺パイプを挿げて​、パイプ頭は高さ161cmです。
BFの持ち手パイプを上げ下げしても下がりません。ウインチで引き上げてフリーホールで打ち込むと、パイプ頭が高さ137cmまで下がりました。

砂収納状況:24cm残り:156cm

この打ち込みが大失敗でした。本日のノルマ45cm分を掘り下げるのには、21本目の180cm定尺パイプへの挿げ替えが必要です。95cm短尺パイプと45cm短尺パイプで掘りクズを浚ってから、180cm定尺パイプに挿げ替えると、井戸壁からの土砂で井戸底が埋まってしまいます。そのロスを気にして、最初から180cm定尺パイプを挿げましたが、無理だったんです。

BFを再度降ろして、
新たに井戸底を掘り下げます

BFが着底しました、
21本目の180c​m定尺パイプを挿げて​、
パイプ頭は高さ161cmです

BFの持ち手パイプを上げ下げしても
下がりません、
ウインチで引き上げてフリーホールで
打ち込むと、
パイプ頭が高さ137cmまで下がりました

ハンドルを繋ぎました。21本目の180cm定尺パイプを挿げて、ハンドル高さは188cmです。

ハンドルを繋ぎました、
21本目の180定尺パイプを挿げて、
ハンドル高さは188cmです

BFを井戸底に押し込みます。土層は締まっています。BFを打ち込んだため、土層を突き固めてしまったようです。失敗しました。
チョイ上げ作戦でBFが下がって行きますが、ハンドル高さ176cmで石に衝突しました。掬い上げ作戦で突破します。石の下にBFの爪を差し込み、ハンドルをエイヤッと引上げます。しかし、ハンドルが高くて、腕力では引上げられません。肩で押し上げますが、肩が痛い。
井戸底の石は動いているようですが、石を突破できません。ぐぬぬ!!

しかし、掬い上げ作戦しか持ち駒はないのです。石に爪が突っ掛かった時点で、ハンドルを小刻みに上げ下げして、爪を石の下に潜り込ませます。肩でハンドルをエイヤッと押し上げます。ダメです。

BFがハンドル高さ153cmまで下がりましたが、石を突破できません。ハンドルは胸の位置まで下りましたが、体力が消耗してこれ以上ハンドルの引き上げは無理です。ここまでの所要時間は1時間40分です。

砂収納状況:59cm(+35cm)残り:121cm

ここで、180cm定尺パイプは無理と諦めました。持ち手パイプを短くします。

BFがハンドル高さ153cmまで
下がりましたが
石を突破できません、
これ以上は無理です

 BFをいったん引き上げ、180cm定尺パイプを取り外して、90cm短尺パイプと45cm短尺パイプに挿げ替えました。ハンドル高さは126cmです。本来はハンドル高さ108cmのはずですが、パイプの交換中に、井戸壁が崩れて20cmほど浅くなりました。

BFから180cm定尺パイプを取り外して、
90cm短尺パイプと45cm短尺パイプに
挿げ替えました、
ハンドル高さは126cmです

BFを井戸底に押し込みます。やはり土層は締まっていますが、ハンドルが低い分、操作性は上がりました。掬い上げ作戦を続行して、ハンドル高さ92cmで石を突破しました。

更にBFを井戸底に押し込みます。
そして、BFがハンドル高さ60cmまで下がりました。今朝、掘り下げ始めた深度39.1m地点です。ここまでの所要時間は1時間20分です。

砂収納状況:125cm(+66cm)残り:55cm

ここから、本日掘り下げた13cm分の土砂が溜まっています。しかし砂利がまとまって沈下しているようです。BFが弾かれます。もう無理。(泣) 引上げます。

BFがハンドル高さ60cmまで下がりました

BFを引き上げました。BFの中身は3cmほど下です。
計算ではまだ50cm以上余裕があるはずです。たぶん、掬い上げ作戦を連続した際に、井戸壁から崩れた土砂を、どんどん取り込んでいたのでしょう。ハンドル高さ60cmで諦めたのは正解でした。残り高さ13cm分の土砂を取り込んだら、土砂排出孔から溢れた土砂でBFが噛んで、大事故になるところでした。

BFを引き上げました、
BFの中身は3cmほど下です

BFから土砂を排出しました

今日も井戸底を新たに45cm分、掘り下げる予定でしたが、甘かった。本日はここまで。
最後に浚い揚げた土砂は、明日始末します。疲れました。


感想と構想


失敗しました。前半に石に邪魔されたことは仕方がありませんが、後半はミスです。
もう少しで深度40mだというニンジンと、暑さと、前半の疲労で判断を誤りました。

  • 持ち手パイプを挿げ替える際の土砂の崩れを恐れて、無理やり180cm定尺パイプに挿げ替えたこと。
  • ハンドルが高いためBFを打ち込み、土砂を突き固めてしまったこと。
  • 180cm定尺パイプを挿げたままで掘り続けて、時間をロスしたこと。

ミス3連発です。

砂利層を砂層と同じように掘り進められると考えたのは、自分の驕りです。深度39mも深い地下の様子は何も判らないのです。舐めたらアカン!!




BFの爪部を繋ぐM4の皿ネジが1本、脱落していました。皿ネジとナットは行方不明です。
各ネジを点検すると、全体的に緩んでいました。全てのネジを締め付け直しました。

BFの爪部を繋ぐM4の皿ネジが1本脱落していました


アルバム


2016年7月16日

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