本日の記録
作業時間 12:30〜18:30
掘削記録 13cm(深度4,020cm)
開始水位 530cm(水深3,477cm)
昨夜の祝杯でお約束通り、呑み過ぎました。宿酔で午前中はダウンです。ダメだこりゃ。
昼近くになって何とか出動です。現場は昨夜の雨でビショビショです。湿度が高く不快です。
1ヶ月振りの井戸掘り再開です。井戸壁が崩れて浅くなっていることを危惧していましたが、高さ20cmほどしか土砂は溜まっていませんでした。やはり土層が固いだけはあります。
想定外でしたが、インパクトドライバーのバッテリーが2個ともアボーンしてました。プライヤーとスパナで持ち手パイプのボルトを締め上げたのですが、時間が掛かりました。
作業の準備
1ヶ月も時間を空けてしまったので、諸々の道具を点検しながら作業再開です。ロープの繋ぎ目、持ち手パイプのボルト、手巻きウインチ、等々。砂回収機も逆止弁と爪を点検しました。
砂回収機の作動は問題ありませんがサビサビです
砂回収機を点検しました、 作動は問題ありませんがサビサビです |
道具と材料
・オーガ本体+延長パイプ×22=4,050cm
・突き棒2号+塩ビHIVP25×200×17=3,570cm ←最近、使ってません
・砂回収器3号:ブルネンファウスト(BF)+延長パイプ×21+90cm短尺パイプ=4,070cm
掘削の状況
砂回収器3号:ブルネンファウスト(BF)を投入します。
何時もどおりの作業ですが、持ち手パイプの6組目の途中で引っ掛かりました。長さ180cmねじなし電線管の17本目です。BFの長さが2mなので、深度32~33m辺りです。あちゃー、1ケ月の間に井戸壁が高さ7~8m分も崩れたようです。がっかり。意気消沈です。(泣)
でも、やるしかない!!
本当に7~8m分も崩れたのでしょうか。持ち手パイプを手で上げ下げしても変わりません。うー・・・。試しに手巻きウインチで30cmほど引上げて、降ろすこと数回。ズボッと引っ掛かりが突破できました。BFがまた下っていきます。助かりました、井戸壁が崩れたのではなかった。(喜)
柱状図を見ると、引っ掛かったのは礫層がある辺りです。井戸壁の石にでも引っ掛かっているのでしょう。
BFを井戸底に降ろすと、21本目の180cm定尺パイプに45cm短尺パイプを挿げ足して、ハンドル高さは66cmです。1ヶ月前の8/16にハンドル高さ37cmまで掘り下げ、翌日8/17にハンドル高さ43cmまで土砂を浚っていました。てことは、約30cmほどしか土砂が溜まっていません。一ヶ月の間、ほったらかしでしたが、さすがN値50超えの土層です。まー、だから掘り難いのですがね。
砂回収器3号:ブルネンファウスト(BF)を投入します |
BFが着底しました、 21本目の180cm定尺パイプに 45cm短尺パイプを挿げ足して、 ハンドル高さは66cmです |
BFを井戸底に押し込みます。土層の締まりは中くらいですが、砂利が溜まっているようです。
BFが下っていきますが、ハンドル高さ55cmで石に突っ掛かりました。BFの爪で石を動かす、掬い上げ作戦の敢行です。高さ10cmほど下って、ハンドル高さ42cmで石を突破しました。
石は突破できましたが、ハンドルが重いです。多分、BF本体のSTK鋼管と井戸壁の間に土砂が詰まっているのでしょう。ハンドル逆回しするとか色々試して、ハンドル高さ40cmまでは下りましたが、これ以上は無理です。ここまでの所要時間は20分です。
砂収納状況:26cm(+26cm)
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残り:154cm
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BF本体のSTK鋼管と井戸壁の間に詰まった土砂を取り除きましょう。
BFがハンドル高さ40cmまで下がりました |
BFを1mほど引き上げて降ろすと、ハンドル高さは60cmです。あれ?最初に井戸底にBFを降ろした高さと一緒です。先ほど取り込んだ20cm分の土砂が流出したのでしょうか?
BFを1mほど引き上げて降ろすと、 ハンドル高さは60cmです、 取り込んだ土砂が流出したのか? |
BFをもう一度、井戸底に押し込みます。土層は緩く、砂しか感じません。取り込んだ土砂が流出したのではないようです。BFが簡単に先ほどと同じハンドル高さ40cmまで下りました。
更に頑張って、BFがハンドル高さ38cmまで下がりました。掘削済みの最深部まで残り1cmです。しかし、ここでハンドルがまた重くなり限界です。ここまでの所要時間は10分もかかりませんでした。
砂収納状況:48cm(+22cm)
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残り:132cm
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もう一度、詰まった土砂を取り除きましょう。
BFがハンドル高さ38cmまで下がりました、 掘削済みの最深部まで残り1cmです |
BFを1mほど引き上げて降ろすと、ハンドル高さは43cmです。今度は少なくとも、土砂は流出していません。でもハンドル低過ぎます。
BFから45cm短尺パイプを取り外し、90cm短尺パイプに挿げ替えました。ハンドル高さは94cmです。
BFを1mほど引き上げて降ろすと、 ハンドル高さは43cmです、 土砂は流出していません、 でもハンドル低過ぎ!! |
BFから45cm短尺パイプを取り外し、 90cm短尺パイプに挿げ替えました、 ハンドル高さは94cmです |
BFを更に井戸底に押し込みます。石があります。ここは掘削済の最深部で石が沈下しているようです。掬い上げ作戦で突破します。
ハンドル高さ82cmより下からは、新たな掘り下げです。土層は砂利混じりの砂層です。チョイ上げ作戦で砂利を引き剥がして掘り下げていきます。1ヶ月前は砂利で苦労しましたが、今日は良い調子です。ハンドル高さが80cmまで下ると、ハンドルが粘るようになりました。
ハンドル高さ78cmで砂利の手応えは無くなりました。ハンドルが粘ります。粘土層に変わったようです。そしてハンド高さ76cmまで下ると、粘りながらハンドルは回りますが下らなくなりました。
この現象は・・・。掘削面の水分不足で、堀クズの流動性が失われています。給水しましょう。
ハンドルを50cmほど引き上げ、掘削面に地下水を流し込みます。そしてBFを降ろすと、ハンドル高さは77cmです。井戸壁の崩れがほとんどありません。やはり粘土層です。
BFを更に井戸底に押し込みます。土層はやはり粘土です。
ハンドル高さが74cmまで下りました。高さ2cm分、進捗しましたがまた下りません。ハンドルを10cmほど引き上げ、少量給水しました。ハンドルを下ろすと、高さ74cmです。井戸壁の崩れはゼロです。
更にハンドルを回して、BFを井戸底に押し込みます。
ハンドル高さが72cmまで下りました。更に高さ2cm分、進捗しましたがまた下りません。
今度はハンドルを50cmほど引き上げ、掘削面に地下水を流し込みます。そしてBFを降ろすと、ハンドル高さは77cmです。ありゃ、元に戻った。(笑)
更にハンドルを回して、BFを井戸底に押し込みます。ハンドル高さは70cmを通過、また2cm分進捗しました。そしてハンドル高さ68cmで石に突っ掛かりました。粘土層内の小石のようです。これはチョイい上げ作戦でハンドル高さ66cmで突破です。更におまけで1cm掘り下げ、ハンドル高さは65cmまで下りました。
疲れたー。今日はここまでにしておきましょう。ここまでの所要時間はおよそ3時間半ほどです。掘り下げに夢中になって、撮影は忘れました。(笑)
砂収納状況:83cm(+35cm)
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残り:97cm
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BFを引き上げました、BFの中身は18cmほど下です。100cm近く余裕があるはずですが、計算が合いません。上部には緩い粘土を取り込んでいます。たぶん、1ケ月の間に沈殿した粒子の細かい砂や粘土は、BFに抵抗なく取り込まれたのだと思います。
BFを引き上げました、 BFの中身は18cmほど下です、 計算が合いませんが 緩い粘土を取り込んでいます |
爪部を点検しました。長爪は曲がり、逆止弁はずっこけています。
爪部を点検しました、 長爪は曲がり、逆止弁はずっこけています |
BFから土砂を排出しました。本体のSTK鋼管をプラハンマーで叩くと、土砂が流れ出します。そのうち、豆砂利がバラバラと吐き出されてきました。今までにこんなことはありません。多分、粘土層の豆砂利が粘土が溶け出すことで、まとまって浚い上げられたのでしょう。
そして最後に大物が飛び出してきました。なんと逆止弁が外れていました。逆止弁はズッコケたのではなく、掘り下げで丁番に負荷が掛かり、破損していたようです。
BFから土砂を排出しました |
逆止弁が外れていました、 丁番に負荷が掛かったのでしょうか? |
浚い上げた土砂の始末は明日にします。
感想と構想
逆止弁が破損してしまいました。最悪の場合は、逆止弁が井戸底で外れて、取り込んだ土砂が全て流出してもおかしくない状況でした。
粘土層のお陰で、外れた逆止弁を粘土と一緒に引上げることができました。
明日は道具の修理です。
アルバム
2016年9月17日 |
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