井戸報告
昨日、掘鑿道具の重量軽減のため、パイプガードというウレタンフォーム製の保温材をフロートして本格導入しました。
持ち手パイプ2セット目から6セット目に計5個のフロートを設置しました。重量軽減は確かに効果がありました。ただ、掘鑿道具がまだ重いです。パイプガードを追加購入します。
重量軽減の効果はありましたが、運用は見直しが必要です。設置場所が下部になるほど、井戸壁との干渉でフロートがダメージを受けています。設置場所の見直しと、フロートを保護する仕組みがもう少し必要です。
ウレタンフォームの持ち手パイプの設置場所と被害状況です。
・6セット目、軽症
・5セット目、軽症
・4セット目、菊座が歪んでいます。
・3セット目、菊座が潰れています。
・2セット目、菊座とアルミバンドが外れています。
6セット目のフロート下部です、 変形は降下時の井戸壁との接触ですね (撮影:2018/7/1) |
5セット目の下部菊座です、 ここも井戸壁との接触跡があります (撮影:2018/7/1) |
持ち手パイプ4セット目のフロート下部菊座です、 井戸壁との接触でダメージが大きい、 菊座が歪んでいます (撮影:2018/7/1) |
持ち手パイプ3セット目の フロート下部菊座です、 こちらも菊座が潰れています (撮影:2018/7/1) |
持ち手パイプ2セット目のフロート下部です、 引き上げ時に井戸壁と干渉したらしく、 アルミバンドと菊座が脱落しています (撮影:2018/7/1) |
菊座が潰れているのは、掘鑿道具の降下時の引っ掛かりだと思います。状況写真から引っ掛かった地点を確認します。写真には持ち手パイプの連結マークの黄色2本が見えます。電線管の残りは高さ約60cmぐらいです。
持ち手パイプ4セット目を降ろしきる直前で引っ掛かりました、 井戸壁とフロートが接触しているようです (撮影:2018/7/1) |
持ち手パイプの連結マークを復習します。連結マークは持ち手パイプ同士の組み合わせを間違えないように各色のビニールテープで表したものです。
持ち手パイプ同士はSGP鋼管で作成したコネクタを電線管の内部に挿入してボルト4本で結合しています。鋼管にドリルでボルト穴を開けていますが、素人仕事なので微妙なズレがあります。これを丸ヤスリを使って削って調整しています。持ち手パイプの組み合わせを間違えると、ボルトを通すことができません。
以下が連結マークです。
・6セット+7セット 緑緑
・5セット+6セット 緑
・4セット+5セット 黄黄 ←ここ
・3セット+4セット 黄
・2セット+3セット 赤赤
・1セット+2セット 赤
フロートを設置したのは持ち手パイプ2セット目の最下部です。地上から電線管9本分下です。フロートは浮き上がっているはずなので、9本下の電線管の上部ボルトに押さえ付けられているはずです。フロートの下部、菊座の深度を求めます。
180cm×8本+ボルト位置10cm+フロート長100cm-地上部60cm=1,490cm≒深度15m位置です。
この地点の土層を柱状図で確認します。深度15m位置は2015年のGWに掘り下げた粘土質細砂層です。砂利はありませんでした。粘土が粘るためオーガでは歯が立たず、各種の単管突く棒で掘り下げた位置です。オーガを回転させた掘り方ではなく、道具を突いて掘り下げた部位です。掘り方を変えたことで井戸穴が屈曲しているのかもしれません。
2015年4月30日木曜日 | |
パンサークロー出撃 |
フロートは持ち手パイプを上げ下げすることで通過できました。井戸穴のサイズは確保出来ているはずです。もし井戸穴が屈曲してるのなら、対策は屈曲部の矯正です。井戸壁をゴリゴリやって削り落とせば良いのですが、地下15mの井戸壁をピンポイントで削り落す自信はないです。
フロートの上げ下げで自然と井戸壁が削れれば良いのですが、それまでフロートが保つかどうかが心配です。アンテナステーを上手く使って強化するか、または別の部材を検討するしかないです。また、錆びついた頭の体操です。
もう一つ、持ち手パイプ2セット目のアルミバンドと菊座の脱落の対策です。この位置は井戸穴が拡張していないので、フロートを設置してはダメだということですね。この位置より上部にフロートを集中設置するように改めましょう。
感想と構想
土日の井戸掘りで身体がガタガタです。本業に差し支えます。笑
1年半の休止で基礎体力が衰えたようです。お歳のせいもありますけど…。
暑い夏を乗り切って深度50mを目指しましょう。でも、先ずは継続が大事です。無理をしてまた休止ではシャレになりません。
頑張れ儂。有難う儂。
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