本日の記録
作業時間 13:00〜17:00
掘削記録 0cm(深度930cm)
開始水位 555cm(水深375cm)
道具と材料
・オーガ本体+エクステンション×2+延長パイプ×4=1,012cm
・突き棒2号+塩ビHIVP25×200×5=1,140cm
掘削の状況
午前中は資材購入と作業準備に費やしました。作業環境も改善されましたのでザクザク掘削しましょう。年内の目標は10メートル突破です。
昨日はメタルソケットに切替えた突き棒2号と井戸掘り器で掘削しました。今日はネジで分離できるようにしたオーガの登場です。アンテナマスト3本目と4本目の間で分離できるようにしました。井戸穴に前半部を入れ、ネジ部分を接続しましたが、ネジ切りの精度が低いのか、塩ビパイプのメタルソケットのようには簡単に填まりません。作業効率が悪いかも…
オーガを井戸穴に落として掘削開始。土層が硬いです。砂利が多いようで、オーガを回転させるとガシガシと砂利を砕く感触が伝わります。それほど力を入れなくても砕けるので、小砂利のようです。そのうち、オーガの回転が止まりました。石が噛んだようです。力を入れるとキシンキシンと聞きなれない音がします。オーガを左回しで戻して再度石に挑戦します。と、またキシンキシンと音がします。???。
オーガが動きませんので、梃子の登場です。梃子を掛けて力を入れると、「バシーン」ん?持ち手のパイプがグラグラしています。パイプを上げると妙に軽い…、エクステンション2本とアンテナマスト1本分だけが上がってきました。パイプの破断です。ガーン。
CD管CPアダプターとねじなしコネクタで作った分離部でパイプが外れています。やっちゃっいました!!確かにアダプターとコネクタの強度が心配だったのですが、チェックせずに実戦に投入してしまいました。手の届く範囲で先ずは確認すべきでした。後の祭りです。破断箇所は地下360㎝、ちょうどアンテナマスト2本分です。
パイプ脱落しました |
ここまでは、「失敗、失敗、苦笑い」といった心境でした。「こんなときのために救出ロープがあるもんね」と。でも、ロープを引いてみるとピクリともしません。この瞬間、ぞーとしました。もしこのロープが切れたら救出不可です。
作戦1:投げ縄作戦
トラックロープの末端を投げ輪にして手持ちパイプに掛け、救出ロープのバックアップにする作戦です。残ったアンテナマストに投げ輪の一端を針金で固定して、井戸穴に落としましたが失敗です。破断した位置より下にアンテナマストが入りません。更にトラックロープに腰がなく、井戸穴の中で投げ輪が開きません。
投げ縄は掛かりませぬ |
作戦2:オーガひっぱたき作戦
突き棒でオーガ本体をひっぱたき、土層との固着を緩める作戦です。突き棒を井戸穴に落としましたが、やはり破断した位置より下に突き棒が入りません。井戸穴の径は7.5cm、対して単管の径4.8㎝+アンテナマス2.5センチ、更にねじなしコネクタの厚みがありますので、これは無理だとわかりました。
単管は太すぎて入りませぬ |
作戦3:オーガひっぱたき作戦その2
突き棒でダメならアンテナマストです。予備のアンテナマストも用意があります。アンテナマスト3本とエクステンション2本を接続して井戸穴に落としました。やはり、破断した位置で引っかかりましたが、何とか動かして破断位置を突破しました。更にアンテナマストを下ろすと空振りです。あれ?
計算間違えました。オーガのハンドルを足しても8メートルちょっと。アンテナマストが1本分足りません。
持ち手パイプは短くて届きませぬ |
だいぶ焦って来ました。駄目元で次の作戦です。
作戦4:二階から目薬作戦
外れた井戸穴内のねじなしコネクタと、アンテナマスト2本分の先に付けたCD管CPアダプターを再接続する作戦です。コネクタの位置が判れば勝率が上がります。自宅に戻りヘッドライトを持ち込みました。井戸穴を覗いて見ると、残念。地下の温度が高く靄が立っていて良くわかりません。コネクタ自体も作戦1~3で砂を被っており見分けが付きません。ひとつ判ったことがあります。井戸穴がやや斜めになっており、脱落したパイプ下部は井戸穴の一方に倒れています。後からアンテナマストを入れても同方向に添って降りるため、破断位置でぶつかるようです。破断したパイプが中立ではなく、片方に寄っているので、アダプターも接続しやすいかもしれません。やってみましょう。
アダプターを付けたアンテナマストを下ろすと井戸穴の中はマストが邪魔で、ヘッドライトで照らして覗いても、もう見えません。手探りで接続を試みます。でも通常でも接続が難しかったコネクタとアダプタです。散々粘ってみましたが、予想通り失敗です。
アダプターの接続失敗、 作戦名からしてダメだわ |
作戦5:力技作戦
トラックロープを信じて梃子で持ち上げるしかありません。しかし、梃子で上げてもビクともしません。持ち手パイプを梃子で持ち上げる際に、土層に固着して無理な場合はオーガを少々戻して上げていました。でも今回はその手は使えません。フルパワーで上げるしかないのです。フルパワーを投入していると、ロープがギシギシ撓り出しました。ロープ自体が引き伸ばされ、細くなったようにも見えます。がんばれ、トラックロープ!!
そして、ブッツン。トラックロープも破断しました。継ぎ手と触れていた位置で切れたようです。
トラックロープを信じて梃子で持ち上げ |
命綱が破断しました |
手持ち資材では万策突きました。焦ります。
アルバム
2014年12月28日 |
※今回のブログ記事の写真のいくつかは再現画像です。アルバムの日付で確認できます。相当焦っており、写真を撮る余裕がありませんでした。笑
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