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投稿日 2015年5月20日水曜日

石回収器の検討、その2

道具の検討


井戸底の石の回収に、パンサークローが使えそうです。試してみましょう。
週末迄に時間があるので、バックアッププランも考えておきます。パンサークローの想定される問題点は?

弱点1
口径です。刃先がスプリングではないので、引き上げる石のサイズに応じて調整しないと、銜えることができないでしょう。石のサイズが不明なので、試行錯誤が必要です。

弱点2
構造です。井戸径より大きな石を銜えてしまったり、銜える位置が深くて爪が拡がってしまうと、引き抜くことができなくなります。地上から持ち手パイプを引っ張っても、パンサークローの爪が閉じるだけなので石は外せません。これは重大な欠陥です。
ウインチで引き上げれば回収できるかもしれませんが、アースクラッシャーは引き上げ強度を配慮してません。引き上げロープを繋ぐワイヤーロープは単管に素通しです。荷重を掛けると単管のへりでワイヤーロープは破断するかもしれません。不味い…。
石が井戸径より大きな場合は、アースクラッシャーをガチャガチャやれば、外れるでしょう。銜える位置が深くならないように、強く打ち込むのは控えておきましょう。

パンサークローの刃先です、
これが井戸底で拡がったらアウトです
(撮影:2015/4/30)



と言う事で、改善すべきなのは次の2点です。
・石のサイズで調整不要なこと
・石回収器自体が回収不能にならないこと

更に次が必須条件です。
・現状のポンプ式井戸掘り器より、大きな石を浚えること
・簡単に製作できること
・強度が必要充分なこと

うーん、アイデア、アイデア

閃きました!!

ベタですが、井戸掘り器のスイコを改善しましょう。井戸穴の径75mmの制限の中で、なるべく口径を大きくする。石を取り込んで引き揚げるだけの単純な構造にして、取り込み口をなるべく広げる。

VP65かVU65の塩ビパイプで考えてみます。井戸穴の径75mmの制限を超えていますが、1mm位なら許容範囲内でしょう。ただし、これに被せるソケット類は径が大きくなるので使えません。
VP65:外径76mm、内径67mm、肉厚4.1mm
VU65:外径76mm、内径71mm、肉厚2.2mm

アイデア、アイデア!!


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