道具の検討
参考のため、皆さんの井戸掘りブログを読んでいます。井戸底の石には皆さん苦労されていますね。石の回収方式も各自が考案されていますが、概ね以下の3方式と理解しました。
挟み込み方式
・カラス口:製作に時間が掛かる
・トング:挟み口をロックするのに工夫が必要
包み込み方式
・玉網:井戸底の石を起さないと拾えない
掬い上げ方式
・お玉:掬えても地上まで確実に引き上げるのに苦労しそう
カラス口の石回収器を作ってみたいですが、材料の選定から悩みます。頑丈な単管で作りたいですが、加工性からは塩ビを選択すべきかと。塩ビでプロトタイプを作成して、単管に展開すれば良いのかもしれません。でも時間がないです。もう、井戸底の石のお陰で2週間も時間を費やしています。夏までに井戸を完成させたいのに…。
カラス口の開閉を地上からロープで操作すべきか、それともスプリングとロックピンで自動化すべきか。これも悩みます。井戸底でリトライできるロープ操作が良さそうですが、口を閉めるために常にロープを引き続けるのは運用に難があります。閉ロープを引いたら口が閉まり同時にロック、開ロープを引いたらロックが解除されて口が開く。そんな貴方が欲しい。
けど、週末までに設計完了するかしらん。
良く考えたら、リトライ要否は地上からは判りませんね。地下17.6m、水深11.7mの底ですから。
そもそも、石のサイズは井戸穴より小さいのでしょうか? 井戸底が袋状になっていて、そこに石が転がっているとしたら…。現在の井戸穴の径では絶対に揚がりません。やはり、井戸穴の径を拡張することを考えた方が良いかも?
うーん、アイデア、アイデア
閃きました。
二枚の鋼板を向き合わせてV字型に接続して、この間に挟みこむのはどうでしょう。トングのアイデアの拡張です。挟み込んだ石は鋼がスプリングのように撓むことで保持できます。鋼板の先端は内側に向けて爪を付ければ落下防止になります。鋼板の内側にゴム板を張れば滑り止めになります。
更に閃きました。
鋼板ではなく、帯鉄を3本使って包み込むように配置したほうが、石を銜え易いですね。井戸底の石の間にも差し込みやすい。3本で銜えれば、ゴム板の滑り止めは不要です。帯鉄はロングナットに溶接すれば簡単に組み立てられます。
更に更に閃きました。
単管に爪を付けた、パンサークローを使えばいいじゃないですか。
単管を加工したパンサークローです(撮影:2015/4/30) |
パンサークローの径は70mmですが、井戸穴の径75mmまで広げる。そして井戸底の石に押し付ければ、単管の中に取り込めるのでは? パンサークローを少々強めに井戸底に打ち込んでも、刃先が曲がることはないでしょう。これなら直ぐに試行できます!!
石のサイズが小さいようなら、ハンマーで叩いて爪を狭めれば良い。
やれる気がしてきました。
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