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投稿日 2015年7月20日月曜日

掘りクズ、90cm分を始末したはずです

本日の記録


作業時間 9:00〜18:00
掘削記録 0cm(深度2,250cm) 溜まった堀クズを一日掛けて始末しました
開始水位 475cm(水深1,775cm) 一昨日と変わりません。

昨日、当地では梅雨が明けました。急に夏真っ盛りです、暑いです。
暑さに負けず、今日も井戸掘りに精を出します。

夏〜!! 中央にヤグラが見えます


道具と材料


・オーガ本体+延長パイプ×12+90㎝短尺パイプ=2,387cm
・突き棒2号+塩ビHIVP25×200×11=2,370cm
・ポンプ式井戸掘り器


掘削の状況


先ずは沈殿した粘土を浚います。
1回目は粘土が固まっているため、外筒部を開きました。以降は粘土水が主体のため、ポンプ式井戸掘り器のゴム弁を指で押し上げて排出しました。小砂利も少し取り込んでいました。

1回目、沈殿した粘土を浚います
2回目、トロトロ粘土をゴム弁を押して排出しました、砂利も揚がりました

前回(7/18)の堀クズを浚います。
前回、径25mmオーガを降ろした際にハンドルが想定より40cmも高かった。これは前々回(7/12)、若しくはその前からの堀クズです。前回、掘削した50cmと合わせて、90cm分が溜まっているはず。堀クズがあると、下穴を開ける際に、オーガのハンドルが高すぎて難儀します。今日は残らず浚いましょう。
堀クズを浚った量を確認するため、パイプに赤テープでマークして、見当を付けます。

想定90cm分の堀クズを浚います、持ち手パイプのテープで見当を付けます

ポンプ式井戸掘り器を降ろして、井戸底を突くと一気に30cm下がりました。
堀クズをパイプ内に取り込んでいると良いのですが…。堀クズを突き固めていたりしないよね?
井戸掘り器を上げると、細砂・粗砂・砂利が揚がりましたが、径75mm・高さ30cm分の堀クズにしては量が少ないような気がします。

ポンプ式井戸掘り器が一度に30cm下がりました
4回目、細砂・粗砂・砂利のコンボです
一度に大量の砂利が揚がりました

次にポンプ式井戸掘り器を降ろすと、今度は10cm下がりました。
揚がった堀クズは更に少ない。ぐぬぬ。

5回目、更に10cm下りました、粗砂と砂利です
長径4cmの砂利がポンプ式井戸掘り器の口を塞いでました

次には粗砂しか揚がらなくなりました。ポンプ式井戸掘り器は下がりません。井戸底も固く感じます。何時もなら、これで砂切れと判断する所ですが、まだ40cm分しか、堀クズを浚っていません。まだ半分以上は堀クズをが残っているはずです。

6回目、粗砂と砂利が少々揚がりました
揚がった砂利は少しです
7回目、粗砂だけで砂利はありません、井戸底が固く感じられます

井戸底はもっと掘り下げています。何故、井戸底が固く感じるのでしょう。
思い当たる事が一つあります。浚い揚げた堀クズは砂利と砂をザルで篩い分けています。砂と泥水は古い洗面器で受けています。これをしばらく放置すると砂が沈殿するのですが、びっくりするほど固く団結します。砂の粒子が均一なほど団結し易い様に感じます。写真ではシャベルで掬ってますが、力を入れないと引き剥がす事ができません。
井戸底でも同じ様に、粗砂が再団結しているのではないでしょうか。井戸底を掘下げて、2日経過しています。充分考えられます。

粒子の揃った砂はガッチリ固まります

粗砂が溜まっているなら、突き棒で井戸底を解しましょう。
突き棒を降ろして井戸底を突くと確かに固い。しかし、ガツガツ突くと突き棒が下がっていきます。突き棒を回転させながら井戸底を突きますが、一周するとまた堀クズが沈殿しています。うーん、砂だけじゃないかも。
突いて突いて、30cm下りました。

突き棒が着底しました
突き棒で堀クズを解して30cm下がりました

井戸底が解れた様なので、ポンプ式井戸掘り器で堀クズを浚います。
ポンプ式井戸掘り器を井戸底に降ろすと、パイプのマークが、最初と同じ位置に見えます。40cm分、元に戻りました。どうやら、堀クズを解した事で嵩が増したようです。
堀クズを浚うと、ポンプ式井戸掘り器が50cm下りました。下がったり、上がったり忙しい。
今回は粗砂と砂利がたっぷり揚がりました。
続けて2回、堀クズを浚って更に10cm下りました。これで60cm分の堀クズを始末しました。

ポンプ式井戸掘り器の高さが元に戻ってしまいました、40cm分です
ポンプ式井戸掘り器で堀クズを取り込み、50cm下がりました
8回目、粗砂と砂利がたっぷり揚がりました
突き棒で堀クズを解した後に揚がった砂利です

ポンプ式井戸掘りで突くと、井戸底がまた固く感じます。先程、突き棒で堀クズを30cm分、解しましたが、実際下がったのは20cmしかありません。良く判らん。
もう一度、突き棒で堀クズを解すことにします。
突き棒で井戸底の堀クズを突くと、今度は10cm下りました。それより下は簡単には解れません。本当の井戸底の様です。勘定が合わない。後、20cmは堀クズが溜まっているはずなのに…。

突き棒で再度、掘りクズを解します
突き棒、着底しました
堀クズを解して突き棒が10cm下がりました

取りあえず、10cm分の堀クズを浚いましょう。
細砂と粗砂がそれなりに揚がってきますが、ポンプ式井戸掘り器は中々下がりません。本格的な砂層で、井戸壁が崩れてきているのでしようか?

ポンプ式井戸掘り器が着底して堀クズを浚うと5cm下りました、後25cmは溜まっているはずです
11回目、細砂と粗砂がたっぷりと揚がりました
ポンプ式井戸掘り器が更に5cm下がりました
12回目、細砂が揚がりました

井戸の深度と、浚い揚げた堀クズの高さを頭のなかで計算していましたが、訳が判らなくなってきました。
ここまでに浚い揚げた堀クズは計70cm分です。想定では90cm分溜まっているはずですが、もう井戸底に達したようです。残り20cm分は何処?

実際の堀クズの様子を確認します。井戸底にオーガを降ろしてみましょう。一昨日、径75mmオーガが引っ掛かった、井戸壁から飛び出た石の掃除も必要です。

45cmの短尺パイプを90cmの短尺パイプに交換して、45cm延長します。そして径75mmオーガを降ろすと、ズルっと井戸底に収まりました。井戸壁の石には引っ掛かりません。ポンプ式井戸掘り器を、散々上げ下げしているので、井戸壁は綺麗になった様です。これは良し!!

オーガのハンドルの高さは95cmです。前回、ハンドル高さは25cmまで掘り下げました。パイプを45cm延長して、ハンドル高さは70cmのはず。ほら、25cm分の堀クズが残っています。儂の勘ピューターは正しいわ。(笑)
多分、突き棒で堀クズが突き固められたのでしよう。

オーガのハンドルを回転させ、ハンドル高さが70cmまで掘り下げ直します。2度目の掘削のはずが、結構固いです。

径75mmオーガを降ろして、堀クズの高さを確認します
径75mmオーガが着底しました、ハンドル高さは95cmです、25cm分が堀クズ?
径75mmオーガを昨日のハンドル高さ25cm+45cmまで再度掘り下げました

さあ、オーガで掘り下げ直した25cm分の堀クズを浚いましょう。
ポンプ式井戸掘り器を降ろして、堀クズを浚っても下がりません。それに井戸底に固いモノを感じます。大き目の石が転がって蓋をしているのでしょうか?
揚がってくる砂の量も少な目です。

ポンプ式井戸掘り器の高さは変わりません、井戸底に固いモノを感じます
13回目、粗砂です

突き棒を降ろして、井戸底の様子を探ります。
井戸底は確かに固いのですが、石ではありません。突き棒で突くと崩れます。粘る様子もないので、粘土層でもないようです。多分、締まった新たな砂層ですね。井戸底に達しています。

しかし、オーガで掘り下げ直した25cm分の堀クズが見当たらないのはなぜ?

石でもあるのでしようか? 突き棒で三度、井戸底を解します
固く感じたモノは団結した砂層の様です、突き棒でガシガシ突くと解れます

もう一度、ポンプ式井戸掘り器で井戸底を浚います。
ポンプ式井戸掘り器を降ろすと、また位置が高くなっています。多分、井戸底の新たな砂層を突き棒で解したためですね。
堀クズを浚うと、位置は元に戻りました。堀クズを70cm分、浚った高さです。

団結した砂層を解したため、ポンプ式井戸掘り器の位置がまた高くなりました
井戸底の砂を取り込み、ポンプ式井戸掘り器が元の位置まで下りました
14回目、突き棒で解した細砂と粗砂です

最後に突き棒で深度を測りました。突き棒の長さは23m70cm、groundからの残りのパイプの高さは1m40cmでした。て、ことは井戸の深さは22m30cmです。
オーガのアンテナマストを繋いで計算した深さは22m50cmです。あちゃー、ここでも20cmズレてる。
ズレるのはカツラだけにしてくれっす。


感想と構想


今日は数字が合わなくて、色々戸惑いました。
まー、無理もない。22m以上の地下の様子を10cm単位で考えているので、誤差もあるし、計測誤りもあるからね。
そもそも、自慢の勘ピューターが当てにならん。錆び付いたなー。(笑)


アルバム


2015年7月20日


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