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投稿日 2016年2月14日日曜日

春一番の中、井戸掘りです

本日の記録


作業時間 13:00〜18:30
掘削記録  45cm(深度3,450cm)  75cmは下穴です
開始水位 570cm(水深2,835cm) 

午前中は春の嵐で雨でした。当地でも春一番が吹き荒れました。午後から雨が止み、陽が指し始めたので、井戸掘るへGo!!

山の梢をゴーゴーと強風が吹き荒れますが、井戸掘り現場は山が風除けになり無事です。
今日は昨日より暖かく、5月の陽気です。ドカジャンとセーターを脱いで、ビーニー帽とネックウォーマーを外して、井戸掘りに汗をかきました。


道具と材料


・オーガ本体+延長パイプ×19=3,510cm
・突き棒2号+塩ビHIVP25×200×17=3,570cm
・砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)


掘削の状況


沈殿した土砂を浚う前に、砂回収器:スクリュードライバーの始業点検です。
昨日交換した、SUS針金が1回使っただけで、また破断していました。慣れてきたので交換に時間は掛かりません。しかし、使う度にSUS針金の交換が必要なのは堪りません。SD2の構造的な欠陥です。対策を考えることにします。

ついでにゴム弁を支えるボルト台座を見直しました。
4×15mmのボルトを、4×10mmのボルトに全て交換しました。ボルトのストックがなかったので、SD1から部材の流用です。これで、昨日失敗した大き目の石が上手く取り込めることを期待しています。

砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)の
ゴム弁を支えるSUS針金がまた破断していました
SD2のゴム弁を支えるSUS針金を交換しました
SD2のボルト台座を全て短いボルトに交換しました

SD2で沈殿した土砂と、たぶん発生しているであろう、ヤマ(井戸壁の崩落)の土砂を浚います。
SD2を井戸底に降ろすと、ハンドル接続前のパイプの高さは55cmです。180cm定尺パイプに45cm短尺パイプを挿げ足しています。持ち手パイプを動滑車で上げ下げして、SD2の自重で持ち手パイプを下げます。これでパイプ位置が高さ27cmまで沈み込みました。(沈み込んだ後の撮影を忘れました)

SD2で井戸底の石を回収します
SD2が着底しました、パイプの高さは55cmです

SD2にハンドルを繋ぎました。ハンドル高さは77cmです。
SD2を井戸底に押し込みますが、いきなり突っかかりました。砂利でしょうか?
そういえば昨日も同じ現象でした。砂利があることは仕方ないのですが、複合滑車でSD2を打ち付けることで、掘りクズを押し固めているのでは? あちゃー、愚策でした。

複合滑車でハンドルを吊るして、押し固めてしまった土層を吊下回転作戦で突破します。
SD2がハンドル高さ43cmまで下がりました。昨日浚った部分は通過しましたが、全て突き固められていました。アホなことをしたものです。
大き目の石を取り込むために、新たに掘り下げますが、吊下回転作戦では下がりません。掘り下げているのが掘りクズではないので、複合滑車のロープを緩めても、SD2が下がらないためです。ここで作戦変更です。

複合滑車のロープを外して、ハンドルを回してSD2を押し込みます。SD2が突っ掛かったらハンドルを引上げる「チョイ上げ作戦」です。ハンドル高さ40cmを目指しますが、中々下がりません。と思っていたら、いつの間にか、ハンドル高さが35cmまで下がっていました。「チョイ上げ作戦」大成功です。

昨日はハンドル高さ47cmまで掘り下げましたが、大き目の石の回収に失敗しました。今日はそれから10cm以上掘り下げましたので、今度こそ石は回収できているでしょう。でも、二度も失敗するのはゴメンです。
念のため、ハンドル高さ30cmまで更に掘り下げました。ギックリ腰危険ゾーンです。

SD2が着底しました、ハンドル高さは77cmです、
180cm定尺パイプと45cm短尺パイプを
挿げ足しています
吊下回転作戦、チョイ上げ作成を駆使して、
SD2がハンドル高さ30cmまで下がりました

SD2を引き上げました。
SD2の中身は今回も土砂が満杯になっていません。指を差し込むと土砂の頂上は5cm下です。泥水しか見えませんが、それなりに土砂が揚がりました。

ボルトを外してSD2を引き抜くと、ねじなし電線管の中に砂が詰まっていたようです。砂が抜け落ちると中の泥水が噴出して、周囲はビショビショです。

SD2が帰還しました、
SD2の中身は少なめですが、
指を差し込むと土砂の頂上は5cm下でした
SD2を外すと、
じなし電線管の中の泥水が噴出して、
周囲はビショビショです
SD2から土砂を排出しました

SD2で浚った土砂を笊で篩い分けました。邪魔をしていた石が出て来ました。
石のサイズは4.5×4.0×4.0cmです。それほど大きな石ではないのですが、ポンプ式井戸掘り器では浚うのは無理なサイズです。これが、径75mmオーガのサイドブレードに引っ掛かって、回転を邪魔していた訳です。

SD2で浚い揚げた土砂を笊で篩い分けました、
径75mmオーガを邪魔していた石が揚がりました
やっと浚い上げた石です、
サイズは4.5×4.0×4.0cm、
それほど大きな石ではなかったです

やっと、大き目の石を処置できました。昨日はこれのお陰で、径75mmオーガによる井戸穴の拡張を中断しました。さー、再開です。

昨日は、径75mmオーガはハンドル高さ70cmまでしか掘り下げられませんでした。下穴の最下部はハンドル高さ40cmですから、残りは30cmです。でも、SD2で10cm以上は、井戸穴を拡張しているはず。つまり、残りは20cmです。僅か20cmのために、径75mmオーガを井戸底に降ろすのは、もったいない気がします。

うーん…。そうだ、新たに下穴を穿ちましょう。45cm分です。
その後に径75mmオーガで、残りの20cm分と合わせて、井戸穴を拡張すればよろし。

径50mmオーガを井戸底に降ろします。
持ち手パイプは90cmと45cmの短尺パイプを外して、新たに180cm定尺パイプを繋ぎます。これで、ねじなし電線管は19本目です。
定尺パイプを繋ぐため、SGP15Aで製作したコネクタの調整(ボルト穴がズレていたため、ヤスリで整形)、保持ロープとアンテナステイの設置で、結構時間が掛かってしまいました。天気も曇りに変わり、周囲は薄暗いです。

準備ができました。径50mmオーガのハンドル高さは111cmです。(準備に手間取り、焦ったため、撮影忘れました)
径50mmオーガを井戸底に捩じ込みます。先ずは掘りクズ部分です。難なく通過します。
ハンドルが高さ85cmまで下がった所から、新たな下穴を穿ちますが、ここは厚さ15cmほどの砂利層でした。径50mmオーガで砂利を引き剥がして掘り下げますが、砂利が度々噛んでオーガの回転がストップします。噛むときはガッチリ固まり、複合滑車では引上げられません。梃子で「ギコギコ作戦」で脱出しますが、時間も体力も消耗します。

径50mmオーガのハンドルが70cmまで下がると、今度は固く締まった砂層に突入です。ハンドルが中々下りません。周囲は真っ暗です。ヘッドライトを点灯してがんばります。5cm下ったら一休みのルールで作業していますが、5cm下る前に息が上がり、フラフラです。今日はもう、無理かも…。頑張れ、俺!!(笑)

径50mmオーガのハンドルが46cmまで下がると、また砂利層です。残り6cmです。
フルパワーを掛けてハンドルを回します。頭の血管が切れそうです。
ガリガリと砂利を引き剥がして、ハンドル高さ40cmまで下りました。深度34.5mに到達です。

やり切りました。偉いぞ、俺。(笑)

径50mmオーガで新たに下穴を穿ちます
径50mmオーガがハンドル高さ40cmまで下がりました、
1時間半の成果です


感想と構想


やっと、井戸底の石を除去できました。
たいして大きくない石でしたが、この石のせいで半日ほど時間を無駄にしました。

昨日、今日とそれぞれ別の石に邪魔されましたが、砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)の運用方法を検討する良い機会になりました。これから同じような事態になっても慌てなくてすみます。

うーん、ポジティブ思考ですな。


アルバム


2016年2月14日


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