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投稿日 2016年2月21日日曜日

ぐぬぬ、ヤマが止まりません

本日の記録


作業時間 8:30〜17:30
掘削記録 5cm(深度3,455cm)  5cm分は下穴です。
開始水位 563cm(水深2,887cm) 

夜半の大雨が上がり、今日は晴れ。暖かいのでセーターを脱いで、腕まくりをして井戸掘りに精を出しました。

本日の目標は深度35m突破です。いつもより、30分早出でやる気いっぱいです。


道具と材料


・オーガ本体+延長パイプ×19=3,510cm
・突き棒2号+塩ビHIVP25×200×17=3,570cm
・砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)


掘削の状況


さー、元気良く井戸掘り開始と思ったら、道具を引き上げるトラックロープのアイが擦り切れています。ロープは雨に濡れて捌き辛くなっています。補修は来週でも良いかと一瞬思いましたが、万が一、事故が発生したら悔やんでも悔やみきれません。やはり安全第一です。
良く見るとロープは2/3ぐらいまで痩せています。ヤバイヤバイ。
時間がもったいないですが、アイを編み直しました。

道具を引き上げるトラックロープのアイが擦り切れています、
ロープは2/3ぐらいまで痩せていました、アイを編み直します

昨日の作業の邪魔になった、井戸底の掘りクズを、砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)で浚います。
SD2を井戸底に降ろしました。45cm短尺パイプを90cm短尺パイプに交換して45cm延長した所、ハンドル高さは162cmになりました。昨日はハンドル高さ30cmまで浚いましたので、それから90cmほど土砂が堆積しています。

ハンドルが高過ぎますが、ブロックを3枚重ねて足場を確保して、SD2を井戸底に押し込みます。
ハンドルを回転させると、ストンと一気にハンドル高さ103cmまで落下しました。井戸壁の石にでも引っ掛かっていたのでしょうか?

更にハンドルを回して、SD2を井戸底に押し込みます。土砂は締りが緩く、SD2が順調に下っていきます。ハンドル高さ60cm位置で、一瞬、石の感触がありました。
SD2のハンドルが高さ38cmまで下りました。(SD2が下った際の撮影を忘れました)

後述:ブログを書いていて気が付きました。昨日はまたSD2の長さを、間違えていた?
径75mmオーガが下穴を拡張した深度まで、45cm短かったようです。検算してみます。


【検算結果】
SD2はオーガよりも、65cm長い。
その差は、45cm短尺パイプと20cm分です。

定尺パイプを挿げた径75mmオーガで、ハンドル高さ70cmまで下穴を拡張しました。下穴の残りは30cm分です。

SD2で同じ深度まで土砂を浚うなら、45cm分の長さのパイプを外して、ハンドル高さ90cmが相当します。

これだとハンドルが高いので
更に45cm分短くして、ハンドル高さ45cmが相当します。

つまり、SD2なら180cm定尺パイプを90cm短尺パイプに挿げ替えて、ハンドル高さ45cmまで土砂を浚えば同じ深度です。

【結論】
合ってます。
うーん、でも何かおかしい。


まー、良いか。

砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)で
掘りクズを浚います
SD2が着底しました、
ハンドル高さは162cmです、
90cm短尺パイプを挿げてますが高過ぎます
SD2がハンドル高さ103cmまで
一気に落下しました

SD2を引き上げます。
SD2の中身は土砂が満杯になっていません。指を差し込むと土砂の頂上は8cm下です。70cm弱しか土砂を浚っていないからですかね。

SD2が帰還しました、
SD2の中身の土砂の頂上は8cmほど下です、
SD2が下った深さに対して土砂が少ないです
SD2から土砂を排出しました

SD2で浚った土砂を笊で篩い分けました。豆砂利が大量に揚がりました。

SD2で浚い揚げた土砂です、
豆砂利が大量に揚がって来ました

掘りクズを浚って、作業の準備が出来ました。
念のため、もう一度掘りクズを浚うべきでしょうか? まー、多分、大丈夫じゃね。
それとも径75mmオーガで中断していた下穴拡張を直ぐに再開する? うーん、下穴は残り30cmです。径75mmオーガをこのためだけに降ろすのは、もったいないような…。

えい、下穴を早く穿って、深度を稼ぎましょう。下穴の拡張は残り30cm分と一緒にやれば良いです。合わせて75cmですが、SD2なら簡単に土砂が浚えます。

径50mmオーガで下穴を穿ちます。目標は45cm分。出来ればもう5cm掘り下げて深度35m突破です。(これが、本日の失敗でした。前のめりになり過ぎています。)

径50mmオーガを井戸底に降ろすと、ハンドル高さは120cmでした。井戸底が浅い?
持ち手パイプは19本目の180cm定尺パイプを繋いでいます。前回、この組み合わせでハンドル高さ40cmまで下穴を開けました。ちょいと計算します。

現在のハンドル高さ120cm-前回ハンドル高さ40cm-未拡張の下穴30cm=掘りクズ50cm

また、ヤマが起きています!!
もう一度、土砂を浚っておくべきでした。掘りクズが50cmもあると、径75mmオーガでの下穴拡張は無理でしたね。径50mmオーガなら何とかなるかも。結果として次善策だったようです。

径50mmオーガを井戸底に捩じ込みます。堆積した土砂は緩いです。径50mmオーガが、ぐいぐい下っていきます。そしてハンドル高さ60cmまで下りました。持ち手パイプの連結部が地上にある内に延長します。

径50mmオーガで新たに下穴を開けます、
一度雨に当てたら錆々になってしまいました
径50mmオーガが着底しました、
ハンドル高さは120cmです、
掘りクズが50cmほど溜まっています
径50mmオーガがハンドル高さ60cmまで下りました、
連結部が地上にある内に短尺パイプを挿げ足します

径50mmオーガに45cm短尺パイプを挿げ足しました。ハンドル高さは108cmになりました。
更に径50mmオーガを井戸底に捩じ込みます。そしてハンドル高さが85cmになりました。ここから、新たに下穴を穿ちます。

ところが5cm下った所で、径50mmオーガがガッチリ噛んでしまいました。まただよ〜!!
梃子で「ギコギコ作戦」で径50mmオーガを引き抜きます。固く噛んでいて、梃子を掛けるのに息が上がります。径50mmオーガの上には、未拡張の下穴と掘りクズで、80cmも土砂が溜まっています。これでは、やはり身動きが取れません。

何とか径50mmオーガを引き抜いて、再度井戸底に挑戦しますが、同じ位置でまた噛んでしまいました。ただの石ではないですね。砂利層です。

もう一度、トライしましたが結果は同じです。ダメだわ。急がば回れ。下穴を拡張して掘りクズを始末して出直しです。(径50mmオーガが下った際の撮影を忘れました)

径50mmオーガに45cm短尺パイプを挿げ足して、
ハンドル高さは108cmになりました

SD2で堆積した土砂を浚います。
SD2を井戸底に降ろしました。90cm短尺パイプを挿げていますが、ハンドル高さは161cmです。朝一と高さがほぼ同じ。また石に引っ掛かっているようです。
ハンドルを回転させると、ストンと一気にハンドル高さ116cmまで落下しました。

更にハンドルを回して、SD2を井戸底に押し込みます。今回も土砂は締りが緩く、SD2が順調に下っていきます。ハンドル高さ50cm位置から土層が固くなりました。朝掘り下げた箇所ですが、何故ですかね?
SD2のハンドルが高さ37cmまで下りました。

SD2で溜まった土砂を浚います
SD2が着底しました、
90cm短尺パイプを挿げ足して
ハンドル高さは161cmです、高過ぎます
SD2がハンドル高さ37cmまで下りました

SD2を引き上げました。
ガーン、SD2の中身がカラッポです!! ゴム弁がずっこけて、土砂が全て流出しています。
ショックです。

SD2が帰還しました、
ガーン、SD2の中身がカラッポです

SD2のゴム弁のフランジを鋼管内側で結束しましたが、内側に引っ張られています。このためゴム弁に余裕が出来て、重量が掛かったときにゴム弁が、だれたようです。ぐぬぬ。
根本対策が思い付かないため、フランジと反対側のボルト台座を4×15mmの長いボルトに交換しました。暫定対処です。

SD2のゴム弁がずっこけていました、ぐぬぬ

SD2で土砂を浚い直します。(井戸底に降ろす前の写真は、ショックで撮影を忘れました)
ゴム弁がずっこけた位置が問題です。井戸底なら良いですが、ある程度の高さまで引き上げたところで土砂が流出した場合、砂利がまとまって底に沈下しているはずです。砂利が固まっていると、SD2が突っ掛かり、取り込みに難儀します。

SD2を井戸底に降ろしました。ハンドル高さは151cmです。今回は石に引っ掛かっリませんでしたが、ここから下が全て掘りクズです。
SD2を井戸底に押し込みます。今回も掘りクズは緩いです。まー、SD2から流出した土砂ですからね。
SD2がハンドル高さ40cmまで下りました。

SD2が着底しました、
90cm短尺パイプを挿げ足して
ハンドル高さは151cmです、
また高過ぎます
SD2がハンドル高さ40cmまで下りました

SD2を引き上げました。
SD2の中身は土砂が満杯になっていません。指を差し込むと土砂の頂上は5cm下です。100cm以上掘りクズを取り込んでいるのに、満杯になっていません。おかしい。

SD2が帰還しました、
SD2の中身の土砂の頂上は5cmほど下です、
100cm以上土砂を取り込んだはずですが
満杯になっていません
SD2から土砂を排出しました

SD2で浚った土砂を笊で篩い分けました。砂利は少なめですが、それなりの大きさの砂利が揚がりました。これの意味は? 判りません。

SD2で浚い揚げた土砂です、
砂利は少なめですがそれなりの大きさです

念のためSD2でもう一度土砂を浚います。
SD2を井戸底に降ろしました。ハンドル高さは109cmです。少しは進みましたが、掘りクズがまだ
60cm以上残っています。
SD2を見ていると、ズルズルと自重で沈み込んでいます。緩い堀くずを取り込みながら下っているのでしょう。沈み込みはハンドル高さ49cmで止まりました。残りは9cmです。

SD2を井戸底に押し込みます。井戸底にSD2が突っ掛かったらハンドルを引上げる「ちょい上げ作戦」です。
途中でハンドルの高さを確認したら、既に高さ40cmを通過していました。えーい、おまけじゃ。
SD2がハンドル高さ30cmまで下りました。やり過ぎです。(笑)
腰が痛い。

SD2で残りの土砂を浚います
SD2が着底しました、
ハンドル高さは109cmです、
まだ掘りクズが残っています
SD2がハンドル高さ30cmまで下りました、
無茶しやがって(笑)

SD2を引き上げました。
SD2の中身は今回は土砂が満杯です。今回取り込んだ掘りクズは80cmほどです。先ほどは100cm取り込んでも満杯にならなかったのに…。やっぱりおかしい。

理由は後で、ゆっくり考えます。

SD2が帰還しました、
SD2の中身は土砂が満杯です
SD2から土砂を排出します

SD2で浚った土砂を笊で篩い分けました。砂は粗砂が大量に揚がりました。砂利は少なめですが、4×3×2cmの半分に割れた石が揚がってきました。

SD2で浚い揚げた土砂です、
半分に割れた石が揚がってきました、
サイズは4×3×2cmです

これで本当に掘りクズが始末できました。径75mmオーガによる下穴拡張を再開します。
径75mmオーガを井戸底に降ろしました。19本目の180cm定尺パイプを繋いでいます。ハンドル高さは、170cmです。超高過ぎます。また、ヤマが起きて井戸底が一気に浅くなりました。辛い。

後述:実はこの時点で勘違いしていました。下穴を拡張する深度に届くために、45cm短尺パイプを挿げ足さないといけないと…。だとすると更に土砂が堆積している訳で、意気消沈です。でも、勘違いが無くても、掘りクズが100cmも溜まっていることには違いはありません。ヤマが止まりません。

ブロックを3枚重ねて、足場を確保して、SD2を井戸底に押し込みます。土砂は緩く、径75mmオーガが下っていきます。複合滑車でオーガを引き上げて、土砂に埋まり込むのを防ぎながら掘り下げます。

径75mmオーガがハンドル高さ60cmまで下りました。持ち手パイプの連結部が地上にある内に、45cm短尺パイプで延長します。ハンドル高さは110cmになりました。

径75mmオーガが着底しました、
180cm定尺パイプでハンドル高さは170cmです、
超高過ぎます
径50mmオーガに45cm短尺パイプを挿げ足しました、
ハンドル高さは110cmです

更に径75mmオーガを井戸底に捩じ込みます。
径75mmオーガのハンドル高さが90cmになりました。ハンドルは重く、複合滑車で引上げても、オーガは上がらなくなりました。オーガの上に130cmほど土砂が堆積しているためです。まだ、掘り下げないといけないのに、もう限界か…。何時まで経っても、下穴が拡張できないじゃん!!

ここで、ふと気が付きました。メモを見て、午前中の径50mmオーガの掘削失敗深度を確認します。下穴は180cm定尺パイプでハンドル高さ40cmの位置までです。今は45cm短尺パイプを挿げているので、下穴の位置はハンドル高さ85cmです。おー、後5cmでした。

頑張って、計75mmオーガを捩じ込みますが、砂利層です。オーガが砂利に当たる感触が、バキンバキンとハンドルに伝わります。
やっと径75mmオーガがハンドル高さ85cmまで下りました。下穴の拡張終了です。疲れたー。

体力切れです。土砂浚いは来週!!

径50mmオーガがハンドル高さ85cmまで下りました、
砂利層です
径75mmオーガが帰還しました

午前中に径50mmの掘り下げで失敗したように、深度34.5m付近から結構手強い砂利層のようです。
次回は、砂利突破機:径25mmオーガを投入した方が良いみたいです。久し振りの登場です。


感想と構想


朝早くから井戸掘りに出動しましたが、手番が悪く進捗がありません。深度35m突破どころか、掘り進められたのは僅か5cmです。くー、辛い。



朝一でトラックロープのアイを補修しましたが、他の井戸掘り道具もだいぶガタがきています。
径50mmオーガ先端の三角錐を確認したら、砂利で磨耗して痩せてきています。メーカーのサイトの説明では、三角錐は「特殊鋼使用、完全熱処理を施した槍形オーガー(キリ)」とのことですが、耐え切れなかったようです。
形はちょっとカッコいいのですが、何時まで持つ事でしょうか?

径50mmオーガ先端の三角錐が砂利で磨耗しています、
ちょっとカッコいい



今日もみーちゃんが現場を覗きにきました。


みーちゃん 「どうだ水は出たか? ちったー進んだか?」

儂 「・・・。昨日からさっぱり進んどらん。ヤマばかりじゃ。」

みーちゃん 「おー、昨日大雨だったからな。井戸底で水が湧いて砂が出てるんじゃねえか?」

儂 「どうだかねー、判らんわ」

多少の雨で地下水の出が変わるような浅井戸じゃ困るんだけどねー。



アルバム


2016年2月21日


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