道具の検討
今週末の作業項目と優先順位です。梅雨入りする前に電動工具の作業を終わらせないといけません。こちらです。
・砂回収器の修繕と改造(電動工具要、最優先)
・持ち手パイプの水密化
・フロートの組み立て
井戸掘りの再開に向けてもう一つ作業がありました。
ヤグラに取り付けている固定滑車の修繕です。
一輪車のリムと建築金具で作成した固定滑車です (撮影:2014/12/28) |
固定滑車にはロープが外れないように上半分にカバーを設置していました。配管保温材を針金で留めたやっつけ仕事です。この発砲ポリエチレンの配管保温材はいつの間にか風化し飛び散っててしまいました。これも何とかしないと、ロープが外れる度にヤグラに登らないといけません。やっつけ仕事ではなく、キチンとした装備にしたいです。自転車のフェンダーみたいなモノを取り付けられると良いのですが…。頃合の部材を探すのは時間が掛かるというか望み薄、自作しかないです。何かアイデアはないかな。
固定滑車は一輪車のリムと建築金具(巾広不等辺金具)で製作しました。記録を見てみましょう。
2014年12月28日日曜日 | |
滑車の製作 |
記録写真を見ると、この建築金具には釘穴が開いています。径5mmです。ここにフェンダーをネジ留めできます。
フェンダーはアルミ板で扇型の部材を切り出し、リムのカーブを帯型の部材で作り、アングルでネジ留めすれば完璧です。面倒くせー!!
ここからは思考訓練です。笑
結論だけお読みください。
改案1
もっともっと簡単に!!
リムの軸に近い部分の釘穴に帯金でコ文字型の部材をネジ留めするアイデアが出ました。リムの上部全体をフェンダーで覆う必要はありません。リムからロープが外れないようにすれば良いだけです。ロープフレームですな。
こちらも電動工具の作業になります。帯金をリムの厚みに合わせて手曲げするのがやや難しい。でも扇型のフェンダーより作業を省略できます。
うーん、頭の中で運用をシミュレーションしてみますが、釘穴を中心にコ文字型の部材が上下に回転してしまいます。コ文字型の部材が上側にずれるとロープが外れそうです。ダメだ。
改案2
では、もっと幅広の帯金を使い2カ所の釘穴でネジ留めしたらいいかな。
やっぱりダメだ。そんな幅広の帯金では曲げ加工できません。むりぽ。
改案3
コ文字型の部品を二個別々に作るから回転してしまうのです。では連結してロ文字型にして、巾広不等辺金具の下側の釘穴2個にネジ留めすれば回転はしません。
でもダメだ。帯金の幅によるけどリム軸のボルトに干渉します。上手くいかんのう。
改案4
ではでは、巾広不等辺金具とコ文字型の帯金とをL型のスミ金具で接続すれば良いじゃないですか。巾広不等辺金具の2カ所の釘穴にネジ留めして、帯金とも2カ所ネジ留めすれば、帯金の上下回転を抑えられます。
角を補強する建築金具です。 価格:271円 | |
ユニクロ 平横隅金 150mm
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イイね!!
改案5
スミ金具ではなく三角形の金具があれば、もっと強度が出ます。建築金具のカタログで探しましたが三角金具は見つかりません。強度はそれほど必要ないか…。
うーん、待てよ。昔々、マルチアングルでオーディオラックを組んだときに三角形のコーナープレートを使っていました。バラした材料が何処かにあったはず。
マルチアングルか…。何かアイデアが拡がりそうです。今回難しいのはロープフレームとリムの間の隙間を無くす事です。隙間があると、そこからロープが外れてしまいます。隙間が無いとリムが回りません。これを帯金の手曲げでやるのですから、精度を出すのがそりゃ難しい。やれる自信はあります。けど時間が掛かるわな。
マルチアングルならボルトを締める位置を調整できます。帯金を曲げるのではなく、マルチアングルの部材を組み合わせてロープフレームを作れそうです。どうかな?
そうなると、平型のマルチアングルと、角の接続部品が必要です。地元のホームセンターに材料があるかどうか。
でもこれはこれで、部品点数が増えるのが気に入らないです。作業工数増と費用増の原因になります。
あー、頭がグルグルしてきた!!
何を検討しているのか判らなくなってきました。書きかけのブログを読み直します。
ウム、ロープフレームを作るんだった。笑
かっちりした角のあるロープフレームを作ろうとするから、精度が問題になるのです。必要なのはかっちりしたロープフレームではなく、ロープが外れないロープフレームです。
そうだそうだ。
改案6
角のあるロープフレームではなく、Rの付いたロープフレームにすればいいやん。リムとの調整はRの径で調整できます。ロープフレームをプラハンマーで叩いて調整できます。
帯金である必要も無い。番線とは言いませんが径5~6mm程度の鉄棒で長円型の枠を作れば良いはず。これを巾広不等辺金具の下側の釘穴に針金で結束すれば、ロープフレームの完成です。ネジ穴を開ける必要もありません。リム軸との干渉も気にする必要もありません。これでしょ!!
電動工具を使わなくて済むのは、この時期有難い。
改案7(決定稿)
一服して、長円型の枠も必要ない事に気が付きました。U字型の鉄棒を2本組み合わせて針金で結束するだけで良いじゃないですか。結束位置でリムとロープフレームの隙間を幾らでも調整できます。プラハンマーで叩く必要もありません。完璧です。
リムの幅さえ判れば、ありものの金具を探せそうです。
例えば、Uボルトです。
配管などを固定するボルトです。 価格:482円 | |
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自作なら、自転車のフェンダーのステンレス支柱が最適です。近所の河川敷に廃自転車が転がってたよな。あれから部品を抜いてくるか。
感想と構想
では週末に材料を探しに行きましょう。でも、ダメよダメダメよ。
また、余計な作業を手掛けようとしています。砂回収器の修繕が終わるまで、他の作業は禁止です。ウム。
記事を投稿する前に推敲していて気が付きました。Uボルトの幅はリムの幅と合わせてはダメです。針金で結束する巾広不等辺金具の幅です。巾広不等辺金具の表側で結束するのか、裏側で結束するのかで幅が変わります。現物から採寸が必要です。
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