本日の記録
作業時間 8:30〜18:00
掘削記録 30cm(深度1,420cm)、最後の20cmは下穴のみです
開始水位 530cm(水深860cm)
作業の準備
昨夜、ベットの中で現場で何が起きているのか、頭の中で整理しました。
先週は粗砂層でした。オーガではブレードの刃先が滑ってしまい、掘削できません。そのため、単管で作った突き棒で下穴を開けて、オーガで下穴を拡張しました。下穴は30分で20cmを掘り下げることができました。
昨日は結果として、粘土層の掘削でした。突き棒では中々下穴が開きません。30cmを掘り下げるのに2時間掛かりました。鎮痛剤でボーとしてたので、何も考えずに2時間井戸底を突いてました。ちっとは頭を使えって言うの。(笑)
粘土層に開けた下穴は、オーガでは中々拡張できません。途中で突っ掛ってしまいます。逆回転も抵抗が強い。結局、30cmの下穴を拡張するのに、4時間掛かりました。ちっとは工夫せいって言うの。(笑)
多分、いずれも粘土層の粘りが問題。
◆粗砂層(先週)
オーガの刃先が滑る → 単管で粗砂を崩して下穴を開ける → オーガで下穴の壁を崩して拡張する
◆粘土層(昨日)
粘るため下穴を開けるのが困難 → 粘るためオーガを捻じ込んでも下穴の壁は崩れない → オーガの刃先が粘土層に食い込んでオーガの回転が止まる = 井戸底に突っ掛かる
これが昨日の現象でしょう。
ということは、下穴なしでオーガで掘削すれば良いってことですね。適度にオーガの刃先が井戸底を削り取ってくれるはずです。本日はこの作戦でいきましょう。
道具と材料
・オーガ本体+延長パイプ×8=1,532cm
・突き棒2号+塩ビHIVP25×200×7=1,560cm
・チゼル型アースクラッシャー
掘削の状況
今日は昨夜のアイデアを実践しました。そして、試行錯誤を繰り返しました。
先ずは、昨日の掘りクズ30cm分を浚います。
粘土層なので、粘土が解けたトロトロの泥水が揚がってきました。ポンプ式井戸掘り器の圧力抜き穴からは、泥が流れ出しています。ポンプ内は泥水だけなので、スイコのゴム弁を押し込んで泥水を抜きました。堀クズを6回浚いましたが、最後の2回は細砂が揚がりました。土砂から泥と砂が分離したようです。
昨日の堀クズを浚いました |
圧抜き穴から泥が流れ出していました |
スイコ弁を押し込んだら、泥水が流れ出しました |
本日の作戦です。下穴を開けずに径75mmオーガで掘削してみます。
しかし、オーガを回転させると空回りです。想定では井戸底の粘土にオーガのブレードが食い込むはずですが、滑っています。
オーガのハンドルに体重をかけて押下げながら回転させ、なんとか掘削を試みますが効率悪いです。15分掛けても10cmも下がりません。
径75mmオーガ、着底しました |
15分頑張って、10cmも下がりません |
井戸底は粗砂混じりの粘土のようです |
粘土層から粗砂層に戻ったのでしょうか? なら、単管の突き棒で下穴を開けてみましょう。突き棒に高さ30cmのマーカーとして、昨日同様に赤テープを張りました。
井戸底を突いて突いて20分、10cm下がりました。粗砂層にしては掘り難いです。ここで、刃先が井戸底に刺さって抜けなくなることがしばしば。粗砂ではなく締まった粘土層に変わったのでしょうか?
突き棒を井戸底に降ろしました |
20分頑張って10cm下りましたが、 これ以上は無理です |
粘土層なら、径75mmオーガで掘削してみます。短尺パイプを交換して、ハンドル位置を調整しました。フルパワーで行ってみよう!!
頑張りましたが、またオーガが突っ掛かって、5cmも下がりません。下穴を開けるとオーガが回転できなくなるようです。
オーガのハンドルが低いので、 短尺パイプ(45cm+90cm)を 延長パイプ(180cm)に交換します |
75mmオーガ、再着底しました |
井戸底は粘土です |
堀クズがオーガの回転を邪魔しているのかもしれません。井戸底を浚いましょう。
泥水が最初に揚がり、粗砂も揚がりました。しかし、オーガの回転を止めるような砂利は揚がってきません。
泥水がたっぷり揚がりました |
粗砂が揚がり始めました |
更に粗砂が揚がりました |
三度、オーガで挑戦です。
オーガを降ろして回転させると、今度は空回りします。井戸底をポンプ式井戸掘り器で浚うと、下穴の凸凹が均されて、オーガの刃先が食い込まなくなるようです。
三度、75mmオーガで挑戦します |
径75mmオーガ、着底しました |
5cmも下がりません、ぐぬぬ |
単管の突き棒を降ろしましたが、深度は朝と変わりません。
突き棒で井戸底を探ると、なにやら固いモノがあります。締まった粘土層? それとも砂利? ウーン判らん!!
とにかく固いので、試しにチゼルを打ち込んでみましょう。
チゼルを打ち込むと、今度は抜けなくなりました。チゼルが刺さるのは初めてです。やはり締まった粘土層なのでしょうか?
勢い良くチゼルを打ち込むと抜けなくなるので、井戸底の固い場所を探して、少しずつチゼルを打ち込みました。やがて、井戸底は均されたようです。勢い良くチゼルを打ち込んでも、刺されなくなりました。
突き棒でを降ろしましたが、深さは変わりません |
チゼルを打ち込んだら抜けなくなりました |
アースクラッシャー、帰投しました |
固いモノ(石?)は砕けたでしょうか? 四度、オーガで挑戦です。
まだ、オーガが井戸底に突っ掛かります。頑張ってフルパワーを掛けていたら、今度はガリガリ言い出しました。突き棒で感じたのは、やはり砂利だったようです。
三度、75mmオーガで挑戦します |
オーガ、着底しました |
砂利と衝突です、5cmも下がりません |
相手が砂利層なら、マグマライザーで抉じ開けてやりましょう。
しかし、マグマライザーでは砂利は感じません。マグマライザーの直径の外側、井戸穴の外周部に砂利があるようです。マグマライザーでは深さを稼げませんので、20分で撤収です。
マグマライザー、出撃!! |
井戸底は粘土ですが、砂っぽい |
素直に径50mmオーガで下穴を開けてみましょう。
径50mmオーガでも効率悪いです。井戸底を滑ってしまって、中々食い込んでくれません。20cm掘り下げるのに30分掛かってしまいました。それでも、昨日よりはましですな。
径50mmオーガで下穴を開けてみます |
径50mmオーガ、着底しました |
30分頑張って20cm下りました |
50mmオーガに付着した土砂を観察しました。単なる粘土ではないです。固く締まった砂にも見えます。
粘土みたいですが、固い砂です |
次は下穴の拡張ですが、本日はここで終了。
一日、井戸底の土層に振り回されました。思い通りにならず、苦しいです。
感想と構想
径75mmオーガで直接、粘土層を掘り抜くアイデアはダメでした。
突き棒もダメ、アースクラッシャーも効果なし、マグマライザーも役に立ちません。辛うじて径50mmオーガで下穴が開きました。しかし、効率が悪いです。ここで径75mmオーガーで下穴を拡張しても、また井戸底に突っ掛かるでしょう。
・突き棒で下穴を開けると、径75mmオーガは突っ掛かって掘削できない。
・ポンプ式井戸掘り器で井戸底を浚うと、径75mmオーガは空滑りして掘削できない。
どういたら良いですかね??? GWも近いのに、粘土層の掘り方が判りません。
粘土層を掘り抜くアイデア、アイデア。
各道具に付着してきた井戸底の土砂を見ると、毎回違うようにも見えます。軟らかい粘土だったり、粗砂混じりの粘土だったり、固く締まった砂だったり。もしかしたら、5~10cm位の厚みで土層が変わっているのかもしれません。土層毎に掘り方を変える必要があるのかも…。
そんなん、判るかーい!!
アルバム
2015年4月26日 |
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