道具の検討
作業効率を上げるのと、体力の問題から道具の改良を検討しています。
・突き棒の持ち手パイプの分離
・突き棒の刃先改良
・オーガの持ち手パイプの分離
・滑車の再導入
・井戸掘り器の密閉
先ずは突き棒の持ち手から。
現場の土層の特徴というか、土層の硬さから、井戸掘りのメインは突き棒です。突き棒で土層を崩さないと、掘り進めることはできません。ここの効率を上げることが、ポイントと考えています。
実際はHIVP25 管だけで8mを超えて、取り廻しに苦労しています。作業効率は下がる一方です。ヤグラ上で大きく撓るため、接続部がヤグラの単管に引っ掛かかり、持ち手パイプの上げ下げにも苦労しています。
塩ビパイプ8mが大きく撓っています (撮影:2014/12/21) |
持ち手パイプの上げ下げ時に、ソケット部分で分離・接続をすれば良いわけですが、若干問題があります。塩ビソケットは柔らかいので、井戸底を突いたり抉ったりすることで、ガッチリ噛み合っています。分離するのに、パイプレンチを使っても結構苦労します。
接続時も、井戸底側に立てたパイプに、空中に立てた不安定な状態のパイプをねじ込むのは難しいです。塩ビソケットが柔らかいのでネジ山
がきちんと合ってなくても噛み合ってしまい、ネジ山を潰しそうです。
という訳で、ソケットをメタルに交換したいのですが…。メタルソケットはお高いんですよね。なるべく数は減らしたい。当然、分離・接続の回数も減らしたいです。
現在の200cmのHIVP25全てのソケットを交換するのは無駄です。ソケットの交換はいったん、パイプから切り離す必要があります。パイプは短くなるし、塩ビソケットは再利用不可です。
では4m毎に分離するとしましょう。
試算するとこの場合には、各パイプの雄雌何れかのソケットの交換が必要です。交換数は半分になりましたが、まだもったいない。『===』はパイプ、『■』はソケットです。
【現状】
突き棒===■メタル雌
メタル雄■===■塩ビ雌
塩ビ雄■===■塩ビ雌
塩ビ雄■===■塩ビ雌
塩ビ雄■===■塩ビ雌
塩ビ雄■===■塩ビ雌
|
【4m毎分離案】
突き棒===■メタル雌
メタル雄■===■塩ビ雌
塩ビ雄■===■メタル雌
メタル雄■===■塩ビ雌
塩ビ雄■===■メタル雌
メタル雄■===■塩ビ雌
| →ここはメタル化済 →同上 →メタル化 →メタル化 →メタル化 →延長分 |
ということで、6m毎に分離することにしました。
ソケット交換が必要なのはパイプ2本分です。実際には交換ではなく、購入済の新しいHIVP25×200の2本にメタルソケットを装着します。塩ビソケットのパイプは延長分に転用します。1本余りますが、これは次の延長分に使います。
【現状】
突き棒===■メタル雌
メタル雄■===■塩ビ雌 塩ビ雄■===■塩ビ雌
塩ビ雄■===■塩ビ雌
塩ビ雄■===■塩ビ雌
塩ビ雄■===■塩ビ雌
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【6m毎分離案】
突き棒===■メタル雌
メタル雄■===■塩ビ雌
塩ビ雄■===■塩ビ雌
塩ビ雄■===■メタル雌
メタル雄■===■塩ビ雌
塩ビ雄■===■塩ビ雌
| →ここはメタル化済 →同上 →メタル化 →メタル化 →延長分 |
これで材料を無駄にしなくて済みそうです。
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