調査と研究
上総掘りを調べていて、その源流である大坂掘りにも興味が湧きました。高度にシステム化された上総掘りより、大阪掘りの方がDIYに適しているかもと思ったからです。
ネット検索で、この大坂掘りに関する資料も一部見つけました。こちらも紹介しておきます。
歌川国芳 「東都 三ツ又の図」 |
ちょっと前に「浮世絵にスカイツリー?」がニュースになりましたが、この歌川国芳の浮世絵の論考もあります。浮世絵に描かれた塔は、大坂掘りのヤグラだそうです。
「上総掘り前史・大坂掘り三百年(1) 」、能城 秀喜、帝京平成大学紀要 第21巻 第2号、2010年3月 | |
「上総掘り前史・大坂掘り三百年(2) 」、能城 秀喜、帝京平成大学紀要 第22巻 第2号、2011年3月 | |
前資料に続く2巻です。著者は袖ケ浦市郷土博物館の帝京平成大学上総掘りプロジェクト共同研究者の方です。 江戸時代の江戸市中、大垣、大阪各地の、掘抜井戸に関する論考です。図表、写真が豊富で読み応えがあります。 本資料は帝京平成大学図書館のWebOPACで公開されています。 | |
「上総掘り前史・大坂掘り三百年(3) 」、能城 秀喜、帝京平成大学紀要 第23巻 第2号、2012年3月 | |
前資料に続く3巻です。江戸時代の大坂掘りについて、文書、絵画等の史料を元にした変遷の論考です。 本資料は帝京平成大学図書館のWebOPACで公開されています。 | |
「上総掘り前史・大坂掘り三百年(4) 」、能城 秀喜、帝京平成大学紀要 第24巻 第2号、2013年3月 | |
前資料に続く4巻です。3巻に続き長野県、高知県等の大坂掘りの論考です。発表されている最終巻ですが、論文としては未完のようです。 本資料は帝京平成大学図書館のWebOPACで公開されています。 |
著者は袖ケ浦市郷土博物館の研究員で、上総掘り技術伝承会のメンバーです。博物館の副主幹を務めた後、現在は袖ケ浦市平川公民館の主幹になられています。公職としては歴史研究から離れたようです。
感想と構想
大坂掘りの具体的な掘り方は、入手できていない1巻に記載されているようです。資料が入手できず、欲求不満です。
「上総掘り前史・大坂掘り三百年 」を読んで、「揉抜井戸」なるものの存在を知りました。
こちらも調べてみます。
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