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投稿日 2016年7月20日水曜日

上総掘りの道具の紹介

道具の検討


上総掘りの道具をご紹介します。以下の参考文献から道具の説明と、写真を引用します。

参考文献 
「上総堀り 伝統的井戸掘り工法 民俗文化財伝承・活用事業報告書」、千葉県立上総博物館友の会、千葉県教育委員会、2000年


ホリテツカン
掘削用の鉄管で、長さ1~3mの鉄管をつないで製作。下部は径が大きく、孔中での動きが円滑になるよう工夫されている。上部に鉄管の掘り屑吐き出し用の窓があり、先端内部にサキワとコシタとよばれる弁が装着される。長いものは7m以上ある。タテイレテツカンは、掘削当初に使用する短め(3mくらい)の鉄管。

(引用:上総堀り 伝統的井戸掘り工法 
民俗文化財伝承・活用事業報告書、2000年) 


サキワ
サキワはホリテツカンの先端に付けて孔底を突き崩す円筒形の鉄製ノミ、直縁と外反縁の2種類があり、鉄管の径に合わせて大小があり、焼き入れをした鋼である。ナガワは、サキワの柄の部分を長くしてコシタと一体にしたもの。

(引用:上総堀り 伝統的井戸掘り工法 
民俗文化財伝承・活用事業報告書、2000年)


イチモンジ
イチモンジはサキワの先端に横刃を軸ナたもので、粘土層や岩盤を突き崩すのに使う。いずれもこれらの交換によってホリテツカン本体の消耗を防ぐ。装着は当て木をしてたたき入れる。

(引用:上総堀り 伝統的井戸掘り工法 
民俗文化財伝承・活用事業報告書、2000年


コシタ
鉄管が突き下ろされると弁が開き、ネバミズに混じって堀り屑が管内に取り込まれ、引き上げると弁が閉じ、吸入された掘り屑が逃げないようになっている。このくり返しにより掘り屑を回収し掘進していく。

(引用:上総堀り 伝統的井戸掘り工法 
民俗文化財伝承・活用事業報告書、2000年)


感想と構想


上総掘りの道具を上手く応用すれば、砂利層を突破できると思います。前述の資料を読み直してみます。



以下の記事を分割して再投稿しました。(2019年6月7日)

2016年7月20日水曜日
一人上総掘りのアイデア


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