本日の記録
作業時間 10:00〜17:00
掘削記録 5cm(深度3,205cm) 計らずも新たに掘り下げていました
開始水位 550cm(水深2,650cm)
天気予報では今日は午後から雨の予報です。雨の前に一掘り、片付けましょう。
作業の準備
井戸底から掘り揚げた土砂を処理します。土砂は掘り揚げる都度、笊で篩って砂と砂利を分離しています。今日は更に砂利を5mmの篩に掛けて豆砂利を分離します。豆砂利は井戸穴を埋める際に再利用する予定です。大きな砂利は不要ですが、当面、記念品としてストックしておきます。
掘り揚げた砂利を篩に掛けています、 豆砂利は埋め立てに再利用します |
粘土混じりの細砂、粗砂は箕で一晩脱水して、土嚢袋に収納します。こちらも井戸穴の埋め立てに再利用する予定です。
掘りクズは箕で一晩脱水して、土嚢袋に収納します |
道具と材料
・オーガ本体+延長パイプ×17+90cm短尺パイプ=3,240cm
・突き棒2号+塩ビHIVP25×200×16=3,370cm
・ポンプ式井戸掘り器
掘削の状況
V3を井戸底に降ろすと、マーキング位置は高さ123cmです。
V3で井戸底を突いて井戸底に押し込みます。マーキング位置は高さ87cmに下がりました。昨日、V3を押し込んだ高さとほぼ同じです。何らかの原因で、この位置までしか下がらない。ぐぬぬ!!
昨日分解したポンプ式井戸掘り器3号:V3を 組み立て直しました、 これで沈殿した土砂を浚います |
V3が着底しました、 マーキング位置は高さ123cmです |
V3を井戸底に押し込みます、 マーキング位置は高さ87cmに下がりました |
V3を引上げます。
圧力抜き孔から泥水が見えます。水は割りと澄んでいます。ちょっと指先に付けて舐めてみました。塩味は感じません。渋みもなし。良水の予感です。
中身は粗砂が多量に揚がりましたが、泥水も一緒に揚がってきました。
V3が帰還しました |
圧力抜き孔から泥水が見えます、 水は割りと澄んでいます |
V3で揚がった粗砂と泥水です、 2mのパイプから排出したため、泥水が濁りました |
突き棒2号で突き固めた掘りクズを解します。
突き棒2号を井戸底に降ろすと、マーキング位置は高さ102cmです。ここが掘りクズの頂上ですが、昨日と同じ位置です。ちっとも進みません。
突き棒2号で井戸底を突きます。今回は掘りクズの締まりは緩いです。簡単にマーキング位置が高さ23cmまで下がりました。つまり、V3で押し固められていません。V3が掘りクズの頂上に、届いてないということです。
どうやら、V3は井戸壁の出っ張りに引っ掛かっているようです。突き棒を最初の位置まで引上げて、井戸壁をなぞる様に上下させると、確かに引っ掛かりがあります。突き棒で突いて、出っ張りを削り取りました。
突き棒2号で突き固めた掘りクズを解します |
突き棒2号が着底しました、 マーキング位置は高さ102cmです |
突き棒2号で井戸底を突くと、 マーキング位置は高さ23cmまで下がりました |
突き棒で井戸壁の出っ張りを削り取りましたが、充分かどうか判りません。ここは砂回収器:スクリュードライバーの登場です。
先週、連結部の雨樋パイプが破損したため、接続方法の見直しが必要だったのですが、アイデアが…。一つ思いついたのは、連結部に薄手のブリキ板を巻きつける方法でしたが、手に入りませんでした。自宅に大きな菓子缶があったはずですが、捨てられてた。(笑)
前回はアルミ缶で失敗しましたが、合わせ技で行きましょう。
アルミ缶を切り裂き、連結部に被せます。これで皺が寄らなくなりました。この上に前回同様、縦切りした雨樋パイプを被せます。更に前回破損した雨樋パイプから短冊形の部材を切り出して、被せました。
最後にホースバンド4本で締め付けます。締め付けはインパクトレンチで限界まで固めました。
3を分解して、スクリュードライバーを組み立てます、 本体と塩ビパイプの連結部をなんとかしないと… |
アルミ缶を切り開いて被せました |
雨樋パイプで作ったカバーを被せます |
更に短冊型に切り取った雨樋パイプを被せて、 ホースバンドで締め付けました |
刃先の長爪は井戸壁を掃除するため、若干外側に曲げています。やり過ぎると井戸底に引っ掛かって引き上げ不能になります。慎重に慎重に…。
井戸壁を削り取るため、 本体の長爪を若干外側に開きました |
スクリュードライバーで井戸壁の掃除と、掘りクズを一気に浚います。取りあえず、今回は井戸壁が掃除できればOKです。掘りクズはオマケと考えます。そのほうが気が楽です。(笑)
スクリュードライバーを井戸底に降ろすと、ハンドル高さは112cmです。オーガより10cm長いので、昨日のオーガの着底位置より高さ30cmほどは下がっています。掘りクズ除去は進んでいます。ヤマ(井戸壁の崩落)との追いかけっこですが先行しています。
ハンドルを回します。固いことは固いですが、梃子を掛けるほどではありません。30分弱でハンドル高さ30cmまで掘り下げました。しかしここからが急に回転が苦しくなりました。井戸底に突っかかります。そのたびに梃子を掛けて脱出です。
この場所は砂層のはずです。突っかかるような砂利は無いはずですが…。
ハンドル高さが25cmまで下がりました。ハンドルが低くて固くて、ギックリ腰が危ないです。
ちょっと待てーい!! 確かにオーガでハンドル高さ20cmまで掘り下げてあります。しかし、スクリュードライバーは10cm長いはず。ならハンドル高さ30cmが目標です。
井戸底に突っかかるのは当たり前。新たに井戸底を掘り下げていました。
無茶しやがって。(笑)
スクリュードライバーで井戸壁の掃除と、 掘りクズを一気に浚います |
スクリュードライバーが着底しました、 ハンドル高さは112cmです |
スクリュードライバーがハンドル高さ30cm位置で 噛んでしまいました、 梃子を掛けて脱出します |
スクリュードライバーでハンドル高さ25cmまで 掘り下げました |
スクリュードライバーにロープを掛け、動滑車で引上げながら、井戸壁の出っ張りを確認します。出っ張りがあれば、ロープを固定します。ここでスイベル(縒り戻し)を使って、ハンドルを回転させて井戸壁の掃除です。よっちゃんのアイデアですが、これで作業が楽になりました。
スクリュードライバーを動滑車で引き上げて固定し、 ハンドルを回して井戸壁を掃除します |
スクリュードライバーを更に動滑車で引き上げて 井戸壁を掃除します、 引っ掛かる場所を全て処置しました |
スクリュードライバーを完全に引き抜いたら、もう一度井戸底にねじ込みます。
ハンドル高さが80cmぐらいから、まだ掘りクズの手応えがあります。いったん底まで掘り下げたのにまだ、高さ50cm近く掘りクズが残っているようです。変なの??
また連結部が破損して取り込んだ砂が流出しているか、ヤマが起きて砂がどんどん崩落しているのか、スクリュードライバーが詰まって砂が取り込めないのか、それとも地底人が邪魔をしているのか。そんな所ですな。中々掘りクズは処理できませぬ。
スクリュードライバーでもう一度、 ハンドル高さ30cm以下まで掘り下げました |
スクリュードライバーを引き抜き、手を離すと、 ハンドル高さ81cm位置で止まりました、 この下は掘りクズのようです |
ポンプ式井戸掘り器を引上げます。
圧力抜き孔から泥水が見えます。取りあえず、連結部の破損はないようです。まずは一安心。
取り込んだ土砂の排出作業に入ります。2mの落差から取り込んだ泥水が流れ出すので、洪水対策のため、バケツにナマコ板のカバーを差し込んで準備完了です。
スクリュードライバーが帰還しました |
圧力抜き孔から泥水が見えます、 接続部の加工は上手く行ったようです |
スクリュードライバーが取り込んだ 掘りクズと泥水を排出するため、 ナマコ板でカバーします、洪水対策です |
連結部をチェックします。今回は雨樋パイプの破損はありません。良か良か!!
雨樋パイプとアルミ缶のカバーを外すと、連結部には粗砂がギッチリ詰まっています。これでは掘りクズの土砂は取り込めませんね。掘りクズを取り残した原因はこれです。
今回は連結部の破損はありません、 今回は上手くいきました、 ホースバンドの位置がズレています、 井戸壁に引っ掛かったのはこの部分ですね |
連結部のカバーを外しました、 掘りクズが詰まっています、 これでは土砂は取り込めません |
スクリュードライバーから掘りクズを排出しました。
泥水を避けて笊で篩うと、2リットルほどの粗砂と、砂利が少々です。掘りクズの頂上付近にはジャリが固まっていたので、たくさん砂利を取り込んだと思いましたが、期待外れです。
スクリュードライバーの掘りクズと泥水を排出しました |
スクリュードライバーの成果です、2 リットルの粗砂と砂利がチョロっと、期待外れです |
スクリュードライバーで井戸壁の掃除は完了しました。取り残した掘りクズを浚う前に、念のため突き棒で掘りクズを解しておきましょう。
突き棒2号を井戸底に降ろしました。マーキング位置は高さ72cmです。ここから井戸底を突いてみますが、やはり掘りクズは締まっていました。ガシガシ井戸底を突くと、マーキング位置が高さ15cmまで下がりました。て、事は掘りクズは残り57cmです。
念のため、突き棒2号で掘りクズを解しておきましょう |
突き棒2号が着底しました、 マーキング位置は高さ72cmです、 掘りクズはやはり締まっていました、 井戸底を突くと高さ15cmまで下がりました |
さあ、残った堀クズをV3で浚います。井戸壁は掃除したので、井戸底までズッポリ挿入できるはずです。ここでスクリュードライバーを分解して、V3を再度組み立てます。これって、泥縄?
V3を組み立て直して、井戸底に挿入しました。マーキング位置は86cmです。
ここから井戸底に押し込みましたが、マーキングが高さ55cmまでしか下がりません。井戸壁を掃除する前の高さ85cm付近よりは下がりましたが、ズッポリ挿入の話は? またしても期待外れです。
スクリュードライバーを分解して、 V3を再度組み立てました |
V3が着底しました、マーキング位置は86cmです、 ここから井戸底に押し込みましたが 高さ55cmまでしか下がりません、期待外れです |
V3を引上げます。
圧力抜き孔から泥水が見えます。今回もゴム弁の動作は良好です。
中身は粗砂が多量に揚がりましたが、泥水も一緒に揚がってきました。粗砂は5リットルバケツの半分ほどです。砂利も少々揚がりました。
V3が帰還しました |
圧力抜き孔から泥水が見えます |
V3が掘り揚げた粗砂と泥水です |
泥水を除くと5リットルバケツの半分以上が砂と砂利でした |
V3では何故か井戸底の掘りクズに差し込めません。周囲は既に真っ暗ですが、もう一度挑戦です。しつこい性格なんです。懲りない性格なんです。ねちっこい性格なんです。(笑)
突き棒2号で掘りクズを解します。
突き棒2号を井戸底に降ろしました。マーキング位置は高さ67cmです。先ほど突き棒を降ろしたときから5cmしか下がっていません。ヤマが起きていますね。
ここから井戸底を突いてみますが、締まりは緩いです。これはV3のソケットが井戸壁に引っ掛かって、下がっていない証拠です。スクリュードライバーで掃除したはずですが…。ぐぬぬ!!
突き棒2号でガシガシ井戸底を突くと、マーキング位置が高さ15cmまで下がりました。て、事は掘りクズは残り52cmです。
もう真っ暗ですが、 突き棒2号で突き固めてしまった掘りクズを解します |
突き棒2号が着底しました、 マーキング位置は高さ67cmです |
突き棒2号で井戸底を突いて押し込みます、 マーキング位置は15cmまで下がりました、 掘りクズの残りは52cm分です |
V3のソケットが井戸壁に引っ掛かって下がらないるようです。
では細めのポンプ式井戸掘り器1号を試します。ズボッと井戸底まで挿入できることを期待しています。
ポンプ式井戸掘り1号を井戸底に降ろしました。マーキング位置は高さ80cmです。V3と比べて、やはり7cmしか下がっていません。
旧式のポンプ式井戸掘り器1号を試します、 ズボッと井戸底まで挿入できることを期待しています |
ポンプ式井戸掘り1号が着底しました、 マーキング位置は高さ80cmです |
ポンプ式井戸掘り1号を井戸底に押し込みます、 マーキングの高さは48cmまでしか下がりません、 掘りクズはまだ20cm分を取り残しています |
ポンプ式井戸掘り器1号を引上げます。
圧力抜き孔から泥水が見えます。砂利があれば洗われて見えるはずですが、砂しかなかったようです。砂だと持ち手パイプに浸入した水が逆流して、取り込んだ砂が流出してしまいます。僅かな量ですがね。
中身は粗砂が多量に揚がりました。砂利も僅かに揚がりました。
ポンプ式井戸掘り器1号が帰還しました |
圧力抜き孔から泥水が見えます、 逆流した水で取り込んだ砂が流出したようです |
粗砂が揚がりました |
しつこい性格ですが、今日は終了です。タイムアップ!!
14時ぐらいから雨が降り出しましたが、根性で掘り続けました。疲れて、冷え込みました。意気消沈です。
感想と構想
今日1日の作業で結構な量の砂利が揚がりました。それなりに量は揚がりましたが、深さが稼げません。
今日1日の作業で掘り揚げた砂利です、 それなりに量は揚がりましたが深さが稼げません |
アルバム
2015年12月23日 |
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