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投稿日 2016年6月22日水曜日

井戸穴拡張器、設計開始

道具の検討


井戸穴が深度37mを超えた辺りで、井戸掘り道具が次々とワヤになりました。
径50mmオーガはブレードが歪み、ハンドルはボスピンが折れ、砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)は爪にクラックが入りました。それぞれ修繕しましたが、もう一つ壊れました。ねじなし電線管の持ち手パイプの最下部、道具との接続用コネクタです。
ここは、長さ66mmのカップリングを被せていましたが、長期の使用で変形してしまいました。これを長さ200mmの構造用鋼管STKM11Aへ5/29に交換しました。

写真が持ち手パイプ最下部、道具との接続箇所です。砂回収器を接続しています。外部装着パイプをカップリングから、長いSTK鋼管に変更したことで、道具装着の運用が楽になりました。

ん? 閃きました!!

持ち手パイプ最下部、道具との接続箇所です、
外装パイプで道具装着の運用が
楽になりました
(撮影:2016/6/19)

閃いたのは、先延ばしにしている、井戸穴の拡張です。
井戸穴は径75mmのオーガで掘削しています。挿入予定のケーシングパイプはVU100を予定しています。井戸穴を覗くと偏心しているようなので、径150mm位まで拡張しなければならないでしょう。

オーガヘッドは交換式で径100mmと径125mmまでは用意してあります。ただ、これで井戸穴を拡張すると土砂が井戸底に落ちます。今なら深度37m超えです。ここで井戸穴を拡張すると、土砂を深度37mの井戸底から浚い上げなくてはなりません。面倒クセー!!




対策をずーと考えてきました。1年間以上ね。(笑)
結論が出ないので、先延ばしにしてきたら、深度が30mを超えてしまいました。


井戸穴拡張案1
基本はオーガの先端にバスケットを付けて、落ちた土砂をキャッチする方法です。最初は塩ビパイプを装着するつもりでしたが、捩れて塩ビが割れて脱落する可能性があることに気が付きました。アカン!!




井戸穴拡張案2
次のアイデアは金網製の籠です。しかし既製品があるのか判りません。じゃあパンチ穴を開けたアルミ板でバスケットを作るか。でも、アルミ溶接の機材はないので、リベット打ちです。自信ねー!!




井戸穴拡張案3
その次に考えたのは砂回収器自身をバスケットにすることです。こんな感じ。イイね!!

オーガ Powerd By スクリュードライバー

径75mmから径100mmへの拡張にはSTK76.3、径100mmから径125mmの拡張にはSTK101.6が使えます。いけるやん!!
図は長さ100cmの砂回収器2号を接続していますが、今や長さ200cmの砂回収器3号があります。一気に井戸穴を拡張できるでしょう。

頭の中でシミュレーションしてみます。
径75mmのサイズで掘られた井戸穴に、先ずはSTK76.3の砂回収器が入っていきます。そして、径100mmオーガが井戸穴を拡張していきます。掘りクズの砂、砂利、粘土はオーガから離れ落ちて、砂回収器の中に収納されます。

良いような感じですが、ちょい待て。「オーガから離れ落ちて」って本当かね。径100mmオーガのブレード上に、土砂が押し上げられるんじゃね?

オーガを逆回転させれば、土砂を払い落とせるかな?
ブレードの上に土砂が押し上げられるのは、ブレード先端で削り取られた土砂が駆動力になっています。逆回転させれば多少は土砂が落ちるかも知れませんが、根本解決にならない気がします。

じゃあ、振ってみますか。
でも、オーガのブレード先端と、砂回収器の土砂排出孔の間は20cmほどしかありません。引き上げ過ぎると、土砂が井戸穴とバスケットの砂回収器の間に落ちてしまう気がします。砂回収器が噛みそうです。
もう一工夫が必要です。




ここまでが、1年以上考えていた内容ですが、ここでアイデア切れでした。

井戸穴拡張案4
そして6/19に外部装着パイプを見て、閃いたのがこれです。図面を描きました。

井戸穴拡張器組立図

外部装着パイプの外側に更に角パイプを被せています。ここに鉄プレートのマウントを装着。井戸壁を削る爪はマウントに取り外し可能としました。

井戸穴拡張器部品図(マウント)

井戸壁を削る爪は角度を付けて立ててあります。削り取った井戸壁の土砂は下に落ちるしかないです。落ちた土砂は、バスケットの砂回収器で確保されることになります。

井戸穴拡張器部品図(爪)

爪のサイズは径100mm、125mm、150mmを用意するつもりです。
土砂を受け止めるバスケットは井戸穴を広げる度に径125mm、150mmのSTK鋼管が必要です。面倒ですが収容する土砂の容量を考えると、径75mmの砂回収器をちまちまと使うよりも効率的でしょう。


感想と構想


新たに考案した井戸穴拡張案4ですが、図面を描いている内に問題に気が付きました。今のままだと、センターが取れないのではないでしょうか。
井戸壁にブレードを当てて削ろうとしても、持ち手パイプを押して逃げてしまう気がします。では反対側にもブレードを取り付ければ良いかと考えましたが…。ブレードを増やすと掘削面への喰い付きが悪くなります。

上手くいかんのー

でも、スパイラルボーラーのオーガは最大で径125mmです。井戸穴は径150mmまで拡張する予定なので、その時のために何か道具を考えておく必要があります。
径150mmのアースドリルなるものを見付けましたが、お高いです。また、持ち手パイプとの連結に苦労しそうです。

画期的なアイデア絶賛募集中、笑

【2018/6/15】
図のリンクが壊れていたので、再投稿します。

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