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投稿日 2016年7月15日金曜日

爪部の改造計画

道具の検討


鑿井方法を変更しました。
砂回収器の逆止弁を鉄製に交換して、井戸底を直接掘り下げ&土砂を浚い揚げる方式に改善しました。今までは、(1)径50mmオーガで下穴を掘削→(2)径75mmオーガで井戸径を拡張→(3)砂回収器で土砂を浚い揚げ、の3ステップでした。改善により、作業が1ステップになりました。井戸掘り道具の上げ下げの回数が減ったことも大きいです。所要時間を比較してみましょう。

改善前
5/15に深度37.2mから45cmを掘り下げて、5/28に土砂を浚いきるまでの実績です。5/15は以前の方法で最後に掘り下げた日です。


5/15 径50mmオーガの下穴開掘削45cm 所要時間:3時間
5/15 径50mmオーガが井戸底で噛んでレスキュー 所要時間:30分
5/15 下穴掘削とレスキューで崩れた土砂浚いで、砂回収器2号を2回投入 所要時間:2時間20分
5/22 下穴掘削とレスキューで崩れた土砂浚いで、砂回収器2号を2回投入 所要時間:1時間30分
5/22 径75mmオーガの井戸穴拡張45cmの内15cmで断念 所要時間:1時間20分
5/22 径50mmオーガが井戸底で噛んでレスキュー 所要時間:1時間
5/22 15cm分の拡張した土砂とレスキューで崩れた土砂浚いで、砂回収器2号を4回投入 所要時間:4時間
5/28 30cm分の井戸径の拡張とレスキューで崩れた土砂浚いで、砂回収器2号を3回投入 所要時間:6時間30分

所要時間合計:19時間10分、作業日数:3日間


高さ45cm分を掘り下げるのに、19時間以上も掛けていました。諦めないのは偉いけど、アホですな、このブログ主は。(笑)


改善後
7/3に深度38.2mから45cmを掘り下げた実績です。7/3は鑿井方法を変更した初日です。


7/3 砂回収器3号で溜まった土砂85cmを取り込み、高さ45cm分を新たに掘り下げ 所要時間:5時間50分

所要時間合計:5時間50分、作業日数:1日間


うーん、エクセレント!!
作業日数で、3日間が1日に短縮されました。3倍の効率アップです。




でもね…。
砂回収器3号で掘り下げるのが重労働なんです。中々鑿井が進まない。息が上がるまでハンドルを回しても、高さ1~2cmずつしか下らないのです。これなんとかしたい!!

理由は判っています。井戸底の土層が締っていることもありますが、多分、問題は砂回収器の爪の形状です。
爪は長短2個を付けていますが、強度を意識して先端が平らになっています。これでは井戸底に刺さりません。現状は、爪を回転させることで、井戸底の表面を削り取りながら掘り進めているのです。道具一式は重さ30kgオーバですし、ハンドルを回すときは井戸底に押し付けています。なのでこれでも何とか掘り進められていますが、進捗が悪いのだと思います。

爪の先端は平らになっています
(撮影:2016/6/12)




砂回収器の爪部の展開図を再掲します。

2016年6月5日日曜日


砂回収器改、設計完了


現在使用している、分離型に改造した爪の展開図です。爪の先端は平らで、鋭さはありません。幅は2/16φ、3cm弱です。ここが抵抗になり、井戸底に刺し込めないのです。これを見直すべきです。

砂回収器2号改の爪、交換式です
(掲載:2016/6/5)




長短2枚の爪は、ハイドロミッションズ社(米国)のオーガを参考にしました。最初の想定では、長爪が砂を削り取り、短爪が砂を内部に掻き込む想定でした。しかし、今となっては、短爪は邪魔な気がしてきました。解された土砂は回転しなくても、砂回収器の重さだけで取り込みが可能です。
短爪は爪部が井戸底に突き刺さる邪魔でしかないと思います。短爪は取り外しましょう。

2015年11月11日水曜日


砂回収器の検討、2日目





缶切りのような刃型は、バーコのホールソーを見習いました。用途を考えずに真似をしたのですが、役に立っています。この部分で井戸底の砂利をキャッチして、砂回収器を引上げることで、砂利を引き剥がすことができます。爪部を改造するとしても、この機能は残します。

2016年1月27日水曜日


ホールソーで良いんじゃない



感想と構想


取り合えず、今の爪部から短爪を切り落として、長爪を削り直そうと思いましたが、待て待て。改造が成功するか判りません。鑿井は残り90cmで深度40mに到達です。ここまでは今のまま掘り進めることにします。
爪を改造して井戸底にぐっさり刺さり過ぎても、土層が抵抗になってハンドルが回し辛いはず。それに強度も心配です。先ずは慎重に設計してみましょう。


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