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投稿日 2014年11月19日水曜日

土層が固い

調査と研究


11/14に掘り始めましたが、表面の耕土を過ぎると土層の固さに手こずってます。黄褐色で細い砂と粘土が固まった地層はいったい何者?
関東だとローム層の下によく見かける土質です。私の知識では山砂のはず。しかし、ネット検索すると山砂=真砂土と出ます。たしかに黄褐色で砂質なので合っているのですが、真砂土は花崗岩が風化して陸上堆積した土砂では? 耕地脇の露頭を見ると一部に貝化石が含まれるため、海性堆積物と思われます。

ちなみに露頭部の風化した表面を拭うとカチカチです。ハンマーで叩けば割りと簡単に崩れますが… 柔らかい砂岩ですね。ここを掘っている訳です。

更にネット検索すると、
◆山砂(やまずな)
http://www.mizunotec.co.jp/doboku/yamasuna.html (リンク先に画像あり)

山砂とは、「土木用語大辞典:財団法人土木学会編(技報堂出版)1999年2月15日1版1刷発行」によれば
《山砂 やまずな [pit sand] 山地、丘陵,台地等の陸地部の洪積堆積土で,建設用材料として採取される砂質に富んだ土の総称.山土ともいうが,土質分類上は砂質土に属す.(中略)透水性が良く締固めが容易であるため埋戻しや盛土等に広く利用される.(後略)》

この土層は「洪積世に河川から海に堆積した地層で、その後に隆起し、沖積世ではあまり地層の変化を受けずに丘陵部の基礎を成すもの」、と判りました。「約70万年前の堆積物」。園芸や造園の山砂と、土木の山砂は意味が違うのですね。

地下水って、昔に川が流れていた場所に土砂がたまって、そこを掘るから水が出るんではないの?昔々、小学校の社会科で習った扇状地の地下水脈のイメージ。
沖積世の地層でないってことは、水は出ないってこと?泣

現在、3メートルほどを掘削してますが掘り出す土砂はパサパサです。

掘り上げた土砂はパサパサです
(撮影:2014/11/14)

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