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投稿日 2015年10月27日火曜日

掘りクズ浚いに苦労しています

道具の検討


先々週から、井戸底の掘りクズ浚いに苦労しています。二つのポンプ式井戸掘り器を使っていますが、井戸壁の砂利に突っ掛かるようで、掘りクズを中途半端にしか取り込むことが出来ません。
径75mmオーガを何度も往復させて井戸壁を掃除していますが、上手く行きません。先日はとうとう癇癪玉を破裂させてしまいました。

今朝、自宅近くで見掛けた
ボーリングマシンです、
ビットの形状が参考になります

何でここに来て、掘りクズ浚いに失敗するようになったのでしょうか?
確かに今までも、掘りクズ浚いが失敗することはありましたが、連続で起きることはなかった。発生しても、掘りクズを解し直したら回復しました。今回はダメです。週末までに、原因と対策を考えてみます。

今までとは何かが変わったのです。
土層? 深度? 道具?


原因1:土層が固くて井戸壁の石が取り難い?
これはない。土質は粘土質の砂で締りはそれほど強くはありません。砂利も砕けず、丸い形状でそのまま揚がってきます。


原因2:土層が軟らかくて井戸壁に剥がれた石がめり込んでいる?
径75mmオーガはサイドブレードを丈夫な素材に交換してあります。これまで歪んだことはありません。井戸底から剥がした石はシャフトとブレードの間を通って後方に排出されます。これより大きな石はサイドブレードに引っ掛かります。更に井戸底から石が剥がれると、石の行き場が無くなります。土質が柔らかいとこの石がオーガから逃げ出して、井戸壁に押し付けられて、めり込んでいるのかもしれません。

サイドブレードに引っ掛かって
揚がってきた石です
(撮影:2015/10/18)

うーん、良く考えるとこれもないな。掘削時に石が井戸壁にめり込んでも、オーガを煽って井戸壁を掃除した際に外れるはずです。却下。


土質の影響ではない。では、深度の影響かと言うと思い付かない。だとすると、残るのは道具だわ。


原因3:道具が重くなり、オーガの回転の遊びが少なくなり、井戸穴の径がギリギリになった?
径75mmオーガに対して、ポンプ式井戸掘り器2号のTSソケットの外径は70mmです。遊びは5mmしかありません。
ポンプ式井戸掘り器1号もVP50のパイプの外径60mmにホースバンドを巻き付けています。ホースバンドのネジ部の高さが1cm以上ありますので、径としては70mmを超えていて、遊びはほとんどありません。
今までは75mmオーガで掘削してもヘッドが暴れるため、75mm以上の径の穴が開いていたようです。ポンプ式井戸掘り器の径が問題になることはありませんでした。

独楽は重たい程、回転が安定します。オーガも深度が深くなった分だけ、長く重くなっています。このため、オーガの回転が安定して、75mmギリギリの穴を穿つ様になったのでしょうか?

現在のオーガの総重量です。直に30kg超えの勢いです。
 
部材長さ(cm)重さ(kg)本数計(cm)計(kg)
オーガ一式921.91921.9
アンテナマスト(E25)1801.3162,88020.8
コネクタ(SGP15A)(20)0.31705.1
(計)2,61227.8

これだと説明が付きます。井戸穴がギリギリのため、ちょっとの石が飛び出ていても突っ掛かるし、45cm分を一気に掘り下げた時は、何箇所も突っ掛かることになります。

井戸穴の径がギリギリでも、堀クズを浚った後に、オーガが数回通過すれば井戸壁が削れて拡がるため、今後掘り進めるには問題ないでしょう。しかし、今はその堀クズが除去できなくて困っています。
どうしましょ?


原因4:持ち手パイプとオーガヘッドの連結が甘くなって、井戸穴が真直ぐ掘れていない?
真逆かもしれませんが、これも考えられます。
持ち手パイプとオーガヘッドはボルト1本で連結しています。持ち手パイプは、ねじなし電線管E25です。肉厚は1.2mmしかありません。強度的に不安なため、肉厚2mmのカップリングを被してボルト締めしています。

カップリングは以前、持ち手パイプを
延長していた部材と同じです
(撮影:2014/12/27)

ねじなし電線管の呼び径とオーガヘッドとは、1mm以下の隙間がありました。あまりきっちりだと砂が入り込み、取り外しが難しくなるので丁度良いかと思ってました。
この隙間ですが、オーガの稼動中に力が加わり、電線管と被せたカップリングが伸びて拡がってきています。オーガヘッドは結構グラグラですが、固く固着した石に衝突した際にヘッドが逃げることが出来るので、まぁ良いかと放っておきました。
この隙間が最近、更に拡がっています。

径75mmオーガです、真直ぐ立てていますが
カップリングとの接続箇所はグラグラです
(撮影:2015/10/25)

オーガヘッドが暴れることで、井戸穴が真直ぐ掘れていない可能性があります。全体としては真直ぐ掘れていると思います。しかし、部分部分で見ると前後左右に数cmずつずれている可能性があります。例え1cmでもずれたら、ポンプ式井戸掘り器は井戸壁に引っ掛かってしまいます。
前後左右の数cmのずれは、堀クズを浚った後に、オーガが数回通過すれば真直ぐになってしまうため、今後掘り進めるには問題ないでしょう。しかし、今はその堀クズが除去できなくて困っています。
どうしましょ?


感想と構想


掘りクズ浚いの失敗は、単なる井戸壁の石ではない様です。井戸穴の形状の問題と推定しました。オーガヘッドの連結部のブレは補修するとして、井戸穴の対策が必要です。

アイデア、アイデア、アイデア!!


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