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投稿日 2015年11月10日火曜日

砂回収器の検討

道具の検討


井戸底に堆積した堀クズ(砂と砂利)を回収する道具を検討しています。時間があると頭の中で捏ねくり回し、何枚もスケッチを描いています。

 要求仕様は三点。
・堀クズを収納する容器を持つこと。容器=パイプですね。
・先端には堀クズを掻き込む爪を持つこと。
 ・オーガ用の持ち手パイプである、ねじなし電線管に接続できること。

 イメージは井戸底に堆積した堀クズに砂回収器をねじ込み、そのまま掬い揚げることです。 道具は鉄製で考えています。
解された堀クズなのであまり強度は必要ないかもしれません。塩ビパイプ等の方が加工し易いし、道具製作の時間も短縮できます。しかし、相手は深度30mの井戸底です。ここで事故を起こす訳にはいきません。安全策を取るべきです。
本体はSGP管等の鋼パイプにします。これにゴム弁と台座を付けてスイコにしましょう。 

仕様についてもう少し。
・本体長さはオーガヘッドと同じこと。

利用時を想定すると、オーガで掘り下げた後で、砂回収器を投入することになります。持ち手パイプの長さを調整するとかは不要にしたい。またどこまで砂回収器で堀り下げるのかも、計算不要にしたいです。
 本体長さがオーガヘッドと同じなら、ハンドルの高さが同じですので、これだけを意識すれば良くなります。

・砂回収器の容量はなるべく大きくしたい。

砂回収器を何度も上げ下げするのは面倒い。一度にザックリ浚える様に容量はなるべく大きくしたいです。
井戸穴の径は径75mmオーガで掘り下げたサイズです。砂回収器の径をこれ以上に大きくすることはできません。となると、砂回収器の長さを伸ばす必要 があります。前項と矛盾します。 うーん、難しいですね。

ピコーン、閃きました。 

砂回収器の「本体」と、砂を収納する「容器」を分ければ良いのです。つまり「本体」と持ち手パイプのねじなし電線管を「容器」で覆ってやれば、「容器」の長さは幾らでも伸ばせます。容器は塩ビパイプで大丈夫でしょう。


次に爪の検討です。
爪には井戸底に堆積した堀クズを削り取る機能と、本体内部とこれに被せた容器に堀クズを押し込む機能が必要です。
爪の形状はどうしたら良いですかね。砂を削る部分には刃を付けて、回転軸の後方を捻って、本体内部に押し込むような形状が必要です。紙管でモデリングすればいいかな。
でも、なんか試行錯誤しないと形状が決まらない気がする。だとすると、刃先を交換式にすべきかもしれません。

取り合えず、週末は道具製作に励みましょう。 イメージがまだ固まっていませんが、材料を手配しないと。
当地のホームセンターでは鋼管は扱っていません。ネットショップへの注文なので、早くしないと週末に間に合いません。

いつもの鋼屋さんで、一般構造用炭素鋼管STKを選びました。候補は二つです。

STK60.5:外径60.5mm、内径55.9mm、肉厚2.3mm →VP50の外径60mmとほぼ同じ
STK76.3:外径76.3mm、内径70.9mm、肉厚2.8mm →VP65の外径76mmとほぼ同じ

STK 60.5x2.3 (一般構造用炭素鋼管)
径60.5mmは肉厚2.3mm、長さ50cmで1,102円です。
径76.3mmは肉厚2.8mm、長さ50cmで1,726円です。
鉄 丸パイプ切断販売 STK 60.5x2.3 (一般構造用炭素鋼管)

鉄 丸パイプ切断販売 STK 76.3x2.8 (一般構造用炭素鋼管)
https://haganeya.jp


STK76.3は、なるべく大口径でごっそりと砂をさらいたいとの気持ちです。井戸穴は径75mmオーガで開けているので、STK76.3はオーバースペックで す。でも1.3mmぐらい何とかなりそう。誤差の範囲です。

STK60.5は、ボルト結合を考えると径60.5mmで余裕があり現実的です。これですな。VP50のTSソケットと外径がほぼ同じ。

でも、STK76.3も捨てがたい。週末までに大口径を扱う良いアイデアがでるかも…。どちらを注文すべきか? えい、両方注文しちゃえ。
風呂のゴム水栓と価格は大してかわりません。


感想と構想


やっつけですが、材料を注文しました。
いつもは、鋼管と言えばSGP管ですが、今回はSTK鋼管を注文してみました。こちらのネットショップではSGP管を扱っていません。ドットジェイさんは両方扱っているのですが、支払いが銀行振込なので面倒い。

今回は軟らかい堀クズを浚うので、加工性の良い薄手のSTK鋼管を選びました。因みにこの鋼管の違いって、肉厚以外に強度とか違いがあるのですかね?ちょいと調べました。

配管用炭素鋼管 SGP鋼管
ガス管(ガス配管)とも言われる、ガスや空気、水用など、さまざまな用途に一般的に用いられる配管です。 JIS規格においては、JIS G 3452 で規定されている配管になります。引張強さは 290N/mm2 以上です。

一般構造用炭素鋼管 STK鋼管
一般構造用炭素鋼鋼管ともいい、構造用として規定されている炭素鋼鋼管です。JIS規格においては、 JIS G 3444 で規定されている鋼管になります。想定されている主な用途は、支柱や足場、地すべり抑止杭、基礎杭、鉄塔などの建造物のため、強度に関する規定があります。製法や成分により強度に違いがありますが、引張強度は最低でも290N/mm2 以上です。

STK鋼管は製法により強度に違いがあるそうですが、最低でもSGP鋼管と同じ強度があるようです。
規格を調べましたが、SGP鋼管は配管用、STK鋼管は構造用で業界が違うため、両者を比較するサイトは見つかりませんでした。ちょっと、面白い。

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