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投稿日 2015年11月8日日曜日

掘りクズが浚えないのは良い印?

本日の記録


本日は朝から雨のため、井戸掘りはお休みです。天気予報によると三日ほどは雨天が続く様です。今日はブログの整理と、掘りクズ対策でも考えましょう。


井戸の研究


井戸穴の掘削は径50mmオーガを修理したことで早くなりました。径50mmオーガで45cmの下穴を開けるのに40分、径75mmオーガで下穴を拡張するのに20分ほどしか掛かりません。掘削後に井戸壁へのオーガの引っ掛かり防止のため、オーガを上げ下げして、井戸壁掃除をしてますが、これも10分も掛かりません。
しかし、掘りクズ浚いに2時間も3時間も掛けています。ポンプ式井戸掘り器で土砂を浚って、オーガで掘りクズを解し直して、またポンプ式井戸掘り器で掘りクズを浚って、の繰り返しです。

このところ何で掘りクズ浚いに時間が掛かるのか、昨日の作業でやっと判った気がします。確かにヤマ(井戸壁の崩落)が来ているし、井戸壁にオーガが引っ掛かることもあるでしょう。でも、一番の原因は土質が変わった事です。
今迄は掘りクズが溜まった状態でポンプ式井戸掘り器を押し込めば、井戸底にまでズルズルと下がりました。ですが、今は力を込めて井戸底を突いても30cm程しか下がりません。これは井戸壁にオーガが引っ掛かっているのだと思いましたが、違います。何故なら、口径の細いポンプ式井戸掘り器2号:ロングホーンでも同様だからです。井戸壁の引っ掛かりではない。

掘りクズにロングホーンを押し込みましたが、
37cmまでしか下がりません
(撮影:2015/11/7)

では、なぜ下がらない?
今回、久し振りに突き棒を使って確証できました。一度、ポンプ式井戸掘り器で土砂を浚うと、残りの掘りクズが予想通り固く締まっていました。今迄も浚い損ねた砂利が突き固まることはありましたが、掘りクズの砂が固く締まることはなかった。

では、なぜ下がらないし、掘りクズが締まるのか?
土層が粘土の多い「粘土混じりの砂」から「砂利混じりの砂」に変わったのが原因です。今迄は粘土が含まれることで、掘りクズがスライム状になっていたのです。このため、掘りクズにはポンプ式井戸掘りがズルズルと突き刺さるし、突いても固く締まることがなかったのです。
また、ヤマが起きるようになったのも、土層に粘土質が少なくなったためです。

現場の地層は洪積台地です。沖積平野に比べて、地形も地層も井戸掘りには不適な場所です。土質は固く締り、地下水の湧出も少ない。それ故、深く掘り下げることになり、深度30mの深井戸を掘るはめになったのです。まあ、いつの間にか井戸掘りではなく、穴掘り自体が趣味になりましたがね。(笑)

それが、井戸壁が崩落する軟弱な土層粘土の少ない砂利混じりの砂層が現れました。掘りクズが揚がらないため、穴掘りが趣味の場合は困ったことです。しかし井戸掘りが趣味の場合は、これは帯水層の証ではないでしょうか?
やはり、揚水実験で湧出量を確認すべきです。


道具の検討


帯水層に達したのなら嬉しいのですが、それでももう少し掘り進めないと、湧出量を確保できないと思います。
溜まった砂を効率的に浚う道具が必要です。ポンプ式井戸掘り器では砂に差し込めないのと、掘りクズ自体を突き固めてしまうためダメです。ネットでよく見かける、ポンプ式井戸掘り器の先端に金物の刃先を付けることも考えましたが、今一つです。突き固められた掘りクズは、単管の突き棒で力を込めないと崩れないほど締まっていました。塩ビパイプのポンプ式井戸掘り器では無理はできません。もっと安全にザックリ浚いたい。

オーガで掘りクズを解した際に、一緒に砂を引き上げられると良いのですがね。オーガ全体を金属パイプでシールドして、下部にゴム弁を付けるアイデアは前に検討しました。今考えると、オーガのシャフトとサイドブレードの隙間より大きな砂利があると、取り込めません。却下。

井戸底に溜まった砂と砂利を掻き込んで、そのまま容器内に取り込める様な道具が必要です。しかも、容量の大きな道具です。

アイデア、アイデア、アイデア!!

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