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投稿日 2016年2月28日日曜日

祝、深度35メートル突破

本日の記録


作業時間 9:00〜17:30
掘削記録 35cm(深度3,505cm)  55cm分は下穴です。
開始水位 560cm(水深2,910cm) 

本日は晴れ、風も無く、暖かくて井戸掘り好日です。

本日こそ、何としても深度35mを突破したい。目標まで残り30cmです。
本当なら、昨日中に深度35mに到着できると思っていましたが、謎の障害物でオーガの掘削に失敗しています。失敗は繰り返したくはないのですが、原因不明のため挑むしかありませぬ。


道具と材料


・オーガ本体+延長パイプ×19+45cm短尺パイプ=3,555cm
・突き棒2号+塩ビHIVP25×200×17=3,570cm
・砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)


掘削の状況


昨日の不手際を今日は挽回します。謎の障害物、多分大きめの石を、砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)で除去します。
SD2を井戸底に降ろしました。45cm短尺パイプを挿げてハンドル高さは138cmです。ヤマ(井戸壁の崩落)で、深さが昨日の朝に出戻っています。ぐぬぬ。

SD2を井戸底に押し込みます。ハンドルに砂利が当たる感触が伝わります。井戸壁から崩落した砂利ですね。SD2のハンドルが110cmまで下ると、砂利の感触は無くなりました。砂が堆積しているようです。ここは、SD2がグイグイ下っていきます。

そして、SD2がハンドル高さ40cmまで下がりました。これで高さ約90cm分の掘りクズを取り込みました。

SD2で沈殿した掘りクズを浚います
SD2が着底しました、
45cm短尺パイプを挿げてハンドル高さは138cmです、
昨日の朝に出戻っています
SD2がハンドル高さ40cmまで下がりました、
高さ約90cm分の掘りクズを取り込みました

SD2を引き上げます。
SD2の中身は土砂が目いっぱい詰まっています。

SD2が帰還しました、
SD2の中身は土砂が目いっぱい詰まっています
SD2から土砂を排出しました

SD2で浚った土砂を笊で篩い分けました。砂利がほとんどありません。
20cm分近く砂利を感じましたが、これだけですか? 
何か変です。
SD2で土砂を取り込み過ぎて、最初に取り込んだ砂利が後端から零れたのかもしれません。
邪魔な大きな石も揚がってきていません。

SD2で浚い揚げた土砂です、砂利が超少なめです

SD2で残りの土砂を浚います。
SD2を井戸底に降ろしました。45cm短尺パイプを90cm短尺パイプに挿げ替えてハンドル高さ90cmです。先ほどハンドル高さ40cmまで掘り下げて、持ち手パイプを45cm延長しました。なのでハンドル高さは85cmのはずです。5cmは浚い残しでしょう。ヤマは起きていません。良か、良か。

SD2を井戸底に押し込みます。溜まっている土砂は締りが緩く、SD2はグイグイ下っていきます。
そして、SD2がハンドル高さ60cmまで下がりました。連結部が地上にある内に持ち手パイプを延長します。

SD2で残った堀クズを浚います
SD2が着底しました、
90cm短尺パイプに挿げ替えてハンドル高さ90cmです、
ヤマは起きていません
SD2がハンドル高さ60cmまで下がりました、
連結部が地上にある内に持ち手パイプを延長します

SD2に45cm短尺パイプを挿げ足しました。ハンドル高さは106cmです。
SD2を井戸底に押し込みます。そして、SD2がハンドル高さ60cmまで下がりました。井戸穴を拡張した最深部です。この辺りは、SD2で掘り下げた直後のため、まだ井戸穴が狭く、ハンドルが重たいです。

SD2に45cm短尺パイプを挿げ足しました、
ハンドル高さは106cmです
SD2がハンドル高さ60cmまで下がりました、
井戸穴を拡張した最深部です

これで昨日、邪魔された石を取り込んだはずです。ですが念のため、更に10cm分を掘り下げました。ここは下穴を拡張していないため、手強いです。井戸底にSD2が突っ掛かったら、「チョイ上げ作戦」で掘り下げます。ハンドル高さは50cmになりました。

SD2で昨日の石を取り込むため、
更に10cm分を掘り下げました、
ハンドル高さは50cmです

SD2を引き上げます。
SD2の中身は泥水が見えますが、ぎりぎりまで土砂が詰まっていました。

SD2が帰還しました、
泥水ですが、SD2にはぎりぎりまで土砂が
詰まっていました
SD2から土砂を排出しました

SD2で浚った土砂を笊で篩い分けました。今回は砂利が多量に揚がりました。昨日と同じパターンです。ところで、大きな石はどこぞ? あれほど苦労した石が浚えていません。

オーガのサイドブレードに挟まっていない。SD2でも浚えない。と言う事は、石ではなかったのか?
それとも、土砂を取り込み過ぎて、SD2から零れたか…。失敗の臭いがプンプンします。脱力~!!

SD2で浚い揚げた土砂です、
今回は砂利が多量に上がりました、
昨日と同じパターンです

気を取り直して、径50mmオーガで深度35mを目指して下穴を穿ちます。掘りクズを浚い切ったので、何か良い事もあるでしょう。

径50mmオーガが着底しました、180cm定尺パイプに45cm短尺パイプを挿げ足したら、ハンドル高さが160cm以上になります。ハンドルが高過ぎます。
えー、掘りクズが浚えてないじゃん。それとも、一気にヤマがきたのか。辛い~!!

45cm短尺パイプを外して、ハンドル高さは118cmになりました。
また、気を取り直して、井戸底に径50mmオーガを捩じ込みます。掘りクズが超緩いです。1分も掛からず、ハンドルが高さ60cmまで下りました。
溜まっていたのは緩い砂です。先ほどSD2で浚い残した砂か、井戸壁から崩れた砂が地下水にトロトロに拡散しているのかもしれません。

径50mmオーガの連結部が地上にある内に、持ち手パイプを延長します。

径50mmオーガで深度35mを目指して下穴を穿ちます
径50mmオーガが着底しました、1
80cm定尺パイプを繋いで、
ハンドル高さは118cmです
径50mmオーガがハンドル高さ60cmまで下がりました、
連結部が地上にある内に延長します

径50mmオーガに45cm短尺パイプを挿げ足しました。ハンドル高さは101cmです。
井戸底に径50mmオーガを捩じ込みます。やはり、掘りクズは緩いです。3分ほどで、径50mmオーガがハンドル高さ65cmまで下りました。昨日到達した深度です。深度34.7m。

径50mmオーガに45cm短尺パイプを挿げ足しました、
ハンドル高さは101cmです
径50mmオーガがハンドル高さ65cmまで下がりました、
昨日掘り下げた位置です

ここも砂層です。土層が締まっていて、ハンドルが中々下りません。そして、何とかハンドルが高さ50cmまで下りました。残り10cmですが、オーガのブレードが滑ります。ブレードが井戸底に喰い付いてくれません。カチカチの砂層です。
ハンドルに体重を掛けて、無心でハンドルを回します。頭がパーになりそうです。

徐々にハンドルが下り、所々で砂利と衝突するようになりました。そして30分掛けてハンドルが5cm下った所で、井戸底に径50mmオーガが噛んでしまいました。梃子を掛けて「ギコギコ作戦」でいったん脱出します。

径50mmオーガがハンドル高さ45cmまで
下がった所で噛んでしまいました、
梃子を掛けて脱出します

ハンドル高さ45cm位置に砂利があります。ハンドルにフルパワーを掛けます。先ずは右回転(進行)。やり過ぎると道具が壊れます。次は左回転(後退)で戻すと、また石に突っ掛かります。またフルパワーを掛けます。これを5回ほど繰り返して、石が動きました。やったぜ!!

石を除去したら、ハンドルが40cmまで下りました。深度34m95cmです。残り5cmで待望の深度35m到達です。

径50mmオーガがハンドル高さ40cmまで下がりました、
深度34m95cmです

ハンドル高さは、ギックリ腰危険ゾーンです。ですが何としても、後5cmを掘り下げたい。
径50mmオーガを更に井戸底に捩じ込みます。また砂利に衝突しました。ハンドルを左右に回して、砂利を突破します。砂利を突破してハンドルが高さ35cmまで下がりました。

えーい、おまけじゃ。
径50mmオーガを更に井戸底に捩じ込みます。また砂利に衝突しました。5cmおきに砂利と衝突します。何だかなー。
また、ハンドルを左右に回して、砂利を突破します。砂利を突破してハンドルが高さ30cmまで下がりました。深度35m5cmに到達です!!

更に10cm掘り下げ、径50mmオーガが
ハンドル高さ30cmまで下がりました、
深度35m突破です

径50mmオーガを引上げますが、固くて上がりません。梃子を掛けて「ギコギコ作戦」をやると、20cmほど上がった位置で噛んでしまいました。昨日と同じ現象です。
複合滑車で引き上げているロープを少し緩めて、フルパワーで左右にハンドルを回転させると、ゴリゴリした感触と共にハンドルが回り始めました。また、梃子で「ギコギコ作戦」を繰り返します。しかし、5cmも上がらず、またガッチリ噛んでしまいます。ダメだこりゃ。

状況から、梃子で引き上げることで、オーガ周囲と上部の砂利混じりの土砂が圧縮されて、オーガが噛むのではと考えました。そこで、オーガを左回転(後退)させ、少しずつ複合滑車で引上げる方法に変更しました。梃子を掛ける位置合わせが不要なため、この方法の方が効率が良いです。
オーガがガッチリ噛むこともないので、引き上げが楽です。

持ち手パイプから45cm短尺パイプを外しながら、オーガを引上げます。
そして、ハンドル高さが125cmで、やっとオーガが抜けました。引き抜いた高さはこれで140cmになりました。この高さまで、また掘りクズが溜まっているようです。

径50mmオーガを引き抜きますが、
途中で噛んでしまいました
径50mmオーガから45cm短尺パイプを外して、
ハンドル高さ125cmまで引き上げて、
やっと抜けました

梃子も複合滑車も力不足です。改善が必要です。
今日も径50mmオーガを引き抜くため、体力を完全に消耗しました。インパクトドライバーもバッテリー切れです。今日も早仕舞いです。

径50mmオーガが満身創痍です。色々補修しないと。

径50mmオーガは満身創痍です


感想と構想


やっと深度35mを突破しました。パチパチ!!

11/1に深度30mに到達してから、苦節4ヶ月間、117日間も経過してしまいました。井戸掘りダイジェストで稼働時間をカウントしていますが、計196時間を掛けて5mを掘り下げました。
5mを掘り下げるのに掛かった時間としては、ここまでの最長記録(最悪記録)です。

井戸掘りダイジェスト

2015年11月7日土曜日~2016年2月28日日曜日


深度30m~35m



深度31m辺りを過ぎてから、土層が変化して、粘土分が少なくなりました。このため、ポンプ式井戸掘り器では掘りクズの土砂が、浚えなくなりました。また、掘っても掘ってもヤマで井戸壁が崩落して、井戸穴が埋没してしまうようになりました。(泣)
井戸掘り道具を改良して、砂回収器:スクリュードライバー2号を導入して改善しましたが、井戸穴が深くなることで道具が重くなり、作業効率が上がりません。体力も限界です。

井戸を掘り下げる目標は、取りあえず深度36m、海抜0m地点です。後1m。
大きな石や砂利層に邪魔されなければ、2週間あれば掘り下げられるでしょう。
深度36mまで掘り下げたら、揚水試験です。湧水の状況で、今後の方針を決めます。湧水が充分ならケーシングパイプを入れるため、井戸穴の拡張に入ります。若しくはもう一声掘り下げて、深度40mを目指すか。

きっと、理由を付けて深度40mを目指すと思います。(笑)


アルバム


2016年2月28日

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