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投稿日 2014年12月9日火曜日

柱状図を読み込みました

調査と研究


深度600cmを過ぎて本格的に出水しました。
今後の掘削作業の段取りを考えるため、以前見つけたボーリング図を読み込んでいます。出水深度が正確だったので、道標として有効活用しましょう。隣町の柱状図を再掲します。

2014年11月21日金曜日
柱状図を探しました

深度(m)
土質区分
色調
相対密度
記事
1.70~4.20粘土質細砂褐灰中ぐらい粗砂~小レキまじる
4.20~7.40細砂黄褐灰中ぐらい粘土まじり細砂状
全体に粒子細かく微細砂状を呈す
色調変化
7.40~10.3礫混じリ粗細砂暗緑灰非常に密なレキ10m/m大
不規則に混入

今は深度7メートルを過ぎても、粘土質細砂層/細砂層で喘いでいます。
 ・もう少しで、砂礫層に到達するのでは? 
 ・砂礫層まで掘削できれば、湧水豊かな立派な井戸になってくれるのでは?
 ・砂礫層を掘り下げて、給水容量を上げるため貯水部を作りたい。
 ・砂礫層なら水室ができるのでは?
楽観的な思いが次々と浮かびますが、ちょい待ち。大体、楽観的な予測なんてコケるのが、今迄の人生だって学びました。一歩一歩、進んでいきましょう。

取りあえず、砂礫層の検討です。今でも硬く締まった土層ですが、砂礫層は「非常に密な」土層だそうです。礫は1cm程度。大きな石ころさえ無ければ突き棒でなんとかなるかな? やっぱり、性格的に楽観主義なのでした。笑
土層が締まっていれば、掘削時に井戸側を養生する必要がないはず。困難をメリットと考えましょう。プラス思考です。笑笑
ボーリング図では10メートルちょっとまでしか記録がありませんが、その下はどうなっているのでしょうか? 早く掘りたい。せっかちなのでした。笑笑笑

ボーリング図を読み込んでもう一つ、不安要素に気が付きました。
砂礫層の色調「暗緑灰」が気になります。これは「グライ土」ではないでしょうか。

◆神奈川 - 土壌情報閲覧システム
  https://agrimesh.dc.affrc.go.jp/soil_db/figure/figure_map.phtml?def_code=14
◆国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)日本土壌インベントリー
  https://soil-inventory.dc.affrc.go.jp/figure.html

青色と暗緑色の違いがありますが、

◆グライ台地土
  https://agrimesh.dc.affrc.go.jp/soil_db/explain_08.phtml  (リンク先に画像あり)
  https://web.archive.org/web/20121211045835/https://agrimesh.dc.affrc.go.jp/soil_db/explain_08.phtml (キャッシュです)

本土壌は台地あるいは一部の山地や丘陵地に分布し、グライ層をもつ土壌である。

本土壌は台地あるいは一部の山地や丘陵地に分布し、1)全層もしくは作土を除くほぼ全層がグライ層からなるか、または2)表層および/または次表層は灰色ないし灰褐色の土層からなり、下層がグライ層からなる土壌である。
現地での断面写真(左側写真)で青色の層がグライ層である。地下水や停滞水により土壌が還元状態(酸素の少ない状況)にあると、土壌中に多く含まれる鉄は還元鉄(Fe2+)となり、土壌が青色を呈するようになる。還元状態である土壌を取り出すと、乾燥して還元鉄は酸化鉄となり、青色を呈さなくなる(右側写真)。

還元鉄の土壌だと、地下水は金気水の恐れがあります。おいおい…。泣
まー、掘ってみなけりゃ判らないか!!

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