調査と研究
深度600cmを過ぎて本格的に出水しました。
今後の掘削作業の段取りを考えるため、以前見つけたボーリング図を読み込んでいます。出水深度が正確だったので、道標として有効活用しましょう。隣町の柱状図を再掲します。
2014年11月21日金曜日
柱状図を探しました
深度(m)
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土質区分
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色調
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相対密度
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記事
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1.70~4.20 | 粘土質細砂 | 褐灰 | 中ぐらい | 粗砂~小レキまじる |
4.20~7.40 | 細砂 | 黄褐灰 | 中ぐらい | 粘土まじり細砂状 全体に粒子細かく微細砂状を呈す 色調変化 |
7.40~10.3 | 礫混じリ粗細砂 | 暗緑灰 | 非常に密な | レキ10m/m大 不規則に混入 |
今は深度7メートルを過ぎても、粘土質細砂層/細砂層で喘いでいます。
・もう少しで、砂礫層に到達するのでは?
・砂礫層まで掘削できれば、湧水豊かな立派な井戸になってくれるのでは?
・砂礫層を掘り下げて、給水容量を上げるため貯水部を作りたい。
・砂礫層なら水室ができるのでは?
楽観的な思いが次々と浮かびますが、ちょい待ち。大体、楽観的な予測なんてコケるのが、今迄の人生だって学びました。一歩一歩、進んでいきましょう。
取りあえず、砂礫層の検討です。今でも硬く締まった土層ですが、砂礫層は「非常に密な」土層だそうです。礫は1cm程度。大きな石ころさえ無ければ突き棒でなんとかなるかな? やっぱり、性格的に楽観主義なのでした。笑
土層が締まっていれば、掘削時に井戸側を養生する必要がないはず。困難をメリットと考えましょう。プラス思考です。笑笑
ボーリング図では10メートルちょっとまでしか記録がありませんが、その下はどうなっているのでしょうか? 早く掘りたい。せっかちなのでした。笑笑笑
ボーリング図を読み込んでもう一つ、不安要素に気が付きました。
砂礫層の色調「暗緑灰」が気になります。これは「グライ土」ではないでしょうか。
◆国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)日本土壌インベントリー
https://soil-inventory.dc.affrc.go.jp/figure.html
青色と暗緑色の違いがありますが、
↓
◆グライ台地土
https://web.archive.org/web/20121211045835/https://agrimesh.dc.affrc.go.jp/soil_db/explain_08.phtml (キャッシュです)
本土壌は台地あるいは一部の山地や丘陵地に分布し、グライ層をもつ土壌である。
本土壌は台地あるいは一部の山地や丘陵地に分布し、1)全層もしくは作土を除くほぼ全層がグライ層からなるか、または2)表層および/または次表層は灰色ないし灰褐色の土層からなり、下層がグライ層からなる土壌である。 現地での断面写真(左側写真)で青色の層がグライ層である。地下水や停滞水により土壌が還元状態(酸素の少ない状況)にあると、土壌中に多く含まれる鉄は還元鉄(Fe2+)となり、土壌が青色を呈するようになる。還元状態である土壌を取り出すと、乾燥して還元鉄は酸化鉄となり、青色を呈さなくなる(右側写真)。 |
還元鉄の土壌だと、地下水は金気水の恐れがあります。おいおい…。泣
まー、掘ってみなけりゃ判らないか!!
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