ブログランキング・にほんブログ村へ
ポチッと応援願います
初めての方はこちらへ 

投稿日 2014年12月31日水曜日

2014年、掘り納めです

本日の記録


作業時間 10:30〜12:30
掘削記録 10cm(深度940cm)
開始水位 測定せず


資材の購入


・HIVP25メタルバルブソケット


道具と材料


・オーガ本体+エクステンション×2+延長パイプ×4=1,012cm
・突き棒2号+塩ビHIVP25×200×5=1,160cm


掘削の状況


2014年の掘り納めです。
昨日はオーガ脱落事故のリカバリが成功しましたので、年内の井戸掘りは終りにしようと思っていました。今日は現場の片付けのみの予定でしたが、ムズムズしてちょこっとだけ、掘削しました。

オーガを入れると事故前より井戸が浅くなっています。事故のリカバーでパイプやワイヤーロープを出し入れしたため、井戸壁が崩れたのでしょう。オーガで井戸底を浚いました。

 三日目ぶりの井戸掘り再開です
溜まっていた土砂が少々揚がってきました

井戸底にはオーガでは揚がらない土砂が溜まっています。ポンプ式井戸掘り器の登場です。ネットリ泥水が揚がってきました。更にどつき用パイプを接続時に落下したワッシャー、破断したスリーブ、コネクタから外れたワッシャーとナットも一度に揚がってきました。
三回、井戸掘り器で泥水を浚うと、土砂はきれいになったようです。浚った泥水をみると、砂の粒子が以前より粗くなった気がします。土層が変わったのでしょうか?

ネットリ泥水を浚いました
落下した部品が一度に揚がってきました

再度、オーガを井戸底に落とします。オーガに砂利が当たり中々掘り進めることができません。梃子を使って井戸底の引っ掛かりを外していきますが効率が悪いです。そのうち、オーガの先端に石が当たり、オーガを上げ下げするとカンカン音がします。オーガは先端部が食い込まないと掘り進めることができません。何度かトライしたがダメです。
こんなときは突き棒の登場です。でも突き棒だと石の感触がしません。微妙に位置がずれているのでしょうか…?突き棒で数十分がんばりましたが、今年はこれで終りです。

2014年、掘り納めです

井戸底から突き棒を上げて刃先を確認しました。曲がっています。やはり砂利か石があるようです。ここまで曲がるとヤスリでの矯正は難しい、グラインダーで研ぎ出しが必要です。砂利が多いのなら、温存していた突き棒1号の再登場です。

井戸掘り2号の刃先が曲がりました
 ペロッと曲がってます

現場を片付けて、井戸穴周辺を清めて、米、塩、水を井戸神様に奉げました。オーガが救出できて本当に良かったです。来年は清らかで豊富な水をよろしくお願いします。

 井戸の神様、今年はありがとうございました
お正月なので輪飾りも付けました


感想と構想


年内に10mの予定は、残り60cmで叶いませんでした。しかし焦ってもしかたありません。オーガの脱落は良い勉強になりました。安全第一です。急がば回れ。
オーガの持ち手パイプの分離方法の再検討と、救出ロープの改善が来年の宿題です。
井戸底の土層は砂礫層に突入したようです。突き棒を刃先の鈍い1号に切り替えましょう。とりあえず、突き棒1号を持ち手パイプから分離・接続できるように改造が必要です。年の瀬のホームセンターに向かい、メタルバルブソケットを1個だけ購入してきました。


アルバム


2014年12月31日


投稿日 2014年12月30日火曜日

祝!!オーガの救出成功しました

掘削の状況


引き上げ失敗の理由は何でしょうか?一方のワイヤーロープの破断ですが、そもそも1トンの荷重では引き上げができないほど、オーガが土層に固着しているのでしょうか?
観察、そう観察です。現場と写真を元に考えました。ロシア語で考えるんだ。byファイヤーフォクス

問題1:ワイヤーロープの長さが不均衡だった?
ワイヤーロープにテンションを掛けた際に弛みを確認しました。問題はないはずです。微妙に長さは違うかも知れませんが、これは対処不能です。

問題2:オーガが食い込んだ土層が固着している?
1トンのウインチで上がらないなら、更にワイヤーを掛けて2トンのウインチに切り替えるしかないです。1トンウインチは1,800円、2トンは2,500円でした。手が届く範囲です。

問題3:引き上げるパイプが投げ縄のアンテナマストと噛み合った?
これが濃厚です。ワイヤーロープが破断した際ににも、アンテナマストがきつくて動きませんでした。土層よりもここで引っかかっていた可能性が高いです。

問題4:井戸穴の状況を見直しました。吊りロープが井戸穴の中心からずれてます。引き上げるパイプに余計な摩擦が掛かっているかもしれません。所詮、井戸壁は湿った土砂なので1トンの荷重を掛ければズルズル上がるはずですが、見直したほうが良いでしょう。


吊りロープが井戸穴の中心からずれてます

まずはウインチを掛けた単管を外して、足をずらして吊りロープが中心になるように調整しました。足を固定するために突き棒用の単管等を横棒にして固定します。

破断したワイヤーロープで投げ縄を再作成します。いったん荷重をかけたワイヤーロープなので、強度的に劣化の恐れがありますが、また破断したらホームセンターに直行です。
作成した投げ縄を最初と同じように一本目のワイヤーに被せて井戸穴に落とします。今度はどうもうまくパイプを掴んでくれません、何度か繰り返す内に、残った吊りロープも外れてしまいました。5時間前に戻りました。笑
残った吊りロープにテンションを掛けていなかったので、ワイヤーが緩んだようです。こんなことでは挫けません。再度、一からやり直しです。ワイヤーロープの投げ縄を二本掛けました。成功です。ここでワイヤーロープを手で引っ張りテンションを掛け、アンテナマストをガチャガチャ引っ張って、針金を外します。うーん、なかなか外れません。更にガチャガチャやっていると、投げ縄がまた外れました。ちゃんちゃん。こんなことでも挫けません。

投げ縄が外れる方向にアンテナマストを引っ張っているので、外れるのは当たり前です。「押してだめなら引いてみな」
再度、投げ縄をパイプに掛けて、ワイヤーロープにテンションを掛けてます。そして今度はアンテナマストをカケヤで打ち抜きました。成功です。投げ縄を固定したまま、アンテナマストと接続した針金を切り離すことができました。
問題3、4はクリアしました。ウインチで持ち上げです。GoGo!!
荷重を掛け始めると吊りワイヤーが撓って音を出します。ウインチも重くて限界です。作戦7も失敗のようです。泣

持ち手パイプをカケヤで打ち抜いて
吊りロープから外しました

残った作戦はオーガ本体へのひっぱたき作戦です。延長用のアンテナマストは用意してあります。アンテナマスト4本とエクステンション2本、ハンドルで10m分の長さを確保できます。これで井戸底で寝ているオーガを叩きおこしましょう。

作戦8:オーガひっぱたき作戦その3
ワイヤーロープのテンションをいったん緩めました。そこで井戸底にアンテナマストを落として、オーガ本体を叩きます。しかしアンテナマストを接続する際に、ワッシャーを井戸底に落としてしまいました。落ち着け落ち着け。やっと、10m分のアンテナマストを井戸底に落とすことができました。もう日暮れです。
アンテナマストで井戸底を突くと、始めはカンカンと金属を叩く感触がしましたが、やがて井戸壁の土砂が崩れてきたようです。金属の感触が無くなりました。やり過ぎてオーガ本体が深く埋まってしまうと逆効果です。これ以上のオーガひっぱたき作戦は中断です。
またウインチで巻き上げです。テンションを緩めた分は問題なく巻き上げられました。更に巻き上げられるでしょうか。オーガひっぱたき作戦が奏功するのか!!
やがて、ウインチが重くなり、キシキシと撓り出しました。やっぱりダメです…。

持ち手パイプ10m分を井戸穴に落とし、
オーガをどつきました

観察です。観察!!
ウインチを見ると本体のワイヤを巻き取り終り、ワイヤースリーブが巻き取り口に噛み込んでいました。これが原因です。
ウインチを掛ける単管の位置を調整して、再度ウインチでロープを巻き上げます。どんどんワイヤーロープを巻き取っています。ここで、オーガ救出用のトラックロープを手で引くと、なんと地下のオーガ本体を持ち上げられます。救出成功です。

オーガ本体の引き上げ前に周囲の道具や、余ったワイヤーロープを片付けます。こんなときほど落ち着かないと。そしてオーガを地上に引き上げました。二日ぶりの対面です。良かった!!

祝、オーガ救出!!

ワイヤーロープの掛かっていた位置を確認しました。コネクターを接続していたボルトが外れかかっています。良くもってくれました。

脱落したCD管CPアダプター接続部、
ここにワイヤーが懸かりました


感想と構想


三日間の奮戦記でした。やればできると確信はしていましたが、手探りの状態でした。オーガが救出できて良かったです。今日は旨い酒が飲めます。

今回の破断箇所は地下3.6mでした。ある意味、運が良かったかも知れません。井戸穴を覗く事で、落下したパイプの状況を目視できました。これがもっと深い位置だと、ワイヤーロープを掛けることはもっと難しかったでしょう。破断箇所が地下水位以下で水中だとしたら、目も当てられませんでした。善哉、善哉。


今だから笑い話で書けますが、
朝、レスキュー用資材を自動車から降ろしていると、みーちゃんがスクーターで通り掛りました。


みーちゃん 「どうだ、水は出たか?」

儂 「イヤー、まだまだ。」(オーガ脱落でそれどころじゃないんですが…。泣)


隣の畑を耕作しているのはご夫婦です。ワイヤーロープの取廻しで四苦八苦していると、珍しくご主人から話掛けられました。


ご主人 「この鉄塔(ヤグラ)は何ですか?」

儂 「いやー、井戸を掘っとるのです。」(オーガ脱落でそれどころじゃないんですが…。(泣)

ご主人 「えっ!!」 呆れた表情、そしてそそくさと畑仕事に戻られました。会話終了。笑


井戸ができたら皆さんに使ってもらいますよ。ハート!!


アルバム


2014年12月30日

オーガ救出用ワイヤーロープで難儀しています

本日の記録


作業時間 9:30〜17:30
掘削記録 0cm(深度930cm)
開始水位 測定せず


作業の準備


一昨日購入したアンテナマストにボルト穴を開けました。カップリングもボルト穴を開けて調整しました。

引上げ用のワイヤーロープは20mを半分に切ってダブルで掛けることにしました。昨日、ベットに入って寝ながら引上げをシミュレーションしました。最初は、ワイヤーロープを9m下のオーガ本体の接続部に掛ける予定でした。脱落した手持ちパイプに負荷を掛けて、別の箇所での再破断も心配だからです。
さて、オーガの接続部ってどうなってたっけ?写真がブログに残ってました。

2014年12月21日日曜日
ポンプ式井戸掘り器、解決しました

トラックロープを接続したオーガ本体
(撮影:2014/12/21)

撮影の後に井戸穴に投入してみると、ロープの編込み部が井戸壁と擦れるため、針金で留めています。つまり、パイプにワイヤーロープをかけても、針金で留めたトラックロープが邪魔して、接続部のボルトに引掛けることができません。またボルトも先日、短いものに交換しています。
トラックロープの外側からワイヤーロープを掛けることも考えました。しかし、もしパイプにワイヤーロープが掛からずにトラックロープだけをウィンチで持ち上げてしまうと、トラックロープが破断してしまうでしょう。パイプにワイヤーロープが掛かったか否かは、地上からは判断できません

また、ワイヤーロープを掛けられる有効範囲は、接続ボルトとアイボルトの間で5cmほどです。9m下の井戸底で手探りでやりきる自信がありません。切れかかっているトラックロープですが、井戸底と地上を繋ぐ最後の手段です。何とか温存したいです。

と、言う事で昨日のアンテナ止め具と同じく、脱落したコネクターの直下にワイヤーロープを掛けることにしました。ワイヤーロープ1本の懸架荷重は0.55トンですが、径3mmのワイヤーロープよりアンテナマストが弱いとも思えません。ダブルで掛けて1トンで引き上げることにしました。

1トンまで持ち上げられる装備です


掘削の状況


ワイヤーを半分に切断して投げ縄を二本作成しました。しかし、ウインチのフックを下げる機材がありません。ワイヤーロープやウインチを扱うのは初めてです。シャックルとか色々な機材があるようですが、購入時には判りませんでした。とりあえずワイヤーロープを切って支持用のリングを作りました。スリーブを二重に締めて、リングも二重にしました。これを単管の横棒に掛けて、1トンの過重に耐えることを期待します。

スリーブで支持部と投げ縄を作成しました
持ち手パイプに投げ縄を装着しました

アンテナマストに装着した投げ縄を井戸穴に落とします。昨日のアンテナ留め具と同様にアンテナマストを操作して、脱落した手持ちパイプを投げ縄で掴みます。一発で確保できました。二本目の投げ縄は一本目に被せる様にして井戸穴に落とします。井戸穴内ではトラックロープとパイプが二本入ってますので結構窮屈です。何とか二本目の投げ縄も設置することができました。

投げ縄が一発でパイプを掴みました
1本目の吊りロープと持ち手パイプの救出ロープ
に被せて井戸穴に落とします

二本の吊りロープにウインチ引上げ用のリングをスリーブで加工します。吊りロープは長さを同一にしないと引き上げる力が偏ってしまいます。一方が短いと1トンの力が片方だけに掛かってしまいます。ワイヤーロープにテンションをかけて針金で縛り、長さを揃えてリングを作成しました。ウインチにリングを掛けて準備完了です。勝負勝負!!

吊りロープの準備完了!!
吊りロープの懸架重量はダブルで1tです

作戦7:ウインチで持上げ作戦
ウインチで引き上げを開始しました。二本のアンテナマストが上がってきました。いい調子です。ですが、途中でウインチが重くなります。1トン用のウインチでもダメなのか。汗汗
更に力を掛けてウインチを持ち上げると、「バシン!!」、片方のワイヤーロープが破断しました。

投げ縄を掛けた持ち手パイプと一緒に
持ち上がってきました
片方の吊りロープが破断しました

吊りロープの長さには注意したつもりでしたが不均衡だったのでしょうか。破断した側のアンテナマストを引き上げようとすると、二本共に井戸穴内でがっちり噛んでいます。なんとかアンテナマストを引き上げました。他方のアンテナマストは井戸穴内に余裕ができたため、ガチャガチャ動かすと投げ縄を接続した針金が緩んで引き上げることができました。


アルバム


2014年12月30日

(続きます)
投稿日 2014年12月29日月曜日

オーガのレスキュー資材を探しました

本日の記録


本日は朝から雨です。気は焦りますが、じっくり救出方法を考えます。


資材の購入


・ハンドウィンチ
・ワイヤーロープ3mm×20m
・ワイヤースリーブ
・アームスエージャー(アルミ管圧着工具 )

オーガの救出には、アンテナ止め具より強度のあるワイヤーロープが必要です。引上げも梃子よりも力を調整できるチェインブロックかウィンチがあれば良いです。一晩考えて朝からホームセンターへ直行です。

ハンドウィンチを見つけました。シングルロープで0.5トン、ダブルロープで1.0トン対応です。
ワイヤーロープは余り種類がありません。径3mmか6mmです、径3mmは長さ20mまでありますが、径6mmは長さ3mまでしかありません。径3mmのワイヤーロープの切断荷重は0.55トンです。10mあればオーガ本体にロープを掛けて引上げが可能です。6mmのワイヤーロープでは太過ぎて、投げ縄でパイプを締付けられないかもしれません。
3mmワイヤーロープなら、ハンドウィンチのシングルロープ対応の0.5トンとも合います。3mmワイヤーロープに決定です。

しかし、3mmのワイヤーロープに合うワイヤースリーブが見つかりません。販売コーナーには2.5mm用まで置いてないようです。ぐぬぬ。ワイヤースリーブとアームスエージャーはメーカがセットのようです。ウィンチとワイヤーロープのみ購入して、隣町のホームセンターへ移動です。

隣町のホームセンターで目的の資材がありました、3mmのワイヤースリーブです。同じメーカのアームスエージャーも販売していましたが、余り需要がないのかボロくなっています。ウィンチもワイヤーもスリーブもお手軽な価格ですが、アームスエージャーは高価です。当地のホームセンターでは8千円でした。隣町のホームセンターではボロボロで1万円です。納得できませんが、また、元の店に移動する根気が今日はありません。


2,681円
チェインブロックより扱いやすそうです。耐荷重はシングルロープで0.5トン、ダブルロープで1トンです。
GREATTOOL パワーウィンチ 1t用
GREATTOOL
https://amazon.co.jp
6,526円
ネットのほうが安いですが、待っていられません。
ARM ハンドスエジャー HSC-350
アーム産業
https://amazon.co.jp


感想と構想


だいぶメンタル的にやられている様です。身体も固く凝っており、キツイです。
いやいや、井戸穴からオーガを救出するまで頑張るしかありません。

投稿日 2014年12月28日日曜日

嗚呼、オーガ救出失敗

資材の購入


・アンテナマスト
・ステー金具支線引留金具 メッセンジャワイヤ型 S-600MW


掘削の状況


手持ち資材では万策突きました。アンテナマストを延長してオーガをひっぱたくしかありません。もう夕刻ですが、ホームセンターへ車を飛ばし資材購入です。アンテナマストも最後の一本です。そこで電工品コーナを見ると、「ステー金具支線引留金具 メッセンジャワイヤ型 S-600MW」との品がありました。アンテナの止め具です。これを投げ縄にすれば破断したパイプを掴めるかもしれません。ワイヤー径は2mmで結構強度がありそうです。オーガのひっぱたきの前に試してみましょう。

アンテナ止め具でアイデアが湧きました

作戦6:ワイヤーロープで投げ縄作戦
トラックロープと違い、ワイヤーですから腰があります。脱落したパイプ位置も判っています。脱落したパイプは井戸壁に倒れていますが、アンテナマストで倒れたパイプの頭を起こして、アンテナマストを回転させれば、ワイヤーを掛けられるでしょう。
ワイヤーを付けたアンテナマストを井戸穴に下ろして、シミュレーションどおりに操ると一発でワイヤーが掛かりました。やったやった!!
アンテナマストにオーガのハンドルを付けて梃子で引き上げます。大丈夫、ワイヤーは外れません。バッチリ、パイプを掴んでいます。梃子に力を入れて持ち上げると、ブッツン!!ワイヤーが破断しました。失敗です。

アンテナマストに投げ縄を接続
ワイヤーが破断しました

ワイヤー自体をアンテナマストのボルト穴に通していましたが、ここの面が鋭くワイヤーカッターと同じ働きをしたようです。

でも、アプローチは悪くないです。この延長でやればきっと成功します。必ずオーガを救出できるはずです。気持ちを奮い立たせ、暗闇の中を家路につきました。厳しーい。


感想と構想


コネクターとアダプターの強度をチェックせずに実戦投入したのが、大失敗でした。土層に喰い込んだ状態で破断したらどうなるか、想像が足りませんでした。
突き棒の塩ビパイプは文字通り突く道具です。回転させて取り外すネジ式のソケットで良いでしょう。しかし、オーガは回転させて掘削する道具です。ネジに大きく力が掛かります。右回転で掘り進めますし、左回転で戻すこともあります。オーガにネジ式は無謀でした。

このままでは回収不能です。一ヶ月半の労力と投入した資金が全くの無駄になります。弱りました。もう一度やり直すには、相当な根性が必要です。それとも、破断位置まで人が入れる縦穴を掘る?う~ん、それも堪りませぬ。

色々試して失敗しましたが、ワイヤーロープを掛けて引き上げることができそうです。アンテナ止め具で失敗しましたが、この残留物が引上げ失敗の原因にならないことを祈ります。


アルバム


2014年12月28日



悲報、オーガ脱落

本日の記録


作業時間 13:00〜17:00
掘削記録 0cm(深度930cm)
開始水位 555cm(水深375cm)


道具と材料


・オーガ本体+エクステンション×2+延長パイプ×4=1,012cm
・突き棒2号+塩ビHIVP25×200×5=1,140cm


掘削の状況


午前中は資材購入と作業準備に費やしました。作業環境も改善されましたのでザクザク掘削しましょう。年内の目標は10メートル突破です。

昨日はメタルソケットに切替えた突き棒2号と井戸掘り器で掘削しました。今日はネジで分離できるようにしたオーガの登場です。アンテナマスト3本目と4本目の間で分離できるようにしました。井戸穴に前半部を入れ、ネジ部分を接続しましたが、ネジ切りの精度が低いのか、塩ビパイプのメタルソケットのようには簡単に填まりません。作業効率が悪いかも…

オーガを井戸穴に落として掘削開始。土層が硬いです。砂利が多いようで、オーガを回転させるとガシガシと砂利を砕く感触が伝わります。それほど力を入れなくても砕けるので、小砂利のようです。そのうち、オーガの回転が止まりました。石が噛んだようです。力を入れるとキシンキシンと聞きなれない音がします。オーガを左回しで戻して再度石に挑戦します。と、またキシンキシンと音がします。???。
オーガが動きませんので、梃子の登場です。梃子を掛けて力を入れると、「バシーン」ん?持ち手のパイプがグラグラしています。パイプを上げると妙に軽い…、エクステンション2本とアンテナマスト1本分だけが上がってきました。パイプの破断です。ガーン。
CD管CPアダプターとねじなしコネクタで作った分離部でパイプが外れています。やっちゃっいました!!確かにアダプターとコネクタの強度が心配だったのですが、チェックせずに実戦に投入してしまいました。手の届く範囲で先ずは確認すべきでした。後の祭りです。破断箇所は地下360㎝、ちょうどアンテナマスト2本分です。

パイプ脱落しました

ここまでは、「失敗、失敗、苦笑い」といった心境でした。「こんなときのために救出ロープがあるもんね」と。でも、ロープを引いてみるとピクリともしません。この瞬間、ぞーとしました。もしこのロープが切れたら救出不可です。

作戦1:投げ縄作戦
トラックロープの末端を投げ輪にして手持ちパイプに掛け、救出ロープのバックアップにする作戦です。残ったアンテナマストに投げ輪の一端を針金で固定して、井戸穴に落としましたが失敗です。破断した位置より下にアンテナマストが入りません。更にトラックロープに腰がなく、井戸穴の中で投げ輪が開きません。

投げ縄は掛かりませぬ

作戦2:オーガひっぱたき作戦
突き棒でオーガ本体をひっぱたき、土層との固着を緩める作戦です。突き棒を井戸穴に落としましたが、やはり破断した位置より下に突き棒が入りません。井戸穴の径は7.5cm、対して単管の径4.8㎝+アンテナマス2.5センチ、更にねじなしコネクタの厚みがありますので、これは無理だとわかりました。

単管は太すぎて入りませぬ

作戦3:オーガひっぱたき作戦その2
突き棒でダメならアンテナマストです。予備のアンテナマストも用意があります。アンテナマスト3本とエクステンション2本を接続して井戸穴に落としました。やはり、破断した位置で引っかかりましたが、何とか動かして破断位置を突破しました。更にアンテナマストを下ろすと空振りです。あれ?
計算間違えました。オーガのハンドルを足しても8メートルちょっと。アンテナマストが1本分足りません。

持ち手パイプは短くて届きませぬ

だいぶ焦って来ました。駄目元で次の作戦です。

作戦4:二階から目薬作戦
外れた井戸穴内のねじなしコネクタと、アンテナマスト2本分の先に付けたCD管CPアダプターを再接続する作戦です。コネクタの位置が判れば勝率が上がります。自宅に戻りヘッドライトを持ち込みました。井戸穴を覗いて見ると、残念。地下の温度が高く靄が立っていて良くわかりません。コネクタ自体も作戦1~3で砂を被っており見分けが付きません。ひとつ判ったことがあります。井戸穴がやや斜めになっており、脱落したパイプ下部は井戸穴の一方に倒れています。後からアンテナマストを入れても同方向に添って降りるため、破断位置でぶつかるようです。破断したパイプが中立ではなく、片方に寄っているので、アダプターも接続しやすいかもしれません。やってみましょう。
アダプターを付けたアンテナマストを下ろすと井戸穴の中はマストが邪魔で、ヘッドライトで照らして覗いても、もう見えません。手探りで接続を試みます。でも通常でも接続が難しかったコネクタとアダプタです。散々粘ってみましたが、予想通り失敗です。

アダプターの接続失敗、
作戦名からしてダメだわ

作戦5:力技作戦
トラックロープを信じて梃子で持ち上げるしかありません。しかし、梃子で上げてもビクともしません。持ち手パイプを梃子で持ち上げる際に、土層に固着して無理な場合はオーガを少々戻して上げていました。でも今回はその手は使えません。フルパワーで上げるしかないのです。フルパワーを投入していると、ロープがギシギシ撓り出しました。ロープ自体が引き伸ばされ、細くなったようにも見えます。がんばれ、トラックロープ!!
そして、ブッツン。トラックロープも破断しました。継ぎ手と触れていた位置で切れたようです。

トラックロープを信じて梃子で持ち上げ
命綱が破断しました

手持ち資材では万策突きました。焦ります。


アルバム


2014年12月28日
(続きます)

※今回のブログ記事の写真のいくつかは再現画像です。アルバムの日付で確認できます。相当焦っており、写真を撮る余裕がありませんでした。笑

井戸掘りの作業環境改善

資材の購入


・コンクリート排水枡
・三寸排水溝
・化粧敷石:8枚


作業の準備


ヤグラの止め棒を改修しました。計画中の突き棒3号用に購入した単管200から25cm分2本を切り出します。

裁断機でガーと切断します
上下の止め棒に左右にずらして設置

滑車も設置しました。

上部にロープの逃げ防止を装着

突き棒とオーガの持ち手パイプを分離しましたので、外したパイプの扱いが問題です。転がって井戸穴に落ちないか心配です。そこで排水枡を立てて、井戸穴を養生することにしました。
井戸穴周辺も泥水で濡れると足場が悪いので、ビニールシートを敷いていますが、余り効果がありません。足元が滑ります。敷石を敷いて改善しました。安い化粧敷石ですが、チェック模様が素敵です。

泥水対処用のビニールがちょいと見苦しい
これで足場もばっちりです

奥に見えるのはコンクリートの排水溝です。メタルソケットに泥が付着するのを防止すると共に、パイプ類の転がり防止用に設置しました。


アルバム


2014年12月28日
(続きます)
︿
blog.isMobileRequest=true, blog.local=ja がんばれ日本!!