ブログランキング・にほんブログ村へ
ポチッと応援願います
初めての方はこちらへ 

投稿日 2015年10月31日土曜日

ロングホーンの実力を見せましょう

本日の記録


作業時間 13:30〜18:30
掘削記録 10cm(深度2,920cm)
開始水位 545cm(水深2,365cm)

ポンプ式井戸掘り器2号:ロングホーンを試しましたが、今日は出番が今一つでした。


道具と材料


・オーガ本体+延長パイプ×16=2,970cm
・突き棒2号+塩ビHIVP25×200×15=3,170cm
・ポンプ式井戸掘り器


掘削の状況


いつものように、沈殿した土砂を浚います。今日はポンプ式井戸掘り2号:リトルドラゴンです。前回、ゴム弁がずっこけましたが、何回か使うと馴染んで来るようです。今回は成功しました。

ポンプ式井戸掘り器2号:リトルドラゴンで、
沈殿した土砂を浚います
粘土と粗砂が揚がりましたが、
量は少ないです

沈殿した土砂の次は、前回取りこぼした土砂です。井戸穴径が細いことを想定して製作した、新鋭機ロングホーンを投入します。
ロングホーンで持ち手パイプが25cm下がりましたが、納得いかない。先週の実績から40cm以上の掘りクズが溜まっているはずです。

ポンプ式井戸掘り器2号:ロングホーンを投入します、
狙いは先週に取り零した土砂です
ロングホーンが着底しました、
赤テープ位置は50cmです
ロングホーンが赤テープ位置で
25cm下がりました

ロングホーンを井戸底から引き上げました。
ロングホーンはバケツに入り切りません。ソケットの取り外し時に飛び散る泥水を排水する方法を考えましたが、アイデアが出ませんでした。結局バケツ側にナマコ板で囲うことで対処しました。単純ですが、効果的です。

ロングホーンは長いので
取り外しにはナマコ板で囲いました
ロングホーンの成果です、
大量の砂ですがやはり納得できません

細いロングホーンでも掘りクズを取り切れません。掘りクズが突き固められているようです。掘りクズ浚いはここまでにして、前回開けた下穴を径75mmオーガで拡張します。(掘りクズ浚いに飽きました)

オーガの投入前に、接続部のブレをチェックしました。確かにブレは大きいのですが、ボルト締めしているので一方向にしか動きません。これなら、井戸底で暴れて井戸孔が歪むことはありませんね。

径75mmオーガがぶれています、
右10度ぐらい
径75mmオーガがぶれています、左10度ぐらい、合わせて20度?

径75mmオーガが着底しました。ハンドル高さは97cmです。掘りクズの残りは22cmです。井戸底の様子をスケッチしました。(スケッチに一所懸命で、ハンドル高さ確認用の撮影を忘れました。)


径75mmオーガが着底しました、
ハンドル高さは97cm、
掘りクズが22cm溜まっています、
井戸底をスケッチするとこんな感じです、
画伯ですな

径75mmオーガで下穴を拡張します。掘りクズ部分には砂利が溜まっているようです。オーガが噛んで下がり難い。掘りクズが揚がらないのも、これが原因のようです。
掘りクズの下の下穴部分は比較的掘り易いです。ハンドル高さ40cmまで井戸穴を拡張しました。
掘りクズ浚いだけではつまらん。更に径75mmオーガで10cm分を追加で掘り下げました。深度29.2mに到達です。

落下事故です。
オーガの引き上げ時にボルトを1本、井戸穴に落下させてしまいました。ハンドルの接続用です。ロープにテンションを掛けていたため、蓋をしっかり締められず、隙間にポチャン。今までナットは度々落としましたが、ボルトは初めてです。長さがある分、回収が難しいかも…。

径75mmオーガで先週の下穴を拡張しました、
ハンドル高さは40cmです
径75mmオーガで更に10cm分を掘り進めました、
ハンドル高さは30cmです

現場で井戸掘り器の改善です。持ち手パイプ内に浸入した水が引き上げ時に逆流して、取り込んだ土砂を洗い流しています。転がっていた枝を加工して木製の水栓を作って取り付けました。
更に井戸掘り器に取り込んだ砂利が零れ落ちるのを防止するため、トリカルネットで圧力抜き穴にカバーを付けました。

枝を削ってポンプ式井戸掘り機の
持ち手パイプの水栓を作りました
水栓がぴったり填まりました、
木が水を吸えば更に密着するでしょう
圧力抜き穴から砂利がこぼれるのを防止するため、
トリカルネットを巻き付けました

掘りクズを浚います。
ロングホーンを降ろして、井戸底に押し込みます。しかし新鋭機なのに、26cmしか下がりません。掘りクズは60cm近く溜まっているはずです。納得できません。
粗砂は大量に揚がりましたが、井戸掘り器がなぜ下がらないのでしょうか?

ロングホーンで土砂を浚います
ロングホーンが着底しました、
赤テープ位置は35cmです
ロングホーンで粗砂が大量に揚がりました

掘りクズを突き固めてしまったかもしれません。また、径75mmオーガで掘りクズを解し直します。
オーガを回転させると、バキバキと石に当る感触がします。

径75mmオーガで掘りクズを解し直します
径75mmオーガが着底しました、
ハンドル高さは80cmです
径75mmオーガがハンドル高さ30cmまで下がりました

ロングホーンが下がりません。径を細くしたので、井戸壁の出っ張りに引っ掛かることはないはず。だとしたら、大きな石があるのかも。

大口径のポンプ式井戸掘り器2号:ドラゴンジョーを試してみましょう。
ドラゴンジョーを井戸底に降ろして押し込みます。持ち手パイプが15cmほど下がった所でストップ、これ以上さがりません。ぐぬぬ!!
更に力を込めて井戸底を突くと、ズゴッという感触がして、持ち手パイプが一気に50cm下りました。突破した様です。持ち手パイプは合わせて65cm下りました。
更に井戸底を突くとフアフアした感触がします。何だこれ?

ドラゴンジョーを引き上げると、圧力抜き孔まで土砂が詰まっています。洗われた豆砂利です。フアフアした感触は砂がこのトリカルネットを通過する抵抗ですね。パイプに水栓も付けたので、取り込み過ぎた砂が逃げる所が無くなったようです。

石があるようです、
ポンプ式井戸掘り2号:ドラゴンジョーを投入しました、
新たに赤テープを60cm位置にマーキングしました
ドラゴンジョーが-5cmまで一気に下がりました
砂が洗われて、圧力抜き孔の半分まで豆砂利が詰まっています

ロングホーンが引っ掛かった石を、ドラゴンジョーで引き上げることができました。
石のサイズはドラゴンジョーのタップビス台座でもギリギリでした。歪んだ石が回転して、たまたま回収できたようです。
ロングホーンや旧型のポンプ式井戸掘り器1号では、どうやっても回収できないサイズです。

ドラゴンジョーでこんな石が揚がりました、サイズはギリギリでした
ロングホーンの径50mmパイプでは回収不能のサイズでした
旧型のポンプ式井戸掘り器1号でも回収不能サイズです

「大きな石」対策が初めて役にたちました。
頑張って作ったロングホーンは、今回効果が良く判らん。
「大きな石」は取り除きましたが、掘りクズはまだ溜まっています。明日の宿題にします。本日終了!!


感想と構想


ポンプ式井戸掘り器に水栓を付けました。
曽我部氏の考案した方式では、ビニール袋を井戸掘り器側のソケットに押し込み、タップビスで固定するのがスタンダードです。しかし、ソケットにタップビスを打ち込むと、強度的に不安があったため、取り付けを躊躇していました。
因みにタップビスなしだと、井戸掘り器を押し込んだ際の圧力でビニール袋が簡単にスッポ抜けてしまいました。
そこで、今回は木製水栓を作ってみました。トリカルネットとの組み合わせで、井戸掘り器内への土砂の取り込み状況が感触で判る様になりました。

更にパイプ内に浸水しないことで、釣りのウキの様にパイプ全体が浮く様になりました。浮いている状態では重さを感じず、軽く操作できます。ただし、地上部のパイプが短いと浮き上がり過ぎてしまいます。

これ、オーガの重量軽減にも使えますな。


アルバム


2015年10月31日


ロングホーンの製作完了

本日の記録


今朝は二度寝をしてしまい、目を覚ましたのは8時近くでした。慌てて起き出して、資材購入へ。
ポンプ式井戸掘り器2号の交換式ソケット「ロングホーン」の製作に、お昼過ぎまで掛かってしまいました。


資材の購入


・VP50×200 1本
・TSソケット50 2個
・タップビス 4×16 1袋

ロングホーン用の資材です。
ストックのVU50をチェックしましたが、肉厚が足りません。タップビス台座を付けるのは無理そうです。新規にVP50を購入しました。VU50は再びデッドストックです。

・VP25×200 2本
・ねじなし電線管E25 180 2本
・アンテナステイ 2個

深度30mオーバーを狙って、パイプ類を調達しました。やはり、やる気です。(笑)
オーガの持ち手パイプは、今までアンテナマストを購入していました。今回、気が付いたのですが、電材販売コーナーの反対側で無垢のねじなし電線管を販売していました。価格は半値です。ぐぬぬ。
気が付くが遅かった。無駄な出費をしてしまいました。

アンテナマストφ25、952円です
ねじなし電線管は476円、半値です
アンテナマストと電線管の違いはキャップだけです

持ち手パイプの加工は来週です。


道具の製作


先ずはゴム弁の製作です。地味ですが、手間の掛かる作業です。

ゴム弁の材料を切り出しました

電動工具を使って、塩ビパイプを加工します。

VP50パイプにドリルで穴あけ完了です

部材を組み立てて、タップビスを打ち込みます。落下防止具も装着しました。ロングホーンの完成です。
ロングホーンの組み立て完了です、
長さ60cmの予定でしたが、
間違えて50cmでVP50パイプを切断してた
ゴム弁の台座に、
タップビスを打込みました

ロングホーンの図面です。

ポンプ式井戸掘り器2号 交換式ソケット
「ロングホーン」

道具が完成したらお試しです。
業物の切れ味を見てみましょう。井戸掘りへGo!!


感想と構想


塩ビの道具製作は手馴れてきました。しかし、塩ビは耐久性が無いので信用できません。フェイルセーフで安全策を組み込んでおくのと、運用中に異常が無いか目配りが必要です。


アルバム


2015年10月31日

投稿日 2015年10月28日水曜日

掘りクズ浚いの新アイデア

道具の検討


掘りクズ浚いが失敗するのは、井戸穴の形状だと推定しました。井戸穴が径75mmギリギリなのか、または真直ぐ掘れていないかのどちらかです。何れにせよ、井戸穴の矯正が必要です。そのためには掘りクズを除去する必要があります。

対策は…。
今のポンプ式井戸掘り器より、細いモノが必要です。

ポンプ式井戸掘り器1号、2号共にVP50の塩ビパイプとソケットで製作しています。これより細いパイプとなると、VP40です。VP40なら井戸壁に凸凹があっても引っ掛かることはないでしょう。容量がVP50より小さくなりますが、これは仕方ないです。
でも、製作には40×25のインクリーザ、パイプ本体、ソケット、排水皿の購入が必要です。製作自体も面倒です。もっと、簡単に細いポンプ式井戸掘り器を手配できないものか…。

塩ビパイプ規格表

ピコーン!! 閃きました。

ポンプ式井戸掘り器1号を製作するときに購入したVU50×200の塩ビパイプのストックがあります。当初の予定では、これで外筒部を作るつもりでしたが、お蔵入りしていた材料です。
VU50を50cmほどの長さに切断して、割りを入れたTSソケットでポンプ式井戸掘り器2号に接続すればよろし。VU50の先端にはタップビスを台座にしてゴム弁でスイコを付けます。ドラゴンジョーの応用です。ソケット部が無いので、外径はVP50パイプの60mmです。VP40のTSソケットは外径57mmなのでほぼ同じです。容量も変わりません。イイね!!

ポンプ式井戸掘り器2号は先端のソケットを付け替えることができます。そのバリエーションの一つとして製作すれば良いのです。新規購入はTSソケットだけで済みます。
名付けて、長い角「ロングホーン」です。
ポンプ式井戸掘り器2号なら、
ソケットを交換して用途を切り替えられます
(撮影:2015/10/24)

オーガヘッドの接続部のブレも、補修しておきましょう。


感想と構想


今でも径75mmオーガを上げ下げすれば、井戸穴の形状は矯正出来ます。しかし、掘りクズが溜まったままだと、掘り下げるのに時間が掛かるし、引き上げるにも腕力が必要です。楽じゃない。
掘りクズさえ無くなれば何とかなります。ロングホーンのアイデアはイケてる気がします。

気になる点も一つ。
長さ50cmのロングホーンではバケツに入りません。地上に引き上げて土砂を排出するのが難しい気がします。泥水が周囲に飛び散りそうです。
うーん、ソケット部に排水用の穴を開けておけば良いかな? もう少しアイデアを揉んでみます。

投稿日 2015年10月27日火曜日

掘りクズ浚いに苦労しています

道具の検討


先々週から、井戸底の掘りクズ浚いに苦労しています。二つのポンプ式井戸掘り器を使っていますが、井戸壁の砂利に突っ掛かるようで、掘りクズを中途半端にしか取り込むことが出来ません。
径75mmオーガを何度も往復させて井戸壁を掃除していますが、上手く行きません。先日はとうとう癇癪玉を破裂させてしまいました。

今朝、自宅近くで見掛けた
ボーリングマシンです、
ビットの形状が参考になります

何でここに来て、掘りクズ浚いに失敗するようになったのでしょうか?
確かに今までも、掘りクズ浚いが失敗することはありましたが、連続で起きることはなかった。発生しても、掘りクズを解し直したら回復しました。今回はダメです。週末までに、原因と対策を考えてみます。

今までとは何かが変わったのです。
土層? 深度? 道具?


原因1:土層が固くて井戸壁の石が取り難い?
これはない。土質は粘土質の砂で締りはそれほど強くはありません。砂利も砕けず、丸い形状でそのまま揚がってきます。


原因2:土層が軟らかくて井戸壁に剥がれた石がめり込んでいる?
径75mmオーガはサイドブレードを丈夫な素材に交換してあります。これまで歪んだことはありません。井戸底から剥がした石はシャフトとブレードの間を通って後方に排出されます。これより大きな石はサイドブレードに引っ掛かります。更に井戸底から石が剥がれると、石の行き場が無くなります。土質が柔らかいとこの石がオーガから逃げ出して、井戸壁に押し付けられて、めり込んでいるのかもしれません。

サイドブレードに引っ掛かって
揚がってきた石です
(撮影:2015/10/18)

うーん、良く考えるとこれもないな。掘削時に石が井戸壁にめり込んでも、オーガを煽って井戸壁を掃除した際に外れるはずです。却下。


土質の影響ではない。では、深度の影響かと言うと思い付かない。だとすると、残るのは道具だわ。


原因3:道具が重くなり、オーガの回転の遊びが少なくなり、井戸穴の径がギリギリになった?
径75mmオーガに対して、ポンプ式井戸掘り器2号のTSソケットの外径は70mmです。遊びは5mmしかありません。
ポンプ式井戸掘り器1号もVP50のパイプの外径60mmにホースバンドを巻き付けています。ホースバンドのネジ部の高さが1cm以上ありますので、径としては70mmを超えていて、遊びはほとんどありません。
今までは75mmオーガで掘削してもヘッドが暴れるため、75mm以上の径の穴が開いていたようです。ポンプ式井戸掘り器の径が問題になることはありませんでした。

独楽は重たい程、回転が安定します。オーガも深度が深くなった分だけ、長く重くなっています。このため、オーガの回転が安定して、75mmギリギリの穴を穿つ様になったのでしょうか?

現在のオーガの総重量です。直に30kg超えの勢いです。
 
部材長さ(cm)重さ(kg)本数計(cm)計(kg)
オーガ一式921.91921.9
アンテナマスト(E25)1801.3162,88020.8
コネクタ(SGP15A)(20)0.31705.1
(計)2,61227.8

これだと説明が付きます。井戸穴がギリギリのため、ちょっとの石が飛び出ていても突っ掛かるし、45cm分を一気に掘り下げた時は、何箇所も突っ掛かることになります。

井戸穴の径がギリギリでも、堀クズを浚った後に、オーガが数回通過すれば井戸壁が削れて拡がるため、今後掘り進めるには問題ないでしょう。しかし、今はその堀クズが除去できなくて困っています。
どうしましょ?


原因4:持ち手パイプとオーガヘッドの連結が甘くなって、井戸穴が真直ぐ掘れていない?
真逆かもしれませんが、これも考えられます。
持ち手パイプとオーガヘッドはボルト1本で連結しています。持ち手パイプは、ねじなし電線管E25です。肉厚は1.2mmしかありません。強度的に不安なため、肉厚2mmのカップリングを被してボルト締めしています。

カップリングは以前、持ち手パイプを
延長していた部材と同じです
(撮影:2014/12/27)

ねじなし電線管の呼び径とオーガヘッドとは、1mm以下の隙間がありました。あまりきっちりだと砂が入り込み、取り外しが難しくなるので丁度良いかと思ってました。
この隙間ですが、オーガの稼動中に力が加わり、電線管と被せたカップリングが伸びて拡がってきています。オーガヘッドは結構グラグラですが、固く固着した石に衝突した際にヘッドが逃げることが出来るので、まぁ良いかと放っておきました。
この隙間が最近、更に拡がっています。

径75mmオーガです、真直ぐ立てていますが
カップリングとの接続箇所はグラグラです
(撮影:2015/10/25)

オーガヘッドが暴れることで、井戸穴が真直ぐ掘れていない可能性があります。全体としては真直ぐ掘れていると思います。しかし、部分部分で見ると前後左右に数cmずつずれている可能性があります。例え1cmでもずれたら、ポンプ式井戸掘り器は井戸壁に引っ掛かってしまいます。
前後左右の数cmのずれは、堀クズを浚った後に、オーガが数回通過すれば真直ぐになってしまうため、今後掘り進めるには問題ないでしょう。しかし、今はその堀クズが除去できなくて困っています。
どうしましょ?


感想と構想


掘りクズ浚いの失敗は、単なる井戸壁の石ではない様です。井戸穴の形状の問題と推定しました。オーガヘッドの連結部のブレは補修するとして、井戸穴の対策が必要です。

アイデア、アイデア、アイデア!!


投稿日 2015年10月25日日曜日

祝、深度29メートル突破!!

本日の記録


作業時間 9:00〜17:30
掘削記録 70cm(深度2,910cm)
開始水位 540cm(水深2,300cm)

昨夜は木枯し一号が吹いたそうです。今日は当地も風が強いです。しかし井戸掘り現場は山陰で、北風を遮ってくれます。お陰で穏やかな一日でした。


道具と材料


・オーガ本体+延長パイプ×16=2,970cm
・突き棒2号+塩ビHIVP25×200×14=2,970cm
・ポンプ式井戸掘り器


掘削の状況


何時もの様に沈殿した土砂を浚います。ポンプ式井戸掘り器2号のリトルドラゴンを使ってみます。昨日はゴム弁がずっこけましたが、焦って急激に引き上げたのが悪かったのかもしれません。
リトルドラゴンを井戸底に降ろすと、昨日マーキングした赤テープの高さは32cmです。昨日は高さ5cmまで浚渫しましたが、地下水に拡散していた粘土や細砂が沈殿したのでしょう。
リトルドラゴンを井戸底に押し込むと、赤テープの位置が10cmまで下りました。昨日より5cmほど高いです。これはDVソケットとTSソケットの高さの違いですね。
リトルドラゴンを引き上げると、細砂と粗砂が揚がりました。

ポンプ式井戸掘り器2号が着底しました、
赤テープの位置は32cmです
沈殿した細砂と粗砂が揚がりました

昨日、修理した径50mmオーガの初投入です。ブレードを修理したことで掘削効率が上がることを期待しています、
径50mmオーガを井戸底に降ろすと、ハンドル高さは80cmです。昨日はハンドル高さ65cmまで掘り下げましたので、15cm分の掘りクズが溜まっていることになります。昨日、散々掘りクズを浚ったのにしつこく残っています。まー良いか、このまま続行です。

ハンドルを回すと、砂利の衝突は僅かです。パイプ延長の都合もあり、ハンドル高さ40cmまで、25cm分を掘り下げました。掛かった時間は40分弱です。先週は45cm分を掘り下げるのに、約2時間掛かりましたので約1.7倍の効率アップです。動力源が機械ではないので、効率だけでなく肉体疲労低減が大いに助かります。

溶接の強度も充分です。良かった。

修理した径50mmオーガで下穴を開けます
ブレードを修理した径50mmオーガに期待です
径50mmオーガが着底しました、
ハンドル高さは80cmです
径50mmオーガで25cm分の下穴を開けました、
ハンドル高さは40cmです
径50mmオーガの修理した溶接は無事です

オーガの引き上げ時は持ち手パイプを、ウインチの単管に保持ロープで引っ掛けて、パイプの切り離しを行います。ボルトの緩みをチェックしながら、パイプを上げ下げしていますが、保持ロープが不味い感じ。3本編みのポリロープの内、2本が擦り切れています。事故発生前に予防交換です。

オーガの引き上げ作業中です、
保持ロープが磨耗しています
3本編みの5mmのポリロープの2本が切れていました、予防交換しました

下穴を径75mmオーガで拡張します。
径75mmオーガを井戸底に降ろすと、ハンドル高さは90cmです。10cm分、掘りクズの嵩が増しました。
ハンドルを回すと、最初は掘りクズを解しているはずですが、砂利がガリガリ衝突します。井戸壁の掃除が足らなかったのでしょうか?
ハンドル高さが65cmまで下りました。ここからは下穴の拡張です。下穴を開けているときは、あまり砂利は感じませんでしたが、下穴の拡張では砂利が度々衝突します。

以前はガムシャラに下穴を拡張していましたが、先週今週と井戸壁に取り残した砂利に苦労させられています。今回はハンドルを左回転で戻したり、いったん掘り下げたオーガを引き上げて掘り直したり、ハンドルを煽ったり、井戸壁の掃除を心掛けて掘り進めました。
20分掛けて25cm分の下穴を拡張しました。ハンドル高さは40cmです。

径75mmオーガを引き上げる際も、もう一度、ハンドルを煽って井戸壁を掃除しました。

径75mmオーガが着底しました、
ハンドル高さは90cmです
径75mmオーガで下穴を拡張しました、
ハンドル高さは40cmです
径75mmオーガが帰還しました

掘りクズを浚います。掘りクズは50cm以上溜まっているはずです。信頼性の高い旧型のポンプ式井戸掘り器1号を投入します。
ポンプ式井戸掘り器を井戸底に降ろすと、マーキングの赤テープの位置は高さ16cmです。朝のリトルドラゴンとは先端のソケットの種類が違うので、高さの換算が微妙ですが、掘りクズは10cmほど嵩が増しています。

ポンプ式井戸掘り器1号を井戸底に押し込みます。マーキングは16cmの高さから、排水枡の下に入り込み、高さは-7cmになりました。23cm分の掘りクズを取り込みました。しかし、掘りクズは50cm以上溜まっているはずです。もっと下がっても良いはずです。ポンプ式井戸掘り器の径50mmのパイプが満杯なのでしょうか?
いったん、ポンプ式井戸掘り器を引き上げて確認します。圧力抜き孔に指を挿し込んで確認しましたが、余裕があります。揚がってきたのは粗砂と砂利です。

もう一度、井戸底にポンプ式井戸掘り器1号を降ろして、土砂を浚います。マーキングの赤テープの位置は高さ-6cmです。先程より1cm戻っています。更に井戸底を突いても、持ち手パイプが下がりません。
うーん、また井戸壁に引っ掛かっているとしか思えない。あれほど丁寧に井戸壁を掃除したのに。(泣)

信頼性の高いポンプ式井戸掘り器1号で
掘りクズを浚います
ポンプ式井戸掘り器1号が着底しました、
赤テープ位置は16cmです
ポンプ式井戸掘り器1号が中々下がりません、
赤テープ位置は-7cmです
揚がってきたのは粗砂と砂利です
2回目も粗砂が揚がりましたが、
量が少ないです

こんなことでは挫けません。
径75mmオーガで再度、井戸壁を掃除すれば良いんです。
径75mmオーガを井戸底に降ろすと、ハンドル高さは72cmです。掘り下げた井戸底まで30cm以上も掘りクズが残っています。いや、先程はハンドル高さが90cmだったから、20cm近く掘りクズを除去出来ているという事です。プラス思考〜♪

ハンドルを回すと、いきなり砂利がガリガリと当たります。井戸壁の砂利か、掘りクズに沈下した砂利が詰まっているのかは区別できません。
オーガのサイドブレードで、壁をなぞる事で掃除ができるはずです。あまりハンドルを押し込まずにハンドルをクルクル回転させて掘り下げていきます。
10分強でハンドル高さ40cmまで、掘りクズを掘り下げました。

径75mmオーガで井戸壁を掃除します
径75mmオーガが着底しました、
ハンドル高さは72cmです、
32cm分の掘りクズが溜まっています
径75mmオーガで井戸壁を掃除しました、
ハンドル高さは40cmです

今度こそ井戸壁はキレイになったはずです。それより、沈下した砂利が溜まっているのがポンプ式井戸掘り器が突っ掛かる原因では? もしかして、もしかしたら、今度こそ「大きな石」が邪魔をしているのかも?
ならば、ドラゴンジョーの投入です!!

ドラゴンジョーを井戸底に降ろすと、マーキングの赤テープ位置は-5cmです。余り変わりがない。
ドラゴンジョーを井戸底に押し込むと、マーキングが-16cmまで、下がりました。10cmちょっとしか下がりません。ぐぬぬ。こんな事でも挫けません!!

ドラゴンジョーを引き上げましたが、細砂と粗砂しか揚がりません。「大きな石」は何処だよ!!(怒)

砂利が溜まっている様です、
ポンプ式井戸掘り器2号に
ドラゴンジョーを装着しました
ドラゴンジョーが着底しました、
赤テープ位置は-5cmです
細砂と粗砂が揚がってきました、
砂利は大して揚がりません

三度、径75mmオーガで井戸壁を掃除します。
径75mmオーガを井戸底に降ろすと、ハンドル高さは55cmです。掘り下げた井戸底まで、まだ15cm分の掘りクズが残っています。いや、先程はハンドル高さが72cmだったから…。止めておきましょう。段々虚しくなってきた。そうそう、自分を騙せません。

ハンドル高さ40cmまで、15cm分の掘りクズを掘り下げて井戸壁を掃除します。確かにガリガリと砂利が当たりますが、固くはありません。これがポンプ式井戸掘り器を邪魔しているとは思えないのですが…。

掘りクズを相手にするのも飽きました。掘り進めることが出来ないと、精神衛生上も宜しくない。
径75mmオーガで、このままちょいと掘り進めてみます。10分ほどで10cmを掘り下げました。ハンドル高さは30cmまで下りました。ハンドルが低くて、ぎっくり腰が危ない。それに下穴無しだとハンドルが重いです。10分で10cmの掘り下げなら、掘削効率は非常に良好ですが、動力源のパワーが続きません。単気筒、ショートストロークですし。

径75mmオーガで三度、井戸壁を掃除します
径75mmオーガが着底しました、
ハンドル高さは55cmです
径75mmオーガで井戸壁を掃除しました、
ハンドル高さは40cmです
径75mmオーガで10cm分を掘り下げました、
ハンドル高さは30cmです

また掘りクズを浚います。ドラゴンジョーです。
ドラゴンジョーを井戸底に降ろすとマーキングの位置は高さ-5cmです。掘りクズの嵩が増して10cmほど戻っています。
ドラゴンジョーを井戸底に押し込むと、マーキングは-19cmまでしか下がりません。前回から、3cm深くなっただけです。

止めだ、止め止め!!
掘りクズ浚いなど、やってられるか!!!
ちーとも、進まん。

怒り心頭で、写真撮影を忘れました。
ドラゴンジョーを引き上げましたが、粗砂と砂利が少々です。

本日掘り揚げた砂利は
笊1杯分になりました

掘りクズ処理は飽きました。
新たに井戸底を掘削します。径50mmオーガで下穴を穿ちます。先程、ハンドル高さ30cmまで掘り下げましたので、持ち手パイプの高さが足りません。45cmと90cmの短尺パイプを外して、180cmの定尺パイプに交換します。これで45cmの延長です。径50mmオーガを井戸底に降ろすと、ハンドル高さは97cmです。先程、ハンドル高さ30cmまで掘り下げて、持ち手パイプを45cm延長したので、75cmのはずです。残りは掘りクズが22cm分、溜まっていることになります。んー、掘りクズはもう良い。知らんわ!!

径50mmオーガのハンドルを回して、下穴を穿ちます。
あー、井戸掘りは楽しいなっと。

ブレードを修理した径50mmオーガは着実に下がっていきます。でも、ぐいぐい下がっていく感触ではありません。下がることは下がりますが、まどろっこしい。修理したのにダメじゃん!!
20分で15cmほどハンドルが下がりましたが、どうも伸びが悪いです。ここで、井戸底への噛み付き防止で、いったんオーガを引き抜きました。そして再度、掘り下げ始めると具合が良いです。数cm分を掘り下げるのに1分も掛かりません。径25mmオーガで掘り抜いたときもそうでしたが、オーガを引き上げて掘削部に水を流し込むと、楽に掘り下げられるようです。
10分で20cm分を掘り下げました。気持ちがスカッとします。こうでなくっちゃ。
計算してみると、深度29m10cmに到達です。

径50mmオーガで新たに下穴を開けます
径50mmオーガで35cm分の下穴を開けました、
ハンドル高さは40cm、
深度29m10cmに到達です

掘りクズ浚いは、来週の宿題です。それまでに、良いアイデアが出ることを期待しています。


感想と構想 


掘りクズに苦労していますが、深度29mを突破しました。深度30mまで、残り90cmです。来週には到達できるでしょう。
修理した径50mオーガですが、掘削効率が良くなりました。

もっと掘れます。
それって、どれ位い? 
うん、50mかな。(笑)


アルバム 


2015年10月25日


︿
blog.isMobileRequest=true, blog.local=ja がんばれ日本!!