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投稿日 2014年11月22日土曜日

4メートル突破

本日の記録


作業時間 14:00-17:00
掘削記録 80cm(深度440cm)


資材の購入


・塩ビHIVP25×200:1本
・塩ビジョイント100 :1個


作業の準備


突き棒2号の先端を1号より鋭くカット、更に径の1/4を切り取り内部に砂が詰まらないように加工。突き棒2号改。

突き棒1号と2号改

アンテナマストの延長パイプの穴あけ加工。
突き棒2号用にソケット(メス)をボンドで接続。
延長用HIVP25×200にバルブソケット(オス)をボンドで接続。

井戸穴の養生に塩ビジョイントを設置しました。でも、オーガが引っ掛かってイマイチ。

使用前
使用後


道具と材料


・オーガ本体+エクステンション+延長パイプ×2=552cm
・突き棒2号+塩ビHIVP25×200×2=540cm


掘削の状況


改造した突き棒2号改は好調です。突いても突いても土砂は内部に詰まりません。

井戸底を20回突いて比較

小砂利といくつか衝突しましたが、オーガで砕いて突破します。突き棒は本体+HIVP25×2本で500cm超過。オーガも延長パイプを2本接続して500cm超過。


感想と構想


オーガが全長500cmを超えたら、いきなり取り廻しが悪くなりました。


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2014年11月22日

投稿日 2014年11月21日金曜日

柱状図を探しました

調査と研究


いったい、地下の様子はどうなってるのでしよう。
近くには既存の井戸もありません。
海に並ぶ丘陵部を四つほど越えた、同じ様な地形の地区にボーリングの記録がありました。

◆かながわ地質情報MAP
http://www.kanagawa-boring.jp/

海岸から約2キロ、標高36メートルです。現在の現場とほぼ同じ条件。

柱状図 メインマップ

同一地点、一列で50〜60メートルの範囲に合計4本のボーリング記録がありました。各記録を見ましたが、こんな近くでも地下の様子は異なる様です。興味深いです。
今回の現場の標高と地下条件が合うのは、一番奥のボーリング番号0005です。

隣町の柱状図

地下の様子がやっとわかりました。今の格闘相手は粘土質細砂層か細砂層のようです。でも、あれで土層の締まりは中ぐらいなのですね。汗
孔内水位は6.50mとのこと。現在のパサパサの土層からは、信じられません。
700~800cmまで掘削すれば礫層に到達できるようです。

深度(m)
土質区分
色調
相対密度
記事
1.70~4.20粘土質細砂褐灰中ぐらい粗砂~小レキまじる
4.20~7.40細砂黄褐灰中ぐらい粘土まじり細砂状
全体に粒子細かく微細砂状を呈す
色調変化
7.40~10.3礫混じリ粗細砂暗緑灰非常に密なレキ10m/m大
不規則に混入

柱状図の見方も勉強しました。

◆土質柱状図におけるN値の目安と土質記号について
http://dk-net.co.jp/tech/yamamoto-petit/27-27

◆土壌分類一覧
http://www.agri.hro.or.jp/center/kankoubutsu/shiryou/21/%82%8E%82%8Bbunrui.htm(デッドリンク)
https://ja.wikipedia.org/wiki/土壌分類


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2014年11月21日

投稿日 2014年11月20日木曜日

標高を調べました

調査と研究


農地は丘陵の末端にあります。周囲の農地より高めですが、標高はいかほどでしょう。ウォッちずで標高を調べました。

◆地図閲覧サービス(ウォッちず - 国土地理院)
  http://maps.gsi.go.jp (神奈川県西部)

二万五千分の一地図
◆Google マップ
  https://www.google.co.jp/maps/ (神奈川県西部)

Google マップ

二万五千分の一地図では標高40メートルからやや下側のようです。でもこの地図では、耕地の掘り下げが考慮されていません。Googleマップではちょうどこの位置の標高線が切れています。さすがGoogle!!

崖上を標高40メートルとすると、 3〜4メートル下がって、標高36〜37メートルといったところでしようか。農地入口の道路は標高30メートル、ここは水田で夏には水が入ります。道路の反対側も耕地と住宅地。道路から50メートルほど離れた位置を3メートルど下ると小川が流れています。この小川は相模湾に注ぐ某準用河川の源流のひとつです。地層は水平ではないかもしれませんが、この水面まで標高差10メートルほどでしようか?

丘陵部の反対側を調べてみると、標高30メートルを少し降った位置に同様に小川が流れていることがわかりました。さすが国土地理院!! この小川も上記準用河川の源流だと判りました。

むむ、水は出るのか? 取りあえず、掘削目標は10メートルです。


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2014年11月20日

地層を調べました

調査と研究


相模層とやらが掘削対象の土層と判りました。
神奈川県の地域別の地層も掲載されていました。

◆神奈川の大地:地層
http://nh.kanagawa-museum.jp/kenkyu/epacs/museum2/ep3001.htm

当地も記載されていました。
層序対比表
http://nh.kanagawa-museum.jp/kenkyu/epacs/museum2/images/c03d.pdf

層序対比表

掘削に手こずる相手は判りました。でも、その厚さがどれだけあるのか、水が出るのかはまだ判りません。



以前調べた国土交通省の土地分類基本調査に表層地質図があるのを見落としていました。

◆20万分の1土地分類基本調査及び土地保全基本調査(神奈川県)
http://nrb-www.mlit.go.jp/kokjo/inspect/landclassification/land/20-1/14.html

◆表層地質図
http://nrb-www.mlit.go.jp/kokjo/tochimizu/F2/MAP/214002.jpg

20万分の1 表層地質図

更に詳細な5万分の1の表層地質図も見つけました。以下のリンクから、県を選択して地域を指定すると参照できます。

5万分の1都道府県土地分類基本調査
http://nrb-www.mlit.go.jp/kokjo/inspect/landclassification/land/l_national_map_5-1.html

当地にも、Sgm(泥を主とし砂を挟む:相模層群)の記号が記載されています。


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2014年11月20日

地質を調べました

調査と研究


あの山砂の塊は細粒砂岩の一種のようです。

農地脇の砂岩の露頭部(撮影日:2014/12/07)

耕地脇の露頭とよく似ています。

◆石ころ図鑑 堆積岩(礫岩・砂岩・泥岩等 2) - 平塚市博物館
http://www.hirahaku.jp/web_yomimono/geomado/isizuk18.html (リンク先に画像あり)

細粒砂岩[足柄層群]
山北町谷峨鞠子橋・酒匂川
ざらついた感じのある褐色の岩石で、細かな砂粒からなっています。小仏山地や丹沢山地の岩石と比べて堆積時期が新しいため軟らかく、まだ硬い岩石とはいえません。従って水の侵食に弱く、下流では急激に小さくなってしまい、分布地域周辺でしか見ることができません。大磯海岸に分布する大磯層や、江ノ島以西の海岸に分布する三浦層群なども同様の硬さの岩石です。


更に検索して、正体が判りました。

◆神奈川の大地[岩石・鉱物・地層・歴史]
http://nh.kanagawa-museum.jp/kenkyu/epacs/museum2/c24.htm (リンク先に画像あり)

相模層群 (さがみそうぐん)(Sagami Group)の時代
新生代第四紀更新世中期~後期(50万~10万年前/テフラ層序年代)。
相模層群 (さがみそうぐん)(Sagami Group)の層厚
240m以上
相模層群 (さがみそうぐん)(Sagami Group)の特徴
横浜市南部の戸塚から大船にかけてが模式的な層序地域となる。海成層として堆積し、地域ごと堆積時代や環境に違いがある。横浜・三浦北部地域、大磯丘陵地域、相模平野・相模原台地地域、多摩丘陵地域ごとに数層に区分されている(層序対比表参照)。西丹沢・足柄地域、小仏・東丹沢地域、三浦南部地域にも相模層群に相当する地層が分布している。横浜市南部の長沼層は保存のよいトウキョウホタテガイ、カズウネイタヤガイをはじめ多種多様の貝化石を産し、貝の研究に貴重なフィールドとなっている。

地域毎に違いがあるってことは、大雑把な地層分類のようです。
層厚240mって、マジすか!!


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投稿日 2014年11月19日水曜日

土壌を調べました

調査と研究


ネット検索で神奈川の土地分類図のpdfファイルを見つけました。
でも大縮尺で画像のピクセル数も低くさっぱりわかりません。
◆20万分の1土地分類基本調査及び土地保全基本調査(神奈川県)
http://nrb-www.mlit.go.jp/kokjo/inspect/landclassification/land/20-1/14.html

◆土壌分類図
http://nrb-www.mlit.go.jp/kokjo/tochimizu/F2/MAP/214001.jpg

20万分の1 土壌分類図

探すと土壌情報はシステム化されていました。あの山砂は農業の土壌分類では細粒黄色土、丘陵・台地に分布するものだそうです。
◆神奈川 - 土壌情報閲覧システム
  https://agrimesh.dc.affrc.go.jp/soil_db/figure/figure_map.phtml?def_code=14 
◆国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構) 日本土壌インベントリー
  https://soil-inventory.dc.affrc.go.jp/figure.html

耕地の土壌

◆中粗粒灰色低地土、灰褐系(13E)
  https://agrimesh.dc.affrc.go.jp/soil_db/explain_13E.phtml  (リンク先に画像あり)
  https://web.archive.org/web/20160404133813/https://agrimesh.dc.affrc.go.jp/soil_db/explain_13E.phtml (キャッシュです)

地表から35cm〜60cmにある層の土性(下図)が 砂質〜壌質(SiL、L、SL、LS、S)で土色が灰褐色を呈する灰色低地土である。 沖積堆積物からなり、河成こ沖積平野、旧河床、扇状地などに分布する土壌である。 自然肥沃度としての保肥力が小〜中で、土壌の養分肥沃度は低中位。 地下水位は低く、排水は良好である。

参考

◆黄色土
  https://agrimesh.dc.affrc.go.jp/soil_db/explain_10.phtml  (リンク先に画像あり)
  https://web.archive.org/web/20121211045826/https://agrimesh.dc.affrc.go.jp/soil_db/explain_10.phtml (キャッシュです)

本土壌は丘陵、台地に分布し、多くは腐植含量が低く暗色を呈しないA層下に彩度・明度ともに高いB層をもつ。黄色土はB層の色が5YRより黄色味が強いことによって赤色土と区別される。

◆細粒黄色土
  https://agrimesh.dc.affrc.go.jp/soil_db/explain_10A.phtml  (リンク先に画像あり)
  https://web.archive.org/web/20130105184234/https://agrimesh.dc.affrc.go.jp/soil_db/explain_10A.phtml (キャッシュです)

地表から35cm〜60cmにある層の土性(下図)が 粘質〜強粘質(HC、SiC、LiC、SC、SiCL、CL、SCL)な黄色土である。固結堆積岩の残積、非固結堆積岩の洪積堆積物により生成し、有機物含量が低く、砕土に困難性がある。全般的に塩基の溶脱が激しく強酸性を呈する土壌が多く、地力的に劣る土壌である。

結論:土壌情報は農業のために表土の土質をまとめた地図でした。
地下1メートルぐらいまでの情報しか判らないので、井戸掘りには役に立ちません。


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2014年11月19日

土層が固い

調査と研究


11/14に掘り始めましたが、表面の耕土を過ぎると土層の固さに手こずってます。黄褐色で細い砂と粘土が固まった地層はいったい何者?
関東だとローム層の下によく見かける土質です。私の知識では山砂のはず。しかし、ネット検索すると山砂=真砂土と出ます。たしかに黄褐色で砂質なので合っているのですが、真砂土は花崗岩が風化して陸上堆積した土砂では? 耕地脇の露頭を見ると一部に貝化石が含まれるため、海性堆積物と思われます。

ちなみに露頭部の風化した表面を拭うとカチカチです。ハンマーで叩けば割りと簡単に崩れますが… 柔らかい砂岩ですね。ここを掘っている訳です。

更にネット検索すると、
◆山砂(やまずな)
http://www.mizunotec.co.jp/doboku/yamasuna.html (リンク先に画像あり)

山砂とは、「土木用語大辞典:財団法人土木学会編(技報堂出版)1999年2月15日1版1刷発行」によれば
《山砂 やまずな [pit sand] 山地、丘陵,台地等の陸地部の洪積堆積土で,建設用材料として採取される砂質に富んだ土の総称.山土ともいうが,土質分類上は砂質土に属す.(中略)透水性が良く締固めが容易であるため埋戻しや盛土等に広く利用される.(後略)》

この土層は「洪積世に河川から海に堆積した地層で、その後に隆起し、沖積世ではあまり地層の変化を受けずに丘陵部の基礎を成すもの」、と判りました。「約70万年前の堆積物」。園芸や造園の山砂と、土木の山砂は意味が違うのですね。

地下水って、昔に川が流れていた場所に土砂がたまって、そこを掘るから水が出るんではないの?昔々、小学校の社会科で習った扇状地の地下水脈のイメージ。
沖積世の地層でないってことは、水は出ないってこと?泣

現在、3メートルほどを掘削してますが掘り出す土砂はパサパサです。

掘り上げた土砂はパサパサです
(撮影:2014/11/14)

投稿日 2014年11月16日日曜日

3メートル突破

本日の記録


作業時間 10:30-15:00
掘削記録 110cm(深度360)


作業の準備


衝動買いした突き棒2号を諦めて、予備の40×25異径ジョイントを突き棒1号に装着。
塩ビHIVP25×200をボンドで接着して延長。
ジョイント部の破損時の救出用に単管に8.5mmドリルで穴を開け、5mmのポリエチレンロープを設置


道具と材料


・オーガ本体+エクステンション+延長パイプ=372cm
・突き棒1号+塩ビHIVP25×200×1=320cm


掘削の状況


延長した突き棒1号で再開し、オーガとの組み合わせで掘削。ところが30cmほど進むとまたオーガがガリガリいいだしました。例によってハンドルを力任せで廻す。石の引っ掛かりを持ち上げるなどしましたが突破できません。突き棒1号で石の感触を見ると結構大きそうです。石自体を突くと砕けずに深く埋まりそうなので石の周りを突いて石を浮かせる作戦を実行。

突き棒1号の再登場です

突いて土砂をほぐして、オーガで持ち上げて、悪戦苦闘30分。すると急にオーガの回転の抵抗がなくなりました。祝、石突破。しかし、オーガを持ち上げると途中で引っ掛かって上がりません。オーガを回転しながら力任せに上げましたが無理。今度は下がりもしません。真っ青。どうやら、石がドリル部とサイドブレードの間に食い込んでいて、それがオーガの径より飛び出して穴壁に引っ掛かっているようです。オーガは右回しですが、何とか左右に廻しながら引き上げてみました。途中で抵抗がなくなりオーガを引き上げると、何もありません。途中で石が落ちたようです。これを3回繰り返して、4回目にやっとドリル部と石が見えました。しかしそのまま引き上げたら、石は井戸穴にボットン。当たり前です。また2回繰り返して石が上がってきました。今回はゲット。長径7㎝、短径5cmのジャガイモみたいな石でした。

最大の石

これ以上大きな石だと、スパイラルボーラーでは上がらないでしょう。ドリル先端のブレード部分は下側に曲がり、サイドブレードも結構歪んでいました。ブレード部分をプラハンマーで叩いて補正して続行。

こんな感じかな


感想と構想


突き棒1号ですが、気になった点。井戸底の突き始めは土層に食い込む感じがしますが、10回近く突くとどうも食い込みが悪くなるようです。
井戸底が解れているせいありますが、単管内に土砂が詰まって先端が甘くなるのが原因のように思えます。
単管で土砂が上がると喜んでいましたが、その土砂の除去にも時間がかかります。改善が必要です。
突き棒1号の延長パイプも長さが足りなくなりました。


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2014年11月16日

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