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投稿日 2015年5月30日土曜日

祝、深度18メートル突破!! 礫混り粗砂層でした

本日の記録


作業時間 13:00〜18:00
掘削記録 25cm(深度1,820cm) 
開始水位 535cm(水深1,260cm)

昨日は出張で、その後に宴席に参加。そのまま宿泊して、帰宅は昼前でした。
酒が残ってますが、井戸掘りにGo!!


道具と材料


・オーガ本体+延長パイプ×10=1,890cm
・突き棒2号+塩ビHIVP25×200×9=1,970cm
・ポンプ式井戸掘り器


掘削の状況


先週の堀クズを浚います。一回目は沈殿した粘土、2回目は粗砂がちょっぴり。本来の粗砂は下穴に詰っている模様です。

先週の堀クズを浚います、沈殿した粘土です

先週、突き棒2号で開けた下穴30cmを拡張します。
径75mmオーガを降ろして回転させると、ガリガリ、ゴリゴリと砂利の感触がします。下穴を開けているときは気がつきませんでしたが、礫混じりの粗砂層だったようです。大き目の砂利に当たったのか、オーガが突っ掛かることもあります。道具が壊れるのが心配ですが、優しく梃子を掛けて井戸底の石を引き剥がしました。

径75mmオーガで先週の下穴を拡張します
井戸底の砂利に梃子を掛けます
先週の下穴30cm+10cm分を掘り下げました

径75mmオーガで下穴を拡張しましたが、まだ掘れそうです。でもハンドルが低くて限界です。せっかくオーガを降ろしたので、アンテナマストを延長して掘削を続けましょう。短尺パイプ(45cm+90cm)を定尺パイプ(180cm)に交換して、45cm延長しました。
頑張って更に10cm掘り下げましたが、オーガが空回りを始めました。

短尺パイプ(45cm+90cm)を定尺パイプ(180cm)に
交換して延長しました
更に10cm分、掘り下げました

堀クズを浚います。礫混じり粗砂層の場合、突き棒でシェイクするのが有効だったはず。
突き棒2号を降ろしてシェイクします。井戸底を突くと、少し砂利の感触がします。

突き棒で堀クズをシェイクします
井戸底に少々、砂利を感じます

突き棒2号でシェイクした堀クズをポンプ式井戸掘り器で浚います。1回目に試しに下からホースバンドを外したら、泥水が噴出して周囲がビシャビシャです。当たり前ですな。
2回目は粗砂と砂利、3回目以降は粗砂が揚がってきました。

堀クズ浚い2回目、粗砂と砂利が揚がりました
パイプ下部には砂利が詰まってました
堀クズ浚い3回目、粗砂だけです

最後に突き棒2号を降ろして、深度の計測です。今日は25cm分、掘り下げられました。

最後に突き棒で深度計測、先週から+25cmです


感想と構想


井戸底を浚った泥水を観察しています。
鍋に排出してしばらくすると、上面が澄みだします。粒子の細かい粘土が少なくなっている模様です。数日たっても赤く変色はしないので、金気の水ではないようです。今の礫混じり粗砂層から、地下水がたっぷり湧き出すことを期待しています。

土砂受けの鍋の泥水が直ぐに澄んでくるけど、写真では判らんね


アルバム


2015年5月30日


投稿日 2015年5月28日木曜日

井戸の掘り方以外も勉強しないと…

調査と研究


宴席でDIY井戸掘りの話をすると、結構ウケる(呆れられる)のですが、井戸に関する質問に答えられない事も多々あります。掘り方以外も少し勉強しないといけないかな?
ネットの書評を参考に幾つか注文しました。読んだら感想をアップします。





『井戸と水みち―地下の環境を守るために』、水みち研究会、北斗出版、1998年8月
感想;



『地下水と地形の科学 水文学入門』、榧根 勇、講談社、2013年2月

感想:



『見えない巨大水脈 地下水の科学―使えばすぐには戻らない「意外な希少資源」』 、日本地下水学会・井田 徹治、2009年5月 
感想:


投稿日 2015年5月25日月曜日

待望の第2帯水層かしらん

感想と構想


なんかすっきりしませんが、井戸底の石は片付いたようです。

昨日も書きましたが、井戸底から揚がる水が澄んできました。
ポンプ式井戸掘り器を引き上げて、土砂受けの鍋に置くと、前回の土砂の残りの中にすうっと透明な水が流れ出します。まだ濁りはありますが、井戸底から綺麗な水が湧き上がっているようです。

ソケットを外して濁ってしまいましたが、
水が澄んできました(撮影:2015/5/24)

こちらも最初はパイプから澄んだ水が
流れ出していました(撮影:2015/5/24)

柱状図を見直してみると、
深度6.7mの粗砂層から出水して、8.8mまでが礫混り粗砂層でした。厚さ2mちょっとですが、これが「第1帯水層」
深度8.8mからは粘土混り礫層、礫層、礫混り粘土層、粗砂層でした。ここの厚さ60cmの粗砂層でも出水してたかも知れませんが、良く判りません。
深度13.9mからは粘土層と粘土質細砂層が17.4mまで続きました。厚さ4m弱ですが、これが「不透水層」
そして、深度17.4mから礫層、17.6mからまた粗砂層に変わりました。綺麗な水が揚がってきたのは、この粗砂層です。たぶん待望の「第2帯水層」!!

どれだけ粗砂層の厚さがあるのか、楽しみです。湧水量はいかほど?
修理したエンジンポンプの動作確認をサボっていますが、確認を兼ねて湧水状況を調べてみますか。


投稿日 2015年5月24日日曜日

うーん、砂利層を突破したような

本日の記録


作業時間 9:30〜18:00
掘削記録 30cm(深度1,795cm) 内30cmは下穴のみ 
開始水位 530cm(水深1,235cm)


作業の準備


現場でロックリトリーバーの最終加工です。SUS針金でゴムパッキンを結束しました。

ロックリトリーバーにゴムパッキンを針金で固定します


道具と材料


・オーガ本体+延長パイプ×9+短尺90cmパイプ+短尺45cmパイプ=1,845cm
・突き棒2号+塩ビHIVP25×200×9=1,970cm
・ポンプ式井戸掘り器
・石回収器(ロックリトリーバー)


掘削の状況


先週の堀クズを浚い、突き棒で井戸底の様子を探ります。
先週は最後に径75mmオーガで井戸底を掻き混ぜて終わりでした。突き棒で井戸底を探ると、石がごちゃごちゃしていて良く判りません。邪魔な「大きな石」がどれなんだか?

先週の掘りクズを浚います
突き棒で井戸底を探ります
井戸底の感触は、石がごちゃごちゃしていて
良く判りません

ロックリトリーバーを試してみましょう。
井戸底に降ろして突くとコンコンと石に当たる感触があります。押し込んでもパッキンに挟まってズルッと石を取り込むような感触はありません。石が口径より大きいのか、石が砂利に埋まり込んでいるのかは判りません。この時点で石を回収できる気がしなくなりました。
ロックリトリーバーを引き上げましたが、石は一欠けらも揚がってきません。ぐぬぬ。
パッキンは井戸底を突くことで、パイプ内に完全に入り込んでいます。

ロックリトリーバー、投入です
井戸底の石を確保できる気がしません
ロックリトリーバー、回収しましたがスカです

「大きな石」が砂利に埋まっていると想定しました。径75mmオーガで井戸底を掻き混ぜて、「大きな石」を表面に押し出す作戦でいきましょう。
オーガを降ろして回転させると、突っ掛かります。半周ほど逆回転させると、やはりまた突っ掛かります。オーガを持ち上げるとすっと上がります。うーん、井戸壁から石が飛び出ているのですかね?
ちょい、力を込めてオーガを回転させました。やり過ぎると道具が壊れます。右回り・左回り・右回り・左回り・・・。なんだか、ちょっとずつ回転できる範囲が広がっているような???
更に力を込めると、バキッと石が砕けてオーガが回転し始めました。反動で右肩と左肘をやられました。(痛)
まだ、オーガがガリガリ言ってますが、マグマライザーで開けた下穴20cm分まで井戸穴を拡張できました。ここから下は粗砂のはずです。

径75mmオーガで石を掻き混ぜてみましょう
ハンドルに45cmの短尺パイプを繋げました
マグマライザーの下穴20cm分まで拡張できました

「大きな石」が砂に埋まっていては、ロックリトリーバーで取り込めません。井戸底の砂を浚いましょう。
井戸穴を拡張したことで、粗砂と久し振りに砂利がまとまって揚がってきました。

揚がってきたのは粗砂と砂利です
久しぶりに砂利がまとまって揚がってきました

「大きな石」が井戸底にコロンと転がっていれば良いのですが…。
もしかしたら、石はパッキンの口径より小さいかもしれません。コロンと転がっていても、パイプに取り込めても、それでは引き上げることはできません。ゴム膜方式を試して見ましょう。ダメと思ったら、見切りは早いのです。
ゴム板の八方にSUS針金を通して結束しました。

ゴム膜型に改修してみました

さあ、ロックリトリーバーで再挑戦です。「大きな石」が取り込めなくとも、それより小さな石は取り込めるはずです。周囲の砂利が無くなればいずれ「大きな石」も上がるでしょう。
ロックリトリーバーを降ろして井戸底を突くと、フワフワした感触がします。???
ゴム板の感触なのかな? 良く判りません。
石がゴム膜の切れ目に挟まった後に、確実にパイプ内に取り込めるようにパイプを捻ります。(これが失敗でした)
ロックリトリーバーを引き上げてみると、結束したゴム板が引き千切れています。オワタ
辛うじて石が揚がりましたが、重症です。もしかしたら、いっぱい石を取り込んでいたかも知れません。残念!!

ロックリトリーバー、再挑戦です
井戸底を突くとフワフワした感触がします
辛うじて石が揚がりましたが、ゴムが死んでます

ゴム板の周囲はボロボロです。どうする、どうする!! 閃きました。
パッキンをパイプ内に押し込んで台にして、ゴム板は周囲を切り取ってパイプ内部に収容して、SUS針金で結束してみましょう。

ゴムパッキンにゴム膜を組み合わせてみます
SUS針金でなんとか加工しました

完成しました。お上手!!
三度、ロックリトリーバーで挑戦です。井戸底に降ろして突きます。今回は抉るのは無しよ♪
井戸底を突くとやはり、フワフワした感触がします。パイプにはゴムを被せていませんので、ゴムの弾力ではありません。ロックリトリーバーを引き上げてみると、内部にたっぷり泥水が入ってます。ソケットを外すと粗砂が詰っています。狙った石はありません。
泥水は割と澄んでいます。ねっとり泥水ではありません。

石ではなく、泥水が揚がりました
ソケットには砂が詰まっています

先ほど井戸底を浚ったはずですが、また砂が沈殿しているようです。これでは「大きな石」は揚がりません。井戸底を浚いましょう。
井戸底を浚うと、砂利が揚がりました。2回目には、先ほどロックリトリーバーで回収した石の片割れがあります。
これ以降は、揚がってくるのは粗砂のみです。石は???

井戸底を浚うと粗砂が揚がってきます
砕けた石が揚がりました
粗砂です

突き棒を降ろして井戸底を探ります。石は感じません。やはり、粗砂の感触です。
突き棒で突くと、掘り下げることができます。「大きな石」がどこかに行ってしまいましたが、砂利層を突破した様です。
せっかく、突き棒を降ろしましたので、下穴を開けてみましょう。赤テープでマークして、突いて突いて、30cm分の下穴を開けました。

突き棒を降ろして井戸底を探ります
30cm下がりました

本日はここで終了。ありゃ、「大きな石」は?


感想と構想


「岩盤に衝突したぞー!!」、「大きな石が井戸底に転がってるぞー!!」、「狼が出たぞー!!」
この三週間、騒いでましたが、結局この石に遊ばれていたようです。
「大きな石」は半分に折れて、更に半分に割れています。残りの半分はまだ、井戸壁の中でしょう。
この三週間で掘り揚げた砂利はザル1杯になりました。これが竹槍型ヘッドを潰したとは思えません。それだけ、ガッチリ団結していたのですかね。

こんな石、1個のために、カラス口とかトング型の、大げさな石回収器を作らなくて良かったです。結局、オーガでバキッと砕いたのがこの石だったのでしょう。

これが「大きな石」の正体だったようです
岩盤騒ぎで掘り揚げた砂利です

岩盤騒ぎで潰れた竹槍型ヘッドですが、補修しました。なんちゃって補修です。
休憩時間にバーナーで炙って、ロッキングプライヤーで何とか真っ直ぐぽく、治しました。これ以上は金床とハンマーが無ければ無理です。最後に再加熱して天水で焼入れ。
グラインダーを掛ければ簡単ですが、寸法が短くなるのがちょっとね…。

竹槍型ヘッドを補修しました


アルバム



2015年5月24日

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blog.isMobileRequest=true, blog.local=ja がんばれ日本!!