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投稿日 2016年2月20日土曜日

春の嵐で井戸掘り撤収

本日の記録


作業時間 8:00〜14:00
掘削記録  0cm(深度3,450cm)  30cmは下穴です
開始水位 573cm(水深2,877cm) 

今日は曇りです。風は無く、湿度が上がっているため、寒くないです。でも、予報では午後は雨、降水確率は90%!! 雨の前に一掘りです。いつもより早く、井戸掘りに出動です。

昨日は夜の誘惑を斥けて帰宅しました。いつもの宿酔は無しよ。(笑)
体調は万全ですが、そんなときは天気が悪いのはお約束ですね。


道具と材料


・オーガ本体+延長パイプ×19=3,510cm
・突き棒2号+塩ビHIVP25×200×17=3,570cm
・砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)


掘削の状況


さー、時間がありません。井戸掘りの開始です。沈殿した堀クズを浚いましょう。
その前に、砂回収器:スクリュードライバーの始業点検です。

SUS針金が2本共に破断していました。交換は慣れましたが、毎回交換では効率が悪くて仕方ありません。破断の原因は、SUS針金を砂利と擦れるSTK鋼管の外側で結束するという、構造的な問題です。
SD2に4×15mmのボルトを追加して、STK鋼管の内側にSUS針金でゴム弁のフランジを結束しました。SUS針金はしなやかな#20 0.9mmを使いました。何か、昔に習ったボルトのワイヤリングを思い出します。

砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)の
ゴム弁を支えるSUS針金が2本共に破断していました
SD2に4×15mmのボルトを追加して、
内側にSUSでフランジを結束しました

SD2で沈殿した土砂を浚います。
SD2を井戸底に降ろしました。井戸底がヤマ(井戸壁の崩落)で浅くなっています。前回(2/14)は45cm短尺パイプを挿げて、ハンドル高さ30cmまで掘り下げました。今朝は45cm短尺パイプを外しても、ハンドル高さが135cmです。つまり、150cmも浅くなっています。

SD2を井戸底に押し込みます。掘りクズが緩いため、5分ほどでハンドル高さ63cmまで下りました。ねじなし電線管の連結部が地上にある内に、45cm短尺パイプを挿げ足しました。これでハンドル高さは106cmになりました。

更にSD2を井戸底に押し込みます。ハンドル高さが88cmになりました。取り込んだ土砂の量は約90cm分です。SD2に収納出来る限界です。いったんここで土砂を引き揚げます。(最下部に下がった際の撮影を忘れました)

SD2で沈殿した土砂を浚います
SD2が着底しました、
ハンドル高さは45cm短尺パイプを外して135cmです、
ヤマで浅くなっています
SD2がハンドル高さ63cmまで下がりました、
ここで45cm短尺パイプを挿げ足しました、
ハンドル高さは106cmです

SD2を引き揚げます。
SD2に指を差し込むと、取り込んだ土砂の頂上は5cm下です。ほぼ満杯。

SD2が帰還しました、
SD2の中身の土砂の頂上は5cmほど下です
SD2から土砂を排出しました

SD2で浚った土砂を笊で篩い分けました。沈殿した粘土分が多く、砂が分離しません。砂利は少なめでした。

SD2で浚い揚げた土砂です、
沈殿した粘土が多く揚りました、砂は少なめです

SD2で残りの砂利を浚います。
SD2を井戸底に降ろしました。ハンドル高さはは93cmです。ヤマは起きていません。
SD2を井戸底に押し込みます。掘りクズは緩く、順調に下っています。ハンドル高さが40cmを下ると、腰がきつい。井戸底にSD2が突っ掛かったら、ハンドルを持ち上げ「チョイ上げ作戦」で掘り進めます。
SD2がハンドル高さ30cmまで下りました。前々回(2/13)に径75mmオーガで、ハンドル高さ70cmまで拡張した位置です。深度34.2mです。

SD2で残りの土砂を浚います
SD2が着底しました、ハンドル高さはは93cmです
SD2が前々回(2/13)に拡張した位置まで下がりました、
ハンドル高さは30cmです

10時を過ぎたら、小雨が降り出しました、予報より早過ぎます。ビニールシートで、雨除けのタープを張りました。キャンプの雰囲気です。(笑)

10時から小雨が振り出しました、予報より早過ぎます、
ビニールシートで雨除けのタープを張りました

SD2を引上げます。
SD2に指を差し込むと、取り込んだ土砂の頂上は1cm下です。満杯です。

SD2が帰還しました、
SD2の中身の土砂の頂上は1cmほど下です
SD2から土砂を排出しました

SD2で浚った土砂を笊で篩い分けました。今回も粘土分が多く、砂が分離しません。砂利も少なめでした。

SD2で浚い揚げた土砂です、
砂利が多くなりました

掘りクズは片付きました。作業途中だった、径75mmオーガによる井戸穴拡張を再開します。
SD2を径75mmオーガに換装するため、道具を確認するとまずい所が見つかりました。ねじなし電線管とトラックロープを繋ぐ3mmワイヤーロープの素線が何本も破断しています。素線が荒れていると怪我の可能性もあります。破断しているのは数本なので、まだ持つとは思いますが予防交換します。

3mmワイヤーロープをスリーブで圧着してリングを作成します。スリーブはこれで在庫なしです。
安全性向上のため、リングは2本作りました。
ついでに、以前から気にしていた、ワイヤーロープを繋ぐアンテナステイも二重化しました。これで万が一の事故で、トラックロープを引上げる際も安心です。

ねじなし電線管とトラックロープを繋ぐ
3mmワイヤーロープの素線が破断しています、
予防交換の時期です
ワイヤーロープをスリーブで圧着しました、
安全性向上のため、リングは2本作りました
以前から気にしていた、
ワイヤーロープを繋ぐアンテナステイも
二重化しました

径75mmオーガで下穴の拡張を再開します。
径75mmオーガを井戸底に降ろします。180cm定尺パイプを挿げていますが、ハンドル高さは159cmです。SD2でハンドル高さ70cm分まで土砂を浚ったはずです。それが、わずかな間にヤマが起きて90cm近く浅くなっています。ぐぬぬ!!
雨がだんだん強くなって来ました。掘りクズを再度浚う時間はありません。このまま、作業続行です。

径75mmオーガを井戸底に捩じ込みます。厚さ20cm分ぐらいまでは掘りクズの中に砂利の感触がします。井戸壁から崩落した土砂に含まれていた砂利ですね。そこから下は砂です。
そして、径75mmオーガのハンドルが高さ90cmまで下りました。また砂利の感触です。ハンドルが重くなってきました。

径75mmオーガで下穴を拡張します
径75mmオーガが着底しました、
ハンドル高さは159cmです、
わずかな間にヤマが起きて90cm近く浅くなっています
径75mmオーガがハンドル高さ90cmまで下がりました、
砂利層へ突入です

掘りクズに砂利が多く含まれています。ハンドルの回転で砂利が引き摺られています。腰を入れて力を掛けないと、ハンドルが回転しません。

ハンドルが高さ70cmまで下りました。ここからが、新たな井戸壁の拡張ですが、いきなりガッチリ噛んでしまいました。梃子を掛けて突破します。
径75mmオーガを「ギコギコ作戦」で引上げますが、中々上がりません。砂利層にガッチリ噛んでいます。なんとか持ち手パイプが上がって来ましたが、ハンドルが全然回りません。オーガに絡み付く砂利ごと引上げたようです。

もっと上までオーガを引上げて、砂利を払い落とさないと無理です。ですが掘りクズが90cm以上も、オーガの上に堆積しています。梃子を掛けても、上がりません。(汗)

我、操舵不能。我、操舵不能。

径75mmオーガがハンドル高さ70cmまで
下がった所で噛んでしまいました、
梃子で突破します

雨が降る中、ヒーヒー言いながら梃子を掛けて、やっと径75mmオーガを引上げました。
砂利層を突破する前に、砂利が含まれる掘りクズを始末しないと、掘り下げは無理です。降参!!


感想と構想


13時半頃から雨が本降りです。タープの下で雨の様子を見ていましたが、強くなる一方です。
予報では低気圧の通過で、夕方になるほど大雨で、夜間は嵐だそうです。
小雨になったら、SD2で土砂を浚いたい所ですが、そんな気配はありません。

楽しみにしていた井戸掘りですが、本日は早々に撤収です。




今日は朝早くから、みーちゃんが現場を覗きにきました。


みーちゃん 「なんだ今日は早えーな。ちったー、進んだか?」

儂 「午後から雨だかんね。それまでに一掘りじゃ。」

みーちゃん 「この間からどん位進んだ?」

儂 「1m掘ると、1.5m埋まるんで、ちーとも進まん。」

みーちゃん 「水が湧いて、砂が集まってるんじゃねえか?」

儂 「それなら良いんだけんどね。」




アルバム


2016年2月20日

投稿日 2016年2月19日金曜日

やっぱり長さを間違えていました

道具の検討


先週の反省の第二弾です。

井戸底の掘りクズを浚うため、STK鋼管で口径76.3mm×長さ1mの砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)を作成しました。塩ビ製のポンプ式井戸掘り器では力不足で、ヤマ(井戸壁の崩落)の続発による、土砂の堆積に対処出来なかったためです。

SD2は掘りクズや、崩れた土砂を浚う道具です。井戸穴を径75mmオーガで掘り下げている所に、径76.3mmのSTK鋼管を捩じ込んでいますので、多少無理はありますが、グズグズの土砂を相手にするのが仕事です。
でも、オーガで掘り下げた深さ分の土砂を浚いたいのに、どうしても最深部に届きません。ハンドルが重くて下らないのです。

オーガはカタログスペックでは45cm、SD2は設計上は100cmです。長さは55cm違います。
つまり、SD2で土砂を浚う際に、オーガで掘り下げたハンドル高さに対して、SD2のハンドルが55cm高い位置まで下れば、全ての堀くずを取り込めた事になります。計算上は。

でも、最後の10cmが中々下らないのです。途中で力尽きて、諦めてしまうことになります。
なんだか変だなー、と思っていました。

という事で、先々週ぐらいに、各井戸掘り道具を測定して、長さを比較する写真を撮影したはずなのに…。アルバムを探しても見つかりません。おかしい。

そういえば、当日はカメラのメモリが満杯で、不要写真をメモリから削除しながら撮影していましたが、撮影後に「メモリ不足で保存できない」メッセージを見落としたのかもしれません。ガーン!!
最近、撮影したつもりなのに、写真がないことが多々ありますが、これも同じだったか。

とりあえず、測定した数字は見つかりました。2/6のメモです。これだけだと暗号みたいですが、写真がないので図を描いてみました。

2/6のメモです、
赤枠内に井戸掘り道具を測定した数字が
残っていました

オーガとSD2では接続部の形状が違います。オーガは1穴、SD2は2穴なので、そのままでは比較できません。そこで、SD2は1穴部分から先端までの長さを測定しました。結果は104cmでした。一方、オーガは同じ部分の長さが45cmでした。ここで4cm分の誤差があることが判りました。

径75mmオーガと
砂回収器:スクリュードライバー(SD2)の
長さの実測値です

次に両道具の先端を確認しました。オーガの長さには、三角錐部分を含みます。当然、この部分の井戸穴は径75mmまで広がっていません。SD2で力を掛けずに土砂を浚えるのはブレード部分までです。
図を描くとこんな感じ。ここでまた6cm分の誤差が出ました。

径75mmオーガと
砂回収器:スクリュードライバー(SD2)の
掘削面です

まとめると、両井戸掘り道具の長さの違いは55cmではなく、65cmでした。10cm分、間違えていました。
これが、SD2で最後の10cmが下がらない理由です。
現物が手元にあるのに、何やってるんですかね。まー、それだけ、現場ではテンパっているって事です。(笑)

井戸掘り道具 全長 (カタログスペック) 全長 (実寸) 先端から接続部 (実寸) 有効長 (実寸)
径75mmオーガ 450mm 500mm 450mm 390mm
砂回収器2号 1,000mm 1,120mm 1,040mm 1,040mm
差分 550mm - - 650mm


感想と構想


現在の掘削深度は34mオーバーです。地上から井戸の底はサッパリ判りません。井戸掘りは道具に伝わる手応えと、井戸の深さを間接的に示す、ハンドルの高さだけが頼りです。
それを10cmも間違えてはアカンでしょ。

たかが10cmと思いますか?
とーんでもない!!
ハンドルの高さの1cm、2cmの違いで、何とか井戸底の石の状態とかを判断しているのです。

これを間違えていたため、例えば2/13には石を浚おうとして、無駄に井戸底を掘り下げていました。

SD2の先端に土砂が詰まっています、
掘りクズを取り込んでいるはずが、
井戸底の土層を切り出していました
(撮影:2016/2/13)


無駄な作業は即ち、時間の無駄、体力の消耗、それに道具を壊すと、良い事は一つもありません。

これで、変だな~、と感じていたモヤモヤもサッパリしました。


投稿日 2016年2月17日水曜日

あー、井戸掘りたい

道具の検討


先週の反省をば、一つ。

SD2で掘りクズを効率良く回収出来るようになりました。井戸底では相変わらずヤマ(井戸壁の崩落)が発生しています。井戸壁を保護するため、ケーシングパイプを入れる事も考えていましたが、井戸掘り道具の改善で対処できました。
ヤマで崩落する土砂の量より、井戸底から土砂を浚い揚げる仕事量が多ければ何とかなるようです。

ヤマがもっと大規模だと無理でしたが、あれ程に固い土層です。ドサドサと井戸壁が崩れ続けるとは、考えられません。(希望的観測〜)

SD2をもっと早く考案していれば、倍とは言いませんが、1.5倍位は効率良く井戸掘りが出来たことでしょう。やはり道具は鉄製にすべきです。

3日間で、幾つか失敗もやらかしましが、何とかリカバーできました。
ボケていて、すぐに忘れて同じ事をやらかすので備忘録を残しておきます。(笑)



塩ビのポンプ式井戸掘り器は使用禁止

深度30mを超えた辺りから、土質が変わりました。土砂に粘土分が少なくなってきました。ヤマが起きるのもこれが原因の一つです。別の問題も起きました。

掘りクズが粘土質ならば、ポンプ式井戸掘り器で効率良く土砂を浚うことが出来ます。しかし、粘土質が少ないと、砂と砂利の掘りクズがスライム状にならず、土砂を取り込む効率が悪くなります。しかも悪い事に井戸底に残った掘りクズを突き固めてしまいます。突き固めてしまった掘りクズは、またオーガで解すしかありません。無駄な作業です。

昨年末にこれをやっと理解して、土砂の取り込みがスムーズになるように容量の大きなV3を作成しました。しかし、容量の問題ではない事を、今回、思い知らされました。容量が大きくても、スイコで取り込めないサイズの石があると、それより下の掘りクズを突き固めてしまうのです。

軽いので塩ビのポンプ式井戸掘り器を使いたい所ですが、方向を間違えています。根本対処として、井戸底に降ろす道具の重量対策を考えるべきです。

最後に投入した塩ビの井戸掘り器です、
お蔵入り決定です
(撮影:2016/2/11)



砂回収器の打ち込みは禁止

SD2を井戸底に降ろすと、掘りクズが緩い場合は、SD2の自重だけて掘りクズを取り込みながら下っていくことがあります。これを応用して、複合滑車でSD2を引き上げて離すことで、自重による沈下を促進することにしました。

これって、良く考えるとSD2を井戸底に打ち込んでいるのと同じです。土砂の締りが緩く、スルリと取り込めれば良いですが、締りがキツイ場合は、取り込めない土砂を突き固めてしまいます。そもそも、土砂の締りが緩いなら、井戸底に降ろしただけで自重で沈下しているはずです。
突き固めてしまった土砂は、またヒーヒー言って解す必要があります。

掘りクズなら「吊下回転作戦」は本来は必要無かったはずです。

SD2の打ち込みは害あって益なし、
今後は禁止です
(撮影:2016/2/13)



道具の長さを理解すべし

まだ、井戸穴を掘り下げるオーガの長さと、掘り下げた土砂を回収するSD2の長さを、正しく理解していなかったようです。

わざわざ苦労して、SD2で新たに井戸底を掘り下げていました。
ハンドルが重いので、何か変だとは以前から薄々気が付いてはいたんですけどね。

なぜ困難な道を往く。俺!!(笑)

砂回収器で無理やり井戸底を掘り下げていました
(撮影:2016/2/13)

道具の長さを測り直して、やっと理解しました。10cm、間違えていました。
詳細は別稿で報告します。


感想と構想


平日なので本業に勤しんでいますが、井戸掘りしたい。(笑)

先週は祝日があったので土日と合わせて、3日間、井戸掘りを楽しめました。(半日は雨で潰れましたが)
この間に井戸底で邪魔をしていた石を2個共、除去することも出来て、達成感も得られました。モチベーションアップも著しいですね。

井戸掘りって、ランナーズ・ハイみたいに、アドレナリンが出るのかな?

本業もこれ位、努力と成果が連携すれば、モチベーションも上がるのですが…。(笑)


投稿日 2016年2月14日日曜日

春一番の中、井戸掘りです

本日の記録


作業時間 13:00〜18:30
掘削記録  45cm(深度3,450cm)  75cmは下穴です
開始水位 570cm(水深2,835cm) 

午前中は春の嵐で雨でした。当地でも春一番が吹き荒れました。午後から雨が止み、陽が指し始めたので、井戸掘るへGo!!

山の梢をゴーゴーと強風が吹き荒れますが、井戸掘り現場は山が風除けになり無事です。
今日は昨日より暖かく、5月の陽気です。ドカジャンとセーターを脱いで、ビーニー帽とネックウォーマーを外して、井戸掘りに汗をかきました。


道具と材料


・オーガ本体+延長パイプ×19=3,510cm
・突き棒2号+塩ビHIVP25×200×17=3,570cm
・砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)


掘削の状況


沈殿した土砂を浚う前に、砂回収器:スクリュードライバーの始業点検です。
昨日交換した、SUS針金が1回使っただけで、また破断していました。慣れてきたので交換に時間は掛かりません。しかし、使う度にSUS針金の交換が必要なのは堪りません。SD2の構造的な欠陥です。対策を考えることにします。

ついでにゴム弁を支えるボルト台座を見直しました。
4×15mmのボルトを、4×10mmのボルトに全て交換しました。ボルトのストックがなかったので、SD1から部材の流用です。これで、昨日失敗した大き目の石が上手く取り込めることを期待しています。

砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)の
ゴム弁を支えるSUS針金がまた破断していました
SD2のゴム弁を支えるSUS針金を交換しました
SD2のボルト台座を全て短いボルトに交換しました

SD2で沈殿した土砂と、たぶん発生しているであろう、ヤマ(井戸壁の崩落)の土砂を浚います。
SD2を井戸底に降ろすと、ハンドル接続前のパイプの高さは55cmです。180cm定尺パイプに45cm短尺パイプを挿げ足しています。持ち手パイプを動滑車で上げ下げして、SD2の自重で持ち手パイプを下げます。これでパイプ位置が高さ27cmまで沈み込みました。(沈み込んだ後の撮影を忘れました)

SD2で井戸底の石を回収します
SD2が着底しました、パイプの高さは55cmです

SD2にハンドルを繋ぎました。ハンドル高さは77cmです。
SD2を井戸底に押し込みますが、いきなり突っかかりました。砂利でしょうか?
そういえば昨日も同じ現象でした。砂利があることは仕方ないのですが、複合滑車でSD2を打ち付けることで、掘りクズを押し固めているのでは? あちゃー、愚策でした。

複合滑車でハンドルを吊るして、押し固めてしまった土層を吊下回転作戦で突破します。
SD2がハンドル高さ43cmまで下がりました。昨日浚った部分は通過しましたが、全て突き固められていました。アホなことをしたものです。
大き目の石を取り込むために、新たに掘り下げますが、吊下回転作戦では下がりません。掘り下げているのが掘りクズではないので、複合滑車のロープを緩めても、SD2が下がらないためです。ここで作戦変更です。

複合滑車のロープを外して、ハンドルを回してSD2を押し込みます。SD2が突っ掛かったらハンドルを引上げる「チョイ上げ作戦」です。ハンドル高さ40cmを目指しますが、中々下がりません。と思っていたら、いつの間にか、ハンドル高さが35cmまで下がっていました。「チョイ上げ作戦」大成功です。

昨日はハンドル高さ47cmまで掘り下げましたが、大き目の石の回収に失敗しました。今日はそれから10cm以上掘り下げましたので、今度こそ石は回収できているでしょう。でも、二度も失敗するのはゴメンです。
念のため、ハンドル高さ30cmまで更に掘り下げました。ギックリ腰危険ゾーンです。

SD2が着底しました、ハンドル高さは77cmです、
180cm定尺パイプと45cm短尺パイプを
挿げ足しています
吊下回転作戦、チョイ上げ作成を駆使して、
SD2がハンドル高さ30cmまで下がりました

SD2を引き上げました。
SD2の中身は今回も土砂が満杯になっていません。指を差し込むと土砂の頂上は5cm下です。泥水しか見えませんが、それなりに土砂が揚がりました。

ボルトを外してSD2を引き抜くと、ねじなし電線管の中に砂が詰まっていたようです。砂が抜け落ちると中の泥水が噴出して、周囲はビショビショです。

SD2が帰還しました、
SD2の中身は少なめですが、
指を差し込むと土砂の頂上は5cm下でした
SD2を外すと、
じなし電線管の中の泥水が噴出して、
周囲はビショビショです
SD2から土砂を排出しました

SD2で浚った土砂を笊で篩い分けました。邪魔をしていた石が出て来ました。
石のサイズは4.5×4.0×4.0cmです。それほど大きな石ではないのですが、ポンプ式井戸掘り器では浚うのは無理なサイズです。これが、径75mmオーガのサイドブレードに引っ掛かって、回転を邪魔していた訳です。

SD2で浚い揚げた土砂を笊で篩い分けました、
径75mmオーガを邪魔していた石が揚がりました
やっと浚い上げた石です、
サイズは4.5×4.0×4.0cm、
それほど大きな石ではなかったです

やっと、大き目の石を処置できました。昨日はこれのお陰で、径75mmオーガによる井戸穴の拡張を中断しました。さー、再開です。

昨日は、径75mmオーガはハンドル高さ70cmまでしか掘り下げられませんでした。下穴の最下部はハンドル高さ40cmですから、残りは30cmです。でも、SD2で10cm以上は、井戸穴を拡張しているはず。つまり、残りは20cmです。僅か20cmのために、径75mmオーガを井戸底に降ろすのは、もったいない気がします。

うーん…。そうだ、新たに下穴を穿ちましょう。45cm分です。
その後に径75mmオーガで、残りの20cm分と合わせて、井戸穴を拡張すればよろし。

径50mmオーガを井戸底に降ろします。
持ち手パイプは90cmと45cmの短尺パイプを外して、新たに180cm定尺パイプを繋ぎます。これで、ねじなし電線管は19本目です。
定尺パイプを繋ぐため、SGP15Aで製作したコネクタの調整(ボルト穴がズレていたため、ヤスリで整形)、保持ロープとアンテナステイの設置で、結構時間が掛かってしまいました。天気も曇りに変わり、周囲は薄暗いです。

準備ができました。径50mmオーガのハンドル高さは111cmです。(準備に手間取り、焦ったため、撮影忘れました)
径50mmオーガを井戸底に捩じ込みます。先ずは掘りクズ部分です。難なく通過します。
ハンドルが高さ85cmまで下がった所から、新たな下穴を穿ちますが、ここは厚さ15cmほどの砂利層でした。径50mmオーガで砂利を引き剥がして掘り下げますが、砂利が度々噛んでオーガの回転がストップします。噛むときはガッチリ固まり、複合滑車では引上げられません。梃子で「ギコギコ作戦」で脱出しますが、時間も体力も消耗します。

径50mmオーガのハンドルが70cmまで下がると、今度は固く締まった砂層に突入です。ハンドルが中々下りません。周囲は真っ暗です。ヘッドライトを点灯してがんばります。5cm下ったら一休みのルールで作業していますが、5cm下る前に息が上がり、フラフラです。今日はもう、無理かも…。頑張れ、俺!!(笑)

径50mmオーガのハンドルが46cmまで下がると、また砂利層です。残り6cmです。
フルパワーを掛けてハンドルを回します。頭の血管が切れそうです。
ガリガリと砂利を引き剥がして、ハンドル高さ40cmまで下りました。深度34.5mに到達です。

やり切りました。偉いぞ、俺。(笑)

径50mmオーガで新たに下穴を穿ちます
径50mmオーガがハンドル高さ40cmまで下がりました、
1時間半の成果です


感想と構想


やっと、井戸底の石を除去できました。
たいして大きくない石でしたが、この石のせいで半日ほど時間を無駄にしました。

昨日、今日とそれぞれ別の石に邪魔されましたが、砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)の運用方法を検討する良い機会になりました。これから同じような事態になっても慌てなくてすみます。

うーん、ポジティブ思考ですな。


アルバム


2016年2月14日


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