本日の記録
作業時間 8:00〜14:00
掘削記録 0cm(深度3,450cm) 30cmは下穴です
開始水位 573cm(水深2,877cm)
今日は曇りです。風は無く、湿度が上がっているため、寒くないです。でも、予報では午後は雨、降水確率は90%!! 雨の前に一掘りです。いつもより早く、井戸掘りに出動です。
昨日は夜の誘惑を斥けて帰宅しました。いつもの宿酔は無しよ。(笑)
体調は万全ですが、そんなときは天気が悪いのはお約束ですね。
道具と材料
・オーガ本体+延長パイプ×19=3,510cm
・突き棒2号+塩ビHIVP25×200×17=3,570cm
・砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)
掘削の状況
さー、時間がありません。井戸掘りの開始です。沈殿した堀クズを浚いましょう。
その前に、砂回収器:スクリュードライバーの始業点検です。
SUS針金が2本共に破断していました。交換は慣れましたが、毎回交換では効率が悪くて仕方ありません。破断の原因は、SUS針金を砂利と擦れるSTK鋼管の外側で結束するという、構造的な問題です。
SD2に4×15mmのボルトを追加して、STK鋼管の内側にSUS針金でゴム弁のフランジを結束しました。SUS針金はしなやかな#20 0.9mmを使いました。何か、昔に習ったボルトのワイヤリングを思い出します。
砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)の ゴム弁を支えるSUS針金が2本共に破断していました |
SD2に4×15mmのボルトを追加して、 内側にSUSでフランジを結束しました |
SD2で沈殿した土砂を浚います。
SD2を井戸底に降ろしました。井戸底がヤマ(井戸壁の崩落)で浅くなっています。前回(2/14)は45cm短尺パイプを挿げて、ハンドル高さ30cmまで掘り下げました。今朝は45cm短尺パイプを外しても、ハンドル高さが135cmです。つまり、150cmも浅くなっています。
SD2を井戸底に押し込みます。掘りクズが緩いため、5分ほどでハンドル高さ63cmまで下りました。ねじなし電線管の連結部が地上にある内に、45cm短尺パイプを挿げ足しました。これでハンドル高さは106cmになりました。
更にSD2を井戸底に押し込みます。ハンドル高さが88cmになりました。取り込んだ土砂の量は約90cm分です。SD2に収納出来る限界です。いったんここで土砂を引き揚げます。(最下部に下がった際の撮影を忘れました)
SD2で沈殿した土砂を浚います |
SD2が着底しました、 ハンドル高さは45cm短尺パイプを外して135cmです、 ヤマで浅くなっています |
SD2がハンドル高さ63cmまで下がりました、 ここで45cm短尺パイプを挿げ足しました、 ハンドル高さは106cmです |
SD2を引き揚げます。
SD2に指を差し込むと、取り込んだ土砂の頂上は5cm下です。ほぼ満杯。
SD2が帰還しました、 SD2の中身の土砂の頂上は5cmほど下です |
SD2から土砂を排出しました |
SD2で浚った土砂を笊で篩い分けました。沈殿した粘土分が多く、砂が分離しません。砂利は少なめでした。
SD2で浚い揚げた土砂です、 沈殿した粘土が多く揚りました、砂は少なめです |
SD2で残りの砂利を浚います。
SD2を井戸底に降ろしました。ハンドル高さはは93cmです。ヤマは起きていません。
SD2を井戸底に押し込みます。掘りクズは緩く、順調に下っています。ハンドル高さが40cmを下ると、腰がきつい。井戸底にSD2が突っ掛かったら、ハンドルを持ち上げ「チョイ上げ作戦」で掘り進めます。
SD2がハンドル高さ30cmまで下りました。前々回(2/13)に径75mmオーガで、ハンドル高さ70cmまで拡張した位置です。深度34.2mです。
SD2で残りの土砂を浚います |
SD2が着底しました、ハンドル高さはは93cmです |
SD2が前々回(2/13)に拡張した位置まで下がりました、 ハンドル高さは30cmです |
10時を過ぎたら、小雨が降り出しました、予報より早過ぎます。ビニールシートで、雨除けのタープを張りました。キャンプの雰囲気です。(笑)
10時から小雨が振り出しました、予報より早過ぎます、 ビニールシートで雨除けのタープを張りました |
SD2を引上げます。
SD2に指を差し込むと、取り込んだ土砂の頂上は1cm下です。満杯です。
SD2が帰還しました、 SD2の中身の土砂の頂上は1cmほど下です |
SD2から土砂を排出しました |
SD2で浚った土砂を笊で篩い分けました。今回も粘土分が多く、砂が分離しません。砂利も少なめでした。
SD2で浚い揚げた土砂です、 砂利が多くなりました |
掘りクズは片付きました。作業途中だった、径75mmオーガによる井戸穴拡張を再開します。
SD2を径75mmオーガに換装するため、道具を確認するとまずい所が見つかりました。ねじなし電線管とトラックロープを繋ぐ3mmワイヤーロープの素線が何本も破断しています。素線が荒れていると怪我の可能性もあります。破断しているのは数本なので、まだ持つとは思いますが予防交換します。
3mmワイヤーロープをスリーブで圧着してリングを作成します。スリーブはこれで在庫なしです。
安全性向上のため、リングは2本作りました。
ついでに、以前から気にしていた、ワイヤーロープを繋ぐアンテナステイも二重化しました。これで万が一の事故で、トラックロープを引上げる際も安心です。
ねじなし電線管とトラックロープを繋ぐ 3mmワイヤーロープの素線が破断しています、 予防交換の時期です |
ワイヤーロープをスリーブで圧着しました、 安全性向上のため、リングは2本作りました |
以前から気にしていた、 ワイヤーロープを繋ぐアンテナステイも 二重化しました |
径75mmオーガで下穴の拡張を再開します。
径75mmオーガを井戸底に降ろします。180cm定尺パイプを挿げていますが、ハンドル高さは159cmです。SD2でハンドル高さ70cm分まで土砂を浚ったはずです。それが、わずかな間にヤマが起きて90cm近く浅くなっています。ぐぬぬ!!
雨がだんだん強くなって来ました。掘りクズを再度浚う時間はありません。このまま、作業続行です。
径75mmオーガを井戸底に捩じ込みます。厚さ20cm分ぐらいまでは掘りクズの中に砂利の感触がします。井戸壁から崩落した土砂に含まれていた砂利ですね。そこから下は砂です。
そして、径75mmオーガのハンドルが高さ90cmまで下りました。また砂利の感触です。ハンドルが重くなってきました。
径75mmオーガで下穴を拡張します |
径75mmオーガが着底しました、 ハンドル高さは159cmです、 わずかな間にヤマが起きて90cm近く浅くなっています |
径75mmオーガがハンドル高さ90cmまで下がりました、 砂利層へ突入です |
掘りクズに砂利が多く含まれています。ハンドルの回転で砂利が引き摺られています。腰を入れて力を掛けないと、ハンドルが回転しません。
ハンドルが高さ70cmまで下りました。ここからが、新たな井戸壁の拡張ですが、いきなりガッチリ噛んでしまいました。梃子を掛けて突破します。
径75mmオーガを「ギコギコ作戦」で引上げますが、中々上がりません。砂利層にガッチリ噛んでいます。なんとか持ち手パイプが上がって来ましたが、ハンドルが全然回りません。オーガに絡み付く砂利ごと引上げたようです。
もっと上までオーガを引上げて、砂利を払い落とさないと無理です。ですが掘りクズが90cm以上も、オーガの上に堆積しています。梃子を掛けても、上がりません。(汗)
我、操舵不能。我、操舵不能。
径75mmオーガがハンドル高さ70cmまで 下がった所で噛んでしまいました、 梃子で突破します |
雨が降る中、ヒーヒー言いながら梃子を掛けて、やっと径75mmオーガを引上げました。
砂利層を突破する前に、砂利が含まれる掘りクズを始末しないと、掘り下げは無理です。降参!!
感想と構想
13時半頃から雨が本降りです。タープの下で雨の様子を見ていましたが、強くなる一方です。
予報では低気圧の通過で、夕方になるほど大雨で、夜間は嵐だそうです。
小雨になったら、SD2で土砂を浚いたい所ですが、そんな気配はありません。
楽しみにしていた井戸掘りですが、本日は早々に撤収です。
今日は朝早くから、みーちゃんが現場を覗きにきました。
みーちゃん 「なんだ今日は早えーな。ちったー、進んだか?」 儂 「午後から雨だかんね。それまでに一掘りじゃ。」 みーちゃん 「この間からどん位進んだ?」 儂 「1m掘ると、1.5m埋まるんで、ちーとも進まん。」 みーちゃん 「水が湧いて、砂が集まってるんじゃねえか?」 儂 「それなら良いんだけんどね。」 |
アルバム
2016年2月20日 |