本日の記録
作業時間 10:00〜17:30
掘削記録 45cm(深度3,865cm)
開始水位 572cm(水深3,248cm)
本日は晴れ。気温は30度を超えました。井戸掘り現場は木陰で涼しいのですが、さすがに今日は茹だります。
昨日製作した、砂回収器3号を投入しました。全長2mの新造機は攻撃力が素晴らしい。久しぶりに高さ45cm分を新たに掘り下げました。
道具と材料
・オーガ本体+延長パイプ×21=3,870cm
・突き棒2号+塩ビHIVP25×200×17=3,570cm ←最近、使ってません
・砂回収器3号:ブルネンファウスト(BF)
作業の準備
井戸の掘り下げ中の休憩で、掘り揚げた砂利を篩に掛けました。前回は4/16だったので2ヶ月半分ですね。
砂利は土嚢袋で1.5袋になりました。
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井戸の掘り下げ中の休憩で、
掘り揚げた砂利を篩に掛けました、
前回は4/16だったので2ヶ月半分ですね |
掘削の状況
砂回収器3号:ブルネンファウスト(BF)の初投入です。全長が写真のフレームに入り切りません。凄い!!
持ち手パイプとBFを連結するのに、BFが長過ぎて連結部に手が届きません。いったんBFを井戸穴に落とし込んで連結するしかないです。落下防止のため、BFの接続金具にナスカンを繋いで、降ろしました。接続金具の強度が不明なので、バックアップとしてダブルスリングも装着しています。
井戸穴には、昨日作成した落下防止蓋を設置しています。安全第一です。
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砂回収器3号:ブルネンファウスト(BF)の
初投入です、
全長がフレームに入り切りません |
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BFの接続金具にナスカンを繋ぎました、
強度が不明なのでバックアップとして
ダブルスリングも装着しています |
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井戸穴には昨日作成した落下防止蓋を
設置しています |
BFに持ち手パイプを繋ぎました。初物なので、ロープの取り回しとか運用が上手くできません。固定滑車から降ろしたロープと、手巻きウインチに繋いだロープ、ダブルスリングが絡み合って、事故を起こしそうです。
取り敢えず、準備完了です。BFを井戸底に降ろします。
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BFに持ち手パイプを繋ぎました、
初物なのでロープの取り回しとか
運用が上手くできません |
BFが井戸底に着底しました。BFの長さもありますが、井戸壁から土砂が崩れて浅くなっています。定尺パイプ1本分が下がりません。
持ち手パイプを上げ下げして10cmほど下がりました。ここで180cm定尺パイプを1本外しました。20本目の180cm定尺パイプに45cm短尺パイプを挿げ足して、ハンドル高さは103cmです。
長さ100cmの砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)から、長さ200cmのBFへの換装です。前回、砂回収器2号とねじなし電線管21本を連結して、ハンドル高さ95cmまで掘り下げています。100cm分長くなったのと、井戸壁から土砂が崩れて浅くなっているはずです。持ち手パイプの長さの調整が必要です。
180cm定尺パイプを外して、45cm短尺パイプに挿げ替えたので、ハンドル高さ60cmが掘り下げた最深部になります。先ずはここが目標です。
BFは長さ200cmですが、ツル部があるので、砂収納部は180cm分です。井戸底への着底で、先ずは10cm分の土砂を取り込みました。
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BFが井戸底に着底しました、
定尺パイプ1本分が下がりません |
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持ち手パイプを上げ下げして
10cmほど下がりました、
20本目の180cm定尺パイプに
45cm短尺パイプを挿げ足して、
ハンドル高さは103cmです |
BFを井戸底に押し込みます。土砂の締りは中位です。溜まっている土砂は砂のようです。砂利の感触はありません。
操作感は砂回収器2号と同じです。BFが下がって行きます。
BFがハンドル高さ70cmまで下がりました。最深部まで残り10cmです。ハンドルに砂利の感触が伝わります。最深部辺りに砂利がまとまって沈下しています。砂利がBFの爪に突っ掛かりますが、掬い上げ作戦で突破します。
そして、BFがハンドル高さ60cmまで下がりました。掘り下げ済の最深部、深度28.2mです。ここから新たな掘り下げです。ここまでの所要時間は25分です。
砂収納状況:53cm(+43cm) | 残り:117cm |
長さ100cmのSD2なら、もうお腹いっぱいで引き上げるタイミングです。しかし、新造のBFは大容量です。まだまだいけます。
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BFがハンドル高さ60cmまで下がりました、
掘り下げ済の最深部、深度28.2mです、
ここから新たな掘り下げです |
BFを更に井戸底に押し込みます。新たな掘り下げ部は粘土層のようです。砂利は感じません。ハンドルをグリグリ回しますが、BFの爪の喰い付きが悪く、中々進捗しません。
土層が粘るためハンドルが重い。1回で3分間、ハンドルを回すのが限度です。これで下がるのは高さ1cm未満。休憩して息を整えるのに5分掛かります。
休憩時間の方が長いわ。(笑)
BFに取り込んだ土砂が詰まると、以降の掘下げができなくなるはず。このため、2〜3cm掘り下げる度にBFを10cmほど引き上げて、最深部に水を流し込みます。掘下げ面に水分が供給されると、土砂が柔らかくなって、掘り易くなる気がします。
10cm下がって、ハンドル高さ50cmで石に衝突しました。深度38.3m位置です。ハンドルに伝わる感触では、大きめの石です。石に爪が突っかかったら、ハンドルをえいっと引き上げて、石を引き剥がします。ハンドルを逆回転させて爪を戻し、石の下に爪を潜り込ませて、更に引き上げます。
ハンドルが高さ44cmまで下がりました。掬い上げ作戦で石を突破したようです。
掘り下げ続行です。掘り下げ面に水分を供給するため、BFを引き上げます。そして給水後に掘り下げ始めると、毎回、石に突っ掛かります。直ぐに外れるのですが、先ほどの大きめの石が完全には取り込めていないようです。
そして、BFがハンドル高さ40cmまで下がりました。これで20cm分を新たに掘り下げました。ここまでの所要時間は1時間半です。
砂収納状況:93cm(+20cm×2) | 残り:77cm |
※新たな土層を掘り下げると土砂が解れて体積が増すため、
砂の収納状況は2倍に見込んでいます。
ハンドルが低過ぎるので、持ち手パイプを挿げ替えます。
BFを引き上げて、45cm短尺パイプを取り外し、90cm短尺パイプに挿げ替えました。高さ45cmの延長でハンドル高さは107cmになりました。本来は高さ40cmに45cm短尺パイプを連結したので、ハンドル高さは85cmのはずです。差分の高さ22cm分は、パイプ連結作業中に井戸壁から崩れた土砂ですね。
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BFがハンドル高さ40cmまで下がりました、
これで20cm分を新たに掘り下げました、
ハンドルが低過ぎるので
持ち手パイプを挿げ替えます |
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BFから45cm短尺パイプを取り外し、
90cm短尺パイプに挿げ替えました、
高さ45cmの延長で
ハンドル高さは107cmになりました。
高さ22cm分は崩れた土砂ですね |
BFを井戸底に押し込み、井戸壁から崩れた土砂を取り込みます。BFがハンドル高さ85cmまで下がりました。深度38.4m、掘削済みの最深部です。やはり、石に突っ掛かります。先ほど突破したと思った石ですが、取り込めていないですね。ここまでの所要時間は3分間です。
砂収納状況:125cm(+22cm) | 残り:55cm |
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BFがハンドル高さ85cmまで下がりました、
深度38.4m掘削済みの最深部です |
BFで新たに土層を掘り下げます。締りは中位ですが、土層が粘ります。
中々、BFが下がりません。1cm下がる度に、BFを10cmほど引き上げ、掘削部に水を補給します。そして、その度に石に突っ掛かります。掬い上げ作戦で直ぐに石は動くのですが、厄介です。
そして、ハンドル高さが80cmまで下ったら、やっと石には突っ掛からなくなりました。逆止弁の中に石を取り込めたようです。
更に掘り進めます。
今度はハンドル高さ75cm辺りから、BFが下らなくなりました。ハンドルは土層が粘って重いのですが、何とか回ります。しかし下りません。
うーん、計算以上にBFが砂を取り込んでお腹いっぱいなのでしょうか? それとも、先端部に土砂が詰まったか? 試してみましょう。
掘削部に水を流し込んだタイミングで、BFを井戸底に押し込んでみました。ピストンのように内部に詰まった土砂を押し込めるかもしれません。
試してみると、BFがまた下り始めました。もう一度引き上げて、えいやっと押し込んでみます。でもやり過ぎると、内部の土砂が末尾の土砂排出孔から零れるかもしれません。
BFで更に土層を掘り下げます。ハンドル高さ70cmまで下ると、砂利がぶつかるようになりました。BFが砂利に当たる度に、ハンドルを引き上げ砂利を引き剥がします。
そして、BFがハンドル高さ60cmまで下がりました。これで25cm分を新たに掘り下げました。ここまでの所要時間は2時間半です。疲れました。
砂収納状況:175cm(+25cm×2) | 残り:5cm |
砂収納部は、ほぼ満杯のはずです。ここで引き上げましょう。ハンドルにダブルスリングを掛けて、複合滑車で引き上げます。噛まないでくれよ!!
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BFがハンドル高さ60cmまで下がりました、
これで更に25cm分を新たに掘り下げました |
幸い、BFは噛まずに引き上げられましたが、重い!!
BFを引き上げて固定して、新しく作った落下防止蓋を設置しました。
BFの中身は堀り揚げた土砂でいっぱいです。計算通りですが、もう少しで噛む所でした。もっと余裕を見るべきでした。
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BFを引き上げて落下防止蓋を設置しました |
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BFの中身は堀り揚げた土砂でいっぱいです、
もう少しで噛む所でした |
BFの接続金具は井戸底で何かに接触して曲がっています。接続金具の強度が心配なので、3mmのワイヤーロープをバックアップで繋いでいます。
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BFの接続金具は井戸底で何かに接触して
曲がっています、
強度が心配なので3mmのワイヤーロープを
バックアップで繋いでいます |
BFから持ち手パイプを外しました。この後は、固定滑車に繋いだロープで引き上げます。この作業も運用が整っていないので、手間が掛かります。見直しが必要です。
BFを固定滑車から下げたロープで引き上げました。重いです。腰を入れて体重を掛けないと、身体を持って行かれそうになります。
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BFから持ち手パイプを外しました、
固定滑車に繋いだロープで引き上げます |
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BFを引き上げました、重てー!! |
引き上げたBFを引っ繰り返して、土砂排出孔をバケツに差し込みました。BFを立てるために、先端部にダブルスリングを巻いてロープに繋いで引き上げます。しかし、斜めってます。治具を取り付けるなど、もう一工夫が必要です。
トップバケツに差し込んだ土砂排出孔からは、土砂がモリモリと流れ出ています。
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BFを引っ繰り返して土砂排出孔を
バケツに差し込みました、
ロープをダブルスリングで繋ぐなど、
工夫しています |
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トップバケツに差し込んだ土砂排出孔です、
モリモリしています |
ヤグラに登って逆止弁を確認しました。砂が詰まっていて逆止弁が動作していません。完全に詰まっています。これでは下らないはずです。水分を供給してもダメなのですかね?
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ヤグラに登って逆止弁を確認しました、
砂が詰まっていて逆止弁が動作していません |
BFから土砂を排出しました。土砂排出孔から土砂を掻き出すと、残りの土砂はほぼ自重で流れ出しました。しかし、先端部に詰まった土砂は落ちません。もう一度、ヤグラに登り、BFの先端部をプラハンマーでしこたま叩きましたが、詰まった土砂は落ちません。仕方ない。プラハンマーの柄をBFの先端部に押し込むと、ドサッと詰まっていた土砂が落ちました。詰まっていたのは、僅か10cmちょっとだったようです。最後に大きな石が転がり落ちていきました。深度38.3m位置で衝突した石です。土砂が詰まったのは、この石が原因だったようです。
排出した土砂の量はバケツ容量14lの6割程度です。
土砂を篩うためトップバケツは2個用意しました。大きめのプラスコップも用意しました。これで作業効率アップです。
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BFから土砂を排出しました、
最後に大きな石が転がり落ちていきました、
土砂の量はバケツ容量14lの6割程度です |
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土砂を篩うためトップバケツは2個用意しました、
大型のプラスコップも用意しました |
BFの投入で浚い揚げた土砂を笊で篩い分けました。細砂の量は6lぐらいです。そしてでかい石が揚がりました。石のサイズは6.0×5.0×5.0cmの三角お握り型でした。
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BFの1回の投入で浚い揚げた土砂です、
石がでかいです |
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石のサイズは6.0×5.0×5.0cmの三角お握り型でした |
新造の砂回収器3号:BFで高さ45cmを新たに掘り下げました。井戸底へは道具を1回、降ろしただけです。前回(6/26)はSD2を6回も降ろしましたが、掘り下げられたのは僅か2cmでした。圧倒的な効率アップです。でも疲れた。
本日はここまで!!
感想と構想
予定では新造機を2回、投入する予定でした。45cm×2回で一気に90cmを掘り下げられたら、深度50mも容易いと…。
でも甘かった。時間が足らず、そもそも体力が持ちませんでした。
後半に大きめの石に邪魔されて、掘削効率が落ちた気がします。あれさえ無ければ、もう少し早かったはずです。
アルバム