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投稿日 2015年3月28日土曜日

ポンプ式井戸掘り器、大破

本日の記録


作業時間 8:30〜13:00
掘削記録 10cm(深度1,190cm)
開始水位 530cm(水深650cm)


道具と材料


・オーガ本体+エクステンション×1+延長パイプ×6=1,272cm
・突き棒2号+塩ビHIVP25×200×6=1,360cm
・ブルポイント型アースクラッシャー


掘削の状況


今日は晴れて暖かく風もなし。井戸掘り好日です。
径50mmのオーガで下穴を開けて、ゴールデンパターンで掘削します。破断したオーガを溶接して修理しましたが、どこまで耐えられるでしょうか。
オーガは5分間で20cm下がりました。さらに10分後、30cmの位置で石に衝突しました。溶接箇所の強度に自信がありませんので、程々にしておきます。

径50mmオーガで下穴を開けます  
先週の掘削位置よりオーガが高い気がします
30cm下がった所で石に衝突しました

井戸底からオーガを引き上げました。溶接箇所は耐えられたようですが…。刃先が曲がっています。取りあえず、プライヤーで矯正しておきましょう。

径50mmオーガ、帰投しました
ブレード先端がまた曲がりました
プライヤーで無理無理矯正しました

ゴールデンパターンその2、径75mmのオーガで下穴を拡張します。径75mmのオーガも30cm下がった所で石に衝突しました。

径75mmオーガで穴を拡大します
径75mmオーガも30cm程下りました

ゴールデンパターンの追加、突き棒で堀クズをシェイクします。その後井戸浚いを行います。

ここで農地入口のお宅のご主人が見学に来られました。しばし歓談。
以前、掘り抜きで14mの井戸を掘ったことがあるそうです。生き埋めの恐怖感より、息苦しくて困ったとか。梅干しを咥えながら掘ったそうですが、何か効果があるんですかね?

浚った土砂を見せるため、バタバタしてポンプ式井戸掘り器を開けた写真は撮り忘れました。今回は一度に結構な量の砂利が揚がりました。

突き棒で井戸底の堀クズをシェイクします
泥水と粗砂と砂利が揚がりました

ポンプ式井戸掘り器で2回目の井戸浚いです。先ほど粗砂を浚ったため、オーガが衝突したと思われる井戸底の石を感じます。手先にコンコンと感触が伝わりますが、大きめの石のようです。70回ほど井戸底を突いてポンプ式井戸掘り器を上げると…。先端のソケットがパッカーンと割れています。なんてこったい。
内部のアルミとゴムのスイコ弁は井戸底に脱落しています。ぐぬぬ、でも挫けません。

ポンプ式井戸掘り器先端のソケットが割れました

ソケットはタップビスで、辛うじて本体パイプに繋がっています。やはりタフボンドで接着すべきでした。接着してあればヒビが入っても、スイコ弁は脱落しなかったでしょう。
スイコ弁の救出方法を考えないと!!
アルミなので、磁石は使えません。座金が輪っかになっているので、釣金みたいなもので引っ掛ければ良いでしょうか?
ゴム弁をグッサリ刺すものを作れば良い??
でも反しががないと、抜け落ちてしまいます。番線等の太い針金で自作する???
軟鉄の番線では、固い井戸底で一回で曲がりそうです。

ピコーン、思い付きました。

随分と前に、磯で素潜りをしている時に見つけた、銛(ヤス)があったはず。自宅に自転車で駆け戻り、ガラクタ置き場を漁って見つけました。
水中銃用ですかね?三叉の銛です。刃先が甘いので、ヤスリで研ぎ出してからアンテナマストに装着しました。

ガラクタ置き場から銛(ヤス)を見つけてきました
ヤスリで刃先を研ぎ出し、アンテナマストに接続しました

首尾はいかがかと言うと、一発でスイコ弁を確保しました。お上手!!
スイコ弁は上手く引き上げれば再利用できると思っていましたが、ダメです。座金がグニャグニャです。2回目にポンプ式井戸掘り器を下ろした直後に脱落したようで、散々井戸底で打ち込まれた様です。スイコ弁には座金が薄いので、同じアルミ板でスペーサーを入れてありました。スペーサーは分離して回収できませんでした。その内、砂利と一緒に吸い上げられるでしょう。

三本銛、出撃!!
一発で落下したスイコ弁を確保しました
スイコ弁裏側、再利用不可です

このスイコ弁の製作には、結構時間を掛けました。再利用できないので、今日の井戸掘りは中止です。せっかくの好天なのに残念無念。

午後は遅れていたジャガイモの植え付けと、草取り。その後、ホームセンターにソケット他の買い出しです。


感想と構想


先週、揚水試験で天水桶に地下水を汲み上げました。今日、天水桶を覗いてみましたが、まだ濁っています。先週は雨もなしで、桶は安静のはずです。
地下水に含まれる粘土の粒子が相当細かいということでしょうか?赤くはないし匂いからも、金気の水が酸化した訳でもないようですが…。
泥水が分離するのにどれ位掛かるのか試験した方が良さそうです。でも、今日の午後、畑のレタスに散水してしまいました。笑
つぎに揚水試験したらペットボトルで保管しておきましょう。

先週汲上げた水の濁りがまだ取れていません

ポンプ式井戸掘り器が大破する直前、今日の最初で最後に掘り揚げた砂利です。一回だけで結構な量が揚がりました。
朝9時前に現場入りして、やる気満々。砂利もいっぱい揚がって、良いスタートだったんですけどね…。

ポンプ式井戸掘り器で一回に揚がった砂利です


アルバム


2015年3月28日


投稿日 2015年3月25日水曜日

なぜ、土砂が揚がらない?

道具の検討


3/14、15の土日に径50mmのオーガを利用して、下穴を開けてから掘削する方法を始めました。径50mmのオーガは大破してしまいましたが、効率良く掘り進めることができるようになりました。大破したオーガは修理しましたので、今週末も頑張りたいです。
二日間、この掘削方法を試して気になる点がありました。オーガで掘削した後、ポンプ式井戸掘り器で土砂が揚がり難いのです。土砂が揚がることは揚がるのですが、一回の量が少ないのです。

オーガ掘削後、一回目の井戸底浚い、
土砂が揚がりません(撮影:2015/3/14)

最初は土砂を浚うまでに時間をおいてしまったため、土砂が再団結したかと思いましたが、あり得ないですね。
この状況で突き棒で井戸底を突くと、土砂が揚がり始めました。井戸底で何が起きているのでしょうか?井戸底は礫混じりの粗砂層です。

土砂が揚がらない原因は、
(1)土砂がない
(2)土砂が井戸掘り器に取り込めるサイズに解れていない
(3)井戸掘り器の不調
(4)何かが井戸掘り器に取り込むのを邪魔している

うーん、(1)(2)はオーガの掘削位置が下がっているので井戸底を掘削して土砂が溜まっているはずです。また、オーガで粗砂と砂利を削りながら掘削しているので、井戸底で塊になっているとは考えられない。
また、(3)も突き棒で突くと土砂が揚がるので除外してもいいはずです。
では、(4)? 井戸底には粗砂と砂利しかないです。邪魔するものなどありません。さては地底人が邪魔してる。笑
なにが起きているのでしょうか。

観察です。観察!!
3/15にオーガで掘削した後、土砂を浚った回数5回分を全て撮影してあります。

土砂浚い1回目(撮影:2015/3/15)
土砂浚い2回目(撮影:2015/3/15)
土砂浚い3回目(撮影:2015/3/15)
土砂浚い4回目(撮影:2015/3/15)
土砂浚い5回目(撮影:2015/3/15)

この時は、オーガで20cmほど掘削しましたが、本当に少しずつしか土砂が揚がりません。10m以上も井戸掘り器を上げ下げしていますし、ホースバンド5本を開け閉めしているので、非常に効率が悪いです。ホースバンドが渋くなっていますし、ネジ山がナメてしまっているので、時間も手間も最悪です。なんとか改善したいです。

写真を見ると、毎回、泥水が一緒に上がっているので、スイコのゴム弁の不調でないことが判ります。でも、土砂がチョビチョビしか揚がってきません。これってどうして?

砂利層を掘削したはずが、粗砂しか揚がっていません。これって何?

3/14はこの状態で突き棒で井戸底を突いたら、粗砂がドッサリ揚がり、最後に砂利が揚がりました。これってなぜ?



カンピュータをフル回転させた結果です。

掘削前の土層は粗砂層に砂利が不規則に混入しています。オーガを回転させた感触から、団結層になってからは大小の砂利が万遍なく混入している感じです。これをオーガで掘削した直後は、解れた粗砂の中に砂利が混じっている状態です。ここでポンプ式井戸掘り器で井戸底を突いても、砂利が邪魔をして粗砂が取り込まれ難くなっているのではないでしょうか?粗砂を砂利がカバーしているイメージです。

ではなぜ、砂利自体も揚がらないのか。
この状態でポンプ式井戸掘り器で井戸底を突いても、砂利が粗砂に潜り込んでしまい、取り込まれ難くなっているのではないでしょうか?

ではなぜ、突き棒で井戸底を突くと改善するのか。
突き棒で井戸底を突くことで砂利と粗砂がシェイクされ、重い砂利は井戸底に沈み、砂利と粗砂が分離されます。これで粗砂が取り込まれ易くなる。そして、粗砂が浚われた後は、沈み込む砂がなくなったことで砂利が取り込まれ易くなる。だから最後に砂利がまとまって揚がってくるのでしょう。

砂利は後半にまとまって揚がります
(撮影:2015/3/14)

うーん、こんなところでしょうか。説明がつきます。
3/15は途中で飽きてしまったので井戸底浚いを5回で中断してしまいましたが、後数回浚えば砂利が揚がってきたはずです。


感想と構想


結論です。礫混り粗砂層をオーガで掘削した場合は、突き棒で堀クズをシェイクしてから、土砂を浚うべし。

投稿日 2015年3月24日火曜日

井戸穴の必要深度の試算

調査と研究


揚水試験の結果から、必要深度を求めます。今回は実運用に合わせてもう少し正確に…。

井戸穴は口径75mm、深度11.8mです(撮影:2015/3/21)

◆井戸穴の状況
 径:75mm、深度:12m、出水位置:6m
 →井戸壁の面積2πrh:1.4m^2
 →井戸穴を150mmまで拡張:2.8m^2(面積比2倍)
  ※100mmのケーシングパイプ挿入のため、150mmまで拡張する想定で試算します。

◆井戸の湧水量
 3/21測定:2.5L/min
 →井戸穴拡張後推定:5.0L/min

◆手押しポンプ32型のスペック
 揚水性能:30〜50L/min
 →実揚水量:15〜25L/min
  ※自分の体力から、手押しポンプで切れ目なく揚水できる量の試算です。

整いました。



現在湧水している地下6〜12mの範囲の井戸穴を150mmまで拡張した想定湧水量が5L/min。手押しポンプの実揚水量が15〜25L/min。少なくとも井戸壁の面積を3倍にしなければならない事が判りました。

井戸穴の径を変えないなら、後、6m分が2個。つまり深度24mが必要深度です。

井戸穴の径を倍の300mmにすると、必要深度はプラス3mで15mです。

どちらもかなり厳しいです。
水量豊かな帯水層を掘り当てて、ジャブジャブ水が湧水してくれないかな?
今後は1m掘削する度に、揚水試験をやってみます。


感想と構想


今のままだとすると、径150mm×6mで約30Lの貯水量になります。この量だと手押しポンプで2分程で空になります。湧水量は5L/minなので6分間休むと元の貯水量に戻る計算です。
この貯水量だとエンジンポンプで揚水して、ホースで散水することはできません。しかし、手押しポンプで揚水して、ジョウロで散水する分には十分な量です。ポリタンクで自宅から水道水を運ぶのに比べたら、断然楽です。使っている内に地下の水道(みずみち)も太くなるかもしれません。


投稿日 2015年3月23日月曜日

エンジンポンプ、メーカー問い合わせ

道具の検討


昨日の日曜日は彼岸の墓参で、井戸掘りはお休みでした。ナムナム。

昨日からエンジンポンプの揚水の状況を考えていましたが、やはり納得できません。取扱説明書にも、エンジンポンプ内に「呼び水を入れよ」とありますが、「サクションホースまで満水にせよ」とは書いてありません。

「呼び水を充分に入れてください」
充分ってどれぐらいやねん

ネットの口コミも読んでみましたが、同一症例は一件のみ。それも「高低差を30cm位に下げないと揚水を始めない」との内容です。今回の場合は高低差ゼロでも、サクションホースが空だと揚水しません。やっぱり、おかしい!!

ということでメーカーのサイトから、問合せフォームで質問しました。
「サクションホース内に水を満たさないと揚水しないけど、仕様なん?」
朝一で投稿した所、昼過ぎに電話が掛かってきました。ご苦労様です。
使い方と動作状況について、幾つか質問を受けて回答しました。エンジンの始動状況とか、揚水できるときと、できないときの差異等です。
先方の話によると、製品仕様ではポンプ内に呼び水を入れれば揚水は可能。サクションホース内に水を満たす必要は無いとの事です。うーん。
先方の結論は、「吸水口とホースと繋ぐカップリング内部のゴムパッキンが、ズレているのではないか」とのことです。

いやいや、「カップリングを外して、直接、吸水口に触れても負圧を感じないとです。」と伝えると「エッ」と絶句。電話の向こうで、しばらく調べていましたが、「過去、聞いたことがない症状です。点検しますのでお手数ですが、着払で送り返してください。」とのこと。

ありゃ、やっぱり調子が悪いのね。
面倒ですが、仕方ありません。

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blog.isMobileRequest=true, blog.local=ja がんばれ日本!!