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投稿日 2016年5月28日土曜日

砂利層を突破したけど道具が壊れました

本日の記録


作業時間 10:30〜17:30
掘削記録 0cm(深度3,765cm) 
開始水位 571cm(水深3,194cm)

昨日は本業のトラブルで帰れませんでした。会社で仮眠を取って、朝帰りです。
本日の天候は曇り、温度は上がりませんが、湿度が高くて井戸掘りはちょいと辛い。

今日の目標は、先週失敗した下穴の拡張です。砂利層のため、径75mmオーガは弾かれてしまいました。これを砂回収器で掘り下げます。
何とかやり遂げましたが、道具が壊れました。


道具と材料


・オーガ本体+延長パイプ×20+90cm短尺パイプ+45cm短尺パイプ=3,825cm
・突き棒2号+塩ビHIVP25×200×17=3,570cm ←最近、使ってません
・砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)


掘削の状況


砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)で掘りクズを浚います
SD2を井戸底に降ろすと​、20本目の180c​m定尺パイプに45cm短尺パイプを挿げ足して​、ハンドル高さは102cmです。先週は最後にハンドル高さ60cmまで土砂を浚いましたので、1週間で40cmほど浅くなっています。

砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)で
掘りクズを浚います
SD2が着底しました​、
20本目の180c​m定尺パイプに
45cm短尺パイプを挿げ足して​、
ハンドル高さは102cmです

SD2を井戸底に押し込みます。土層の締りは緩いです。
ハンドルを回すと、SD2がグイグイ下っていきます。

SD2がハンドル高さ55cmまで下りました。ここから径75mmオーガで井戸穴を拡張していた砂利層です。

SD2がハンドル高さ55cmまで下りました、
ここから砂利層です

SD2を更に井戸底に押し込みます。
SD2がハンドル高さ51cmまで下りました。ここで石に突っ掛かって進みません。吊下げ回転作戦で突破します。SD2を複合滑車(ダブルタイフーン)でいったん引き上げ、SD2の爪が石と当たるギリギリで回転させます。爪で石に衝撃を与えて、石を引き剥がす作戦です。

SD2がハンドル高さ44cmまで下りました。取り合えず、突っ掛かった石は突破できました。しかし砂利層が続きます。ハンドルに砂利が当たる感触が伝わります。

SD2は爪にクラックが入っています。無理はできません。クラックはSD2の右方向(進行)側に入っています。道具の形状からは不適ですが、SD2を左回し(後退)で掘り下げます。

SD2がハンドル高さ51cmまで下りました、
石に突っ掛かって進みません、
吊下げ回転作戦で突破します
SD2がハンドル高さ44cmまで下りました、
突っ掛かった石は突破できました、
しかし砂利層が続きます

SD2を更に井戸底に押し込みます。
SD2がハンドル高さ40cmまで下りました。砂利層を通過して、豆砂利と砂の層に変わりました。
そしてSD2がハンドル高さ35cmまで下りました。これ以上は頑張っても下がりません。SD2が砂で満杯のようです。ここまでに67cm分の土砂を取り込んでいますが、まだ余裕があるはずなんですが…。

径75mmオーガはハンドル高さ70cmで石に衝突して弾かれましたが、その位置よりは下がりました。残りは高さ20cmです。

SD2がハンドル高さ35cmまで下りました、
これで67cm分の土砂を取り込みました

SD2を引上げたらハンドル高さ82cmで噛んでしまいました。幸い、噛みは浅くハンドルを回したら引き抜けました。でもこれでまた井戸壁が崩れたかもしれません。

SD2を引き上げ中で、また引っ掛かりました。井戸底から高さ4.5m位置です。(ハンドル50cm+45cm短尺パイプ+180cm定尺パイプ×2本)
先週も引き上げ途中で引っ掛かりましたが、この位置の井戸壁に何か邪魔するものがあるようです。何だろね?

SD2を引上げたらハンドル高さ82cmで
噛んでしまいました、
ハンドルを回したら引き抜けました
SD2を引き上げ中にまた噛みました、
4.5m位置です(ハンドル50cm+45cm短尺パイプ
+180cm定尺パイプ×2本)

SD2を引上げました。SD2の中身は満杯です。
SD2の先端を確認すると、ゴム弁を砂が塞いでいました。径75mmオーガが解していない土砂を、無理やり掘り下げた影響ですね。SD2の爪は内側に曲がっています。

SD2を右方向(進行)側に回すと、爪は外側に曲がります。ところが左方向(後退)側に回すと、今度は内側に曲がるようです。

SD2を引上げました、SD2の中身は満杯です
ゴム弁を砂が塞いでいました、
SD2の爪は内側に曲がっています
SD2から土砂を排出​しました

SD2で浚い揚げた土砂を笊で篩い分けました。豆砂利がたくさん揚がりました。

SD2で浚い揚げた土​砂です、
豆砂利がたくさん揚がりました

2回目、SD2で残りの掘りクズを浚います
SD2を井戸底に降ろすと​、20本目の180c​m定尺パイプに90cm短尺パイプを挿げ替えて​、ハンドル高さは141cmです。やはり井戸壁が崩れて60cmほど浅くなっています。ちょっとハンドルが高過ぎます。

2回目、SD2で残りの掘りクズを浚います
SD2が着底しました​、
20本目の180c​m定尺パイプに
90cm短尺パイプを挿げ替えて​、
ハンドル高さは141cmです、
ちょっと高過ぎ

SD2を井戸底に押し込みます。土層の締りは緩いです。
SD2がハンドル高さ95cmまで下ったところで、また石に衝突しました。ハンドルを左右にフルパワーで回して、この石は突破できました。ここからは土層が締まっています。

そしてSD2がハンドル高さ80cmまで下りました。これで61cm分の土砂を取り込みました。ここまでにしておきます。

SD2がハンドル高さ80cmまで下りました、
これで61cm分の土砂を取り込みました

SD2を引上げました、SD2の中身は3cmほど下です。

SD2を引上げました、
SD2の中身は3cmほど下です
SD2から土砂を排出​しました、トロトロです

SD2で浚い揚げた土砂を笊で篩い分けました。砂利は僅かです。
こんな砂利に手こずっていたとは…。

SD2で浚い揚げた土​砂です、
砂利は僅かです、
こんな砂利に手こずっていたとは…

3回目、SD2で残りの掘りクズを浚います
SD2を井戸底に降ろすと​、20本目の180c​m定尺パイプに90cm短尺パイプを挿げ足して​、ハンドル高さは109cmです。今度は高さ30cmほど浅くなっています。中々崩れ止らないです。

3回目、SD2で残りの掘りクズを浚います
SD2が着底しました​、
20本目の180c​m定尺パイプに
90cm短尺パイプを挿げ足して​、
ハンドル高さは109cmです

SD2を井戸底に押し込みます。土層は締まっています。

SD2がハンドル高さ75cmまで下った所で石に突っ掛かりました、今度も吊下げ回転作戦で突破します。

SD2がハンドル高さ75cmまで下った所で
石に突っ掛かりました、
今度も吊下げ回転作戦で突破します

石は突破できました。ハンドル高さ70cmからは、また豆砂利と砂層です。
SD2がハンドル高さ64cmまで下ると、また砂利の感触です。ガリガリゴリゴリとした感触が手に伝わります。ハンドルが回し辛い。残り4cmが中々下がりません。きついです。

やっと、SD2がハンドル高さ40cmまで下りました。これで下穴の最深部37.65mまで、井戸穴を拡張しました。

SD2がハンドル高さ60cmまで下りました、
下穴の最深部37.65mまで
井戸穴を拡張しました

SD2を引上げたらハンドル高さ87cmで噛んでしまいました
SD2をダブルタイフーンで引き上げ、ハンドル高さ148cmで引き抜けました。

SD2を引上げたらハンドル高さ87cmで
噛んでしまいました
SD2をダブルタイフーンで引き上げ、
ハンドル高さ148cmで引き抜けました

SD2を引上げました。SD2の中身は満杯です。

SD2の先端を確認すると、見慣れぬものが…。大きな石がゴム弁に引っ掛かっています。SD2の爪は無残にも、内側に大きく曲がっています。SD2の爪が曲がることで、偶然に石を確保できたようです。
これじゃ下がらんわな。

SD2を引上げました、
SD2の中身は満杯です
石がゴム弁に引っ掛かっています、
SD2の爪は内側に大きく曲がっています
SD2の爪が曲がることで、
偶然に石を確保できたようです
SD2から土砂を排出​しました

SD2で浚い揚げた土砂を笊で篩い分けました。こんな石が井戸底から揚がりました。

SD2で浚い揚げた土​砂です、
こんな石が井戸底から揚がりました
石のサイズは6.0×5.0×4.5、饅頭みたいです

取り合えず、深度37m65cmまで井戸穴を拡張しました。
残り35cmで深度38mですが、持ち手パイプが足りません。


感想と構想


先週、径75mmオーガが弾かれた砂利層を、SD2で掘り下げました。
掘れないことはないですが、道具の強度が足らないようです。


アルバム


2016年5月28日


投稿日 2016年5月27日金曜日

井戸壁崩落の対策

井戸掘り道具の紹介


昨年末に深度32mを超えてから、井戸壁の崩落に悩まされていました。ポンプ式井戸掘り器で浚っても浚っても、土砂が崩れれるため井戸が深くなりません。
更に悪いことに、浚い残しの土砂を突き固めてしまうようです。同じ深さに何度もオーガを降ろして、土砂を解さないと、浚う事ができなくなりました。
更に更に井戸壁に取り残した石が邪魔をして、ポンプ式井戸掘り器が下がらないこともあるようです。

三つの事で悩んでいますが、原因は一つです。土層が変わったのです。粘土混じりの粘りのある砂層から、崩れ易い砂利混じりの砂層に変化したのです。当然、井戸壁は崩れ易くなります。
井戸底に溜った土砂は粘土質が多いとスライム状になり、ポンプ式井戸掘り器で簡単に取り込むことができます。今までは、井戸掘り器を井戸底に押し込むと、掘りクズにズブズブと沈む感触がしました。しかし、粘土質が少ない土層に変わった後は、小まめに井戸底を突かないと、土砂が取り込めなくなりました。そうやって、取り込めた土砂は良いのですが、残った土砂を突き固めてしまうようです。

ポンプ式井戸掘り器の先端に金属製の刃先を付けることも考えました。打ち抜き井戸の掘り方で、よく使われる技です。これで突き固めてしまった土砂を解しながら、土砂を取り込めば良いのです。ですが、採用できません。
実は四つ目の悩みがありました。砂利混じりの土層に変わって、大きめの石が出るようになりました。ポンプ式井戸掘り器では取り込めないサイズの石が、井戸底に転がっているようです。金属刃を装着すると取り込める石のサイズが今までより小さくなってしまいます。これは調子が悪い。

何らかの対策をしないと、掘り続けられません。




対策案1 ケーシングパイプ

曽我部式の打ち抜き井戸掘りで推奨されているのは、ケーシングパイプです。ケーシングパイプを井戸穴に挿入して、井戸壁の崩落を防ぎつつ、パイプの内側を掘り下げていくのです。

打ち抜き井戸経験者のブログや動画を見ると、この方法で掘り下げられるのは限定的のようです。
ケーシングパイプの内側を掘って、パイプ自体を落として行くので、本当に崩れやすい、沖積層の砂層でないと有効ではありません。そのため、曽我部式ではケーシングパイプにブロックを下げて荷重を掛けたり、カケヤでケーシングパイプを打ち込むことになります。
数mならこれで掘り進められるかも知れませんが、何れケーシングと土層の摩擦抵抗で掘り下げには限界が来るはずです。

ケーシングパイプの先端に金属刃を取り付けて掘り進めている方もいます。よたろうさんですね。井戸穴とケーシングパイプの間に隙間を確保できるため、摩擦抵抗で限界が来ることはありません。
でも、よたろうさんのブログを読むと、ケーシングパイプが固着しないように、小まめに動かしてメンテナンスしないとダメらしい。隙間に石が転がり落ちて引っ掛かるなど、手間が掛かりそうです。
私の場合、週末しか作業ができません。それに掘り下げているのが、洪積層の固い土層なので、この掘り方はできません。塩ビのケーシングパイプが耐え切れないでしょう。
なんせ、オーガのブレードが曲がる位、固い土層ですからね。




対策案2 ねばみず(粘土水)

上総掘りでは井戸壁の崩落対策に、ねばみずを利用します。粘土を井戸壁に付着させて、崩落を防ぐのです。また、井戸穴の中の地下水の比重を上げる意味もあるようです。資料を読むと、掘り下げる土層によって、ねばみずの濃度を変えたり、ねばみずに圧力を掛けるため、掘り下げている井戸穴に桶を被せてねばみずを満たして、重力で流し込む方法もあるようです。

ねばみずは伝統技法ですが、現在の鑿井でも使われる技術です。上総掘りでは田圃の粘土ですが、現在ではベントナイトが使用されます。Wikipediaから引用します。


乾燥重量の数倍に及ぶ吸水により膨潤し、固形状態では不透水性である。また水懸濁液は安定なコロイドを形成し、高い粘性を示す。さらにしばしばチキソトロピーを示し、高濃度ではゲル化するが撹拌により液状化する。このような性質は特にナトリウムベントナイトで顕著である。これを利用して、土木工事用防水材や掘削用泥水に利用される。


ベントナイトを使った場合、鑿井後の除去が面倒です。いつまでも汲み上げた地下水が濁りそうで、使うには躊躇してしまいます。
でも、世の中は進んでいます。ネット検索したらこんなモノを見つけました。

◆株式会社ジオックス
 泥水材

 自然分解型泥水材
 (1) ベントナイト使用不可の現場に最適です。
 (2) 季節や土壌によって異なりますが、2~4日程度で自然分解します。
 (3) 大きな掘屑でも上げられます。

これなら良いやん。
けど、週末ごとに泥水材を投入しないとダメですね。




対策案3 井戸壁が崩れるのなら、崩れるより早く掘り下げる作戦

井戸壁が崩れるのなら、崩れるより早く掘り下げれば良いのです。アグレッシブにいきましょう。(笑)
ということで導入したのが、砂回収器:スクリュードライバです。
塩ビ管で作ったポンプ式井戸掘り器のように、押すことで受動的に砂を取り込むのではなく、能動的に砂を取り込む発想です。そのため鋼管で強度の高い道具を目指しました。

砂回収器1号
外径60.5mm、内径55.9mm、肉厚2.3mmのSTK鋼管で制作しました。
呼び径50mm相当です。
砂を掻き込む鋼管部と砂を収容する塩ビ管部のハイブリッドシステムの構想でしたが失敗作でした。土砂が繋目に詰まってしまい、鋼管から塩ビ管に送り込めません。
口径はポンプ式井戸掘り器と同じですが、石を取り込むにはもっと大きくすべきでした。

長さはオーガヘッドに合わせました
(撮影:2015/11/21)

砂回収器2号
外径76.3mm、内径70.7mm、肉厚2.8mmのSTK鋼管で制作しました。
呼び径65mm相当です。
1号の失敗を踏まえて、全鋼管製、かつ、口径も拡げました。こちらは成功でした。

長さは1号機の倍です
(撮影:2016/1/31)

砂回収器2号は、一度に高さ80cm分の土砂を浚い揚げることができます。約5リットルです。VU50の塩ビ管2mで作った、ポンプ式井戸掘り器3号とほぼ同じ量です。

砂回収器2号で頑張り過ぎると土砂が溢れます
(撮影:2016/1/31)
砂回収器2号で浚い揚げた土砂です
(撮影:2016/1/31)

砂回収器は先端の爪で土砂を解して取り込みます。井戸壁に取り残した石も削り落として取り込むことができますので、井戸壁を掃除する必要も無くなりました。


感想と構想


砂回収器2号の導入で、掘りクズを突き固めてしまうことはなくなりました。土砂もどんどん揚がるようになりました。しかし、井戸壁もドサドサ崩れます。(笑)

追い掛けっ子状態です。1日中、土砂浚いの日もありました。でも何とか、掘り進められています。
井戸壁崩落の対策になっているか否かは微妙ですが、これで足掻いてみましょう。


投稿日 2016年5月26日木曜日

Bloggerで行書体フォントを使う方法


業務外


先日、井戸掘りブログの投稿を、縦書きにする方法を調べました。

2016年5月12日木曜日
Bloggerで縦書きする方

表示速度は納得できませんが、かっちょ良くできました。
ですが、フォントの工夫が必要です。
縦書きのフォントは日本語ぽい書体を使いたいのですが、閲覧するPCの環境に依存しています。それにスマホだと標準フォントになってしまいます。これを「Webフォント」と言う技術でクリアできるらしいので試してみました。




いつものようにGoogle先生に聞いてみましょう。
すると、無料でフォントを提供するサービス、Google Fontsを見つけました。


アクセスしてみると、100個以上のフォントがあります。途中まで数えたけど、数が多くてヤンピ。(笑)
しかし、欧米系のフォントのみで日本語のフォントがありません。ダメだ。




更にネット検索するとGoogle Noto Fontsとやらを見つけました。Noto Fontsとは、GoogleがAdobeと協力して作るフォントセットです。「世界中の言語を1つのフォントセットで表現する」という試みだそうです。これには日本語フォントが提供されています。日本語のフォントセットは「Noto Sans CJK JP」という名前です。


ダウンロード用のサンプルを見ると、残念ながら角ゴシック体です。行書体はありません。これもダメだ。




Webフォントを調べると、次の設定が必要だとわかりました。
  • サーバーへのフォントファイルの配置と再配布
  • 表示速度を改善するため、必要最小限の文字に限定する(サブセット化)
  • スマホ用にファイル形式を変換する

これらを許可してくれて、しかも個人で無料で使える、行書体フォントを探す必要があります。
また、webフォントに使用されるファイル形式は、以下の5形式だそうです。
  • ttf (TrueType)
  • otf (Open Type Font)
  • woff (Web Open Font Format)
  • eot (Embedded Open Type)
  • svg (Scalable Vector Graphics Font)

使えるブラウザとの組み合わせは以下のとおり。全ブラウザでサポートしている、woff形式を用意すれば良いみたいです。

ブラウザttfotfwoffeotsvg
 IE


 Chrome
 Safari
 Opera
 Firefox



ネット検索して行書体のフォントを見つけました。こちらです。早速、ダウンロードしました。ttf形式で580kbyteあります。

◆株式会社 白舟書体
 白舟書体教育漢字版


フォントのサブセット化とファイル形式を変換するツールもありました。こちらも無料です。素晴らしい。

◆株式会社 武蔵システム
 フォントツール

「男の修行」に使う文字のみ抽出して、サブセット化しました。対象は40文字です。
あいうえがきくこしじだつてでとなのもゆらるれろを云泣苦五行山修十男度不腹本満立六

サブセット化したフォントファイルを更に形式変換しました。最終的にフォントファイルは、woff形式で12kbyteになりました。元ファイルの僅か2%です。
このファイルを前回のJSと同様にGoogleサイトに配置しました。これで準備完了です。

テストページにCSSを組み込み、タグにフォントを指定しました。
どりゃ、実行じゃ!!

ダメです。標準フォントのままです。行書体で表示されません。ぐぬぬ。

3日ほど、ここで足踏み。何が悪いのかが判りません。
PCのローカル環境なら、行書体で表示されますが、サーバーに配置するとフォントが有効になりません。




ネット検索しまくって調べたら、原因が判りました。
WebフォントはCSS3で追加された、@font-faceというインタフェースを使うのですが、クロスドメイン制約があるらしい。これの対応には、Access-Control-Allow-Originをレスポンスヘッダに付与して回避しろと書いてある。なんのこっちゃ。
つまり、Blogegrドメイン(https://www.blogger.com)のWebサーバーに対して、Googleサイト(https://sites.google.com)に置いたフォントファイルは直接参照できないってことです。
Bloggerは画像以外のファイルがホスティングできないので、これではお手上げです。




何とか対策はないものか。
更にネット検索したら、Tumblr(タンブラー)というSNSサービスの利用者が、フォントを変更した記事を見つけました。Bloggerではないですが、やはりフォントファイルがホスティングできないため、BASE64エンコードにしてCSSに組み込むというアイデアです。試してみましょう。

BASE64はバイナリデータをキャラクターセットに変換する方法です。フォントファイル自体がバイナリなのでこれを文字データにしてCSSに組み込めば良いらしい。

ファイルをBASE64エンコードするツールも紹介されていました。
ベース64エンコードツール

変換結果をCSSに組み込みました。勝負勝負!!

ドーン。見事、行書体で表示されました。スマホでも表示されました。

 
  男の修行   山本五十六
  苦しいこともあるだろう
  云い度いこともあるだろう
  不満なこともあるだろう
  腹の立つこともあるだろう
  泣き度いこともあるだろう
   これらをじつと
    こらえてゆくのが
  男の修行である

HGS行書体より、白舟書体のほうがかっちょ良い。
でも、ちょっと、裾が長いのが気になるな…。それにスマホだと、伸び縮みするような?
それに重大問題発覚。「云」が表示されていない。漢字字典を調べたら、教育漢字1006文字から漏れているわ。フォントがないと文字は表示されません。ぐぬぬ!!

中々、すんなりとは行きません。もう少しなんだけとな…。


感想と構想


今回は次の記事を参考にさせていただきました。

日本語フリーフォントをwebフォント化する4ステップ
http://www.hirok-k.com/blog/751.html

TumblrでWebフォントを使用するときにハマった
https://www.littlepad.net/blog/2015/03/11/205716 (プライバシーエラー)

投稿日 2016年5月25日水曜日

オーガの強度向上策

井戸掘り道具の紹介


オーガは杭打ち用の下穴を穿つ道具です。砂利でバキバキに固い地面で使う道具ではありません。そのため余り無理はできません。
もちろん、深度30mも井戸穴を掘る道具ではありません。(笑)
特に径50mmオーガは華奢です。シャフトとブレードの溶接箇所が少ないのが致命的です。大人がフルパワーを掛けると破損することがあります。やさしく扱ってください。

もっとバリバリ掘りたいという方や、私のように固く締まった洪積層を打ち抜くには、使用前に溶接箇所を強化しておくのが得策です。



径50mmオーガの溶接強化の記事です。私は無理をして、壊してしまった後で修繕したので、手間が掛かってしまいました。

2015年3月21日土曜日
径50mmオーガの溶接修理


前回修繕から半年ちょい過ぎ、修理しながら使っていた径50mmオーガですが、とうとうブレードがワヤになりました。ブレード先端部をを切り取り交換する大手術をしました。このときの記事です。

2015年10月24日土曜日
宿願の径50mmオーガを修理しました


更に半年ちょい過ぎ、井戸底で噛んだ径50mmオーガを、動滑車で無理やり引き上げたら、今度はブレード後端の溶接部が引き千切れてしまいました。この修繕記録です。
シャフトとブレードの溶接箇所は、径75mm、径100mmのオーガも強度が足りません。径75mmオーガも一部壊れたため、合わせて修繕しました。
径100mmオーガは使用前ですが、壊れる前に溶接部を強化しました。

2016年4月10日日曜日
オーガ3機を溶接しました


前回から一月で、また壊れました。> <
今度はブレード中央部です。今回も原因は複合滑車による引き上げです。前回修繕した時に、中央部も合わせて溶接しておけば良かったのに…。私、馬鹿よね、お馬鹿さんよね♪

径50mmオーガの反対側、
中央のブレードが捻じ曲がっています、
中破です


感想と構想


径50mmオーガは修繕を繰りぬ返してますが、満身創痍です。溶接が下手っぴなので、ベコベコです。
でも、これからも頑張って貰わないと…。井戸掘りの大事な道具です。


投稿日 2016年5月24日火曜日

塩ビ管の接着剤の種類 タフボンド

井戸掘り道具の紹介


今回は塩ビシリーズ第三弾、接着剤の紹介です。
私も井戸掘りを始めるまで知らなかったのですが、接着剤は塩ビ管の種類に応じて変更してください。

今回は当地のホームセンターで扱っている、クボタケミックス(旧クボタシーアイ)の製品ですが、積水化学(エスロン)など他メーカーでも扱いは同じです。
ではどうじょ。




塩ビ管の接着剤は、接着する塩ビ管の種類に応じて異なる製品があります。

タフダイン青
硬質ポリ塩化ビニル管(VU、VP、VM)用、通称青ボンド。
小中口径の塩ビ管の接着に広く使われます。ただし、HIVPには使えませんので、注意してください。

クボタケミックス
塩ビ用 接着剤
 タフダイン(青) 100G

タフダインHI
耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管(HIVP)用
硬質ポリ塩化ビニル管(VU、VP、VM)にも使えます。

クボタケミックス
塩ビ用 接着剤
タフダインHI 100G

タフダインHT
耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管(HT)用
HT用です。扱ったことはありません。
クボタケミックス
塩ビ用 接着剤
タフダインHT 100G


これらの製品の液剤は透明です。塗布状況が判り易いように液剤を着色した、製品もあります。
カラータフダインブルー
タフダインHI(白)




上記の製品はいずれも呼び径150mm以下の、小中口径用の低粘度速乾性接着剤です。大口径用には次の製品が推奨されています。

タフダイン赤
呼び径200mm以上のVP用の高粘度速乾性の製品です。広範囲に塗布しても液ダレしません。

タフダイン黄
呼び径200mm以上の下水、農水管用の高粘度遅乾性の製品です。塗布中の乾燥を防止します。
タフダイン黄は水道用には使えません。

引用:株式会社クボタケミックス 
製品情報 | 接着剤・接合剤・滑剤
https://www.kubota-chemix.co.jp/products/adhesives_lubricants/adhesives

タフダイン赤とタフダイン黄は、当地のホームセンターでは扱っていません。ちょっと探しましたが、ネットショップでも販売していないですね。使いたい場合は取り寄せになります。


感想と構想


塩ビの接着剤に種類があるなんて知らなかったです。
井戸掘りを始めて半年以上、青ボンドでHIVPを接着してました。それまで事故は起きていなかったのはラッキーでした。

2015年6月28日日曜日


梅雨の晴れ間が勿体ない



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