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投稿日 2018年7月14日土曜日

連休初日、努力の空振り

本日の記録


作業時間 9:00〜15:00
掘削記録 0cm(深度4,077cm) 15cmは下穴です。
開始水位 578cm(水深3,499cm)、先週、先々週と変わらず

三連休初日です。暑いですが井戸掘りを楽しみましょう。
現場入りは9時、その30分前には町の広報器が神奈川県への高温警報発令を伝えていました。現場到着時は確かに暑かったのですが、山からの涼しい風で井戸掘りには支障ありません。3時間半頑張りましたが逆止弁の動作不良で掘りクズの浚い揚げは失敗です。井戸掘りバイクの納車のため、15時に現場撤収しました。


道具と材料


・砂回収器3号:ブルネンファウスト(BF)+延長パイプ×21+90cm短尺パイプ+45cm短尺パイプ=4,070cm


作業の準備


配管保温材で製作したフロート上部を保護するため、ドーナッツ円盤を設置します。フロートは10本あります。持ち手パイプのボルトを外す作業が手間です。先週は重い掘鑿道具を下げながら、フロートの整備を行ったため、2時間も掛かってしまいました。今回は、持ち手パイプ単体でフロートを整備しました。

持ち手パイプを井戸穴に落として
フロートを整備します、
細引きで引き上げロープにつなぎます

最下部のフロート上部に最初のドーナッツ円盤を設置しました 

持ち手パイプ最下部のフロートを支持するものはありません。連結すれば下の持ち手パイプとの連結ボルトで支えられます。連結前はそれが無いのですっぽ抜け防止のためゴム紐を結んでいました。井戸底に降ろす際にゴム紐は外します。うーん、絶対にその内、ゴム紐を外すのを忘れて、不幸なことに脱落して、毎度の様に井戸底からレスキューする、のが目に見えます。笑
なので、フロートの脱落防止に持ち手パイプ下にアンテナステイを設置しました。

フロートの脱落防止にアンテナステイを設置しました 

10個目、最後のドーナッツ円盤を設置しました、ここまで70分です

1時間ちょい掛けて、ドーナッツ円盤の設置が完了しました。


掘削の状況


砂回収器3号:ブルネンファウスト(BF)を投入します。

砂回収を投入します 

今回も2回ほど途中で引っ掛かりましたが、持ち手パイプを上げ下げすると簡単に通過しました。
持ち手パイプ7セットに45cm短尺パイプを挿げてハンドル高さは100cmです。先週より15cm下がっています。

持ち手パイプ7セットに45cm短尺パイプを挿げて
ハンドル高さは100cmです
 

BFを井戸底に押し込みます。土質は砂、締まりは緩いです。僅か2分間でハンドル高さ38cmまで下がりました。

2分間でハンドル高さ38cmまで下がりました 

ちょい上げ作戦で掘り進めます。ですか、ハンドルの回転が重くなってきました。その内に突っ掛かり、回転できなくなりました。いったんBFを複合滑車で引き抜き、井戸壁と鋼管の間に詰まった土砂を落とします。ハンドルを降ろすと高さは44cmでした。
BFを上げ下げして、井戸壁も掃除します。少しは井戸穴を拡張したい。
ハンドル高さが36cmまで下がりました。これ以上は突っ掛かってハンドルが下がりません。パワーを掛けるには、ハンドルが低くて腰がキツイ。持ち手パイプを延長しましょう。

ハンドル高さが36cmまで下がりました 

45cm短尺パイプを90cm短尺パイプに挿げ替えました、持ち手パイプを降ろすとハンドル高さは93cmです。単純計算だと36cm+45cmでハンドル高さは81cmのはず。差分はBFの爪部の長さですね。
休止前(1年半前)にあれ程悩まされた、ヤマ(井戸壁の崩落)は発生していません。やはりあれは逆止弁の作動不良で取り込んだ土砂が流出していたのでしょう。今回の逆止弁の修繕で解決したようです。

45cm短尺パイプを90cm短尺パイプに挿げ替えました、
持ち手パイプを降ろすとハンドル高さは93cmです
 

BFを井戸底に押し込みます。ハンドル高さが85cmまで下がりました。ここでまた突っ掛かりました。まだ延長前の深度まで4cm足らないはずですが…。
ちょい上げ作戦で掘り下げます。ハンドルからはギリギリッ、ゴリゴリッとした手応えを感じます。まさかこの場で石なのか。それも巨石の感触です。まさか、まさか井戸掘り再開後、中々掘り下げられないのはこの巨石が邪魔をしていたのか?
頭の中を悪いイメージが駆け巡ります。

ここで、今まで井戸底から引き上げた巨石コレクションです。中には逆止弁通過ギリのサイズもあります。あと5mmサイズアップすると引き上げ不可です。

井戸底から引き上げた巨石コレクションです 

落ち着け!!
ブログを確認してみましょう。現場でスマホを取り出しました。うん、少なくとも7/1はこの地点を通過しています。巨石だとしてもこれ以降の話です。過去の技を駆使して引き上げて見せましょう。

ちょい上げ作戦の敢行です。頑張れ儂。しかしハンドルが下がりません。その内、井戸壁と鋼管に土砂が詰まりハンドルが重くなりました。複合滑車で引き上げて土砂を落とします。

BFを降ろすとハンドル高さは93cmです。井戸底に押し込むと、いきなり石に突っ掛かりました。逆回転でグリグリ。ハンドル高さ85cmまで下がりましたがこれ以上は無理。無理を承知でちょい上げ作戦。ハンドル高さ83cmまで下がりましたがハンドルが重い。複合滑車で引き上げます。

BFを降ろすとハンドル高さは100cmです。ちょい上げ作戦敢行。ハンドル高さ82cmまで下がりましたがハンドルが重い。複合滑車で引き上げます。

BFを降ろすとハンドル高さは93cmです。ちょい上げ作戦敢行。ちょっと進んでハンドル高さ80cmまで下がりましたがハンドルが重い。複合滑車で引き上げます。

BFを降ろすとハンドル高さは103cmです。出戻った。ちょい上げ作戦敢行。ハンドル高さ81cmまで下がりましたがハンドルが重い。複合滑車で引き上げます。

BFを降ろすとハンドル高さは91cmです。ちょい上げ作戦敢行。ハンドル高さ80cmまで下がりましたがハンドルが重い。複合滑車で引き上げます。
だめだ~。
爪部と逆止弁の間で取り込めない分の土砂を往き来しているだけです。進捗していない。笑 爪を大型化した弊害ですね。土砂さえ取り込めていれば少しは進展するのに!!
爪を交換しましょう。

ハンドル高さ80cmまで下がりましたが限界です 

BFを引き上げます。最初のフロートが現れました。上部異常なし。下部と2本目上部も異常ありません。
2本目下部に打痕がありました。ダクトテープで補強しているので問題ありません。

最初のフロートが上がってきました、異常なし 

最初のフロートの下部、2本目のフロート上部も問題なし 

2本目のフロート下部にダメージがあります、
ダクトテープで補強しているので問題ありません
 

3本目のフロートは表面のアルミ箔が削れています。井戸壁から何か飛び出しているようです。これはダクトテープで補強した方が良いかな。

フロート表面のアルミ箔が削られています 

BFが現れました。空っぽです。ガーン!!
逆止弁に小石が噛んで閉まっていません。なんだよ!!

砂回収器が現れました、空っぽです 

逆止弁に小石が噛んで閉まっていません 

3時間半の成果です。一握りの小砂利だけです。辛すぎる。

3時間半掛けて浚い上げたのは
一握りの小砂利です、辛い

逆止弁の動作不良と井戸底を掘り下げられないのは別の事象だと思います。今回は運がなかっただけです。ポジティブシンキング。笑
明日のために旧爪を準備しましょう。


明日の準備


帰宅して鉄屑のストックバケツから旧爪を拾い出しました。棄てなくて良かった。
グラインダーで旧爪から短爪を切り落としました。まだまだ使えそうです。長爪の歪みをハンマーで叩いて矯正し、ガス台で焼き入れしました。明日はこれで試してみましょう。

旧爪の短爪を切り落としました 

爪をガス台で加熱して焼き入れします

さあ、井戸掘りバイクの納車です。


感想と構想


掘り下げが進展しないだけでなく、掘りクズの浚い上げまで失敗しました。辛い。

でも、まぁ明日があるさ!!


アルバム


2018年7月14日

投稿日 2018年7月13日金曜日

明日から3連休、掘るぜ

井戸報告


今週の本業、終了しました。帰路でブログを書いています。本業、色々と辛い。笑

週末の井戸掘りに向けて、やる事を整理しておきましょう。今回は資材購入も必要です。

資材購入
・排水枡
・単管カバー
・ストック切れの小ネジ類

準備作業
・排水枡埋込み
・ヤグラに単管カバー装着
・フロートへのドーナッツ円盤装着

その他
・井戸掘りバイク納車
・車の半年点検

井戸掘りバイクの納車が1週間早まりました。土曜日夕方にショップで納車です。車の点検もディーラーに持ち込みです。ショップもディーラーもホームセンターの並びなので、資材購入もこのタイミングですな。



3連休で土曜日夕方は上記所用がありますが、日曜日・海の日はフルタイムで井戸掘り予定です。先程、よっちゃんから助け働きのメールもきました。天気も大丈夫。
何とか今の掘りクズ地獄と砂回収器の噛み噛みから抜け出したい。

しかし、井戸掘りダイジェストを加筆していて気が付きましたが、深度40mを過ぎてから、明らかに掘進率が低下しています。


2016年8月11日木曜日~


深度40m~ ← いまここ


稼働80時間超えで1mも掘り進んでいません。これでは深度50mに達するのは何時になることやら。
掘進率低下の原因は四つとみました。
(1)掘鑿道具が重くて直ぐに体力切れ
(2)掘鑿道具の上げ下げに時間が掛かり過ぎ
(3)掘鑿道具の作動不良
(4)掘鑿道具と井戸壁の土砂詰まりによる干渉

(1)はフロートの設置で改善。(2)はフロートの設置で悪化、単管カバーで少しは改善できるかな?
(3)は砂回収器の逆止弁を修繕し、大型の爪を新造しました。しかし、この爪の大型化で効率が低下した気がします。良くないなー。
(4)は相変わらずです。ただ、掘鑿道具の重量軽減で上げ下げが楽になったので、井戸壁を掃除すれば良いはず。

爪は旧式に戻してみるかな?

旧式でも短爪を切り落とせば
使える気がしてきました
(撮影:2018/6/9)

まぁ、頑張るべ。


感想と構想


もう一つ気になる点があります。フロートの設置で掘鑿道具の重量軽減ができました。このフロートですが、表面が結構傷付いています。井戸壁との接触です。これでは掘り下げの度に井戸壁が崩れていると思います。汗

フロートで掘鑿道具が軽くなって掘りクズを浚うのが効率化したのと、フロートが井戸壁に接触して掘りクズが増えるのとどっちが勝ちますかね?
投稿日 2018年7月12日木曜日

掘鑿方法も命名しました、相模掘りです

井戸報告


私の井戸掘り方法を命名しました。

相模堀り
(サガミボリ)

こういうのは言った者勝ちなので。笑

相模掘りはN値50超え、層厚240mの相模層群と言われる洪積世台地を打ち抜く井戸の掘り方です。DIY井戸掘りで有名な曽我部式の井戸掘りとの違いと言うか、特徴は四つ。

(1)持ち手パイプに鉄管を使うこと。
(2)掘り下げにドリル式のオーガを使うこと。
(3)土砂の浚い上げに回転式の砂回収器を使うこと。
(4)深度30m超えの深井戸を掘れること

※土質によっては砂回収器だけでの掘り下げも可能ですが、本質ではありません。

当初、私も塩ビパイプを使う曽我部式のDIY井戸掘りを行っていました。そこに自分なりの工夫を加え、強度の高い鋼管を材料とした砂回収器を考案しました。

特徴の(1)と(2)は相模掘りのオリジナルではありません。何人も先人がいます。例えば、こちらの方。

堀り器の作成と使用経過
素人による深井戸の掘り方
https://idohori.info/index.html

ボルトはシングルですが持ち手パイプにコネクタを使って接続する方法は同じです。ドリル式のオーガもスパイラルボーラーを使用しているので同じ掘り方です。この方の現場は土質が粘土主体なので、掘り易さはだいぶ違いますね。

鉄管の接続部です、内部にコネクタ
を入れるのは相模掘りと同じです
https://idohori.info/index.html

(3)もアイデア自体は相模掘りのオリジナルではありません。井戸掘り器先端に刃を付けるのは誰でも思い付くものです。例えば、こちらの方。

井戸掘り器具
自分で井戸掘り
http://home.h05.itscom.net/tomi/ido/index.htm

塩ビ製の井戸掘り器先端に鋸状の刃を刻み、回転させながら井戸穴拡張と土砂浚いをするアイデアです。井戸掘りは失敗されたようです。

逆止弁付きの井戸掘り器に
刃を付けるのは相模掘りと同じアイデアです
http://home.h05.itscom.net/tomi/ido/index.htm

特徴の内三つがオリジナルでないのなら、命名なんか必要ないやん。
いやいや、そうではないです。最後の深度30m超えの深井戸を一人で掘れるのが特徴であり、目的なんです。それも体力やコストを最小化しながら、楽に安全に深井戸を目指す掘り方です。(自分が非力で、お小遣いも少ない中で目的を実現するために辿り着いたのが本当の所です。笑)

とにかく、塩ビパイプは強度不足です。破断による落下事故や道具の破損のリスクが常にあります。材料を安く済ませるのは良いのですが、落下事故等で井戸掘り不能になったら元の木阿弥です。深井戸を目指すなら舵を安全側に倒して鉄材を使うべきです。そう、ALL鉄製の井戸掘り道具を使うのが、相模掘りの特徴です。従って、電動ドリルやグラインダーを扱えるのが、井戸掘りを始める条件になります。
深度10m程度で豊富な地下水を入手できる地域なら、こんなことは気にしなくて良いんですよ。私の掘り下げている場所が悪いんです。笑



曽我部式とは掘りクズの浚い上げがパーカッション式なのか、ロータリー式なのかの違いもあります。

また、井戸掘り器が土砂の掘り下げと掘りクズの排出を同時に狙うのか。それともそれぞれに別の道具を使うのかも違いですね。私の経験ではN値50超えの土層を掘り下げるにはそれぞれに専用器を駆使するのが、結果として効率的です。


感想と構想


鉄製の道具は丈夫です。その代わりに重たいのがデメリットです。私の細腕では掘鑿道具の総重量50kg程度が限界です。て言うか、限界を超えています。深度40m超えで掘り下げている今がその限界点です。
楽々井戸掘りのフロートでその限界を超えてみせます。それが出来れば、本当の『相模掘り』の完成です。

(5)掘鑿道具の重量軽減にフロートを使うこと。

でも、フロートの運用が難しい。笑

投稿日 2018年7月11日水曜日

ヤグラを養生する方向で

道具の検討


電線管を太くして水密化時の浮力を増大させ、掘鑿道具の重量軽減を図る計画は逢えなく潰えました。今の配管保温材で製作したフロートと付き合い続けなければなりません。どうしたもんだかね。

フロートがヤグラの各部と接触してカバーが破れてしまうのが問題です。ならヤグラの各部、特にクランプを養生すれば良いってことですよね。ボロ布でも巻くか…。

そう言えば、こんな資材かあったっけ。
近在のホームセンターでも取り扱っていたはず。これって。直行、自在、単クランプでモノが違うのかな?使い方が判らん。

商品の詳細
単管のクランプに被せるカバーです。
価格:136円
ミツギロン 安全カバー エバークランプ SF-49 イエロー
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https://www.amazon.co.jp


ネットで画像検索していたらこんな資材もヒットしました。確かにフロートのカバーが破れるのはクランプのボルトに接触したときです。クランプのボルトの錆避けにも役に立つかもしれません。でも、300個もいらん。笑

商品の詳細
単管のクランプのボルトに被せるカバーです。
価格:12,800円
安全・サイン8 単管クランプボルトカバー  オレンジ  300個セット アラオ
安全・サイン8
https://www.amazon.co.jp


感想と構想


楽々井戸掘りを実現したいです。でも深度40m超えは中々難しい。

ハードルは多々あるけど、乗り越えられるはず。うん。

電線管水密化、再挑戦(没)

道具の検討


ウレタンフォームを使った掘鑿道具の重量軽減策ですが、効果はありましたが、運用に難ありです。それなりの太さがあるので、井戸穴への降下と引き上げでヤグラ内を上げ下げする際にそこら中に接触しています。フロートはクランプと接触すると簡単に破れてしまいます。持ち手パイプを引き上げてフロートが地上に現れると浮力が消滅します。重い持ち手パイプをフロートが接触しないように取り回しに気を付けるのが面倒なのと、非常に手間が掛かるのが困りものです。井戸掘りの効率低下ともなっています。何とかしたい。

フロートの太さ分、
取り回しに手間が掛かります
(撮影:2018/7/7)

計算間違いをした電線管の水密化だけで掘鑿道具の重量軽減が出来れば、こんな事に悩む事はなかったのですがね。
計算間違いは電線管の容積を計算する際に、半径と直径を取り違えた事です。まてよ!! て事は持ち手パイプをもっと太い電線管に換装して水密化すれば電線管だけで掘鑿道具の重量軽減が出来るかもしれません。計算してみましょう。

ねじなし電線管の規格に、容積と水密化した際の浮力を追加して表にしてみました。長さは366cmの定尺です。
表の差異がマイナスとは、水密化することで水に浮くということです。

呼び径 外径
mm
肉厚
mm
質量
Kg
容積
cm3
浮力
kg
差異
kg
E19 19.1 1.2 1.9 802 0.8 1.1
E25 25.4 1.2 2.6 1,521 1.5 1.1
E31 31.8 1.4 3.8 2,418 2.4 1.4
E39 38.1 1.4 4.6 3,582 3.6 1.1
E51 50.8 1.4 6.3 6,623 6.6 -0.4
E63 63.5 1.6 8.9 10,452 10.5 -1.5
E75 76.2 1.8 12.1 15,151 15.2 -3.1

呼び径51mm以上なら、電線管の水密化だけで掘鑿道具の重量軽減が出来る事が判りました。やったね!!
呼び径75mmなら、例えば深度36m分つまり定尺10本を使えば浮力は31kgになります。砂回収器本体や別途必要になるコネクタ分の重量があってもお釣りが来るでしょう。

ただ、質量がなー。今利用している呼び径25mmは重さ2.6kgです。それが呼び径51mmでは約2.5倍、呼び径75mmなら約4.5倍重くなるという事です。コネクタの接続の手間を考えると2本セットで使うことになると思います。呼び径75mm×2だと重さは24kgです。無理!!

掘鑿道具の上げ下げ時に水面下は浮力で重さゼロにしても、持ち手パイプの上げ下げ時に水面から地上までの5~6m分(電線管2本分)とヤグラ内に引き上げた電線管2本分の重さが掛かるということです。計48kg。持ち手パイプの接続・分離の際に24kg~48kgの重さと対峙することになります。非力な儂には無理やね。


感想と構想


電線管を太くするのは良いアイデアだと思いまたが、机上の計算だけで没です。残念。
呼び径をワンランク上げれば何とかなると思ったのですが、甘かった。
はい、次!!

投稿日 2018年7月10日火曜日

山の井戸を命名しました、丗尋泉です

井戸報告



山の井戸を命名しました。

丗尋泉
(ミソヒロのイズミ)

です。

丗(ミソ)は30を表す漢字です。読み方は三十歳=三十路を『ミソジ』と読むのと同じです。

尋(ジン/ヒロ)は深さの単位です。約1.8mになります。一般用例の『千尋の谷』なら皆さんご存じのはず。単純計算すると深さ1,800mの谷という意味です。比喩ですがね。

では、丗尋(ミソヒロ)ということは…、1.8m×30=54m。そう深度54mの井戸ということです!!

ミソヒロは勝手な造語ではありません。戦前の民俗学者、折口信夫の著作、『死者の書』(1939年1月、日本評論)に用例が見られます。

まるで、カヅきする海女アマ二十尋ハタヒロ三十尋ミソヒロミナ底から浮び上つてウソフ く樣に、深い息の音で、自身明らかに目が覺めた。
死者の書 、折口信夫、1939年1月、日本評論
参照:ふりがな文庫  https://furigana.info


感想と構想


まだ、深度40mちょっとで足掻いているのが現実です。でも、どれだけ掘り下げれば良いのか判りません。何か目標が欲しい。それが今回の命名です。 まー、何か区切りを付けないと深度100mを目指す男ですからね。→儂



掘進率低下の件は別記事で投稿し直します。
2018/7/13
投稿日 2018年7月8日日曜日

今日は休息日

本日の記録


昨日のBBQ大会では控えたつもりでしたが、結局呑み過ぎたようです。午前中は体調不良でダウンです。午後の予定は先方の都合でキャンセルです。GWから動き詰めだったので身体を休める事としました。

天気は良かったのですが、暑い一日でした。


井戸報告


配管の保温材を使ったフロートは掘鑿道具の重量軽減に効果大でした。ただ、そのままでは運用に難ありです。アンテナステーの円盤のサイズが足らないため、そのまま投入しましたが、フロートのダメージが大きいです。最下部に設置したフロートはウレタンフォームが砕けています。

ウレタンフォームが砕けています、
よく見ると内側のボール紙も剥がれています
(撮影:2018/7/7)

フロートの上面の菊座は井戸壁との
干渉が少ないようです。手配したアンテナステーのドーナツ型円盤のサイズがやや足らないですが、菊座の保護には充分だと考え直しました。また2時間掛けてフロートを設置し直すこととしますか。


感想と構想


掘鑿道具の上げ下げでフロートがヤグラに接触しています。クランプと接触するとどうしてもフロートが傷付きます。ガラスクロス入りの表面材が簡単に破れてしまいます。もう少し何とかならないものですね。

そもそも、フロートというアプローチがダメだったのかもしれん。
えっ!!そこまで言うか?


︿
blog.isMobileRequest=true, blog.local=ja がんばれ日本!!