本日の記録
作業時間 9:00〜19:00
掘削記録 13cm(深度3,923cm)
開始水位 588cm(水深3,322cm)
本日はお昼頃に一瞬晴れましたがほぼ一日曇りでした。気温は余り上がらなかったのですが、昨日の豪雨の影響で湿度が高く、ムシムシして辛い。
前回(7/10)の作業終盤で砂利層に突入しましたが、今日も砂利と戦う一日でした。中々掘り進められません。
道具と材料
・オーガ本体+延長パイプ×21=3,870cm
・突き棒2号+塩ビHIVP25×200×17=3,570cm ←最近、使ってません
・砂回収器3号:ブルネンファウスト(BF)
掘削の状況
砂回収器3号:ブルネンファウスト(BF)を投入します。
BFを井戸底に降ろすと、20本目の180cm定尺パイプに90cm短尺パイプと45cm短尺パイプを挿げ足して、パイプ頭は高さ156cmです。
持ち手パイプを上げ下げしたら、パイプ頭が高さ144cmまで下がりました。
砂収納状況:12cm | 残り:168cm |
前回(7/10)、ハンドル高さ60cmまで掘り下げたので、高さ146cm分の土砂が溜まっていました。土砂、溜まり過ぎ。
これではハンドルを繋げても、高過ぎます。
砂回収器3号:ブルネンファウストを 投入します |
BFが着底しました、 20本目の180cm定尺パイプに 90cm短尺パイプと 45cm短尺パイプを挿げ足して、 パイプ頭は高さ156cmです |
持ち手パイプを上げ下げしたら、 パイプ頭が高さ144cmまで下がりました |
45cm短尺パイプを取り外して、ハンドルを繋げました。ハンドル高さは150cmです。
45cm短尺パイプを取り外して、 ハンドル高さは150cmです |
BFを井戸底に押し込みます。土層の締りは中位です。砂利は感じません。
BFが下がって行きます。
BFがハンドル高さ60cmまで下がりました。ハンドルが低くなりました。持ち手パイプを延長します。ここまでの所要時間は5分間です。
砂収納状況:102cm(+90cm) | 残り:78cm |
BFがハンドル高さ60cmまで下がりました |
BFに45cm短尺パイプに挿げ足しました。ハンドル高さは110cmです。
BFに45cm短尺パイプに挿げ足しました、 ハンドル高さは110cmです |
BFを更に井戸底に押し込みます。土層の締りが強くなりました。そして、ハンドル高さ65cmで砂利に当たりました。最深部まで残り5cmですが、砂利がまとまって沈下しているようです。掬い上げ作戦で、BFを押し込みます。
そして、BFがハンドル高さ60cmまで下がりました。掘り下げ済の最深部、深度39.1mに到達です。ここまでの所要時間は15分です。
砂収納状況:152cm(+50cm) | 残り:28cm |
BFがハンドル高さ60cmまで下がりました |
深度39.1m、ここから新たな掘り下げです。ハンドル高さ60cmでいきなり、石に当たりました。先週、ここまで掘り下げた時は砂利層でした。それの続きのようです。
石が固くて突破できません。押してダメなら引いてみな、ってことでハンドルを逆回転させると、ハンドルが高さ58cmまで下がって石を突破できたようです。
更にBFを井戸底に押し込みます。石は突破できましたが、ハンドル高さ55cmになると、BFが下がらなくなりました。爪部に砂が詰まったのでしょうか?
ハンドルを全力で持ち上げ、BFを井戸底に向けてエイヤッと押し込みます。ピストンのように、爪部に詰まった土砂を内部に押し込む作戦です。もう一度、エイヤッと!!
BFを持ち上げて押し込んだことで、先端の動きが良くなりました。ハンドルを回してみると、どうやら、大きな石があるようです。井戸底で突っ掛かかるようになりました。今度は浚い上げ作戦です。爪部で石を引っ掛かけて、石を引き剥がします。
石が突破できません。掬い上げ作戦を30分以上続けていますが、取り込めません。余程大きな石なのか?
石に爪を引っ掛けて、エイヤッと引き上げます。ハンドルが徐々に回転しているので、石は動いているはずです。でもハンドルを回転させると突っ掛かります。ダメです。
ハンドル高さは52cmまで下がりました。押してダメなら引いてみな。ここでハンドルを逆回転させます。何だか1回転したようです。行けたか? もう一度回転させると、また突っ掛かりました。引いてもダメです。
もう、1時間以上経過しました。暑さと湿気で、体力の消耗が激しい。
右回転(進行)に戻して、掬い上げ作戦を続行です。今度は、石に爪が突っ掛かった時点で、ハンドルを小刻みに上げ下げして、爪を石の下に潜り込ませます。これで土砂に埋もれた石が浮くはず。このタイミングでハンドルをフルパワーで回します。ズルリとハンドルが1回転しました。更にハンドルを回転させます。抵抗がなくなりました。石を取り込めたようです。ハンドル高さは50cmまで下がりました。
いやー、強敵でした。余程大きな石だったのか? 引き上げて現物を拝むのが楽しみです。石はBFの内部に取り込めましたが、逆止弁の中まで押し込まないと、こぼれ落ちてしまいます。コネクタの長さ4cm、逆止弁の直径約6cm、合わせて10cm以上は押し込まないといけません。
BFを更に井戸底に押し込みます。ところがハンドル高さ49cmでまた突っ掛かりました。石です。砂利層だから仕方ないのですが、めげそうです。(泣)
掬い上げ作戦で石を引き剥がします。今回は小物でした。BFがハンドル高さ47cmまで下がって、突破しました。
更にBFを井戸底に押し込みますが、また下がらなくなりました。爪部に土砂が詰まったようです。掘削面に給水して、ピストン作戦で詰まった土砂を内部に押し込みましょう。ハンドルを引き上げると、固くて動きません。ん? おかしいなー…。
複合滑車(ダフルタイフーン)で引き上げますが、上がりません。噛んでいます。ぐぬぬ!!
新たに井戸底を掘り下げたのは僅か13cmです。先ほど取り込んだ石も確保できていません。ここで引き上げたら、たぶん石はこぼれ落ちます。でも、計算したらBFはお腹一杯のようです。仕方ない、引き上げましょう。ここまでの所要時間は4時間です。疲れ果てましたわ。
砂収納状況:178cm(+13cm×2) | 残り:2cm |
井戸底で噛んだBFは、複合滑車(ダブルタイフーン)で高さ124cmまで引き上げて、引き抜くことができました。これなら軽症です。
BFで新たに掘り下げ、 ハンドル高さ47cmまで下がりました、 井戸底で噛んでいて引き上げられません |
BFを複合滑車(ダブルタイフーン)で 高さ124cmまで引き上げて、 引き抜くことができました |
BFを引き上げました。BFの中身は土砂が溢れていました。
BFの逆止弁は砂で詰まっていました。取り込んだ石が見えます。
土砂が詰まったために、たまたまですが石を確保できました。逆止弁が正常に作動したら、こぼれ落ちたはずです。
BFを引き上げました、 BFの中身は土砂が溢れていました |
BFの逆止弁は砂で詰まっていました、 取り込んだ石が見えます |
BFから土砂を排出しました |
BFで浚い揚げた土砂を笊で篩い分けました。丸っこい石が手を焼いた犯人です。
石のサイズは5.5×3.5×2.5cmでした。大して大きくありません。しかし、丸みがあるため、BFの爪が引っ掛らなかったようです。鋼管が擦れた銀色の筋が見えます。
BFで浚い揚げた土砂です、 丸っこい石が手を焼いた犯人です |
石のサイズは5.5×3.5×2.5cmでした |
2回目、BFを再度降ろして、新たに井戸底を掘り下げます。
BFを井戸底に降ろすと、21本目の180cm定尺パイプを挿げて、パイプ頭は高さ161cmです。
BFの持ち手パイプを上げ下げしても下がりません。ウインチで引き上げてフリーホールで打ち込むと、パイプ頭が高さ137cmまで下がりました。
砂収納状況:24cm | 残り:156cm |
この打ち込みが大失敗でした。本日のノルマ45cm分を掘り下げるのには、21本目の180cm定尺パイプへの挿げ替えが必要です。95cm短尺パイプと45cm短尺パイプで掘りクズを浚ってから、180cm定尺パイプに挿げ替えると、井戸壁からの土砂で井戸底が埋まってしまいます。そのロスを気にして、最初から180cm定尺パイプを挿げましたが、無理だったんです。
BFを再度降ろして、 新たに井戸底を掘り下げます |
BFが着底しました、 21本目の180cm定尺パイプを挿げて、 パイプ頭は高さ161cmです |
BFの持ち手パイプを上げ下げしても 下がりません、 ウインチで引き上げてフリーホールで 打ち込むと、 パイプ頭が高さ137cmまで下がりました |
ハンドルを繋ぎました。21本目の180cm定尺パイプを挿げて、ハンドル高さは188cmです。
ハンドルを繋ぎました、 21本目の180定尺パイプを挿げて、 ハンドル高さは188cmです |
BFを井戸底に押し込みます。土層は締まっています。BFを打ち込んだため、土層を突き固めてしまったようです。失敗しました。
チョイ上げ作戦でBFが下がって行きますが、ハンドル高さ176cmで石に衝突しました。掬い上げ作戦で突破します。石の下にBFの爪を差し込み、ハンドルをエイヤッと引上げます。しかし、ハンドルが高くて、腕力では引上げられません。肩で押し上げますが、肩が痛い。
井戸底の石は動いているようですが、石を突破できません。ぐぬぬ!!
しかし、掬い上げ作戦しか持ち駒はないのです。石に爪が突っ掛かった時点で、ハンドルを小刻みに上げ下げして、爪を石の下に潜り込ませます。肩でハンドルをエイヤッと押し上げます。ダメです。
BFがハンドル高さ153cmまで下がりましたが、石を突破できません。ハンドルは胸の位置まで下りましたが、体力が消耗してこれ以上ハンドルの引き上げは無理です。ここまでの所要時間は1時間40分です。
砂収納状況:59cm(+35cm) | 残り:121cm |
ここで、180cm定尺パイプは無理と諦めました。持ち手パイプを短くします。
BFがハンドル高さ153cmまで 下がりましたが 石を突破できません、 これ以上は無理です |
BFをいったん引き上げ、180cm定尺パイプを取り外して、90cm短尺パイプと45cm短尺パイプに挿げ替えました。ハンドル高さは126cmです。本来はハンドル高さ108cmのはずですが、パイプの交換中に、井戸壁が崩れて20cmほど浅くなりました。
BFから180cm定尺パイプを取り外して、 90cm短尺パイプと45cm短尺パイプに 挿げ替えました、 ハンドル高さは126cmです |
BFを井戸底に押し込みます。やはり土層は締まっていますが、ハンドルが低い分、操作性は上がりました。掬い上げ作戦を続行して、ハンドル高さ92cmで石を突破しました。
更にBFを井戸底に押し込みます。
そして、BFがハンドル高さ60cmまで下がりました。今朝、掘り下げ始めた深度39.1m地点です。ここまでの所要時間は1時間20分です。
砂収納状況:125cm(+66cm) | 残り:55cm |
ここから、本日掘り下げた13cm分の土砂が溜まっています。しかし砂利がまとまって沈下しているようです。BFが弾かれます。もう無理。(泣) 引上げます。
BFがハンドル高さ60cmまで下がりました |
BFを引き上げました。BFの中身は3cmほど下です。
計算ではまだ50cm以上余裕があるはずです。たぶん、掬い上げ作戦を連続した際に、井戸壁から崩れた土砂を、どんどん取り込んでいたのでしょう。ハンドル高さ60cmで諦めたのは正解でした。残り高さ13cm分の土砂を取り込んだら、土砂排出孔から溢れた土砂でBFが噛んで、大事故になるところでした。
BFを引き上げました、 BFの中身は3cmほど下です |
BFから土砂を排出しました |
今日も井戸底を新たに45cm分、掘り下げる予定でしたが、甘かった。本日はここまで。
最後に浚い揚げた土砂は、明日始末します。疲れました。
感想と構想
失敗しました。前半に石に邪魔されたことは仕方がありませんが、後半はミスです。
もう少しで深度40mだというニンジンと、暑さと、前半の疲労で判断を誤りました。
- 持ち手パイプを挿げ替える際の土砂の崩れを恐れて、無理やり180cm定尺パイプに挿げ替えたこと。
- ハンドルが高いためBFを打ち込み、土砂を突き固めてしまったこと。
- 180cm定尺パイプを挿げたままで掘り続けて、時間をロスしたこと。
ミス3連発です。
砂利層を砂層と同じように掘り進められると考えたのは、自分の驕りです。深度39mも深い地下の様子は何も判らないのです。舐めたらアカン!!
BFの爪部を繋ぐM4の皿ネジが1本、脱落していました。皿ネジとナットは行方不明です。
各ネジを点検すると、全体的に緩んでいました。全てのネジを締め付け直しました。
BFの爪部を繋ぐM4の皿ネジが1本脱落していました |
アルバム
2016年7月16日 |