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投稿日 2016年6月11日土曜日

砂回収器、改造中

本日の記録


本日は晴れですが、道具製作で井戸掘りはお休みです。砂回収器の改造です。

一昨日から体調不良です。午前中は身体を休めていたため、作業は午後から開始です。


道具の製作


午後から作業を始めましたが、体調最悪!! 目が回るし、身体がきつくて動きません。また、風邪引いたかな?
掘り下げている井戸が心配です。早く鑿井を再開したいけど、道具を修繕しないと作業に入れません。体調悪いですが、道具の修繕を進めましょう。




半端仕事から始めます。先々週、ドリル刃の口径不足で中断していた、手巻きウインチのハンドル加工です。ドリル刃は購入済みです。
鉄角パイプには前回、径10mmまで穴あけ済みです。ここに、径11mmと径12mmのドリル刃を使ってボルト穴を拡張します。でもこのサイズになると、手持ちの電動ドリルでは上手く捌けません。ドリル刃がぶれて穴がきれいに削れません。

ちょいと、ドリルの切替えスイッチを見ると、「ハンマードリルモード」になっていました。これじゃ、刃先が暴れるはずです。> <

モードを切り替えると、すんなり穴があきました。バリを面取りカッターで落として加工終了です。
最後に錆止め塗装をしておきました。

先々週、ドリル刃の口径不足で中断していた、
手巻きウインチのハンドル加工を再開しました
手巻きウインチのハンドル加工完了、
錆止め塗装で終了です

砂回収器の改造に入ります。体調が悪くて、大物の加工はまだできそうにありません。先ずは細かい部材の製作から始めます。

肉厚0.8mmのステンレス板に罫書きを入れて、逆止弁用の部材をドリルで切り出しました。グラインダーとヤスリで研磨して、加工終了です。

肉厚0.8mmのステンレス板から、
部材をドリルで切り出しました
金属弁の切り出し終了

次にコネクタに取り付ける座金の加工です。
肉厚4.5mmの構造鋼板のフラットバーに罫書きをいれます。ドリルでボルト穴を通した後で、切断機で切り出します。部材をグラインダーとヤスリで研磨して加工終了です。

肉厚4.5mmのフラットバーに罫書きを入れました
肉厚4.5mmのフラットバーから、部材を切り出します
座金の切り出し終了

本丸です。復調しませんがやるしかない。
構造用鋼管STK76.3の加工です。これは、昨年11月に砂回収器1号を製作したときに、STK60.5と一緒にネット注文した材料です。長さは500mm。

STK76.3に型紙を当てて、ポンチを打ちます。次に切断機で切り出しますが、最初に目見当で下切りを入れます。そして、切断機の禁断技、手持ちで縦切りします。鋼管がびびるため、腰が引けます。恐えー!!
鋼材が切断砥石に噛んで暴れる可能性があるますが、下切りを入れておくことで防ぐことができます。

切断機で粗切りしたあと、グラインダーで研磨して形を整えます。研磨が終わったら、爪部とコネクタ部を切り落とします。

STK76.3に型紙を当てて、ポンチを打ちます
STK76.3を加工するため下切りを入れます
切断機の禁断技、手持ちで縦切り中です

砂回収器2号の爪の修理は諦めました。爪を交換式になるように改造します。
弱った爪部を切り落としました。

砂回収器から薄くなった爪を切り落とします
 
鋼材が砂利で砥がれて薄くなっています、
簡単に切り落とせました

砂回収器の爪分離用の部材が揃いました。中央のコネクタは、バイス(万力)とハンマーで絞り加工済です。絞り加工が真円ではないので、まだ窮屈ですが、部材を組合わせてサイズを確認しました。OKです。

砂回収器の爪分離用の部材が揃いました、
コネクタは絞り加工済です
まだ窮屈ですが、部材を組合わせてみました

17時半です。本日はここまでにしておきます。体調悪いー!!


感想と構想


砂回収器1号から切り落とした爪と、絞り加工前のコネクタと厚みを比較してみました。
肉厚2.8mmのSTK鋼管で製作した爪が、半分ほどに痩せています。井戸底の砂利と砂で砥がれたためこんなに薄くなっています。

肉厚2.8mmのSTK鋼管で製作した爪が、
半分ほどに痩せています


アルバム


2016年6月11日


投稿日 2016年6月10日金曜日

Bloggerに今風のボタンを付ける方法

業務外


今回は、井戸掘りブログに貼り付けるボタンの話です。備忘録として、残しておきます。

ブログは記事の投稿がメインです。記事と記事間を移動する場合は、サムネイルや記事タイトルでリンクするので、ボタンは必要ありません。
でも、ボタンを使いたい場合もあります。例えば右肩の「トップページ」への移動ボタンです。

私の利用しているブログサービス(Blogger)はタイトルページを作る機能がありません。以前は未来日の記事をトップページにして、ブログアクセス時に最初に参照できるようにしてました。しかし、参加しているブログアグリゲーションサイト(日本ブログ村)では、未来記事を禁止しています。どうやら、RSSの読み込みに失敗するらしい。

ダラダラと長いブログなので、ブログ全体のコンセプトを理解してもらうには、トップページを先ずは読んでもらいたい。そのため、訪問ユーザをトップページに誘導するのに、ボタンを使いたいのです。
ではでは、ボタンの付け方です。



最初はtableタグでボタンを作っていました。

トップページ

角ばってかっこ悪い。



次にボタンのイメージを作ってみました。Photoshopとか、お絵描きソフトは持っていないので、Excelで図形を描いて画像ファイルを作りました。しかし、画像化の段階で色が滲んでしまいます。PCのペイントソフトで何とか補正して出来たのかこれです。

井戸掘りブログ トップページへ

それらしくできましたが、ペイントの補正が面倒い。書体とか変更したいけど、最初からやり直しです。他のボタンを作るのも、同じく手間が掛かります。



今時、ボタンを画像ファイルで配置するのって古くない?
今風のボタンって、どうやってんだろ?

Bloggerのモバイル版にボタンがあったので、引っぺがしてみました。
どうやら、Bloggerにはボタン用のCSSがあるようです。公開はしていないのですが、試してみましょう。


テキストだけで、角が丸いボタンイメージができました。

ソースコードはこんな感じ。読み辛いので改行を入れてます。

<div class="mobile-link-button" id="blog-pager-home-link" 
style="background-color: dodgerblue; border-radius: 2px; font-family: Arial; font-size: 12px; height: 15px; margin-right: 5px; padding: 3px 6px; width: 90px;">
<a class="home-link" href="https://nsfarmer.blogspot.com/p/toppage.html" 
style="background-color: transparent; color: white; display: block; height: 20px; line-height: 15px; padding: 0px; text-align: center; text-decoration: none; width: 90px;">
<b>トップページ</b></a></div>

ナビゲーションボタンも作れるようです。井戸掘りダイジェストのフッターに配置してみました。カッチョイイ。


25~30メートル
35メートル~




感想と構想


CSSでスタイルを設定すれば、何でもできるみたいです。画像とか使わなくても、コードだけで装飾ができます。
画像だって、SVG(Scalable Vector Graphics)で表現できるらしい。今度はSVGを勉強して、前回話題にしたジャンプマークを作ってみようかな?

井戸掘りブログももう少し、見栄えがするようにしたいです。




記事を投稿した後で、スマホで閲覧していて気が付きました。Bloggerのスマホ画面は左右にスワイプすると、前後の記事に移動できます。しかしこの記事は、何故か井戸掘りダイジェストに移動してしまいます。???
井戸掘りダイジェストに配置したナビゲーションボタンを、サンプルで貼り付けていますが、これがこのページの本来のナビゲーションを書き換えてしまっています。

こういう副作用があるのね。知らんかった。
スマホで閲覧中に前後の記事に移動するには、記事の下にあるボタンをタップしてください。


【後記:2016/7/12】
なんかおかしいと思ったら、フリック操作が通常のページと逆になっています。この記事だけでなく、井戸掘りダイジェストが全滅です。なんだこれ?

もう前の記事なので、頭を捻っていたら判りました。井戸掘りダイジェストのボタン配置の問題です。そもそもは、ブログに配置されるボタンの違和感が根本でした。

外国製のブログって、進むと戻るが逆なんですよね。日本だと、「▶ボタン:進む」、「◀ボタン:戻る」だと思います。カセットテープ(古っ!!)もこれです。
ですが、Bloggerだと、「▶ボタン:過去記事」、「◀ボタン:将来記事」になっていて、時間の流れと逆転しています。まー、新しい記事がブログの先頭に並ぶので、読み進める=過去に戻るだから、これが正しいのかもしれませんが、違和感があります。

このため、井戸掘りダイジェストは、「▶ボタン:深くなる=時間が進む」、「◀ボタン:浅くなる=時間が戻る」とボタン配置しました。ボタンのアンカータグはそのように定義しましたが、ボタンのクラスに紐付いているフリック動作は元のままです。右フリックで時間を進めたいのに、「◀ボタン」が動作して過去の記事に遷移していました。直さないとダメだわ。


Bloggerの画像から白枠を消す方法

業務外


今回は井戸掘りブログに貼り付けた、画像の枠を消す方法です。ちょっと前に調べた内容ですが、備忘録として残しておきます。

私の利用しているブログサービス(Blogger)は画像を貼り付けると、画像の周りに白枠が自動で表示されます。
印画紙に焼いた写真のようで、私はお気に入りです。しかし、白枠を付けたくない画像もあります。
例えばこれ、ブログから他サイトにジャンプすることをお知らせするマークです。サイズは16×16ピクセルで指定していますが、白枠のために小さく表示されています。

これ、どうしたら良いん?



ネットで検索してみましょう。「Blogger 画像 枠 消す」のキーワードで検索すると、白枠の消し方の記事が幾つも出てきます。
しかし、何れもBloggerのテンプレートを編集するか、カスタムCSSにスタイルを追加する方法です。
これをやると、全ての画像の白枠が消えてしまいました。

儂は、白枠がお気に入りなの!!

特定の画像の白枠だけ消す方法は無いのかのぅ?

で、試してみたら上手くいきました。テンプレートでスタイルを一括して変更するのではなく、個々の画像にスタイルを設定すれば良いことが判りました。ちょっと面倒だけど、狙った画像のみ、白枠を消すことができました。

これにはBloggerのHTML編集画面で操作する必要がありますが、慣れれば大丈夫。一度設定した画像はそのまま編集画面でコピペもできます。では、ご紹介しまぁす。



先ほどのジャンプマークのソースコードです。スタイルは何も指定されていません。URLが長いので読み辛いですが、縦横サイズとボーダーの指定しかありません。ソースコードは読みやすいように改行を入れています。

<img border="0" height="16px"
src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj2bmZp9KtazH3adJS4b5S_fsI3Lc24-8u_kTN_oNYesMe3qRj9A0365WG5Xu5TqFZUQLlhm2YhQjGl116Rq5esvC7O2chb-1x_prvVFopsYNmtjupWkC7gXanRe2q6GWLM97wU-095M4NG/s1600/image013-64.png"
width="16px" />
 
 

これに、Bloggerの標準テンプレートが被されると、白枠が表示されるのですね。

なので、白枠を打ち消すようにスタイルを予め指定しておきます。こんな感じ。

<img border="0" height="16px"
src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj2bmZp9KtazH3adJS4b5S_fsI3Lc24-8u_kTN_oNYesMe3qRj9A0365WG5Xu5TqFZUQLlhm2YhQjGl116Rq5esvC7O2chb-1x_prvVFopsYNmtjupWkC7gXanRe2q6GWLM97wU-095M4NG/s1600/image013-64.png"
style="background: rgb(255, 255, 255); border: 0px solid rgb(255, 255, 255); box-shadow: rgba(0, 0, 0, 0) 0px 0px 0px; padding: 0px; text-align: -webkit-center;"
width="16px" />
 

ハイライト部分が追記したスタイルです。これはおまじないなので、何も考えずにコピペすればOKです。画像から白枠が消えました。

良か良か。


感想と構想


判ってしまえば単純な操作でした。しかし、ネットを探しても、直接これについて言及している記事は見つかりませんでした。

自分がブログ初心者のため、判らなかっただけで、世の中的には当り前だったのかな?(笑)




今回、ソースコードを表示するのに、SyntaxHighlighterというツールを導入しました。エディタ(Eclipse)風にソースコードを表示するツールです。

導入にあたり、以下の記事を参考にさせていただきました。
Blogger:SyntaxHighlighter(1)ブログにソースコードを綺麗に表示させる


投稿日 2016年6月7日火曜日

インチネジ・ミリネジ換算表

井戸掘り道具の紹介


ウイットネジ(インチネジ)とミリネジ(メートルネジ)の換算表です。

希望するサイズ・材質のウイットネジが入手できない場合は、ミリネジで代替する必要があります。その場合の目安にご利用ください。

インチ表示
(")
ねじの呼び 呼び方 おねじ太さ
(mm)
対応
ミリネジ
1/8 1分 いちぶ 3.18 M3
5/32 1分2厘5毛 さんにのご 3.97 M4
3/16 1分5厘 いちぶごりん 4.76 M5
1/4 2分 にぶ 6.35 M6
5/16 2分5厘 にぶごりん 7.94 M8
3/8 3分 さんぶ 9.53 M10
7/16 3分5厘 さんぶごりん 11.11
1/2 4分 よんぶ 12.7 M12
9/16 4分5厘 よんぶごりん 14.29
5/8 5分 ごぶ 15.88 M16
3/4 6分 ろくぶ 19.05 M20
7/8 7分 ななぶ 22.23 M22
1" 1吋 いんち 25.4 M25
1-1/8 1吋1分 いんちいちぶ 28.58
1-1/4 1吋2分 いんちにぶ 31.75 M32
1-3/8 1吋3分 いんちさんぶ 34.93
1-1/2 1吋半 いんちはん 38.1 M38
1-5/8 1吋5分 いんちごぶ 41.28
1-3/4 1吋6分 いんちろくぶ 44.45 M45
1-7/8 1吋7分 いんちななぶ 47.63
2" 2吋 にいんち 50.8 M50
2-1/4 2吋2分 にいんちにぶ 57.15
2-1/2 2吋半 にいんちはん 63.5
3" 3吋 さんいんち 76.2 M76
4" 4吋 よんいんち 101.6
5" 5吋 ごいんち 127


インチネジのサイズの考え方
  • 1インチが基準で、これを1/8単位で分けて、その分子が呼び名になります。
  • 表記は1/8単位を約分します。2/8は1/4に約分して、1/8単位の2分(にぶ)で呼び表します。
  • ミリに換算するには25.4を分母8で割って分子を掛けます。例えば7/8(7分)では25.4÷8×7=22.225㎜となります。


感想と構想


都度計算するのが面倒なので、換算表を用意しました。

インチネジとミリネジの詳細は、以下をお読みください。

2016年6月7日火曜日
ミリねじとインチねじ


ミリねじとインチねじ

井戸掘り道具の紹介


井戸掘り道具の製作にねじ(ボルトナット、皿ねじ、等々)をたくさん使用しています。購入はホームセンターですが、ねじコーナーに行くと沢山の種類があります。
取り敢えず、ねじの長さと太さで目的のねじを探すのですが、二種類のねじがあるのに気が付きました。いわゆる、M記号のミリねじとW記号のインチねじです。これってどうやって使い分けるの?

ウイットねじを大人買い
(撮影:2016/3/19)

という事で、今回はねじの規格について調べました。




取り合えず、ねじの種類と規格を調べました。ねじの種類には、次があることが判りました。

名称 JIS規格 ISO規格
メートルねじ(並目ねじ) JIS B 0205:2001
記号:M、M6、M8×1等
ISO 724: 1993 
メートルねじ(細目ねじ) JIS B 0207:1982(1998年廃止)
並目と統合
ISOには並目と細目の区別なし
メートル台形ねじ
(メートルテーパねじ)
JIS B 0216:1987
記号:Tr、Tr 9×2等
ISO 2901、ISO 2902、ISO 2904 
ユニファイ並目ねじ
(インチねじ)
JIS B 0206:1973
記号:UNC、1/4-20 UNC等
ISO 263の並目系列
ISOでは並目と細目で規格が未分離
ユニファイ細目ねじ
(インチねじ)
JIS B 0208:1973
記号:UNF、3/8-24 UNF等
ISO 263の細目系列
ISOでは並目と細目で規格が未分離
ウィット並目ねじ JIS B 0206:1965(1968年廃止)
ねじ記号:W

ウィット細目ねじ JIS B 0208:1965(1968年廃止)
ねじ記号:W山

管用平行ねじ JIS B 0202:1999
ねじ記号:G、G 1/8等
ISO 228-1:1994
管用テーパねじ JIS B 0203:1999
記号:R、R 1/4、PT、PT 1/8等
ISO 7-1:1994

ねじの規格は、ピッチや外径、内径などのサイズ、寸法を規定します。
ピッチは、メートルねじの規格ではピッチをミリで表記し、その他のねじはピッチの山数(1インチ=25.4mmあたり何個のねじ山があるか)で表現します。

ねじにはJIS規格(国内規格)とISO規格(国際規格)がありますが、JIS規格はISO規格に準拠しつつあり、両者の差異を減らす流れにあります。このため、ISO規格にない細目メートルねじやウィットねじは廃止されたそうです。

ちょーと待った!! インチねじといえば、ウイットねじでしょ? ホームセンターでも売ってるやん。


ISO規格外ねじ
ねじの規格に関してはJISとISOはほぼ同じものですが、実務上、ISOにはない寸法、サイズのネジもまだ多くの業界で使われているため、JIS規格ではそれらのサイズも考慮し、規格として残されているそうです。そして、JIS規格では廃止された規格のねじも、多くの業界で使われているため、生産され続けています。このためウイットねじは、現在でも簡単に入手できるんですね。


各規格のねじの用途
  • ウイットねじ : 国内の建築関係・電気・水道・空調設備関係
  • ユニファイねじ : 航空機・アメリカ自動車・バイク等
  • JISのメートルねじ : 古い国内品でM5以下が多い
  • ISOのメートルねじ : 国内のほとんどの製品


ねじの締め付け強度と精度
ねじの締め付けは、ねじ山の角度が尖いほど、そしてピッチが狭い(細目)ほど高くなります。その分、精度も要求されることになります。一般に各ねじの締め付け強度と精度は、材質と呼び径が同じ場合は以下になります。

ユニファイねじ ≧ メートルねじ > ウィットねじ

ねじの締め付けが弱いのに、ウイットねじが使われ続けているのは理由があります。ウイットねじはねじ山が緩いため、多少のゴミ等が着いても締め付けが可能なためです。

  • ユニファイねじ : ねじ山角度は60度
  • メートルねじ : ねじ山角度は60度
  • ウイットねじ : ねじ山の角度は55度

また、インチねじ系のユニファイねじが残っているのは、航空機など、強度と精度が要求される用途があるためです。それに、航空機の規格はアメリカが標準ですからね。


ミリねじとインチねじ
ミリねじは、上記のようにISO規格による、メートル法に基づいて規格化されたねじです。 正式名称はメートルねじですが、ミリ単位のサイズのねじが多いので、一般的にはミリねじと呼ばれます。またISO規格に基づいているので、ISOねじ(イソねじ)と呼ばれることもあります。一方、JISねじ(ジスねじ)と呼ぶ場合は、1965年に廃止された旧JIS規格のねじを指します。

インチねじは業界により、ねじの種類が異なります。インチねじと言った場合、建築・土木ではウイットねじ、機械・電気ではユニファイねじを指します。


感想と構想


上記のねじの規格のことは良く知らずにねじを選んでいましたが、結果として井戸掘りでは、土砂が付いても締め付け易いウイットねじを多用しています。また、井戸掘り器等の組み立てに必要な、M5以下の小さなねじにはミリネジを使っています。
ご参考まで。

【2019/8/27】
インチネジとミリネジの換算表を別稿にしました。


投稿日 2016年6月5日日曜日

砂回収器改、設計完了

本日の記録


関東地方、入梅しました。当地も朝から雨で、井戸掘りはお休みです。

砂回収器の改造を目指して、図面を描き、資材を調達しました。


資材の購入


砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)の改造用の資材を、ホームセンターで調達しました。

・ステンレス板 0.8×100×200

逆止弁用のステンレス板です、
厚さ0.8mmまでしか無かった

・丁番 25mm×21mm
・小ねじ M4×10mm 2個
・小ねじ 2.6×各種
砂回収器の交換ヘッド用と逆止弁の資材です。
丁番はSUSを探しましたが、カラーしか置いてありませんでした。錆が心配です。

逆止弁の接続用、STK鋼管コネクタの締め付け用に
各種サイズの小ねじも購入しました

・鉄鋼用六角軸ドリル 11mm
・鉄鋼用六角軸ドリル 12mm
手巻きウインチのハンドル加工用です。

鉄鋼用六角軸ドリル 11mmと12mmです、
2本で4千円!!


道具の製作


SD2は掘削用の爪が磨耗しています。パッチを溶接して修繕するつもりでしたが、交換式の爪に付け替えることにしました。土砂の取り込みを効率化するため、全長200mmの新型機を建造予定ですが、これの試作の意味もあります。

雨天のため、外仕事はできないので、先ずはネットで資材を探して、図面を描きました。




本体材料は、外径76.3mm、肉厚2.8mmのSTK鋼管(一般構造用鋼管、JIS G 3444)、です。内径は70.7mmです。爪を交換式にするため、鋼管内部にコネクタを入れて、皿ねじで締め付ける方式にしました。

コネクタ構造

逆止弁は金属製です。丁番で開閉します。丁番のサイズは25mm×21mmです。

逆止弁が円形だと、開閉で本体内部に引っ掛かります。このため、金属板を長方形にしました。全体にゴム板を被せて、隙間を埋める設計です。隙間にゴム弁がダレる可能性がありますが、取り込んだ土砂が流れ出すことはないでしょう。

逆止弁

爪は幅広にして、根元にRを付けました。これで強度がアップするでしょう。
旧型は幅が3/16φ、改は6/16φです。展開図を掲載します。

旧型の細い爪
2号改の爪、交換式です


感想と構想


図面は完成しました。材料の手配に入ります。丁番やねじは、地元のホームセンターで調達しました。

問題は、コネクタ用の外径70.7mmの鋼管です。いつもお世話になっているネットショップでは、以下の鋼管を扱っていますが、サイズが適当なのがないです。
  • STK鋼管(一般構造用鋼管、JIS G 3444)
  • STKM鋼管(機械構造用鋼管、JIS G 3445)
  • SGP鋼管(配管用鋼管、JIS G 3452)

むきになってネット検索してやっと以下を見つけました。この規格に外径70mm、肉厚2.0mm、3.0mm、4.0mm等の製品があることがわかりました。しかし、カット販売しているショップがありません。定尺で何万円も出す余裕はありません。
  • 機械構造用継目無ステンレス鋼管(JIS G 3445)、SUS304、SUS316

どうしましょ…。
外径76.3mmのSTK鋼管を溝切りして、径を狭めるしかないですね。でも、真円に加工する自信がないです。(笑)


アルバム


2016年6月5日

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blog.isMobileRequest=true, blog.local=ja がんばれ日本!!