ブログランキング・にほんブログ村へ
ポチッと応援願います
初めての方はこちらへ 

投稿日 2016年2月27日土曜日

クー、15cmしか掘り下げられません

本日の記録


作業時間 10:00〜18:00
掘削記録 15cm(深度3,470cm)  20cm分は下穴です。
開始水位 560cm(水深2,895cm) 

本日は晴れ、風も無く井戸掘り好日ですが、気温はあまり上がりません。寒みー。

本日こそ、深度35mを突破したい。目標まで残り45cmです。
でも、ちょっと体調が芳しくなく、出動が遅れました。宿酔いではないです。(笑)


道具と材料


・オーガ本体+延長パイプ×19+45cm短尺パイプ=3,555cm
・突き棒2号+塩ビHIVP25×200×17=3,570cm
・砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)


掘削の状況


先ずは道具の修理です。先週ずっこけた砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)のゴム弁です。
ゴム板とアルミ板のフランジをSUS針金で結束していましたが、取り込んだ土砂の重量でゴム板が引き摺り出されています。もっとしっかり圧着しないとダメです。そこで、フランジの穴をドリルで拡張して、4×15mmのボルトで締め付けました。本体のSTK鋼管との接続には、ボルトどおしをSUS針金で結束しました。更にフランジに穴を開けて、SUS針金を通してボルトにSUS針金で結束しました。

本当はゴム弁を締め付けるボルトを長くして、台座のボルトと直接結束するつもりでした。しかし、ストックのボルトは長さ15mmまでしかありません。仕方がないので、ワイヤリングで結束しましたが、これだとフランジがSTK鋼管に密着しません。そこで、急遽、ドリルでフランジに穴を開けて、追加でボルトと結束しました。

試行錯誤を繰り返したため、修理だけて1時間半も掛かってしまいました。

砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)の
ゴム弁とフランジを修理しました

もう一点、道具の見直しです。ねじなし電線管を引き上げるワイヤーの位置が低すぎるかもしれません。現在はオーガを接続して高さ90cm位置ですので、今のように土砂が井戸底に溜まると、この部分まで掘りクズの中に突入してしまいます。
アンテナステイを高さ120cm位置に引上げました。

ねじなし電線管を引き上げるワイヤーの位置が
低すぎるかもしれません、
修正前はオーガを接続して高さ90cmです
ねじなし電線管を引き上げるワイヤーの位置を
高さ120cm位置に補正しました

道具の修理と調整が終了しました。井戸底の掘りクズを、砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)で浚います。
SD2を井戸底に降ろしました。45cm短尺パイプを挿げてハンドル高さは133cmです。前回(2/21)は90cm短尺パイプを挿げてハンドル高さ30cmまで掘り下げたはずです。つまり、高さ150cm近く掘りクズが溜まっています。

SD2を井戸底に押し込みます。
結構、土砂が締まっています。所々で砂利の感触がして、SD2が井戸底に突っ掛かりますが、ハンドルを引き上げて「ちょい上げ作戦」で突破します。

SD2がハンドル高さ30cmまで下りました。これで高さ100cm以上の掘りクズを取り込んだことになります。SD2は土砂で満杯のはずです。

SD2で沈殿した掘りクズを浚います
SD2が着底しました、
45cm短尺パイプを挿げてハンドル高さは133cmです。
前回(2/21)掘り下げた深度に対して
高さ150cm近く掘りクズが溜まっています
SD2がハンドル高さ30cmまで下がりました、
高さ100cm以上の掘りクズを取り込んでいます

SD2を引き上げます。
SD2に取り込んだ土砂の頂上は3cmほど下です。ほぼ満杯ですが、高さ100cm分の土砂を取り込んだはずなのに少な目な気がします。少なくとも満杯、本当なら土砂が山盛りのはずなのですが…。

SD2が帰還しました、
SD2の中身の土砂の頂上は3cmほど下です、
ほぼ満杯ですが、高さ100cm分の土砂を
取り込んだはずなのに少な目な気がします
SD2から土砂を排出しました

SD2で浚い揚げた土砂を笊で篩い分けました。砂利が超少なめです。SD2で掘り下げているときは、砂利の感触がしたのですが、これだけなの?
何か変です。

SD2で浚い揚げた土砂です、砂利が超少なめです

SD2で残りの掘りクズを浚います。
SD2を井戸底に降ろしました。持ち手パイプの45cm短尺パイプを90cm短尺パイプに挿げ替えて、ハンドル高さは100cmです。

SD2を井戸底に押し込みます。今回も所々で砂利の感触がしますが、途中から土層が緩くなりました。
SD2を更に押し込み、ハンドル高さが30cmになりました。ギックリ腰の危険ゾーンです。

SD2で残った堀クズを浚います
SD2が着底しました、
90cm短尺パイプに挿げ替えハンドル高さ100cmです
SD2がハンドル高さ30cmまで下がりました

ハンドルが低過ぎます。いったん、SD2を引き上げて、45cm短尺パイプを挿げ足しました。ハンドル高さは111cmです。

再び、SD2を井戸底に押し込みます。そして、ハンドル高さが75cmまで下りました。ここまでは前回(2/21)で掘り下げ済みです。
ここからは新たにSD2で掘り下げる事になります。土層は固く、ハンドルの回転が重くなり、井戸底に突っ掛かかります。「ちょい上げ作戦」で突破です。

SD2がハンドル高さ65cmまで下りました。残り5cmですが、ここで井戸底に噛んでしまいました。複合滑車に体重を掛けて、いったん引き抜きます。井戸底に石があるようです。ハンドルを右回し(前進)、左回し(後退)を繰り返す事で、石を突破できました。石を突破した所で、SD2がハンドル高さ60cmまで下りました。前回(2/21)、径75mmオーガで井戸穴を拡張した最深部まで下りました。

SD2をいったん引き上げて、
45cm短尺パイプを挿げ足しました、
ハンドル高さは111cmです
SD2がハンドル高さ75cmまで下がりました、
前回(2/21)に掘り下げた位置です、
ここから土層が固くなりました
SD2がハンドル高さ60cmまで下がりました、
井戸穴を拡張した最深部まで下がりました

SD2を引き上げます。
SD2に取り込んだ土砂は、今回は満杯です。
今回、取り込んだのは高さ85cm分の土砂です。先程よりは少なかったのですが…。良く判らん。

SD2が帰還しました、
泥水が見えますが、SD2には
ぎりぎりまで土砂が詰まっていました
SD2から土砂を排出しました

SD2で浚い揚げた土砂を笊で篩い分けました。今回は砂利が多めです。井戸壁が崩落して、重い砂利が先に沈下した感じでしょうか。

SD2で浚い揚げた土砂です、
今回は砂利が多量に上がりました

掘りクズは始末できました。ここから新たな掘削です。現在の深度は35.5mです。前回(2/21)、径50mmと径75mmオーガで掘り下げた感触では、ここから下は砂利層のようでした。砂利層なら、砂利突破器:径25mmオーガに換装が必要です。
径25mmオーガなら砂利層をバキバキ突破できます。しかし、ブレードが無いので、砂層にはめっちゃ弱い。砂層に径25mmオーガを降ろすと、ワンペナルティです。

SD2で掘り下げた感触や、浚い上げた土砂を見ると、完全な砂利層では無いようです。前回はたまたま、ブレードに砂利が連続で当ったけど、「砂利混じり砂層」なのではないかと思います。思案のしどころです。

えい、径50mmオーガで新たに下穴を穿ちましょう。勝負勝負!!
径50mmオーガを井戸底に降ろすと、ハンドル高さは100cmです。19本目の180cm定尺パイプに45cm短尺パイプを挿げ足してあります。掘りクズの残りは15cmです。先程、SD2で掘りクズを浚いましたが、その後にヤマ(井戸壁の崩落)は起きていません。良かった!!

径50mmオーガを井戸底に捩じ込みます。新たな掘削です。井戸掘りは楽しいなっと!!

ハンドル高さ85cmまでは掘りクズです。グイグイ下がります。
そして、径50mmオーガがハンドル高さ85cmまで下りました。前回、砂利と衝突した位置です。ここから先はまだ土砂を浚っていません。ハンドルに伝わる感触から、確かに砂利があります。ですが、前回と違い、オーガの上に堆積した掘りクズは除去してありますので、ハンドルの回転に問題はありません。フルパワーを掛けて砂利層を突破できました。ここから下は砂層です。

土層の締りが緩くなりました。径25mmオーガを投入しなくて正解でした。井戸掘りって楽しいなっと!!

径50mmオーガで下穴を穿ちます
径50mmオーガが着底しました、
ハンドル高さは100cmです

ハンドル高さが65cmまで下りました。何か回転が渋いと言うか、粘って重い。この感触は、井戸底の土層にオーガがめり込んで、水分が足らない状態です。掘削した土砂が切り取れていないのだと思います。

いったんオーガを引上げて、掘削中の部分に水を流し込めばOKなはず。
オーガのハンドルを持ち上げますが、上がりません。複合滑車も無理。そこで梃子で「ギコギコ作戦」を敢行します。ところが、10cmほどハンドルが上がると、ガッチリ噛んでしまいました。ハンドルも回転しません。なんだこりゃ?

径50mmオーガがハンドル高さ65cmまで
下がりましたが、回転が渋いです、
いったん梃子で引き上げます

噛んでしまったオーガのハンドルをフルパワーで左右に回して脱出を試みますがダメです。複合滑車で引き上げているロープを少し緩めて、ハンドルを回転させると、ゴリゴリした感触と共にハンドルが回り始めました。どうやら、径50mmの下穴の中で、穴掘りクズの大き目の石が、オーガに絡み付いているようです。深度34.5m辺りの砂利層を突破しましたが、その部分の石だと思います。

オーガの回転が緩くなったので、梃子で「ギコギコ作戦」を繰り返します。しかし、5cmも上がらず、またガッチリ噛んでしまいました。ロープを緩めてハンドルを回して、絡み付いている石を動かします。そして、梃子を掛けるも5cmしか上がりません。ぐぬぬ。

絡み付いている石を取り除けません。5cmずつハンドルを引上げて、ハンドル高さが130cmまで上がりました。ここは深度34m5cm位置で、井戸穴は径75mmオーガで拡張済みです。オーガに絡み付いている石も外れるはずですが状態に変化はありません。ここでも径50mmオーガが噛むということは、サイドブレードに石が挟まっているのかもしれません。

更に梃子で「ギコギコ作戦」を5cmずつ繰り返します。ハンドルが高くなったので、90cm短尺パイプを45cm短尺パイプに挿げ替えました。
そして、ハンドル高さ101cmでやっと抜けました。最深部はハンドル高さ65cmですから、84cm分噛み続けた訳です。引き抜くのに1時間半近く掛かりました。

このまま掘り下げてても良いのですが、また大きめの石を井戸底に押し込む可能性があります。いったん、オーガを引き抜いて、SD2で石を取り除きましょう。
15cmしか掘り下げていませんが、仕方ありません。急がば回れ。

径50mmオーガをハンドル高さ130cmまで
引き上げましたが、まだ噛んでいます、
掘りクズなのにおかしい

径50mmオーガが帰還しました。サイドブレードに石は挟まっていません。

径50mmオーガが帰還しました、
石は挟まっていません

もう17時過ぎです。径50mmオーガを引き抜くのに、体力を完全に消耗しました。
今日は早仕舞いです。やれやれ。


感想と構想


結局、深さ15cm分しか、掘り進められませんでした。努力が成果に結び付かず辛い。(泣)

井戸底を掘り進めるにしても、最初に溜まった150cm以上の土砂を始末するだけで、体力と気力の大半を消費してしまいます。井戸穴が深くなる事で、道具が重くなったためです。また、持ち手パイプの連結部が増えて、ボルトの締め付け回数が増えた事も、影響しています。

それでも、グイグイ掘り進められたら、気分も違うのですが、今日みたいな日は、凹みます。

まー、それでも明日があるさ。


アルバム


2016年2月27日

投稿日 2016年2月26日金曜日

井戸掘りアーカイブスを公開しました

井戸掘りアーカイブス


作成した井戸掘り道具の図面を、全て公開しました。トップページにも、リンクしてあります。

ポンプ式井戸掘り器1号 組立図


井戸掘りアーカイブスはこちら。




井戸掘りアーカイブスは、Googleのファイル共有サービスである、Googleドライブを利用しています。限定公開モードなので、Googleへのログインは不要です。Googleアカウントが無くても利用できます。利用上の注意をお読みの上、ご活用ください。


井戸掘りアーカイブは、作成した道具毎にフォルダ分けしてあります。
フォルダは図面の作成順になっています。



各フォルダの下に、ファイル形式毎にサブフォルダがあります。内容は以下のとおり。
  • 1.vsd : Microsoft Office Visio 2013で作成したオフィス文書(原本)
  • 2.png : ポータブル・ネットワーク・グラフィックス形式の画像
  • 3.pdf : PDF形式の電子文書
  • 4.dxf : AutoCAD形式のCADデータ



使いたいファイルを開くのには、それぞれ必要なソフトウェアを、別途ご用意ください。

今後も、新しい道具の図面を、ここで公開していきます。請うご期待!!



図面は全て、Visioで作成しました。CADデータはAutoCAD形式しか用意してありませんが、他の形式にもVisioからコンバートできるようなので、必要な方はご相談ください。出来る範囲でご対応します。

なお、図面の作成者は、製図や機械工学に関しては全くの素人ですので、お作法が変な所はご容赦ください。(笑)


利用上の注意


ここで公開した図面は全て、オープンライセンスとします。

どなたでも、条件に従う場合に限り、
  • 利用者は自由に本図面を複製、頒布、展示、実演することができます。
  • また、本図面から、二次的著作物や製品を作成することができます。

従うべき条件は以下のとおりです。
  • 利用者は本図面を複製、頒布、展示、実演する際は、引用元を表示しなければなりません。※1
  • もし、図面を変形や改変したり、この図面に基づいた二次的著作物や製品を作成する場合、利用者は全く同じか、もしくは互換性のある許諾条件で、その図面や製品を頒布しなければなりません。※2

  ※1 引用元として、このブログのURLを表示してね。
  ※2 改良したら無料で他の方に公開してね。商売しちゃダメよん。


オープンライセンスでは、作成者は本図面に関連して全くの保証をしません。
  • 作成者はこの図面に起因する損害に関して、義務も責任も負いません。
  • 利用者は図面の利用において、全て自己責任でお願いします。

何が起きても、知らんプリプリ(笑)



まー、お問い合わせいただければ、なるべくサポートはしますが、

ヽ(`Д´)ノ 図面どおりに作ったけど掘れねーぞ、ゴラー!!

とか言われても困りますよ。(笑)

投稿日 2016年2月24日水曜日

道具の長さが合わないような…

道具の検討


井戸掘りが順調ならどうでも良い事なんですが、掘り下げている深さと道具の長さが合わないような気がします。先週末にブログを書きながら検算しましたが、結果に納得いきません。

以下が、先週末の検算結果です。


【検算結果】再掲
SD2はオーガよりも、65cm長い。
その差は、45cm短尺パイプと20cm分です。

定尺パイプを挿げた径75mmオーガで、ハンドル高さ70cmまで下穴を拡張しました。下穴の残りは30cm分です。

SD2で同じ深度まで土砂を浚うなら、45cm分の長さのパイプを外して、ハンドル高さ90cmが相当します。

これだとハンドルが高いので
更に45cm分短くして、ハンドル高さ45cmが相当します。

つまり、SD2なら180cm定尺パイプを90cm短尺パイプに挿げ替えて、ハンドル高さ45cmまで土砂を浚えば同じ深度です。

【結論】
合ってます。
うーん、でも何かおかしい。



やっぱり、納得できません。気持ちが悪い。

二週間分のブログを読み直しました。



2/13(土)
径50mmオーガで、90cm短尺パイプと45cm短尺パイプを挿げ足して、ハンドル高さ40cmまで下穴を穿ちました。深度、24.05m到達です。
これを同じく、90cm短尺パイプと45cm短尺パイプを挿げた径75mmオーガで、ハンドル高さ70cmまで下穴を拡張しました。ここで砂利層に衝突して作業中断しました。下穴の残りは30cm分です。



2/14(日)
径50mmオーガで、90cm短尺パイプと45cm短尺パイプを180cm定尺パイプに挿げ替えて、ハンドル高さ40cmまで追加で下穴を穿ちました。深度25.0m到達です。これで下穴は75cm分です。



2/20(土)
径75mmオーガで、180cm定尺パイプを挿げて、ハンドル高さ70cmまで掘りクズを解し直しましたが、砂利層に突っ掛かって敗退しています。下穴の残りは30cmです。



2/21(日)
径50mmオーガで追加の下穴を穿とうとして、180cm定尺パイプに45cm短尺パイプを挿げ足して掘り下げるも、ハンドル高さ80cmで砂利層に阻まれ敗退。
この後、同じく、180cm定尺パイプに45cm短尺パイプを挿げ足して、径75mmオーガでハンドル高さ85cmまで、下穴を拡張しています。



おー、判りました!!

2/20に90cm短尺パイプと45cm短尺パイプを繋ぐべき所に、180cm定尺パイプを挿げています。間違えていたのは、SD2の長さではなく、径75mmオーガの長さでした。SD2で掘りクズを浚うため、径75mmオーガの深度を追い掛けたので、長さを間違えたかと勘違いした訳です。

2/21にオーガの長さでSD2の長さを補正したため、差異はなくなりましたが、何かおかしいとの感覚は消えませんでした。
2/13も2/20も偶然、同じハンドル高さ70cmで噛んだため、混乱したのです。

2/20にオーガを降ろした時にハンドルが高いと嘆いてますが、間違えています。ヤマが原因ではありませんでした。


感想と構想


これで、スッキリしました。
2/21に、SD2は90cm短尺パイプを挿げ足して、ハンドル高さ30cmまで掘り下げています。

オーガのハンドル高さに換算すると、180cm定尺パイプで高さ55cmです。
(持ち手パイプを90cm延長しても、SD2から65cm短くなるから、高さ25cm分がオンされる。合ってるよね?)

オーガで掘り下げたハンドル高さ40cmまで、SD2で残り15cm分を押し込めば、土砂浚いも最深部に到達出来ます。

最後に投入したSD2です、
90cm短尺パイプを挿げて、
ハンドル高さ30cmです
(撮影:2016/2/21)

あーあ、もうこんな程度の暗算も怪しくなってきた。
若い時は2桁同士の掛け算でも、普通に暗算でこなしていたんですけどね。能力というか脳力が、すっかり錆び付きましたわ。
やっぱり、飲み過ぎですかね。(笑)


投稿日 2016年2月22日月曜日

重量対策に本気を出さないと

道具の検討


昨日(2/21)の井戸掘りは、50cm掘り下げて、深度35m突破の予定でした。ですが、実際の進捗は僅か5cmです。オー、ノー!!

原因はやるべきことを、やらなかったためです。

朝から掘りクズをキチンと浚い揚げ、下穴を拡張してから作業を進めれば、もっと掘り下げられたはず。1日井戸掘りして、5cmはないでしょ。
それをやらなかったのは効率とかではなく、結局は道具が重いためで、なるべく作業を省略したかったからです。やはり、やるべきことは、やらねば。
でも、精神論とかだけでなく、道具の改善も必要です。重量対策です。


そこで、昨日は簡単にできる重量対策として、手巻きウインチのシャフトを調整しました。
簡単な事です。予備穴を1個ずらして、シャフトを5cm延長しました。

効果の程は?
うーん、良く判らん。ハンドルが軽くなった気がするけど、気のせいのような…。
使い勝手は、ハンドルが長くなった分、取り回しが悪くなりなした。改悪じゃん。(笑)

重量対策で、手巻きウインチのハンドル長さを調整します

手巻きウインチのハンドル長さを1穴分延長しました

そう言えば、先月末(1/31)に、よっちゃんが助働きに来てくれた時の話です。体力を使う、ウインチ係をお願いした時ですが、


よっちゃん 「ウインチのハンドルの垂木だけど、使う前に点検した方が良いよ。材に強い力を掛け続けると、急にバキッて折れるから。」

儂 「お、おぅ!!」

ウインチで井戸底から道具を引き上げている時に、ハンドルが折れてウインチが暴走する映像が頭に浮かびました。引き上げ作業中のハンドルは、目の前にあります。折れた垂木が、急回転して顔面に衝突したら…。

股間がキュッとなりました。


ウインチのハンドルシャフトは鉄の角パイプを予定していましたが、当地のホームセンターでは扱っていませんでした。そのため、急遽、垂木に変更した経緯があります。

一応、強度も気にして、柾目の栂材を選んだのですが…。
材木を扱い慣れている、でぃくの棟梁のアドバイスです。早々に鉄パイプに交換した方が良いですね。


感想と構想


小手先の策では、効果的な重量改善になりません。

年末に検討していた、持ち手パイプのフローティング化を、そろそろ実行に移す時期です。

2015年12月13日日曜日
オーガ重量軽減の準備中


投稿日 2016年2月21日日曜日

ぐぬぬ、ヤマが止まりません

本日の記録


作業時間 8:30〜17:30
掘削記録 5cm(深度3,455cm)  5cm分は下穴です。
開始水位 563cm(水深2,887cm) 

夜半の大雨が上がり、今日は晴れ。暖かいのでセーターを脱いで、腕まくりをして井戸掘りに精を出しました。

本日の目標は深度35m突破です。いつもより、30分早出でやる気いっぱいです。


道具と材料


・オーガ本体+延長パイプ×19=3,510cm
・突き棒2号+塩ビHIVP25×200×17=3,570cm
・砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)


掘削の状況


さー、元気良く井戸掘り開始と思ったら、道具を引き上げるトラックロープのアイが擦り切れています。ロープは雨に濡れて捌き辛くなっています。補修は来週でも良いかと一瞬思いましたが、万が一、事故が発生したら悔やんでも悔やみきれません。やはり安全第一です。
良く見るとロープは2/3ぐらいまで痩せています。ヤバイヤバイ。
時間がもったいないですが、アイを編み直しました。

道具を引き上げるトラックロープのアイが擦り切れています、
ロープは2/3ぐらいまで痩せていました、アイを編み直します

昨日の作業の邪魔になった、井戸底の掘りクズを、砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)で浚います。
SD2を井戸底に降ろしました。45cm短尺パイプを90cm短尺パイプに交換して45cm延長した所、ハンドル高さは162cmになりました。昨日はハンドル高さ30cmまで浚いましたので、それから90cmほど土砂が堆積しています。

ハンドルが高過ぎますが、ブロックを3枚重ねて足場を確保して、SD2を井戸底に押し込みます。
ハンドルを回転させると、ストンと一気にハンドル高さ103cmまで落下しました。井戸壁の石にでも引っ掛かっていたのでしょうか?

更にハンドルを回して、SD2を井戸底に押し込みます。土砂は締りが緩く、SD2が順調に下っていきます。ハンドル高さ60cm位置で、一瞬、石の感触がありました。
SD2のハンドルが高さ38cmまで下りました。(SD2が下った際の撮影を忘れました)

後述:ブログを書いていて気が付きました。昨日はまたSD2の長さを、間違えていた?
径75mmオーガが下穴を拡張した深度まで、45cm短かったようです。検算してみます。


【検算結果】
SD2はオーガよりも、65cm長い。
その差は、45cm短尺パイプと20cm分です。

定尺パイプを挿げた径75mmオーガで、ハンドル高さ70cmまで下穴を拡張しました。下穴の残りは30cm分です。

SD2で同じ深度まで土砂を浚うなら、45cm分の長さのパイプを外して、ハンドル高さ90cmが相当します。

これだとハンドルが高いので
更に45cm分短くして、ハンドル高さ45cmが相当します。

つまり、SD2なら180cm定尺パイプを90cm短尺パイプに挿げ替えて、ハンドル高さ45cmまで土砂を浚えば同じ深度です。

【結論】
合ってます。
うーん、でも何かおかしい。


まー、良いか。

砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)で
掘りクズを浚います
SD2が着底しました、
ハンドル高さは162cmです、
90cm短尺パイプを挿げてますが高過ぎます
SD2がハンドル高さ103cmまで
一気に落下しました

SD2を引き上げます。
SD2の中身は土砂が満杯になっていません。指を差し込むと土砂の頂上は8cm下です。70cm弱しか土砂を浚っていないからですかね。

SD2が帰還しました、
SD2の中身の土砂の頂上は8cmほど下です、
SD2が下った深さに対して土砂が少ないです
SD2から土砂を排出しました

SD2で浚った土砂を笊で篩い分けました。豆砂利が大量に揚がりました。

SD2で浚い揚げた土砂です、
豆砂利が大量に揚がって来ました

掘りクズを浚って、作業の準備が出来ました。
念のため、もう一度掘りクズを浚うべきでしょうか? まー、多分、大丈夫じゃね。
それとも径75mmオーガで中断していた下穴拡張を直ぐに再開する? うーん、下穴は残り30cmです。径75mmオーガをこのためだけに降ろすのは、もったいないような…。

えい、下穴を早く穿って、深度を稼ぎましょう。下穴の拡張は残り30cm分と一緒にやれば良いです。合わせて75cmですが、SD2なら簡単に土砂が浚えます。

径50mmオーガで下穴を穿ちます。目標は45cm分。出来ればもう5cm掘り下げて深度35m突破です。(これが、本日の失敗でした。前のめりになり過ぎています。)

径50mmオーガを井戸底に降ろすと、ハンドル高さは120cmでした。井戸底が浅い?
持ち手パイプは19本目の180cm定尺パイプを繋いでいます。前回、この組み合わせでハンドル高さ40cmまで下穴を開けました。ちょいと計算します。

現在のハンドル高さ120cm-前回ハンドル高さ40cm-未拡張の下穴30cm=掘りクズ50cm

また、ヤマが起きています!!
もう一度、土砂を浚っておくべきでした。掘りクズが50cmもあると、径75mmオーガでの下穴拡張は無理でしたね。径50mmオーガなら何とかなるかも。結果として次善策だったようです。

径50mmオーガを井戸底に捩じ込みます。堆積した土砂は緩いです。径50mmオーガが、ぐいぐい下っていきます。そしてハンドル高さ60cmまで下りました。持ち手パイプの連結部が地上にある内に延長します。

径50mmオーガで新たに下穴を開けます、
一度雨に当てたら錆々になってしまいました
径50mmオーガが着底しました、
ハンドル高さは120cmです、
掘りクズが50cmほど溜まっています
径50mmオーガがハンドル高さ60cmまで下りました、
連結部が地上にある内に短尺パイプを挿げ足します

径50mmオーガに45cm短尺パイプを挿げ足しました。ハンドル高さは108cmになりました。
更に径50mmオーガを井戸底に捩じ込みます。そしてハンドル高さが85cmになりました。ここから、新たに下穴を穿ちます。

ところが5cm下った所で、径50mmオーガがガッチリ噛んでしまいました。まただよ〜!!
梃子で「ギコギコ作戦」で径50mmオーガを引き抜きます。固く噛んでいて、梃子を掛けるのに息が上がります。径50mmオーガの上には、未拡張の下穴と掘りクズで、80cmも土砂が溜まっています。これでは、やはり身動きが取れません。

何とか径50mmオーガを引き抜いて、再度井戸底に挑戦しますが、同じ位置でまた噛んでしまいました。ただの石ではないですね。砂利層です。

もう一度、トライしましたが結果は同じです。ダメだわ。急がば回れ。下穴を拡張して掘りクズを始末して出直しです。(径50mmオーガが下った際の撮影を忘れました)

径50mmオーガに45cm短尺パイプを挿げ足して、
ハンドル高さは108cmになりました

SD2で堆積した土砂を浚います。
SD2を井戸底に降ろしました。90cm短尺パイプを挿げていますが、ハンドル高さは161cmです。朝一と高さがほぼ同じ。また石に引っ掛かっているようです。
ハンドルを回転させると、ストンと一気にハンドル高さ116cmまで落下しました。

更にハンドルを回して、SD2を井戸底に押し込みます。今回も土砂は締りが緩く、SD2が順調に下っていきます。ハンドル高さ50cm位置から土層が固くなりました。朝掘り下げた箇所ですが、何故ですかね?
SD2のハンドルが高さ37cmまで下りました。

SD2で溜まった土砂を浚います
SD2が着底しました、
90cm短尺パイプを挿げ足して
ハンドル高さは161cmです、高過ぎます
SD2がハンドル高さ37cmまで下りました

SD2を引き上げました。
ガーン、SD2の中身がカラッポです!! ゴム弁がずっこけて、土砂が全て流出しています。
ショックです。

SD2が帰還しました、
ガーン、SD2の中身がカラッポです

SD2のゴム弁のフランジを鋼管内側で結束しましたが、内側に引っ張られています。このためゴム弁に余裕が出来て、重量が掛かったときにゴム弁が、だれたようです。ぐぬぬ。
根本対策が思い付かないため、フランジと反対側のボルト台座を4×15mmの長いボルトに交換しました。暫定対処です。

SD2のゴム弁がずっこけていました、ぐぬぬ

SD2で土砂を浚い直します。(井戸底に降ろす前の写真は、ショックで撮影を忘れました)
ゴム弁がずっこけた位置が問題です。井戸底なら良いですが、ある程度の高さまで引き上げたところで土砂が流出した場合、砂利がまとまって底に沈下しているはずです。砂利が固まっていると、SD2が突っ掛かり、取り込みに難儀します。

SD2を井戸底に降ろしました。ハンドル高さは151cmです。今回は石に引っ掛かっリませんでしたが、ここから下が全て掘りクズです。
SD2を井戸底に押し込みます。今回も掘りクズは緩いです。まー、SD2から流出した土砂ですからね。
SD2がハンドル高さ40cmまで下りました。

SD2が着底しました、
90cm短尺パイプを挿げ足して
ハンドル高さは151cmです、
また高過ぎます
SD2がハンドル高さ40cmまで下りました

SD2を引き上げました。
SD2の中身は土砂が満杯になっていません。指を差し込むと土砂の頂上は5cm下です。100cm以上掘りクズを取り込んでいるのに、満杯になっていません。おかしい。

SD2が帰還しました、
SD2の中身の土砂の頂上は5cmほど下です、
100cm以上土砂を取り込んだはずですが
満杯になっていません
SD2から土砂を排出しました

SD2で浚った土砂を笊で篩い分けました。砂利は少なめですが、それなりの大きさの砂利が揚がりました。これの意味は? 判りません。

SD2で浚い揚げた土砂です、
砂利は少なめですがそれなりの大きさです

念のためSD2でもう一度土砂を浚います。
SD2を井戸底に降ろしました。ハンドル高さは109cmです。少しは進みましたが、掘りクズがまだ
60cm以上残っています。
SD2を見ていると、ズルズルと自重で沈み込んでいます。緩い堀くずを取り込みながら下っているのでしょう。沈み込みはハンドル高さ49cmで止まりました。残りは9cmです。

SD2を井戸底に押し込みます。井戸底にSD2が突っ掛かったらハンドルを引上げる「ちょい上げ作戦」です。
途中でハンドルの高さを確認したら、既に高さ40cmを通過していました。えーい、おまけじゃ。
SD2がハンドル高さ30cmまで下りました。やり過ぎです。(笑)
腰が痛い。

SD2で残りの土砂を浚います
SD2が着底しました、
ハンドル高さは109cmです、
まだ掘りクズが残っています
SD2がハンドル高さ30cmまで下りました、
無茶しやがって(笑)

SD2を引き上げました。
SD2の中身は今回は土砂が満杯です。今回取り込んだ掘りクズは80cmほどです。先ほどは100cm取り込んでも満杯にならなかったのに…。やっぱりおかしい。

理由は後で、ゆっくり考えます。

SD2が帰還しました、
SD2の中身は土砂が満杯です
SD2から土砂を排出します

SD2で浚った土砂を笊で篩い分けました。砂は粗砂が大量に揚がりました。砂利は少なめですが、4×3×2cmの半分に割れた石が揚がってきました。

SD2で浚い揚げた土砂です、
半分に割れた石が揚がってきました、
サイズは4×3×2cmです

これで本当に掘りクズが始末できました。径75mmオーガによる下穴拡張を再開します。
径75mmオーガを井戸底に降ろしました。19本目の180cm定尺パイプを繋いでいます。ハンドル高さは、170cmです。超高過ぎます。また、ヤマが起きて井戸底が一気に浅くなりました。辛い。

後述:実はこの時点で勘違いしていました。下穴を拡張する深度に届くために、45cm短尺パイプを挿げ足さないといけないと…。だとすると更に土砂が堆積している訳で、意気消沈です。でも、勘違いが無くても、掘りクズが100cmも溜まっていることには違いはありません。ヤマが止まりません。

ブロックを3枚重ねて、足場を確保して、SD2を井戸底に押し込みます。土砂は緩く、径75mmオーガが下っていきます。複合滑車でオーガを引き上げて、土砂に埋まり込むのを防ぎながら掘り下げます。

径75mmオーガがハンドル高さ60cmまで下りました。持ち手パイプの連結部が地上にある内に、45cm短尺パイプで延長します。ハンドル高さは110cmになりました。

径75mmオーガが着底しました、
180cm定尺パイプでハンドル高さは170cmです、
超高過ぎます
径50mmオーガに45cm短尺パイプを挿げ足しました、
ハンドル高さは110cmです

更に径75mmオーガを井戸底に捩じ込みます。
径75mmオーガのハンドル高さが90cmになりました。ハンドルは重く、複合滑車で引上げても、オーガは上がらなくなりました。オーガの上に130cmほど土砂が堆積しているためです。まだ、掘り下げないといけないのに、もう限界か…。何時まで経っても、下穴が拡張できないじゃん!!

ここで、ふと気が付きました。メモを見て、午前中の径50mmオーガの掘削失敗深度を確認します。下穴は180cm定尺パイプでハンドル高さ40cmの位置までです。今は45cm短尺パイプを挿げているので、下穴の位置はハンドル高さ85cmです。おー、後5cmでした。

頑張って、計75mmオーガを捩じ込みますが、砂利層です。オーガが砂利に当たる感触が、バキンバキンとハンドルに伝わります。
やっと径75mmオーガがハンドル高さ85cmまで下りました。下穴の拡張終了です。疲れたー。

体力切れです。土砂浚いは来週!!

径50mmオーガがハンドル高さ85cmまで下りました、
砂利層です
径75mmオーガが帰還しました

午前中に径50mmの掘り下げで失敗したように、深度34.5m付近から結構手強い砂利層のようです。
次回は、砂利突破機:径25mmオーガを投入した方が良いみたいです。久し振りの登場です。


感想と構想


朝早くから井戸掘りに出動しましたが、手番が悪く進捗がありません。深度35m突破どころか、掘り進められたのは僅か5cmです。くー、辛い。



朝一でトラックロープのアイを補修しましたが、他の井戸掘り道具もだいぶガタがきています。
径50mmオーガ先端の三角錐を確認したら、砂利で磨耗して痩せてきています。メーカーのサイトの説明では、三角錐は「特殊鋼使用、完全熱処理を施した槍形オーガー(キリ)」とのことですが、耐え切れなかったようです。
形はちょっとカッコいいのですが、何時まで持つ事でしょうか?

径50mmオーガ先端の三角錐が砂利で磨耗しています、
ちょっとカッコいい



今日もみーちゃんが現場を覗きにきました。


みーちゃん 「どうだ水は出たか? ちったー進んだか?」

儂 「・・・。昨日からさっぱり進んどらん。ヤマばかりじゃ。」

みーちゃん 「おー、昨日大雨だったからな。井戸底で水が湧いて砂が出てるんじゃねえか?」

儂 「どうだかねー、判らんわ」

多少の雨で地下水の出が変わるような浅井戸じゃ困るんだけどねー。



アルバム


2016年2月21日


︿
blog.isMobileRequest=true, blog.local=ja がんばれ日本!!