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投稿日 2016年5月19日木曜日

塩ビ管の継手の種類 TS、DV、VU

井戸掘り道具の紹介


井戸掘りには各種塩ビ管を使用します。塩ビ管を連結するのが継手です。曽我部式井戸掘り器のスイコも継手で製作します。
継手に様々な形とサイズがあります。また用途によって複数の規格があります。

ポンプ式井戸掘り器のスイコ、
左からTSソケット、DVソケット、TSキャップです
(撮影:2015/10/17)

今回は井戸掘り道具を作るために、必要な継手の紹介です。




継手の形状
先ずは、井戸掘りで使う継手の形と名前です。これ以外にも特殊な形がありますが、井戸掘りでは使っていません。


形状 名称
製品例
用途
ソケット

クボタシーアイ 
TS継手 ソケット(S) 25
https://www.amazon.co.jp/
塩ビ管を直結する継手です。
チーズ

クボタシーアイ
 TS継手 チーズ(T) 25
https://www.amazon.co.jp/
塩ビ管から90度で分岐する継手です。
エルボ

クボタシーアイ 
TS継手 エルボ(L) 25
https://www.amazon.co.jp/
塩ビ管を90度で連結する継手です。
キャップ

クボタシーアイ 
TS継手 キャップ(C) 25
https://www.amazon.co.jp/
塩ビ管を止める継手です。
異径ソケット(インクリーザー)

旭日産業株式会社  
TS 異径ソケット 塩ビパイプ(ドレンパイプ)用継手 50×40
https://www.amazon.co.jp/
口径の異なる塩ビ管を直結する継手です。写真は呼び径50mmと40mm用です。
※Amazonでクボタケミックス(旧クボタシーアイ)の一部製品の販売停止のため、同等製品に変更しました。


ネジ付き継手
ネジ付きの継手もあります。ネジ部が金属の継手もあります。

形状名称
製品例
用途
給水栓ソケット

積水化学工業
TS継手給水栓ソケット TS-FS13
給水栓(蛇口)を取り付ける継手です。
バルブソケット

旭日産業株式会社
TS25VS バルブソケット 塩ビパイプ(ドレンパイプ)用継手 VP25用 VS25
バルブを取り付ける継手です。
メタル給水栓ソケット

クボタシーアイ 
耐衝撃性 HI継手 HIメタル給水栓ソケット(HI-MWS) 25
給水栓(蛇口)を取り付ける継手です。
付け外しを繰り返す場合はメタル入りが推奨されています。
メタルバルブソケット

積水化学工業
Kセキスイ TS継手 インサートバルブソケット13 IVS13
バルブを取り付ける継手です。
付け外しを繰り返す場合はメタル入りが推奨されています。
※クボタシーアイ株式会社は平成28年5月1日 株式会社クボタケミックスに社名を変更しました

給水栓ソケット(雌ネジ)とバルブソケット(雄ネジ)を塩ビ管に装着すれば、井戸掘り用の持ち手パイプの取り外しができるようになります。しかし、本来は上記のように用途が違うものです。

バルブソケットの雄ネジはテーパーネジになっています。元ほど径が太くなり、締め付けると漏水を防止する仕組みです。素手では締め付けられません。


継手の規格
継手には次の規格があります。
TS継手は圧力配管用なので、肉厚で強度も高く、接続部の長さも長くなります。
DV継手とVU継手はいずれも無圧の排水・通気用です。違いはDV継手は排水漏れがあってはならない屋内用配管部材として、肉厚で強度が高くなっています。VU継手は屋外排水や電線管の配管に利用されます。
肉厚と強度は、TS継手>DV継手>VU継手、になります。


塩ビ管と継手の組み合わせ
継手は呼び径が同じなら、内径は全て同じです。本来の使用方法とは異なりますが、VP塩ビ管にDV継手を接続することが可能です。また逆にVU塩ビ管にTS継手を接続することもできます。
作成する井戸掘り道具の目的に合わせて、組み合わせてみてください。


規格外品
JIS規格では給水栓ソケットは、呼び径25mmまでしか規定されていません。大手メーカ(クボタケミックス、積水化学工業)の製品カタログにも、このサイズまでしか掲載がありません。ホームセンターをいくら探しても見つからないと思います。
従って、例えば呼び径30mmの塩ビ管を、ネジ付き継手で分離可能にしたくても、計画は頓挫します。

でもネットで探すと、規格外品の製造メーカーや、取り扱っているショップが見つかりました。

◆東栄管機株式会社
 製品検索 (こちらはロット売りなので個人取引は辛い)

◆配管部品.com
 工事・修理・製造現場のプロ向け通販 (少量販売しています)


感想と構想


前回と今回で、塩ビパイプと継手について、記事をまとめました。
規格表を見ながら、なるべく正確にまとめたつもりですが、誤りがあればご指摘ください。

塩ビ関連が難しいのは、見慣れない記号があるのが理由ですかね。給排水用の塩ビ管関連の記号についても以下に整理しました。

記号 英語名 日本名
VP Unplasticized poly (vinyl chloride) (PVC-U) pipes 硬質ポリ塩化ビニル管
VU Unplasticized poly (vinyl chloride) (PVC-U) pipes 硬質ポリ塩化ビニル管
VM Unplasticized poly (vinyl chloride) (PVC-U) pipes 硬質ポリ塩化ビニル管
HIVP High impact resistance unplasticized poly (vinyl chloride) (PVC-U) pipes 耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管
HT Chlorinated poly (vinyl chloride) (PVC-C) pipes for hot and cold water supply 耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管
TS Taper sized solvent welding method unplasticized poly (vinyl chloride) (PVC-U) pipe fittings for water supply 水道用硬質ポリ塩化ビニル管継手
DV Unplasticized poly (vinyl chloride) (PVC-U) pipe fittings for drain 排水用硬質ポリ塩化ビニル管継手


【2016/5/24】
今日見たら、クボタシーアイの製品画像がデッドリンクになっています。ぐぬぬ!!
後で直しておきます。

【2016/5/25】
原因不明ですが復旧しました。Amazon側の問題だったようです。


投稿日 2016年5月17日火曜日

塩ビ管の種類と用途 VU、VP、HIVP

井戸掘り道具の紹介


打ち抜き井戸の鑿井では、塩ビ管が色々な場面で活躍します。掘り下げ時に使う曽我部式井戸掘り器の本体や、持ち手パイプですね。
井戸穴の掘り下げに成功した後は、井戸壁を保護するケーシングパイプ、揚水管にも塩ビ管を使用します。

ポンプ式井戸掘り器1号、
本体:VP50、外筒:縦雨樋、異径ソケット50×25で製作
(撮影:2014/12/14)

この塩ビ管にはVU、VP、HIVPと種類がありますが、何が違うのか、今回はこれを紹介します。




硬質ポリ塩化ビニル管(VU、VP、VM)

VU、VP、HIVP共に、給排水用の塩ビ管です。これらの口径や材質、物理的特性などはJIS K 6741で規定されています。この規格ではもう一つ、VMという種類もあります。

関西化工株式会社
塩ビパイプ VP PVC 10cm 
 (VP25 外径32mm×長さ100mm)
https://www.amazon.co.jp/
※Amazonでクボタケミックス(旧クボタシーアイ)の一部製品の販売停止のため、同等製品に変更しました。

クボタシーアイ
耐衝撃塩ビパイプ HI-VP 
25X2M
https://www.amazon.co.jp/


VU、VP、VMの違いは管厚です。そして、HIVPはサイズはVPと同じですが、材質が異なります。
  • VU、VP、VM : 硬質ポリ塩化ビニル管(灰色)
  • HIVP : 耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管(黒色、材料にゴムが添加され強度が高い)
JIS K 6742には以下の種類もありますが、これは対応国際規格に規定されている塩ビ管の種類になります。
  • IDVP : 建物内排水用硬質ポリ塩化ビニル管
  • ISVP : 埋設排下水用硬質ポリ塩化ビニル管
  • IWVP : 水輸送用硬質ポリ塩化ビニル
IDVPはVU、ISVPはVP、IWVPはHIVPに包含されます。HIVPの塩ビ管には、IWVPの記号も印字されています。


規格表
VP、HIVP、VM、VUの規格表です。メーカー製品では、口径が規格外の製品も供給されています。

呼び径
(mm)
外経
D
(mm)
VP HIVP VM VU
厚さ
t
(mm)
質量
W
(kg/m)
厚さ
t
(mm)
質量
W
(kg/m)
厚さ
t
(mm)
質量
W
(kg/m)
厚さ
t
(mm)
質量
W
(kg/m)
13 18 2.2 0.17 2.2 0.17
16 22 2.7 0.26 2.7 0.25
20 26 2.7 0.31 2.7 0.30
25 32 3.1 0.45 3.1 0.44
30 38 3.1 0.54 3.1 0.53
40 48 3.6 0.79 3.6 0.77     1.8 0.41
50 60 4.1 1.12 4.1 1.09     1.8 0.52
65 76 4.1 1.45 4.1 12.30     2.2 0.83
75 89 5.5 2.20 5.5 2.16     2.7 1.16
100 114 6.6 3.41 6.6 3.34     3.1 1.74
125 140 7.0 4.46 7.0 4.10     4.1 2.74
150 165 8.9 6.70 8.9 6.56     5.1 3.94
200 216 10.3 10.13 10.3 9.91     6.5 6.57
250 267 12.7 15.48 12.7 15.05     7.8 9.76
300 318 15.1 21.96 15.1 21.25     9.2 13.70
350           14.3 24.38 10.5 18.05
400           16.2 31.29 11.8 23.07
450           18.1 39.27 13.2 28.88
500           20.0 47.93 14.6 35.35
600               17.8 52.68
700               21.0 72.02

圧力の掛かる給水管にはVP、排水管にはVUを使うのが、一般的な利用方法です。排水管でも埋設して荷重が掛かる場合は、肉厚のVPが利用されます。


外径と内径
呼び径が同じ塩ビ管は規格が異なっても、外径は全て同じです。しかし管厚が異なるので、内径は違います。例えば呼び径50mmなら、VPは外径60mm内径51.8mm、VUは外径60mm内径56.4mmになります。


水道管に使える塩ビ管
給水にはVPと書きましたが、実は現在、水道管にはVPは使えません。水道管用の塩ビ管の規格には別に、JIS K 6742水道管用硬質ポリ塩化ビニル管の規格があり、これに準拠しないと水道管には使えないのです。塩ビ管には少量ですが、鉛の侵出があります。これをクリアしないと、水道管には使えません。
HIVPは鉛の侵出基準をクリアしているので、現在の水道管にはHIVPが使われています。


井戸掘り道具の塩ビ管
井戸掘りで強度が必要な持ち手パイプには、ちょっと高価ですが、HIVPがお勧めです。VPは安価なのですが、強度が低く、特に寒い時期に力をかけるとポキンと折れることがあります。


HIVP用接着剤
接着剤はHIVP専用のタフボンドがありますので、こちらを使ってください。VP用のタフボンドでは、HIPVは接着できません。




耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管(HT)

ホームセンターの給排水コーナーには、茶色の塩ビ管もあります。これはHTという種類です。給湯用の耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管です。呼び径は13~50mmで、VPより若干肉厚です。HTの規格はJIS K 6776です。

クボタシーアイ
耐熱塩ビパイプ HT-VP 25×2M
https://www.amazon.co.jp/


給湯用の塩ビ管のため、井戸掘りには使いません。




規格外薄肉管、ライト管(LP)

ホームセンターではVUより薄手の塩ビ管も販売されています。これはLPです。ライト管とも呼ばれる、JIS規格外の薄肉管です。ライト管は強度が低いため、車の通らない場所の排水に利用されます。
メーカー規格なので、呼び径に規定はありませんが、50〜200mmが提供されています。

LPは安価なので井戸掘りに使いたいところですが、強度と相談して判断ください。お勧めしません。




内径基準薄肉管(SU)

こんな塩ビ管があるとは知らなんだ。こちらもJIS規格外品です。
一般に塩ビ管、鋼管などパイプ類は外径基準です。呼び径50mmなら、VPは外径60mm内径51.8mm、VUは外径60mm内径56.4mmになります。一方、呼び径50mmのSUは、外径54mm内径50mmになります。
メーカー規格ですが、こちらも呼び径は50〜200mmが提供されています。




硬質塩化ビニル電線管(VE)

ホームセンターの電材品コーナーにも塩ビ管があります。これはVEです。電線の保護用に利用される、硬質塩化ビニル電線管です。呼び径は14〜82mmになります。
薄手なので、井戸掘りでは使ったことはありません。
電線管の規格はJIS C 8430になります。




硬質塩化ビニル雨どい

建築品コーナーにも塩ビ管があります。例えば雨どいですね。これは硬質塩化ビニル雨どいです。
呼び径は50〜125mmです。一般家庭用は呼び径50mm、外径60mmです。これは、ポンプ式井戸掘り器1号の外筒に使いました。
雨どいの規格はJIS A 5706になります。




塩ビは燃やすとダイオキシン類が発生するため、厄介な材料です。
ですが本来は、安価で環境下でも安定している使い易い材料です。使い方次第で、役に立ちます。


感想と構想


私は「打ち抜き井戸」の存在を、youtubeの動画で2014年に知りました。塩ビ管で井戸が掘れることに驚きました。

ネットで情報を集めて、地元のホームセンターで材料を見繕いましたが、混乱したのが塩ビ管の種類と継手です。実家では、昔々のその昔、父親が宅内や庭先の上下水道を塩ビ管で配管していました。私も少々手伝っていたため、それなりに知識と経験はあるつもりでした。「炙り繋ぎ」とかも知っていましたからね。

でも、VPとVUの違いが当初は判らなかったです。ホームセンターで材料を見ると、灰色の塩ビ管以外に、黒色や茶色の塩ビ管もあるのですが、用途が判らん。
時代が変わったものです。(笑)


【2016/5/24】
今日見たら、クボタシーアイの製品画像がデッドリンクになっています。ぐぬぬ!!
後で直しておきます。

【2016/5/25】
原因不明ですが復旧しました。Amazon側の問題だったようです。


投稿日 2016年5月15日日曜日

崩れたら、また掘れば良いのだ、そうなのだ

本日の記録


作業時間 9:00〜18:00
掘削記録 45cm(深度3,765cm) 45cmは下穴です
開始水位 566cm(水深3,154cm)

本日も晴天、気温は20度までしか上がりませんでした。朝はちょっと肌寒い位ですが、井戸掘りで身体を動かすにはちょうど良い気候です。

昨日は掘りクズに手を焼きましたが、今日は全て片付けて新たに掘り進められました。けど下穴だけです。井戸壁が崩れ過ぎで、井戸穴を拡張するには時間が足らないっす。


道具と材料


・オーガ本体+延長パイプ×20+90cm短尺パイプ+45cm短尺パイプ=3,825cm
・突き棒2号+塩ビHIVP25×200×17=3,570cm ←最近、使ってません
・砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)


掘削の状況


砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)で掘りクズを浚います。
SD2を井戸底に降ろすと、20本目の180c​m定尺パイプに45cm短尺パイプを挿げ足して​、ハンドル高さは122cmです。一晩で20cm分浅くなっています。まーこれ位なら、大丈夫です。

砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)で
掘りクズを浚います
SD2が着底しました​、
20本目の180c​m定尺パイプに
45cm短尺パイプを挿げ足して​、
ハンドル高さは122cmです、
一晩で20cm分浅くなっています

SD2を井戸底に押し込みます。土層の締りはゆるいです。
チョイ上げ作戦で、SD2がグイグイ下っていきます。

SD2がハンドル高さ60cmまで下りました。これで高さ62cm分の土砂を取り込みました。掘り下げた最深部です。もう少し位なら、掘りクズを取り込めるはず。浚い残しを始末しましょう。

SD2がハンドル高さ60cmまで下りました、
これで高さ62cm分の土砂を取り込みました、
掘り下げた最深部です

SD2をいったん引き上げ、ロープを緩めてSD2 を下げると、ハンドル高さは95cmです。浚い残しで、高さ30cm分以上浅くなりました。全て取り込むのは無理です。

SD2を井戸底に押し込み、ハンドル高さ85cmまで下りました。これで合わせて高さ70cm以上の土砂を取り込みました。残り25cmですが、ここまでにしておきます。

SD2をいったん引き上げ、
ロープを緩めてSD2 を下げると、
ハンドル高さは95cmです、
高さ30cm分浅くなりました
SD2がハンドル高さ85cmまで下りました、
これで合わせて高さ70cm以上の
土砂を取り込みました

SD2を引上げました。SD2の中身は7cmほど下です。まだ余裕があります。

SD2を引上げました、
SD2の中身は7cmほど下です、
まだ余裕があります
SD2から土砂を排出​しました

SD2で浚い揚げた土砂を笊で篩い分けました。大き目の石がザクザク揚がりました。

SD2で浚い揚げた土​砂です、
大き目の石がザクザク揚がりました

2回目、SD2で残りの掘りクズを浚います。

2回目、SD2で残りの掘りクズを浚います

SD2を井戸底に降ろしている途中で、事故発生です。
持ち手パイプの連結中に、バシーンと保持ロープが切れて、SD2が落下しました。一瞬、何が起きたのか判りませんでした。初めての事です。
幸い手巻きウインチのハンドルを固定してため、大事には至りませんでした。安全対策は大事ですね。

保持ロープは、いつも擦り切れる、アンテナステイの接続部をチェックしていました。多少痩せてはいたのですが、まだ大丈夫と判断していました。今回、切れたのは接続部ではなく、結び目でした。この外側が擦り切れたようです。ポリロープが結び目から引き抜かれていました。

保持ロープを交換して続行です。

事故発生です、
持ち手パイプの連結中に保持ロープが切れて
SD2が脱落しました
手巻きウインチのハンドルを固定してため、
大事には至りませんでした

SD2を井戸底に降ろすと、20本目の180c​m定尺パイプに45cm短尺パイプを挿げ足して​、ハンドル高さは94​cmです。

SD2が着底しました​、
20本目の180c​m定尺パイプに
45cm短尺パイプを挿げ足して​、
ハンドル高さは94​cmです

SD2を井戸底に押し込みます。土層の締りは緩いままです。
チョイ上げ作戦で、SD2がグイグイ下っていきます。

SD2がハンドル高さ60cmまで下りました。拡張してある井戸穴の最深部です。

SD2がハンドル高さ60cmまで下りました、
拡張してある井戸穴の最深部です

掘り残しを始末します。また井戸壁がドッサリ崩れなければ良いのですが。

SD2をいったん引き上げ、ロープを緩めてSD2 を下げると、ハンドル高さは80cmです。高さ20cm分の堀り残しがあります。
SD2をハンドル高さ60cmまで押し込み、浚い残し20cm分を始末しました。

SD2をいったん引き上げ、
ロープを緩めてSD2 を下げると、
ハンドル高さは80cmです、
高さ20cm分の堀り残しがあります
SD2をハンドル高さ60cmまで押し込み、
浚い残し20cm分を始末しました

SD2をもう一度引き上げ、ロープを緩めてSD2 を下げると、ハンドル高さは70cmです。高さ10cm分の堀り残しがあります。
SD2をハンドル高さ60cmまで押し込み、浚い残し10cm分を始末しました。しかし、最深部まで下ると砂利の感触がします。井戸壁から砂利が落下したようです。これは始末できません。

まー、これで一応は土砂浚い完了です。長かった!!

SD2をいったん引き上げ、
ロープを緩めてSD2 を下げると、
ハンドル高さは70cmです、
高さ10cm分の堀り残しがあります
SD2をハンドル高さ60cmまで押し込み、
堀クズを始末しました、
写真ブレてるわ

SD2を引上げました。SD2の中身は3cmほど下です。

SD2を引上げました、
SD2の中身は3cmほど下です
SD2から土砂を排出​しました

SD2で浚い揚げた土砂を笊で篩い分けました。粒の揃った砂利が揚がりました。

SD2で浚い揚げた土​砂です、
粒の揃った砂利が揚がりました

土砂浚いが完了しました。径50mmオーガで新たに下穴を穿ちます。
径50mmオーガを井戸底に降ろすと、20本目の180c​m定尺パイプに90cm短尺パイプと45cm短尺パイプを挿げ足して​、ハンドル高さは89​cmです。掘りクズは5cmも残っていません。

加工した、ねじなし電線管のストックは、これでゼロになりました。

径50mmオーガで新たに下穴を穿ちます
径50mmオーガが着底しました​、
20本目の180c​m定尺パイプに90cm短尺パイプと
45cm短尺パイプを挿げ足して​、
ハンドル高さは89​cmです、
掘りクズは5cmも残っていません

径50mmオーガを井戸底に捩じ込みます。ハンドル高さ85cmで砂利の感触、先ほどSD2で感じたのと同じモノでしょう。ガリガリとした手応えがありますが、そのまま続行です。
砂利層に突入したようです。砂利の手応えが続きます。土層の締まりは中位です。
オーガが砂利に突っ掛かったら、フルパワーを掛けて、砂利を引き剥がします。

径50mmオーガがハンドル高さ75cmまで下った所で、今度は石に衝突です。またハンドルをフルパワーで左右に回転させますが、ダメです。突破できません。では、吊下げ回転作戦を敢行します。

径50mmオーガを噛まない位置まで複合滑車(ダブルタイフーン)で引上げて固定します。このまま径50mmオーガを回転させながら徐々にロープを緩めていきます。これで突っ掛かる石に衝撃を与えて、徐々に引き剥がす作戦です。
しかし、石との衝突位置より上で、径50mmオーガが突っ掛かります。別の石が井戸壁から飛び出していて、これに引っ掛かっているようです。このため、目的の石に衝撃を与えられません。

径50mmオーガがハンドル高さ75cmまで
下った所で石に衝突です、
吊下げ回転作戦で突破します

吊下げ回転作戦では突破できません。梃子で石を引き剥がします。

久しぶりの梃子の登場です。径50mmオーガが井戸底の石にがっちり噛んだ状態で、単管をガンガン持ち上げます。砂利を引き剥がしたようです。

吊下げ回転作戦では突破できません、
梃子で石を引き剥がします

径50mmオーガを更に井戸底に捩じ込みます。石と衝突した位置は通過しました。ここから、土層の締りが強くなりました。
径50mmオーガがハンドル高さ70cmまで下ると、砂利の感触が無くなりました。砂利層を突破した?

うーん、甘かったようです。ハンドル高さ63cmから、また砂利の感触が始まりました。土層の締まりは中位になりました。砂利をバキバキと引き剥がしながら、径50mmオーガが下っていきます。

径50mmオーガが更にハンドル高さ49cmまで下ると、また砂利の感触が無くなりました。砂層です。
そして、径50mmオーガがハンドル高さ40cmまで下りました。これで高さ45cm分の下穴を穿ちました。深度37m65cmに到達です。所要時間は2時間40分です。
土層の変化が激しいです。

径50mmオーガがハンドル高さ40cmまで
下りました、
これで高さ45cm分の下穴を穿ちました

径50mmオーガを引上げます。ハンドルを煽りながら、騙し騙し引上げましたが、ハンドル高さ115cmで噛んでしまいました。

ダブルタイフーンでロープを上下に煽るように引っ張り、径50mmオーガを引上げます。最初は1回に1~2cmしか上がりません。
径50mmオーガをハンドル高さ191cmまで引き上げて、やっと引き抜くことができました。所要時間30分です。

径50mmオーガを騙し騙し引上げましたが、
ハンドル高さ115cmで噛んでしまいました
径50mmオーガをハンドル高さ191cmまで
引き上げて、
やっと引き抜くことができました

径50mmオーガが帰還しました。引上げで、だいぶ傷ついています。

OST-2(油圧配管用精密炭素鋼菅)製のシャフトが曲がっています。反対側を見ると、中央のブレードが捻じ曲がっています。中破ですな。
持ち帰って、溶接が必要です。

径50mmオーガが帰還しました、
シャフトが曲がっています
径50mmオーガの反対側、
中央のブレードが捻じ曲がっています、
中破です

3回目、SD2で新たに掘り下げた分の掘りクズを浚います。
SD2を井戸底に降ろすと、20本目の180c​m定尺パイプを挿げて​、ハンドル高さは144cmです。径50mmオーガの上げ下げで、井戸壁から土砂が崩れて、130cm近く浅くなっています。

3回目、SD2で新たに掘り下げた分の
掘りクズを浚います
SD2が着底しました​、
20本目の180c​m定尺パイプを挿げて​、
ハンドル高さは144cmです、
井戸壁から土砂が130cm近く崩れています

SD2を井戸底に押し込みます。土層の締りは緩いです。
チョイ上げ作戦でSD2が下っていきます。

SD2がハンドル高さ80cmまで下りました。これで64cm分の土砂を取り込んでいます。ここまで来て、無理はできません。SD2を引上げましょう。

SD2がハンドル高さ80cmまで下りました、
これで64cm分の土砂を取り込んでいます

SD2を引上げました。SD2の中身は5cmほど下です。

SD2を引上げました、
SD2の中身は5cmほど下です
SD2から土砂を排出​しました

SD2で浚い揚げた土砂を笊で篩い分けました。豆砂利がたくさん揚がりました。砂の粒も粗くなってきました。確かに土層が変わってきているようです。

SD2で浚い揚げた土​砂です、
豆砂利がたくさん揚がりました、
砂の粒も粗くなってきました

4回目、SD2で残りの掘りクズを浚います
SD2を井戸底に降ろすと、20本目の180c​m定尺パイプに45cm短尺パイプを挿げ足して​、ハンドル高さは124cmです。先ほどから高さ40cm分ほど、浅くなっています。

4回目、SD2で残りの掘りクズを浚います
SD2が着底しました​、
20本目の180c​m定尺パイプに
45cm短尺パイプを挿げ足して​、
ハンドル高さは124cmです

SD2を更に井戸底に押し込みます。土層の締りは緩いままです。
チョイあげ作戦で、SD2が下っていきます。

SD2がハンドル高さ60cmまで下りました。これで64cm分の土砂を取り込んでいます。ここまでにしておきます。

しかし、SD2を引上げる途中でまた噛んでしまいました。
噛みは緩く、ハンドルを回すと解れましたが、またこれで井戸壁が崩れたかもしれません。

SD2がハンドル高さ60cmまで下りました、
これで64cm分の土砂を取り込んでいます

SD2を引上げました。SD2の中身は5cmほど下です。
(土砂を排出した際の撮影は忘れました)

SD2を引上げました、
SD2の中身は5cmほど下です

SD2で浚い揚げた土砂を笊で篩い分けました。砂利は豆砂利ばかりです。砂は細砂が主体ですが1/3は粗砂です。

SD2で浚い揚げた土​砂です、
豆砂利ばかりです、
砂は細砂が主体ですが1/3は粗砂です

せっかく掘りクズを始末したので、下穴を径75mmオーガで拡張するところまで、作業を進めたかったのですが…。
最後にSD2を引上げたのが17時半過ぎです。径75mmオーガの拡張で1時間、引き上げで更に1時間、下手をすると1時間半。うーん、痺れます。
今日はここまでにしておきます。


感想と構想


最後にSD2を引上げて、ハンドルを片付けるためグリップを外すと、パキンと聞きなれない音が…。

グリップを繋ぐボスが壊れました。スプリングとボスが一体の部品でしたが、錆で割れたようです。最初のころ雨曝しにしておいたのが良くなかったようです。
これも修繕しないといけません。

ストック切れの、ねじなし電線管とSGP15Aの加工も必要だし、来週は鉄工屋さんですな。

オーガのハンドルでグリップを繋ぐ
ボスが壊れました
スプリングとボスが一体の部品でしたが、
錆で割れたようです


アルバム


2016年5月15日


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