本日の記録
作業時間 10:00〜17:30
掘削記録 10cm(深度1,740cm)
開始水位 530cm(水深1,200cm)
道具と材料
・オーガ本体+延長パイプ×9+短尺90cmパイプ=1,800cm
・突き棒2号+塩ビHIVP25×200×9=1,970cm
・チゼル型アースクラッシャー
・竹槍型アースクラッシャー
掘削の状況
さー、元気良く今日も井戸掘りです。中三日で粘土や細砂が沈殿しているはずです。井戸底を浚いましょう。
中三日で沈殿した粘土を浚います |
前回、砂利層を突破した後に粗砂層に変わったようです。重いアースクラッシャーから突き棒2号に換装です。突き棒で井戸底を突いて、締まった粗砂層を解す作戦です。
粗砂層に突入らしいです、突き棒で解してみます |
突き棒で着底しました。本日の目標は60cmです。
最初の5cmは簡単に下りました。しかし、それ以上は急に進行が遅くなりました。井戸底に力を込めて突き棒を打ち込みますが、遅々として進みません。
今迄の粗砂より、更に締まった層なのでしょうか? 突き棒の手打ちでは、歯が立ちません。
本日の目標は60cm、赤テープでマークします |
アースクラッシャーに変更です。重いですが、その破壊力で井戸底を解します。
こちらも5cm迄は進みましたが、ここで下がらなくなりました。合わせて、まだ10cmです。ぐぬぬ。
ここからの1cm、1cmがきつい。1cm進めるのに1辺あたり50〜60回打ち込みました。45度毎ですから、一周で200回以上です。
2cm進んで、何かおかしいことに気が付きました。固過ぎます。
竹槍型アースクラッシャーの登場です |
10cm下がった後の2cmが鬼のようにキツイです |
アースクラッシャーを上げると、竹槍型ヘッドの刃先が潰れてました。
石と衝突していたようです。アースクラッシャーは重すぎて、井戸底を突いた際の感触が判らないんですよね。無駄な努力で道具を壊してしまいました。
刃先が潰れてました |
相手が石ならチゼルで砕きます。粗砂層のはずですが…。
チゼルを打ち込んでいると、また井戸底で引っ掛かりました。30cm程度しか上下できません。謎です。
持ち上げるとコツンと引っ掛かります。持ち手パイプを回転させながら、そろそろと引き上げてみますが、360度どの位置でも引っ掛かります。ぐぬぬ。
チゼルを打ち込んでいます |
また地下17mで引っ掛かりました |
上げたり下げたりを繰り返して、やっと脱出できました。どうしたら良いのかも、まだ判りません。
原因不明なので、そのまま打ち込み続行です。
脱出成功、そのまま打ち込み継続です |
チゼル、帰投しました |
チゼルの効果は判りませんが、本日はここで終了です。疲れたー!!
感想と構想
竹槍型が無残です。これだと、ヤスリ掛けでは対処不能です。グラインダーが必要です。
曲がった刃先を見ると、白い粘土が挟まっていました。相手は刃先を曲げる程、固い粘土層なのか? それとも、井戸底の石が砕いたモノなのか?
3cm分ぐらいベロッと曲がっています |
今迄、白い粘土は見たことはありません。石を砕いても、粘土になるほど細かく擦ることはできないはずです。石を砕いているときに、周りの粘土が挟まるとも思えない。
白くて固くて粘土の様に砕けるモノ…。
それって、この地域の岩盤です。自宅と井戸掘り現場の間の道路脇に高さ10m程のに岩盤の露頭部があります。ここから、拾ってきた粘土質砂岩が白色です。
曲がった刃先には白い粘土が挟まっています、これじゃね |
岩盤の路頭部です |
深度17.4mで岩盤に衝突ですか…。これ以上は掘削できないのですかね?
粘土質細砂の不透水層の下には、砂利と粗砂の層が30cmしかありませんでした。第二帯水層にしては、心もとないです。充分な水は出るのでしょうか?
アルバム
2015年5月9日 |