ブログランキング・にほんブログ村へ
ポチッと応援願います
初めての方はこちらへ 

井戸を掘りたい方へ

どうですか、井戸掘りに興味が湧いてきましたか?

井戸掘りにはシーズンがあります。地下水位は年間で変動しており、夏は水位が高く、冬は水位が低くなります。一番水位が低いのは2月とされています。この辺は後述の「井戸を勉強しよう」をご覧下さい。

水位が高い夏に井戸掘りして、充分な深さまで掘削したと思っても、冬には井戸涸れすることがあります。このため、井戸掘りには年間最低水位が確認できる冬が良いとされます。まー、夏に井戸掘りしていると、気を付けないと熱中症でぶっ倒れますからね。その面からも、秋から冬の井戸掘りがお勧めです。
(私は冬野菜の収穫の目処が付いた、11月から井戸掘りを始めました。本当は翌初夏までに完成させる予定でしたが…。)

さあ、後は掘るだけです。前述の井戸掘り道具は必要な都度、用意すれば良いのですが、その前に幾つか事前準備と、情報収集をしておいた方が確実です。


※地下水の採取に関する法律とかも、目を通しておきましょう。


井戸掘り前の準備


井戸掘りには掘り場所ご家族の理解資金と時間の三つが必要です。しいて言えばもう一つ、体力と根性です。




堀り場所

その1
ご自宅の庭に井戸を掘る場合でも、民法の規定にご注意ください。  

(境界線付近の掘削の制限)
第二百三十七条  井戸、用水だめ、下水だめ又は肥料だめを掘るには境界線から二メートル以上、池、穴蔵又はし尿だめを掘るには境界線から一メートル以上の距離を保たなければならない。

自分の土地であっても、新たに井戸を開削するには、隣家から2メートル以上離す必要があります。もちろん隣家の方の了解があれば、この限りではありません。

その2
高度成長期に地下水のくみ上げで地盤沈下が発生したため、自治体によっては地下水の採取に制限があります。環境省に都道府県毎の地下水採取規制に関する条例等がありますので、居住地の制限があるか確認してください。 一般に地下水の採取は井戸の径と揚水量で制限されます。家庭用の小規模井戸で制限されることはないようです。

その3
温泉地では井戸を掘ると温泉が涌きます。温泉地では温泉の採取について独自に制限をかけている場合があります。こちらは地元の自治体に確認ください。

その4
借地や菜園を借りている場合は、地主の方の了解を事前に取っておくことでトラブル防止になります。私は黙って掘り始めていましたが、周辺の方に心配されてしまいました。(笑)

2015年2月22日日曜日





ご家族の理解

井戸掘りは泥遊びです。男のロマンでもありますが、洗濯物が増えるのは確実です。事前に、ご家族の了解を取っておきましょう。私は出水するまで内緒にしておきましたが。(笑)




資金と時間

DIYですから、アイデア次第でお金はセーブできます。逆に言うと、幾らでもお金は掛けられます。道具にお金を掛けると効率的に掘れて、時間の節約になります。 自作道具の製作とかでお金をセーブすると、時間が掛かるようになります。お金と時間は相関関係になります。ご自身の事情に合わせてご判断ください。
なお、井戸掘りは業者に依頼すると、数十万から数百万の費用が掛かります。趣味で楽しみながら井戸が掘れて、業者に支払うお金が節約できるなんて素晴らしい。例えば、ゴルフの回数を減らすとかすれば、井戸掘りぐらいの費用は捻出できます。私はゴルフはやりませんが。(笑)




体力と根性

やはり井戸掘りは肉体作業ですので体力は必要です。普段使わない筋肉を使うことになるので、筋肉痛にも悩まされます。でもご心配無要!! 続けているうちに体力は付きます。腕は太くなり、お腹のでっぱりもなくなります。
また井戸掘りは中々思い通りにはいきません。様々な困難に突き当たることでしょう。でも、錆付いた脳ミソをフル回転させて解決すべし。困難・悩みも趣味だと思えばまた楽しみになります。



情報収集


井戸掘り前の準備が整ったら井戸掘り開始ですが、ちょっと待った!! 井戸掘りは穴を掘れば良いってもんじゃないんです。掘っても湧水しなかったり、湧水量が少なかったら残念ですよね? 何メートル掘れば湧水するのかも、事前に判っていると、井戸掘りの目標も立て易いというものです。 事前に入手しておきたい情報には以下があります。



ボーリング情報:工事などで地盤調査のために、地下を掘り下げて地質の情報をまとめた資料です。公共工事のボーリング情報はネットで公開していますので、近在のボーリング情報を入手してください。私が参考にしたボーリング情報はこちらです。

2014年11月21日金曜日


柱状図を探しました





土地分類調査情報:国土交通省で全国の土地分類調査・水調査の内容を公開しています。この中で表層地質図を入手できます。これで井戸を掘る場所の地質が一目でわかります。地質は古いほど締っていて水の湧水は少ないので、地下水が得やすい場所なのかが判別できます。私が参考にした土地分類調査情報はこちらです。

2014年11月20日木曜日


地層を調べました



神奈川県の20万分の1 表層地質図をリンクしておきます。上記、国土交通省のサイトでは、より細かい5万分の1 表層地質図も公開されています。これは使えます。

20万分の1 表層地質図




標高:標高は地図で確認できます。周囲の地形より高い台地や河岸段丘の上では、地下水が出る地層まで辿り着くには根性が必要かもしれません。
また周囲の河川の位置も確認しておきましょう。河川の標高まで井戸穴を掘り抜けば、地下水の出る可能性は高いです。ただし、地層は平行とは限りませんので、あくまで目安です。


2014年11月20日木曜日


標高を調べました





近在の井戸の情報:実際に地下水が出る土地なのか否かは、近在の井戸の有無で判断できます。それも手動ポンプで揚水している井戸があればそれは浅井戸なので、DIY井戸が可能となります。井戸の持ち主さんに深さを尋ねてみましょう。水質とかも教えてくれるかもしれません。私の場合は、里山の麓の畑地で周囲に井戸はありませんでした。前述の情報収集も後知恵でしたから、水が出る出ないはバクチでしたね。





︿
blog.isMobileRequest=true, blog.local=ja がんばれ日本!!