道具の検討
オーガのサイドブレードの脱落防止方法を色々と考えています。今までのアイデアを整理します。といか、発想した順に並べてみましょう。
がっちり、溶接しました(撮影:2015/2/14) |
(1)吊りバンド方式
オーガのシャフトに吊りバンドをはめて、プレートを連結してブレードとボルトで接続する方式です。
チゼルの脱落防止具の応用版ですね。吊りバンドのボルトでプレートを繋ぎ、ブレードにも穴を開けてボルトで接続すれば良いかなと考えました。しかしオーガを写真で観察すると、シャフトの周囲ににドリルを巻き付けて溶接してあります。吊りバンドをはめる余地はありません。却下!!
(2)長ボルト方式
オーガのシャフトに貫通する穴を開けて長ボルトで、ブレードとシャフトを接続する方式です。
オーガのシャフトに吊りバンドがはめられませんので、シャフト自体に穴を開けてボルトを通しましょう。ブレードに穴を開ければ、ボルト一本で作成できます。難点はシャフトに泥水が入って、オーガが腐りそうです。ブレードの外側にボルトの頭が出ますので、掘削時に擦れるのも気がかりです。保留!!
(3)ブレード延長方式
ブレードの終端にプレートを接続して延長し、持ち手パイプとボルトで接続する方式です。
ブレードの終端なので、ボルトの頭と井戸壁の摩擦も問題にはならないでしょう。ただし、ブレードの終端付近にはアイボルトやこれに連結したシャックルがあり、これらと接触しそうです。シャックルには救出用のワイヤーロープが繋がっているので、ワイヤーロープの切断事故を引き起こしそうです。しかし、これやるなら、最初からブレードを長いままで、溶接すれば良かったです。保留!!
(4)アイボルト吊り下げ方式
ブレードの終端に穴を開けて、ワイヤーロープでシャックルと連結する方式です。
ワイヤーロープなら井戸壁との摩擦は問題ないでしょう。良い感じです。ただし、シャックルがごちゃごちゃしそうです。あり得ないかも知れませんが、サイドブレード脱落とオーガ脱落が相次いで発生すると、シャックルが捩れて救出ロープの引き上げに影響が出そうです。いったん保留!!
(5)ワイヤーロープ括り付け方式
ブレードの終端に穴を開けて、付近のドリル本体にも穴を開けてワイヤーロープで連結する方式です。
これが一番簡単ですね。シンプルです。ワイヤーロープを繋ぐスリーブはアルミ製です。ここが弱いので井戸壁に接触しないように、ドリル部の内側で圧着すれば良いです。ワイヤーロープを保護するため、ドリル穴は角を取るようにヤスリ掛けしましょう。作業も簡単なので、他のアイデアが出なければこれに決定!!
感想と構想
脱落防止具を付ければ、安心してオーガを稼動できます。井戸底の礫層にフルパワーで挑戦です。
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