本日の記録
作業時間 9:30〜18:00
掘削記録 35cm(深度3,540cm) 38cm分は下穴です。
開始水位 547cm(水深2,958cm)
今朝は曇り、昼頃に一瞬晴れ間が差しましたが、夕方には雨です。当地は昨日も朝夕雨で、三連休は毎日雨でした。お天気が安定しませんね。
井戸底のヤマ(井戸壁の崩落)は崩れ止まってきているようです。深度36mを目指して頑張ります!!
作業の準備
作業効率と安全確保のため、複合滑車(ダブルタイフーン)の調整を行いました。
複合滑車は単管に単クランプで吊り下げています。接続部にはストック品のW5/16アイボルトを使っています。このアイボルトの耐久荷重は80kgほどしかありません。何時破断してもおかしくありません。見直し要です。
フルパワーを掛けた際に破断したら、頭にゴチーンです。
複合滑車を吊り下げている単クランプとアイボルトです |
複合滑車の下部です。2個の双滑車をカラビナで連結していますが、Rのためにズレています。引上げ時にロープが接触して、力を掛けられないことがあります。こちらも見直し要です。
複合滑車をカラビナで連結していますが、 Rのためにズレています |
単クランプにW1/2アイナットを接続しました。このアイナットの耐久荷重は150kgです。2個で300kg。
アイボルトを使わない理由は、足の長さです。ネジ部が長く、単管を銜えられなくため、アイナットを採用しました。
写真で比較すると、W5/16アイボルトのしょぼさが判ります。
W5/16のアイボルトをW1/2のアイナットに交換しました |
下部の滑車には、W1/2×65mmのボルトで横通しの冶具を作りました。アイデアは良かったのですが、寸法間違えています。長さが足らなかった。
図面を描かずに頭の中で寸法取りすると、やはりダメです。ナットの厚みの考慮が漏れていました。W1/2のボルトは買い直しです。トホホ。
W1/2×65mmのボルトで横通しの冶具を作りましたが、 寸法間違えています |
道具と材料
・オーガ本体+延長パイプ×19+90cm短尺パイプ=3,600cm
・突き棒2号+塩ビHIVP25×200×17=3,570cm
・砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)
掘削の状況
ダブルタイフーンの調整を終えて、井戸掘り開始です。
砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)で土砂を浚います。
SD2を井戸底に降ろしながら、ねじなし電線管を繋ぐボルト、約80本を交換しました。ボルトは固着していて中々外せません。内3本は捩じ切れました。
全てのボルトを交換して、SD2を井戸底に降ろすのに、1時間半以上掛かりました。
やっとSD2を井戸底に降ろしました。90cm短尺パイプと45cm短尺パイプを挿げて、ハンドル高さは109cmです。前回(3/13)は90cm短尺パイプのみでハンドル高さは105cm、掘りクズの厚さは下穴部分を除いて135cmでした。今日は同じように計算すると、掘りクズの厚さは86cmです。ヤマは崩れ止っています。
SD2を井戸底に押し込みます。
ブロック3枚で足場を確保してハンドルを回すと、ズルリとSD2が下ります。1分も掛からず、ハンドル高さ55cmまで下りました。掘りクズの締まりが緩いです。
ボルト交換で時間をロスしましたが、取り戻しました。
砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)で 土砂を浚います |
SD2が着底しました、 90cm短尺パイプと45cm短尺パイプを挿げて、 ハンドル高さは109cmです |
SD2がハンドル高さ55cmまで一気に下がりました |
更に井戸底に押し込みます。
ここからはちょっと手強いですが、ハンドル高さ30cmまで下りました。これで80cm近い土砂を取り込んだことになります。ハンドル高さも低過ぎるので、いったん引上げることにします。
SD2がハンドル高さ30cmまで下がりました |
SD2を引き上げました。
SD2の中身は1cmほど下まで土砂が詰まっています。
SD2を引き上げました、 SD2の中身は1cmほど下まで土砂が詰まっています |
SSD2から土砂を排出しました |
SD2で浚い揚げた土砂を笊で篩い分けました。砂利が結構揚がりました。今回も、掘り下げているときは石の感触は無かったのですがね。
SD2で浚い揚げた土砂です、砂利が結構揚がりました |
残った堀クズをSD2で浚います。
SD2を井戸底に降ろしました。90cm短尺パイプと45cm短尺パイプを挿げて降ろすと、接続部が地上ギリギリまでそのまま下りました。ヤマはほぼ起きていません。
このままではハンドルが低いので、持ち手パイプを延長します。
SD2で残りの土砂を浚います |
SD2の持ち手パイプに90cm短尺パイプと 45cm短尺パイプを繋いでますが、 そのまま下がりました |
SD2の90cm短尺パイプと45cm短尺パイプを外して、180cm定尺パイプに挿げ替えました、ハンドル高さは115cmです。
SD2を井戸底に押し込みます。土層は先ほどとは変わり、結構締まっています。中々ハンドルが下りません。ハンドルが高さ80cmを過ぎると土層の締りが緩くなりました。
ハンドル高さ78cm位置と、高さ65cm位置で石と衝突しましたが、それぞれ突破できました。径50mmオーガで下穴を穿ったときに感じた砂利層でしょう。
そして、SD2がハンドル高さ53cmまで下りました。目標まで残り3cmです。
3/5に径75mmオーガで井戸穴を拡張した際には、砂利で阻まれて後8cmで拡張を断念しました。残り3cmということは、径75mmオーガより5cm進んだことになります。
残り3cmですが、砂利層に阻まれて進みません。たぶん、SD2がお腹一杯で砂利を取り込めないのでしょう。いったん、SD2を引上げます。やり過ぎるとまたSD2が噛んでしまいます。
SD2が着底しました、 90cm短尺パイプと45cm短尺パイプを、 180cm定尺パイプに挿げ替えました、 ハンドル高さは115cmです |
SD2がハンドル高さ53cmまで下がりました、 残り3cmが下がりません |
SD2を引き上げました。
SD2の中身の土砂は3cm程下です。
SD2を引き上げました、 SD2の中身の土砂は3cm程下です |
SD2から土砂を排出しました |
SD2で浚い揚げた土砂を笊で篩い分けました。砂利が大量です。これがSD2を押し込んでいる際に衝突した石です。
SD2で浚い揚げた土砂です、砂利が大盛りです |
残った堀クズをSD2で浚います。残り僅かなはず。
SD2を井戸底に降ろしました。180cm定尺パイプを挿げて、ハンドル高さは104cmです。先ほどから10cmほどしか進捗していません。ぐぬぬ。
SD2を井戸底に押し込みます。先ほど土砂を浚って通過した位置ですが、土層が結構締まっています。ハンドルが高さ80cm位置で石と衝突しましたが突破しました。そしてハンドル高さ70cmで、SD2が突っ掛かっりました。ハンドルが回りません。先ほど土砂を浚った後で、大き目の石が崩れ落ちたようです。
大き目の石があるなら、吊下回転作戦です。
SD2で残りの土砂を浚います、本日3回目 |
SD2が着底しました、 180cm定尺パイプを挿げて、 ハンドル高さは104cmです |
SD2がハンドル高さ70cmまで下がりましたが、 石に突っかかりました、 吊引回転作戦を試みます |
SD2を噛まない位置までダブルタイフーンで引上げて固定します。このままSD2を回転させながら徐々にロープを緩めていきます。これで突っ掛かる石を取り込めるはず。
しかし、井戸底で邪魔しているのは石だけではないようです。ハンドルを回転させると粘る感触があります。これはなんだっけ?
井戸底の状況がわかりません。ロープを緩めてSD2は下っていきます。先ほど突っ掛かった高さ70cm位置は通過しました。でもハンドルが粘って超重いです。石が刃先に引っ掛かって、砂層の中を引き回しているようです。でもSD2の刃先に石が引っ掛かるような構造はありません。
SD2がハンドル高さ68cmまで下った所で、ハンドルの重さにギブです。先ほどSD2が到達した地点より15cm上ですが、致し方ない。SD2を引上げます。
しかし、SD2を引上げると噛んでしまいました。やばい、マルチアングルは現場から引上げています。(汗)
幸い症状は軽いようです。ダブルタイフーンで引上げて、ハンドルを回して緩めると、SD2が上がり始めました。
SD2がハンドル高さ68cmまで下がりました、 これ以上下がりません |
SD2を引き上げました。
SD2の中身の土砂は1cm下です、ほぼ満杯です。
SD2を引き上げました、 SD2の中身の土砂は1cm下です、ほぼ満杯 |
SD2から土砂を排出しました |
SD2で浚い揚げた土砂を笊で篩い分けました。今回も砂利が大量です。
SD2で浚い揚げた土砂です、今回も砂利が多目です |
土砂浚いに躓きました。もう一度、SD2を投入すれば突破できるかもしれません。でも、土砂浚いには飽きました。残り15cmなら、もういいや。
径50mmオーガで新たに下穴を穿ち、掘り下げを再開しましょう。
径50mmオーガを井戸底に降ろしました。19本目の180cm定尺パイプに90cm短尺パイプを挿げて、ハンドル高さは114cmです。前回45cm短尺パイプを挿げて、ハンドル高さ30cmまで掘り下げていますので、掘りクズの厚さは39cmです。予想した厚さ15cmの倍ですが、これ位ならいけます!!
径50mmオーガを井戸底に捩じ込みます。約40cm分は掘りクズですが、砂利が当たる感触がハンドルに伝わります。ハンドルを回転させる度にガラガラ、ゴロゴロといった手応えがします。
ハンドル高さ75cm位置から新たな下穴の掘削に入ります。2/21に最深部まで掘り下げたときは、5cm毎に砂利層と砂層が交互に現れていました。
径50mmオーガがハンドル高さ70cmまで下りました。ここで砂利層です。
ハンドルに砂利が当たる感触がしますが、突っ掛かるほどではありません。たぶん2cm以下の小さな砂利が含まれる、砂利混じり粗砂層でしょう。ハンドルは突っ掛かりませんが、砂利を引き剥がす抵抗が大きくハンドルが重いです。下穴空けの際は、5cm下ったら休憩のペースでいつもは作業しています。でも今日は1cm下げるのにも時間が掛かり、息が上がってしまいます。ハンドルが重い…。ゼーゼー。
径50mmオーガがハンドル高さ50cmまで下りました。砂層です。砂利層を突破しました。
土層の締まりは緩いです。高さ10cm分を掘り下げて、ハンドル高さ40cmまで下りました。今日はここまでにしておきます。時間は17時半近く、ポツポツ雨が降り出し、薄暗くなってきました。
土砂浚いに飽きました、 径50mmオーガで新たに下穴を穿ちます |
径50mmオーガが着底しました、 90cm短尺パイプを挿げてハンドル高さは114cmです |
径50mmオーガがハンドル高さ40cmまで下がりました、 ギックリ腰危険ゾーンです |
径50mmオーガを引き上げますが、ガッチリ噛んでしまいました。まただよ!!!(怒)
ダブルタイフーンで引上げて、オーガが噛んだらハンドルを回して緩めます。1回に2~3cmずつしか上がりません。径50mmオーガを井戸底に降ろしたときはハンドル高さ114cmでしたが、ここを過ぎてもまだオーガが噛んでしまいます。砂利がバリバリありましたので、オーガに絡み付いているのでしょう。
径50mmオーガをハンドル高さ210cmまで引上げて、やっと引き抜くことができました。ここまで30分近く掛かりました。また井戸底から抜けなくなるかと恐れていましたが、良かったです。
径50mmオーガを引き上げますが、噛んでしまいました |
径50mmオーガをハンドル高さ210cmまで引き上げて、 やっと引き抜けました |
目標の深度36mまで、残り60cmです。
感想と構想
一昨日、大人買いしたW5/16のボルトで、ねじなし電線管の連結部を全て交換しました。80本近い数量を交換しましたが、下部の長期間利用していたボルトは結構痩せていました。ナットときつく噛んでいたボルトは、外す際に捻じ切れました。寿命だったようです。
上部のボルトはまだまだ使えそうでしたが、交換時に一々判断すると時間が掛かるので、取り敢えず全交換です。後から再利用可否を判断することにします。ボルトは袋買いすれば安いので再利用など考えなくても良いのですが、昭和生まれなのでMOTTAINAI。
交換したボルトは笊一杯になりました。(交換したボルトの撮影を忘れました、撮影したはずなのに…)
今回、ボルトが緩むのを防止するため、平ワッシャーからスプリングワッシャーに交換しました。
交換後、SD2を投入して引上げるために、ボルトの締め付け&取り外しすると、スプリングワッシャーでねじなし電線管の表面が削れてしまうことが判りました。摩擦を掛けることで、ボルトの緩み止めになっているのですが、ねじなし電線管が毎回削れては強度が心配です。
と言う事で、接続部のボルトだけは平ワッシャーに戻しました。
持ち手パイプのボルトを交換しましたが、 スプリングワッシャーがねじなし電線管を 削っていまうため、 元の平ワッシャーに戻しました |
アルバム
2016年3月21日 |
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