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投稿日 2015年4月29日水曜日

祝、15メートル突破!! 粘土層でも掘り抜けました

本日の記録


作業時間 11:30〜19:00
掘削記録 80cm(深度1,500cm) 、最後の30cmは下穴のみです
開始水位 525cm(水深895cm)


道具と材料


・オーガ本体+延長パイプ×8=1,532cm
・突き棒2号+塩ビHIVP25×200×8=1,760cm
・竹槍型アースクラッシャー


>掘削の状況


いやー、昨日はプロジェクトの打ち上げで呑み過ぎた。二日酔いで調子悪いです。

径75mmオーガで前回の下穴を拡張します。やはり、井戸底に突っ掛かります。堀クズに砂利が溜まって、オーガの回転を邪魔しているのでしょうか?

前回の下穴20cmを径75mmオーガで拡張します
井戸底に突っ掛かるので、梃子で引き剥がします

堀クズを浚ってみましょう。
チョッピリ砂利も揚がってきました。しかし、この堀クズが邪魔をしている訳ではないようです。量が少な過ぎます。

井戸底を浚います、粘土が解けた泥水です
また砂利が揚がってきました

井戸底が漏斗型に掘り下げられ、オーガの回転の抵抗になっているのかもしれません。単管の突き棒を斜めに打ち込んで、井戸壁を拡げてみました。でも、気持ちだけですね。14m下の10cmもない井戸穴を斜めに突くのは無理ですわ。
突き棒で深さを稼ぎましょう。深くなれば、それに連れて井戸壁が崩れて穴も拡張するはずです。パイプの30cm位置に赤テープをマークして、打ち込みます。

突き棒で下穴の壁を削って、拡張してみます
突き棒の30cm位置に赤テープでマーカーを付けます

30cm分の下穴が開きました。次は径75mmオーガで下穴を拡張します。
オーガを降ろしましたが、やはり井戸底に突っ掛かります。効率が悪いです。ぐぬぬ。

閃きました。オーガが井戸底に突っ掛かるということは、ブレードが土層に食い込んでいるという事です。オーガを引き上げて、食い込んでいる井戸底の土層を引き剥がせば良いはず。梃子を使うと付け外しに手間が掛かるため、やってられません。人力で持ち上げれば効率アップです。

ハンドルを右回しして、突っ掛かったらハンドルを持ち上げる。これを繰り返したらオーガが下がり始めました。井戸底への食い込みが強過ぎると、人力では上げられません。でも、ハンドルをちょい戻せばOKです。
やがてオーガが空回りし始めました。拡張完了です。

75mmオーガで再度井戸穴を拡張します
オーガが空回りし始めました

今日は下穴開けにアースクラッシャーを使ってみましょう。ヘッドを本土決戦機の竹槍型に換装します。
アースクラッシャーを井戸底に降ろしてセットアップします。引上げロープの末端をヤグラの単管に結んで呑み込まれないようにします。ところが、引上げロープがズルズルと上がってきます。井戸底でナスカンが何故か外れたようです。不味い!!

滑車は使えません。アースクラッシャーを人力で持ち上げて、引上げロープを再セットしないと。
井戸底から地上にパイプが出ているときは良いのですが、引き上げ途中でパイプを外しているときは冷や汗ものです。万が一、手が滑ったり、保持ロープが切れたら、アースクラッシャーは井戸底にまっしぐらです。15kgの鉄と鉛の塊を救う術はありません。

何とかアースクラッシャーを引き上げました。ナスカンはダメ、ロック付きのカラビナに変更です。

アースクラッシャーを竹槍に換装しました
ピンチ、引き上げロープのナスカンが外れました
ロック付きのカラビナに変更します

さー、気を取り直して下穴開けです。
動滑車を使って、竹槍型アースクラッシャーを打ち込みます。先ずは30cmが目標、パイプに赤テープでマークしておきます。

でも、効率悪いです。最初の5cm程度は直ぐに沈みましたが、これ以上は中々下がりません。チゼルよりヘッドが軽いのが原因でしょうか?
 これだと突き棒2号の方がマシです。ぐぬぬ。

動滑車を外して、手打ちに変更します。
原因が判りました。刃先は単管を竹槍型に斜めにカットしてあります。このカットした長さ分が土層に刺さると抵抗が大きくなり、これ以上は進行できなくなるようです。対処は?
パイプを回転させて、刃先が常に井戸底を砕くようにすればよろし。アースクラッシャーを10回打ち込んだら、45度回転。更に10回打ち込んだら45度回転。…。
40回打ち込んだら360度=1回転です。計測すると10回打ち込むと1cm下ります。

動滑車を使って打ち込みますが、効率が悪いです
手打ちで30cm打ち込みました

約300回打ち込んで、30cmの下穴を開けました。
本日はここでタイムアップ。


感想と構想


竹槍型アースクラッシャーの下穴開けと、今日編み出した径75mmオーガの引上げ掘削方法を組み合わせれば、粘土層でも掘り抜くことができそうです。でも、引上げ掘削方法は腰に堪えます。明日はもう一つのアイデアを試してみましょう。パンサークローです。

息子が応援に来てくれました。実は引上げ掘削方法で頑張ったのは彼です。自分のガラスの腰では無理です。

息子が応援に来てくれました


アルバム


2015年4月29日


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